PRノットとは
PEラインとショックリーダーの結束方法が『PRノット』です。ジギンガーや遠征の大物釣りの結束に愛用され、パックラットノットとも呼ばれます。
ノッターやボビンと呼ばれる専用器具を使用して結束するノットは非常に強く安定し、ラインの破断強度に対して100%近い強度を出すことができます。
どんな用途・素材に向いているか
PRノットは結束部分が他の摩擦系ノットに比べて長く硬いのが特徴。そのためキャスティングゲームには向いていませんが、ジギンガーに圧倒的に支持されています。
1号〜8号以上まで幅広いゲームに活躍してくれます。結束する器具であるノッターも細め用、太い糸用があるので、用途に合わせて選んでみてください。
器具を使う煩わしさはありますが、何度も練習して習得してしまいましょう。
>>次ページでは画像で詳しく解説
PRノットの結び方を画像で解説!
続いてPRノットの手順を画像でも解説していきます。
手順1
PRノット専用器具のボビン部分に、PEラインを25回ほど巻いておきます。
手順2
ボビンをアームからはずし、アーム部分にPEラインを5回ほど巻きつけます。
手順3
巻きつけたら、再度ボビンをアームにセットし、余分なPEラインのたるみをとります。
手順4
準備ができたら、PEラインとリーダーを重ね、左手の指に数回巻きつけておきます。この場合は、右側がリーダーの先端になります。
手順5
左手と右手の間隔は、10センチ程開いておきます。
手順6
専用器具がリーダーから離れないようにテンションをかけ、手前から奥側に振り、右手側まで巻きつけていきます。※しっかりとテンションをかけ、ラインもしっかり張っておくことがポイントです。
手順7
続いて左手側に向かって2〜3回しっかりと巻きつけ、コブを作ります。
手順8
手順6同様にテンションをかけ、左手側に巻きつけていきます。
手順9
巻きつけ終わったら、ボビンからPEラインをはずし、ねじれたライン部分をなおし、PEライン本線とリーダーを2本まとめてハーフヒッチをしていきます。
手順10
ハーフヒッチで、8回ほど上下交互に編み込んでいきます。
手順11
余分なリーダーをカットし、PE本線に対してハーフヒッチを5〜6回ほど行い、エンディングノットとしてハーフヒッチを2回行います。
手順12
余分なPEラインをカットすれば完成です。
結び方のおさらい
ノッターにPEラインを25巻きほどセットしたら、リーダーに巻きつけていきます。左から巻きつける場合は、右までいったら左に往復します。
巻きつけ終わったら、リーダーとPE本線にハーフヒッチを上下8回、続いてPEにハーフヒッチとエンドノットをして、余分なラインをカットすれば完成です。
結び方のコツ
テンションが緩いと巻きつけ部分がずれてしまうので、しっかりとテンションをかけながら、ノッターで巻きつけていくことがポイント。
最強結束のひとつ!PRノット
PEラインとショックリーダーの最強結束方法のひとつ、PRノット。特にバーチカルなジギングにはPRノットの出番です。
イモムシノットやTNノットとともにマスターしてビッグターゲットに挑んでみてくださいね。
最後におすすめのノッターをご紹介します。
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