【インプレあり】PEラインの選び方&おすすめ品を元釣具屋が解説!

2020/05/14 更新

今や多くの釣りで主流となっているPEライン。しかし、PEライン選びで迷っている方も多いのではないでしょうか。今回はPEラインの特性を踏まえた上で選び方を解説し、おすすめのラインをインプレ(レビュー)とともに紹介します。


アイキャッチ画像撮影:TSURI HACK編集部

PEラインとは

PEラインの画像
PEラインとは釣り糸の一種で、ポリエチレン製の細い原糸を複数束ねて作られた糸です。

ナイロンやフロロカーボン製ラインに対して直線強度に優れるなどのメリットがあり、近年はルアーフィッシングや船釣りなどで主流となっています。

しかし、長所が多いPEラインにも弱点や使用上の注意点があるのです。

そこで本記事では、PEラインの特徴や選び方を元釣具屋の筆者が詳しく解説し、おすすめのPEラインを紹介します。

PEラインの特徴

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PEラインは他の釣り糸にない長所や短所がたくさんあります。

ナイロンライン・フロロカーボンラインと比較した場合のPEラインの特性を把握しておきましょう。

直線強度が高い

細い糸が編み込まれて作られる撚り糸のため、直線強度に優れます。同号数(同じ太さ)で比べると、強度はナイロン・フロロの3倍程度。

実釣時においては、強度が高いので細い糸を使うことができ、キャスティング時の摩擦抵抗が軽減されて飛距離が伸びるなどのメリットがあります。

伸びが少ない

PEラインは引っ張った際の伸び率が低く、伸度は3〜5%程度。ナイロンは20〜30%程度、フロロは15〜25%程度なので、いかにPEラインが伸びないかがよく分かります。

伸びが少ないと振動や力の伝達が良いため、アタリが判りやすく、ルアーへのアクションやフッキング能力に優れます。

しかし、これは衝撃吸収能力が弱いとも言い換えられ、衝撃が加わった際に切れやすいという弱点があります。

比重が軽い

真水の比重を1(海水は1.03〜1.04)とすると、PEラインは0.97程度。ナイロンが1.14程度、フロロが1.78程度なので、もっとも軽い糸だということです。

そのため、風が強いとラインがふけて穂先に絡まったり、潮流が速いと流されて仕掛けのコントロールが難しくなったりと、扱いがやや難しい点もあります。また、ラインが水に浮くので軽い仕掛けを落とし込むのも苦手です。

これらの弱点を克服するために、近年は「高比重PEライン」という特殊なPEラインも発売されています。

摩耗に弱い

細い糸が編み込まれている構造のため、スレ(摩擦)に対して極端に弱く、岩やコンクリートなどにあたると傷つきやすい(切れやすい)特徴があります。

傷に気づかず釣りをしてしまうと、キャスティングやフッキング時などに強い衝撃が加わった際、ラインブレイクが発生してしまうので注意が必要。

近年は耐摩耗性能を向上させたPEラインも発売されていますが、ナイロン・フロロに比べると“かなり弱い”というのが実情です。

結束強度が低い

PEラインは素材の特性上、表面が滑りやすいので結び目が弱く、力が加わった際にすっぽ抜けが起こります。

PEラインにはショックリーダーが必須

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PEラインの弱点をカバーするために、必ずショックリーダーを組み合わせて使用します。(ただし例外もあります)

ショックリーダーとはPEラインの先端に接続する糸のことで、フロロもしくはナイロンラインを1〜2mほど結束するのが一般的。太さはPEラインの3〜4倍程度が目安です。

ショックリーダーは耐摩耗性・結束強度・伸度が高いため、PEのデメリットをカバーできます。

PEラインとショックリーダーの結束は、強度が高いFGノットやPRノットなどの摩擦系ノットがおすすめです。しかし、摩擦系ノットは慣れが必要なので、電車結びなどの簡単な結び方から始めてみると良いでしょう。




PEラインの選び方1. 太さ(号数/強度)

PEラインの画像
他の釣り糸と同じく、対象魚種・釣り方に合わせた号数を選びましょう。太すぎても細すぎてもトラブルの元です。

太くすると強度が上がり、細くすると飛距離が伸びる、風の影響が少なくなる、底取りをしやすくなる、といったメリットがあります。

下記の表は、代表的な釣りとPEラインの太さの目安を記しています。
PEの号数適した釣り方
〜0.4号アジング、メバリング、トラウト、ワカサギなど
0.6〜0.8号エギング、シーバス、ちょい投げ、タイラバなど
1〜1.5号シーバス、ライトショアジギング、投げ釣りなど
2〜3号ショアジギング、船釣り、ジギングなど
4号〜各種大物釣り

PEラインの選び方2. 撚り糸の数

PEラインの画像
PEラインの断面図イメージ
PEラインは撚り糸だと説明しましたが、原糸の本数(編み数)によって特性が変わります。

多く販売されている4本撚りタイプと8本撚りタイプに分けて、それぞれの特徴を解説します。

4本撚り

4本撚りのPEラインは、8本撚りと比べてリーズナブルなのが特徴です。

しかし、それ以外にもメリットがあり、1本1本の原糸が太いために耐摩耗性がやや強く、耐久性が優れています。そして、ラインにハリとコシがあるので絡みにくく、ライントラブルが少なくなるのです。

デメリットはライン表面の凹凸が大きいことで、ガイドとの摩擦抵抗が大きくなって飛距離が劣ります。

0.8号以下の細い号数を使う方や、ライントラブルを無くしたい方、ビギナーの方におすすめです。

8本撚り

原糸の数が増えるので直線強度が高くなり、表面の凹凸が減って滑りが良くなるので飛距離が伸びることが長所です。

その反面、原糸が細くなって摩擦に弱くなることと、糸が柔らかいので絡みやすくなることが弱点として挙げられます。

価格は高くなりますが強度と飛距離が上がる恩恵は大きく、ある程度PEラインの扱いに慣れている方や太号数を使う方におすすめです。

PEラインの選び方3. 長さ

PEラインの画像
PEラインは劣化が少なくて長期間使えるため、長めに巻いておくのが経済的です。岸からのルアーフィッシングの場合、100mや150mではなく、200m巻きを選ぶのがおすすめ。

短く巻いてしまうと、トラブルなどでラインを切った場合、残りのラインがすぐに少なくなって巻き替えのサイクルが早まります。

また、PEラインは上下を反転させて再利用することもできるので、ラインの残量が減りにくいことは非常に大きなメリットです。

特に慣れないうちはトラブルが多いと思いますので、ビギナーの方は長めに巻いておく方が安心でしょう。

PEラインの選び方4. カラー

PEラインの画像
PEラインのカラーは、単色のタイプと数m毎に色分けがされたカラーマーキングタイプの2種類が存在しますが、おすすめはマーキングタイプです。

マーキングがあると、カラーで飛距離や水深、ラインの残量などを把握できます。単色ラインは価格が僅かに低い程度のメリットしかありません。

特に船釣りは水深の把握が非常に重要なので、10m毎に塗り替えられているマーキングラインを必ず選んでください。

PEラインのカラーが釣果に影響することはほぼないので、いずれのタイプも自分が見やすい色を選ぶことが大切です。

PEラインの選び方5. 原糸

PEラインの画像
クオリティーを判断するのに生産国に注目する方も多いですが、注目すべきは原糸です。

原糸に「イザナス」か「ダイニーマ」が用いられているものが安心です。原糸の種類はパッケージに記載されていることが多いので確認してみてください。

海外製の原糸を国内で編んでも「日本製」と表記されるので、この3文字にあまり注目する必要はありません。


本気でおすすめのPEライン

PEラインの画像
ここからは、TSURI HACKアンバサダー&編集部が使用している“本気のおすすめPEライン”を紹介します。

愛用者のインプレを記載しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

スーパーエックスワイヤー8 (デュエル)

ITEM
デュエル スーパーエックスワイヤー8

▼ 主な釣り物

エギング・シーバス・ショアジギングなどの岸からのルアー釣り全般(ライトゲームを除く)、船からのルアー・エサ釣り全般

▼ インプレ

0.6号から5号までの規格があり、ショアでもオフショアでも使用しているラインです。

8本撚りのPEの中ではリーズナブルな部類ですが、原糸が高密度で編み込まれているため、表面はツルッとしていてガイドとの抵抗が少ないのが特徴。

ロッド操作時やライン巻き取り時の糸鳴りが少なく、ガイド抜けが良くて軽いルアーも遠くに飛ばせます。

また、8本撚りならではのしなやかさのおかげで、結束時の締め込みがしやすいこともGOODです。
by アンバサダー tsuki

ソルティメイト PEジガーULT 4本組(サンライン)

ITEM
サンライン ソルティメイト PEジガー ULT 4本組

▼ 主な釣り物

エギング・シーバス・ショアジギングなどの岸からのルアー釣り全般(ライトゲームを除く)、船からのルアー・エサ釣り全般

▼ インプレ

ジギング用として発売されているラインですが、ショア・オフショアを問わずメインとして使用しています。

一番気に入っている点は、硬くてハリがあるところ。PEラインの中ではかなりハリが強いラインなので、風が吹いても流されにくく、ラインメンディング(糸の軌道修正)をとても行いやすいことが特徴です。

また、高切れや糸絡みなどのトラブルも非常に少ないので、扱いやすさと操作性を重視する方にはイチオシですよ!
by 編集部しみけん

Xブレイド スーパージグマン X8(よつあみ)

ITEM
よつあみ Xブレイド スーパージグマン X8 200m

▼ 主な釣り物

ショアジギング・フラットフィッシュ・ヒラスズキ・などの外洋系全般

▼ インプレ

程よいハリがありつつ、なめらかでガイド抜けが非常に良いPEラインです。ショアからの大物狙いが好きな自分にとって、飛距離は譲れないポイント。

もちろん強度も抜群で、大型の青物やシイラ、ヒラスズキを掛けてもラインブレイクの不安はゼロ!

また、色分けパターンがわかりやすく、飛距離を測りやすいのも気に入っています。ショアジギングをはじめ、飛距離と強度が重要な釣りにオススメですよ!
by 編集部イシカワ

UVF エメラルダス デュラセンサー×4 LD +Si2(ダイワ)

ITEM
ダイワ UVF エメラルダス デュラセンサー×4 LD+Si2

▼ 主な釣り物

メバリングなどのライトゲーム、港湾のシーバスゲームなど

▼ インプレ

エギング用として発売されているラインですが、ライトソルトゲームを中心に使用しています。

最大の長所はコスパです。200m巻きの5色マーキングラインですが、実売価格はなんと1,300円ほど!

ラインの表面は、4本撚りPEラインであることを思わせないほど滑らか。私が使用してきた4本撚りPEラインの中でも、特に糸鳴りが少ないと思います。

夜釣りで使ってもトラブルが非常に少ないので、PEラインにまだ慣れていないビギナーの方にもおすすめです。
by 編集部そがちゃん

アバニ ジギング10×10マックスパワーPE×8(バリバス)

ITEM
バリバス アバニ ジギング10×10 マックスパワーPE×8

▼ 主な釣り物

オフショア全般

▼ 主な釣り物

ジギング用のPEラインですが号数は0.6~6号と幅広く、エギングなどの陸っぱりの釣りでも問題なく使用しています。

数あるPEラインの中でも表面の質感はかなり滑らかで、使用感は抜群! トラブルも皆無と言って良いほど少ないのでストレスを感じさせず、強度も安定しています。

また、長期間使用しても高パフォーマンスを発揮し続ける耐久性も魅力。高額ではありますが、クオリティーにこだわる方にはおすすめのPEラインです。
by アンバサダー 岩室拓弥

PEラインを使いこなして釣果アップ!

PEラインの画像
PEラインは弱点も多い糸ですが、これだけ直線強度が高いラインは他になく、細くて強いということは多くの釣りで絶大なアドバンテージとなります。

それゆえに近年は多くの釣りにPEラインが用いられており、PEラインを使いこなせるか否かで釣果が大きく変わります。

ぜひ、本記事を参考にして自分に合ったPEラインを選んでくださいね。
撮影:TSURI HACK編集部

筆者の紹介

tsuki

関西出身の元釣具屋。釣具店時代の知識を活かして皆様の役に立つ情報を発信していきます♪

釣りはいろんなジャンルをしていますが、その中でも好きな釣りはタナゴ釣り。

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tsuki
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