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PEラインの特徴

【2022年】PEラインのおすすめ10選|号数・撚り糸・交換時期など詳しく解説!

今や多くの釣りで主流となっているPEライン。しかし、PEライン選びで迷っている方も多いのではないでしょうか。今回はPEラインの特性を踏まえた上で選び方を解説し、PEラインの売り上げランキングや、TSURIHACK編集部やライターが愛用しているPEラインのインプレ(レビュー)などをまとめました。

目次

アイキャッチ画像撮影:TSURI HACK編集部

PEラインとは

PEラインの画像

PEラインとは釣り糸の一種で、ポリエチレン製の細い原糸を複数束ねて作られた糸です。

ナイロンやフロロカーボン製ラインに対して直線強度に優れるなどのメリットがあり、近年はルアーフィッシングや船釣りなどで主流となっています。

しかし、長所が多いPEラインにも弱点や使用上の注意点があるのです。

PEラインの特徴

PEラインの画像

PEラインは他の釣り糸にない長所や短所がたくさんあります。

ナイロンライン・フロロカーボンラインと比較した場合のPEラインの特性を把握しておきましょう。

直線強度が高い

細い糸が編み込まれて作られる撚り糸のため、直線強度に優れます。同号数(同じ太さ)で比べると、強度はナイロン・フロロの3倍程度

実釣時においては、強度が高いので細い糸を使うことができ、キャスティング時の摩擦抵抗が軽減されて飛距離が伸びるなどのメリットがあります。

伸びが少ない

PEラインは引っ張った際の伸び率が低く、伸度は3〜5%程度。ナイロンは20〜30%程度、フロロは15〜25%程度なので、いかにPEラインが伸びないかがよく分かります。

伸びが少ないと振動や力の伝達が良いため、アタリが判りやすく、ルアーへのアクションやフッキング能力に優れます

しかし、これは衝撃吸収能力が弱いとも言い換えられ、衝撃が加わった際に切れやすいという弱点も。

比重が軽い

真水の比重を1(海水は1.03〜1.04)とすると、PEラインは0.97程度。ナイロンが1.14程度、フロロが1.78程度なので、もっとも軽い糸だということです。

そのため、風が強いとラインがふけて穂先に絡まったり、潮流が速いと流されて仕掛けのコントロールが難しくなったりと、扱いがやや難しい点もあります。また、ラインが水に浮くので軽い仕掛けを落とし込むのも苦手です。

これらの弱点を克服するために、近年は「高比重PEライン」という特殊なPEラインも発売されています。

摩耗に弱い

細い糸が編み込まれている構造のため、スレ(摩擦)に対して極端に弱く、岩やコンクリートなどにあたると傷つきやすい(切れやすい)特徴があります。

傷に気づかず釣りをしてしまうと、キャスティングやフッキング時などに強い衝撃が加わった際、ラインブレイクが発生してしまうので注意が必要。

近年は耐摩耗性能を向上させたPEラインも発売されていますが、ナイロン・フロロに比べると“かなり弱い”というのが実情です。

結束強度が低い

PEラインは素材の特性上、表面が滑りやすいので結び目が弱く、力が加わった際にすっぽ抜けが起こります。

PEラインにはショックリーダーが必須

PEラインの画像PEラインの弱点をカバーするために、必ずショックリーダーを組み合わせて使用します。(ただし例外もあります)

ショックリーダーとはPEラインの先端に接続する糸のことで、フロロもしくはナイロンラインを1〜2mほど結束するのが一般的。太さはPEラインの3〜4倍程度が目安です。

ショックリーダーは耐摩耗性・結束強度・伸度が高いため、PEのデメリットをカバーできます。

PEラインとショックリーダーの結束は、強度が高いFGノットやPRノットなどの摩擦系ノットがおすすめです。しかし、摩擦系ノットは慣れが必要なので、電車結びなどの簡単な結び方から始めてみると良いでしょう。

PEラインの選び方1. 太さ(号数/強度)

PEラインの画像

他の釣り糸と同じく、対象魚種・釣り方に合わせた号数を選びましょう。太すぎても細すぎてもトラブルの元です。

太くすると強度が上がり、細くすると飛距離が伸びる、風の影響が少なくなる、底取りをしやすくなる、といったメリットがあります。

下記の表は、代表的な釣りとPEラインの太さの目安を記しています。

PEの号数適した釣り方
〜0.4号アジング、メバリング、トラウト、ワカサギなど
0.6〜0.8号エギング、シーバス、ちょい投げ、タイラバなど
1〜1.5号シーバス、ライトショアジギング、投げ釣りなど
2〜3号ショアジギング、船釣り、ジギングなど
4号〜各種大物釣り

PEラインの選び方2. 撚り糸の数

PEラインの画像

PEラインの断面図イメージ

PEラインは撚り糸だと説明しましたが、原糸の本数(編み数)によって特性が変わります

多く販売されている4本撚りタイプと8本撚りタイプに分けて、それぞれの特徴を解説します。

4本撚り

4本撚りのPEラインは、8本撚りと比べてリーズナブルなのが特徴です。

しかし、それ以外にもメリットがあり、1本1本の原糸が太いために耐摩耗性がやや強く、耐久性が優れています。そして、ラインにハリとコシがあるので絡みにくく、ライントラブルが少なくなるのです。

デメリットはライン表面の凹凸が大きいことで、ガイドとの摩擦抵抗が大きくなって飛距離が劣ります

0.8号以下の細い号数を使う方や、ライントラブルを無くしたい方、ビギナーの方におすすめです。

8本撚り

原糸の数が増えるので直線強度が高くなり、表面の凹凸が減って滑りが良くなるので飛距離が伸びることが長所です。

その反面、原糸が細くなって摩擦に弱くなることと、糸が柔らかいので絡みやすくなることが弱点として挙げられます。

価格は高くなりますが強度と飛距離が上がる恩恵は大きく、ある程度PEラインの扱いに慣れている方や太号数を使う方におすすめです。

PEラインの選び方3. 長さ

PEラインの画像

PEラインは劣化が少なくて長期間使えるため、長めに巻いておくのが経済的です。岸からのルアーフィッシングの場合、100mや150mではなく、200m巻きを選ぶのがおすすめ

短く巻いてしまうと、トラブルなどでラインを切った場合、残りのラインがすぐに少なくなって巻き替えのサイクルが早まります。

また、PEラインは上下を反転させて再利用することもできるので、ラインの残量が減りにくいことは非常に大きなメリットです。

特に慣れないうちはトラブルが多いと思いますので、ビギナーの方は長めに巻いておく方が安心でしょう。

PEラインの選び方4. カラー

PEラインの画像

PEラインのカラーは、単色のタイプと数m毎に色分けがされたカラーマーキングタイプの2種類が存在しますが、おすすめはマーキングタイプです。

マーキングがあると、カラーで飛距離や水深、ラインの残量などを把握できます。単色ラインは価格が僅かに低い程度のメリットしかありません。

特に船釣りは水深の把握が非常に重要なので、10m毎に塗り替えられているマーキングラインを必ず選んでください。

PEラインのカラーが釣果に影響することはほぼないので、いずれのタイプも自分が見やすい色を選ぶことが大切です。

PEラインの選び方5. 原糸

PEラインの画像

クオリティーを判断するのに生産国に注目する方も多いですが、注目すべきは原糸です。

原糸に「イザナス」か「ダイニーマ」が用いられているものが安心です。原糸の種類はパッケージに記載されていることが多いので確認してみてください。

海外製の原糸を国内で編んでも「日本製」と表記されるので、この3文字にあまり注目する必要はありません。

PEラインの交換時期はいつ?


実際の所、ライン交換のタイミングは人それぞれ。使う商品によって、号数によって、釣行頻度や使い方、メンテナンスの有無によっても違いますので、「〇ケ月に1回交換するべき」と断言することはできません。

ただ目安として、ライトショアジギング等をやる人は、1年に1回としている人が多い印象です。

以下の記事では、PEラインの長持ちのコツや、同じPEラインを5年使ったことのある編集部のレポートまとめています。


PEラインの売り上げランキングTOP10

Amazon の「PEライン」売れ筋ランキングを参考に、その商品の特徴や人気たる所以を徹底解説!初めてのPEライン選びの参考にしてくださいね! ※2022年5月25日に集計

10位:Rapala ラピノヴァX マルチゲーム150m

Rapala PEライン ラピノヴァX マルチゲーム 150m 4本編み

低価格でありながら高い強度を持っていると評判のPEラインがラピノヴァX。

これからルアーフィッシングを初めてみたい方でも手が出しやすいだけでなく、釣行回数が多く頻繁にラインを巻き替えるヘビーユーザーでも使いやすいラインです。

初心者から上級者までユーザーが多く、コスパが高いことが高順位の理由のようです。

9位:ダイワ UVFソルティガデュラセンサーX8+Si2

ダイワ UVFソルティガデュラセンサーX8+Si2 0.6-10号 200/300/400m マルチカラー

前作より耐摩耗性が300%もアップしたダイワのPEライン。

価格は抑えめでありながら高い実釣性能と耐摩耗性を備えていることが人気の理由のようです。

ラインナップが0.6〜10号とかなり幅広く、SLJからマグロなどのビッグゲームにも対応しているため、多くのユーザーから支持されています。

8位:シマノ ピットブル4 200m

低価格PEラインの代表と言っても過言ではないのがシマノのピットブル4。

超大手のシマノクオリティでありながら、超低価格で使いやすいのが魅力です。

初心者はもちろんのこと、頻繁にラインを巻き替えるアングラーにも嬉しいPEラインです。

7位:シマノ ピットブル8 200m

8本組PEラインの中でかなり低価格のPEラインがピットブル8。

4本組と比べて表面が滑らかでしなやかな特徴を持っていて、低価格でありながら基本性能はしっかりとしています。

ギリギリと聞こえる糸鳴りが気になるけど、あまりPEラインにお金をかけたくない方におすすめです。

6位:デュエル アーマード Fアジ・メバル

PEの原糸にFMF加工という独自の処理を施し、モノフィラメントラインのような使用感を実現したPEライン。

適度なハリがあり、比重が若干高いため横風でも一般的なPEラインと比べて扱いやすいという特徴があります。

使いやすい上、低価格であることが人気の理由のようです。

5位:シマノ ピットブル8+ 150m/200m

ピットブルシリーズの中でもっとも高いグレードなのがピットブル8+です。

原糸が密に組まれているため適度なハリとコシがあり、スピニングリールだけでなくベイトリールでも扱いやすいPEライン

直線強度も高く中級者以上に支持されているのが高順位の理由のようです。

4位:ランケル 釣り糸 8本編み 5色マルチカラー 300m/500m/1000m 12lb-100lb

ランケル 8本編み 5色マルチカラー 300m/500m/1000m 12lb-100lb

1000mまでのラインナップがある大容量の海外メーカー8本組みPEライン。

0.8号1000m約5000円という格安ぶりには驚かされます。

0.4〜8.0号、300〜1000mまでの幅広いラインナップも人気が高い理由のようです。

3位:放浪カモメオリジナル PEライン

国産の材料「ダイニーマ」を使用した大容量PEライン。Amazonでは0.8号1000mで3,530円と超激安。

さらに0.4〜10号までの幅に広さに、150〜1000mで選べるランナップが魅力のPEラインです。

安心のダイニーマを使っている点と、幅広いラインナップが人気の理由のようです。

2位:シマノ ピットブル4 150m

シマノの低価格PEラインの150m巻きが第二位にランクイン。

150m巻きはシーバスやエギング、チニングなど様々な釣りに使える長さです。

低価格ながらもしっかりとした基本性能や安心の大手メーカーという点が高い順位に繋がったのではないでしょうか。

1位:KUROSAWA X-CORE X4 X8 エックス・コア

0.4〜22号までの号数設定や150〜1000mまで選べる幅の広いランナップを持ったクロサワPEラインが堂々の第一位。

安心のダイニーマを使用しているだけでなく、レビューに多くあるように日本の号数規格とほぼ同じ太さという点も人気がある理由ではないでしょうか。

ライトゲームから超大物釣り、さらには漁業まで使えるクロサワPEラインが一番人気でした。

TSURI HACK編集部・ライターが愛用しているPEライン

PEラインの画像

ここからは、TSURI HACKアンバサダー&編集部が使用している“本気のおすすめPEライン”を紹介します。

愛用者のインプレを記載しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

バリバス アバニ キャスティングPE マックスパワー X8 ショアマスター

▼ 主な釣り物

ヒラメ・ショアジギング・シーバスなど、根ズレの心配が少ないミドルクラスルアーフィッシング

▼ インプレ

0.6号から2.0号までのランナップがあるショアからのルアーフィッシング用の真っ白なPEラインです。

バリバスの特徴であるフッ素コートがされているため、表面が滑らかで水切れがいいのが特徴。

8本組のため滑らかでしなやかな使用感もいいのですが、もっとも気に入っている点がサーフでの波の切りやすさです。

サーフではラインが波にとられるとルアーがコントロールできなくなってしまいますが、波が切りやすいおかげで波打ち際までしっかりとルアーをコントロールすることができます。

真っ白なPEラインがリールのかっこよさを引き立ててくれる点もお気に入りの理由のひとつです。

 

by TSURI HACKライター 六畳一間の狼 SUU


 

▼ 主な釣り物

エギング・シーバス・ショアジギングなどの岸からのルアー釣り全般(ライトゲームを除く)、船からのルアー・エサ釣り全般

▼ インプレ

0.6号から5号までの規格があり、ショアでもオフショアでも使用しているラインです。

8本撚りのPEの中ではリーズナブルな部類ですが、原糸が高密度で編み込まれているため、表面はツルッとしていてガイドとの抵抗が少ないのが特徴。

ロッド操作時やライン巻き取り時の糸鳴りが少なく、ガイド抜けが良くて軽いルアーも遠くに飛ばせます。

また、8本撚りならではのしなやかさのおかげで、結束時の締め込みがしやすいこともGOODです。

 

by TSURI HACKライター tsuki

サンライン ソルティメイト PEジガー ULT 4本組

▼ 主な釣り物

エギング・シーバス・ショアジギングなどの岸からのルアー釣り全般(ライトゲームを除く)、船からのルアー・エサ釣り全般

▼ インプレ

ジギング用として発売されているラインですが、ショア・オフショアを問わずメインとして使用しています。

一番気に入っている点は、硬くてハリがあるところ。PEラインの中ではかなりハリが強いラインなので、風が吹いても流されにくく、ラインメンディング(糸の軌道修正)をとても行いやすいことが特徴です。

また、高切れや糸絡みなどのトラブルも非常に少ないので、扱いやすさと操作性を重視する方にはイチオシですよ!

 

by 編集部しみけん

よつあみ Xブレイド スーパージグマン X8 200m

▼ 主な釣り物

ショアジギング・フラットフィッシュ・ヒラスズキ・などの外洋系全般

▼ インプレ

程よいハリがありつつ、なめらかでガイド抜けが非常に良いPEラインです。ショアからの大物狙いが好きな自分にとって、飛距離は譲れないポイント。

もちろん強度も抜群で、大型の青物やシイラ、ヒラスズキを掛けてもラインブレイクの不安はゼロ!

また、色分けパターンがわかりやすく、飛距離を測りやすいのも気に入っています。ショアジギングをはじめ、飛距離と強度が重要な釣りにオススメですよ!

 

by 編集部イシカワ

ダイワ UVF エメラルダス デュラセンサー×4 LD+Si2

▼ 主な釣り物

メバリングなどのライトゲーム、港湾のシーバスゲームなど

▼ インプレ

エギング用として発売されているラインですが、ライトソルトゲームを中心に使用しています。

最大の長所はコスパです。200m巻きの5色マーキングラインですが、実売価格はなんと1,300円ほど!

ラインの表面は、4本撚りPEラインであることを思わせないほど滑らか。私が使用してきた4本撚りPEラインの中でも、特に糸鳴りが少ないと思います。

夜釣りで使ってもトラブルが非常に少ないので、PEラインにまだ慣れていないビギナーの方にもおすすめです。

 

by 編集部そがちゃん


バリバス アバニ ジギング10×10 マックスパワーPE×8

▼ 主な釣り物

オフショア全般

▼ 主な釣り物

ジギング用のPEラインですが号数は0.6~6号と幅広く、エギングなどの陸っぱりの釣りでも問題なく使用しています。

数あるPEラインの中でも表面の質感はかなり滑らかで、使用感は抜群! トラブルも皆無と言って良いほど少ないのでストレスを感じさせず、強度も安定しています。

また、長期間使用しても高パフォーマンスを発揮し続ける耐久性も魅力。高額ではありますが、クオリティーにこだわる方にはおすすめのPEラインです。

 

by TSURI HACKライター 岩室拓弥

PEラインを使いこなして釣果アップ!

PEラインの画像

PEラインは弱点も多い糸ですが、これだけ直線強度が高いラインは他になく、細くて強いということは多くの釣りで絶大なアドバンテージとなります。

それゆえに近年は多くの釣りにPEラインが用いられており、PEラインを使いこなせるか否かで釣果が大きく変わります。

ぜひ、本記事を参考にして自分に合ったPEラインを選んでくださいね。

撮影:TSURI HACK編集部

 

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