誰もがつまずくリーダー結束

ルアーフィッシングを始めるときに、誰もがつまずくポイントが“リーダーの結束”ではないでしょうか?
ぼく自身、PEラインを使い始めたころはノットが上手く組めなかったり、釣り場ですっぽ抜けたりと、かなり苦労してきた1人です。
ノットってほんと難しいですよね……。
簡単で素早く結べるノットがある

そんなノットにつまずいている方に朗報!
実は簡単に素早く結べるノットがあるんです!
その名は「10秒ノット」

その名の通り、慣れれば10秒で結べるノットが「10秒ノット」。
まずは10秒ノットにどんな特徴があるのかご紹介いたします。
結束が速い

名前の通り、とにかく結束に掛かる時間が短くて済むのが10秒ノット。
FGノットやノーネームノットと比べて、圧倒的な速さで結べます。
手順が簡単

FGノットの編み込みのような工程はなく、手順が少ないことも特徴のひとつ。
覚えやすく、現場でも結びやすいノットです。
十分な強度がでる

素早く簡単に結べるノットですが、強度は十分に出ます。
FGノットやPRノットと比べると少し劣りますが、釣りをする上では全く問題ないレベルです。
ライトゲーム向き

10秒ノットは太い糸よりも細い糸のほうが結びやすいノットです。
また、ノットの強度的に負荷のかかるパワーゲーム向きではありません。
ライトゲームからエギング・シーバスなどのミドルクラスまでの釣りに向いているノットです。
不意の時合を逃さない

目の前でボイルが起きていて、「今すぐ結びたい!」ってときに重宝するのが10秒ノット。
素早く結べるので、不意の時合を逃しません。
ナイロン×フロロでもOK

10秒ノットはPEライン×リーダーだけに限定したノットではありません。
ナイロン×フロロやフロロ同士の結束にも使えるので、仕掛け作りなどに重宝しますよ!
10秒ノットの結束方法

では、10秒ノットの結束方法をご紹介します。
見やすいように太いヒモを使って解説していきますね!
白いヒモがリーダー、赤いヒモがPEラインです。
リーダーを折り返す

まずはリーダーを15~20センチほど折り返します。
折り返す長さはもっと短くても構いませんが、まずは結びやすくするために長めがおすすめです。
PEを添わせる

リーダーを折り返した部分にPEラインを添わせます。
PEラインの端糸は20センチくらいの長さになるように調節してください。
PEを巻き付ける

リーダーの折り返した部分に、添わせたPEラインを巻き付けていきます。
巻き付ける回数は10回です。
輪っかにPEを通す

リーダーを折り返した部分が輪になっています。
その輪の中にPEラインの端糸を通してください。
引き締める

PEラインの本線と端糸、リーダーの本線と端糸をそれぞれしっかりと持って、ゆっくりと締め込んでいきます。
この時、巻きつけた部分はしっかりと湿らせてください。
湿らさないと摩擦でラインが傷んだり、締め込みで切れたりしてしまいます。

PEラインの巻き付けた部分の色が濃くなったら締め込めた証拠です。
ハーフヒッチで補強

しっかりと締め込むことができたら、抜け防止のために、PEの端糸をPEの本線に対してハーフヒッチで補強します。
ハーフヒッチの回数は4回ほどいれれば十分です。

余分な糸をカットすれば結束完了です!
10秒ノット完成!

どうでした? 簡単でしょ?
慣れれば10秒で組めるようになりますよ!
練習が大事

どんなノットにも共通して言えるのが、「練習が大切」だということ。
いきなり現場で結ぼうと思っても難しいので、釣りに行く前に自宅で練習してみてください。
練習することで、現場でも高い完成度のノットを組むことができますよ!
簡単に結べる便利ノットだ!

10秒ノットは本当に簡単速攻で組めるノットです。
初心者からベテランの方まで使いどころは多いノットなので、この機会にぜひマスターしてくださいね!
動画で解説
解説動画がありますので、記事の解説と併せて見ていただくことで、より分かりやすいと思います。





