PEラインって何年使えるの?
絶ッッッ対ブチブチ切れるっしょ!! 今すぐ巻き換えろ!!
タイトルを見てこう思われた皆々様、どうぞ最後までお付き合いください(笑)
こんにちは、意識低い系アングラーの編集部しみけんです。
釣具店に勤務していた頃、「PEラインってどれぐらいの期間使えるの?」とよく聞かれました。
一般論だと「使い方にもよるんですが〜」とか「毛羽立ちが〜」という回答になるのですが……
今回は、私の経験だけで、100%主観で、このテーマについてお話ししたいと思います。
私は5年使ってます(笑)
こちらの05イグジスト2004に収まっているPE0.3号、じつは約5年間使い続けています。
釣行回数はさすがに覚えていませんが、プライベート・取材を問わず、現在でもバリバリの現役です。
ちなみに、銘柄はサンラインの「スモールゲームPE」。(現行のものではなく、ひとつ古いやつ)
こちらが2016年の購入当初の写真です。発色がまるで違いますね(笑)
初めはヴァンキッシュに巻いていましたが、たびたびの人事異動によっていろんなリールに巻き替えたり、反転させたりして今に至ります。
5年使ってわかったこと
ここからは「5年使ったPEラインってどうやねん?」というのをお伝えします。
魚には切られない
上の写真は、5年弱ぐらいのタイミングで釣ったアジ達です。
このPEを巻いてから、魚とのやりとり中にPEが切れたことは、おそらくゼロだと記憶しています。(そもそもこの糸に限らず、魚の引きでPEが切れたことは無いような……)
そのため、「劣化は確実に進んでいるはずだが、対象魚を釣るに当たっては差し支えがない」というのが5年目の印象です。
3年半ぐらいのタイミングでは外道のシーバスも難なくキャッチ。
こちらは4年目にぐらいに釣った良型メバル。
これは4年半ぐらいの時ですが、25cm程度のアジを抜いてもまったく問題なし!
ちなみに、このPEで釣った最大魚は75cmぐらいのシーバスです。(たしか使用半年ほど)
根掛かりすると劣化を実感
魚を釣る分には十分だと言いましたが、劣化を感じないわけではありません。
一番劣化を感じるというか、唯一劣化を感じるのは、根掛かりした時です。
同じ強度のリーダーを結束していても、「昔よりPE側で切れることが多くなったな〜」と感じます。
リーダーを再結束するのは面倒で手返しも悪くなるため、PEを長く使う最大のデメリットだと個人的に思います。
ライントラブルは特別増えない
劣化は確実に進み、糸ヨレも激しくなっていますが、バックラッシュやキャスト切れはほぼありません。
自分で言うのは少し恥ずかしいですが、サミングや糸フケのコントロール等の基本動作は無意識にできているため、ある程度技術でトラブルを回避している側面はあると思います。
そのため、初心者の方がこの古いPEを使ったらトラブルが多くなるかもしれませんが、それは検証していないのでなんとも言えませんね。
ひとつ確実に言えるのは、無駄なトラブルを減らせばラインのロスが少なくなるので、結果的にひとつのラインを長く使えるってことです!
糸といえども愛着が沸く
これはウソではありません(笑)
「初めての尺アジを愛媛で釣ったな〜」とか、「友達にリール貸したら5時間海に沈められたな〜」とか、「いろんな取材成功させてきたな〜」とか、いろんな思い出が蘇ります。
1年ぐらい前に新しいラインを買ってストックしているのですが、愛着が湧いて未だに巻き替えられていません(笑)
個人的に、糸に限らず、ひとつのものを長く使うことは良いことだと思っています。
切れなきゃ使える
5年使ったPEについてお話ししてきましたが、読んでいただいた皆さんに「できるだけ長く使いましょう!」なんてことを伝えるつもりは毛頭ありません。
使い方によって劣化具合は異なるでしょうし、釣り方や対象魚によって許容できる劣化度合も異なるでしょう。
そのため、自分が「弱くなったな」とか「扱いにくくなってきたな」とか感じたタイミングでPEラインを交換すれば良いと思います。
言い換えると、“魚を釣る”という目的を達成している限りは“使える糸”だと言えるでしょう。
▼たぶん5年使えるラインです
サンライン スモールゲームPE HG 0.3号