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噂の激安PEラインは本当に使えるのか?強度テストと実釣で試してみた

釣りに必ず必要な“ライン”は釣果に関係する大事なアイテムですよね。今回はネットショップに売ってある巷で噂の激安PEラインである、「放浪カモメライン」を購入。強度テストと実釣を通し、その実用性を検証してみました。

目次

アイキャッチ画像提供:釣り好き!まっちゃん

ネットで話題の激安PE

PEラインを検索すると必ずと言っていいほど見かけるパッケージ。

みなさんは、「放浪カモメPEライン」という名の激安釣り糸をご存知でしょうか?

どうやら累計販売数30,000個を突破したそう。

常に売れ筋商品にランクインしており、サイズによっては売り切れが続いている状態なのだとか。

でも本当に大丈夫?

財布に優しい安価な点はアングラーにとって非常に嬉しいですが、釣果に直結する重要アイテムだけあって『本当に大丈夫?』と強度やライントラブルを懸念してしまいますよね。

これは快適に使えるか検証する余地がありますな……!

チェックポイント

検証するため、さっそくネットショッピングで商品をポチりました。

品定めしていたところ思わぬ注意点がありましたので、ここは要チェックですよ。

※規格の違いに要注意

出典:楽天市場

海外で製造されているので日本製と号数表記が異なり、ラインの太さが変わります。

販売サイトに号数対応表があるかと思いますので、必ず確認してから自分が欲しいラインを購入するようにしましょう。

ダイニーマ100%

ライン原料が違うから安いんじゃないの? と思っていましたが調べたところ、国産PEラインでも使われる“ダイニーマ”と呼ばれる原材料が使用されていました。

しかも国産原料で、数種類あるグレードの中で高ランクなのだとか。

更には強度低下や劣化を防止する最新のマルチコートが採用と、使用素材や作り込みは妥協なしですね。

返品保証付き

出典:楽天市場

初めて購入した方を対象に、到着後90日間の返品保証が付いています。

初期不良はもちろんのこと、使用感に満足出来なかった場合でも返品OKとかなり手厚い対応ですよね。

ぶっちゃけどうなの?

今回はエギングやライトショアジギングで使用することの多い0.8号(海外表記は0.4号)で検証。

ぶっちゃけ使えるのかどうか、真相にメスを入れていきたいと思います。

直線強度テスト

最高ランクの素材を使っているのは分かったけど、実際の強度が無ければ意味がありませんよね。

ドラグチェッカーを使用して強度を計測してみました。

回数断線負荷(㎏)
1回目4.2㎏
2回目4.5㎏
3回目4.2㎏
4回目4.5㎏
5回目4.7㎏
平均スコア4.4㎏

PE0.8号における一般的な強度はMAX約7キロ程度に対し、平均4.4キロとアベレージには程遠い結果。

見た目では分かりませんが、強度に関しては国産品に比べやや劣る弱点かも知れません。

しかし実際はドラグ調整なども入ってくるため、4㎏以上の強度が出せれば十分使える範囲と言えるでしょう。

キャスティング

オフショアでのジギングや鯛ラバなど落とす釣りには関係しません。しかし、ショアでの飛距離は釣果の要となる部分。

恐らく150回以上キャストした中で“飛距離がアップした”ということはありませんでした。

逆にカモメラインのせいで飛距離が落ちた……なんてこともなく、国産PEラインと遜色ないガイド抜けです。

耐久性

計20時間の実釣と耐久性を検証するには時間が足りませんが、実際使用する中で毛羽立ちや色落ちは見受けられず、またライントラブルも一切ありませんでした。

アオリイカとのファイトも問題なく、この値段でこの性能は素晴らしいですよ!

コスパ良すぎか!

今回購入した「放浪カモメPEライン0.4号」は150メートル巻きで税込1,380円。

国産PEラインと比べ、約1/2の激安実売価格。

また大容量1,000メートルの取り扱いもあり、1メートルあたり4.3円と更に安く入手することが出来ます。(国産PEラインは1mあたり約20円前後)

個人的には十分使えるレベル

結果、主観的意見となりますが“可もなく不可もない性能”といった印象であり、快適に釣りをする分には全く問題ないと感じました。

とはいえ、「安いPEだから魚をバラした」や「国産製品じゃないと安心できない」と感じられる方にはオススメ出来ません。

今回のレポート作成後お小遣い〇円の私は、月に数回いく鯛ラバの主戦力ラインとして1,000メートルを早速ポチっちゃいました。(笑)

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