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ダイワ デュラセンサー

デュラセンサーを1年近く使ったインプレ! 耐摩耗性300%アップって本当なのかガチで検証してみた

ダイワが発売している「デュラセンサー 」の結束強度、耐摩耗テスト、さらに実釣で1年近くの長期で使ってインプレします!2000円台から買える手頃な価格ながら、従来品との比較で耐摩耗性が300%も(!)アップしているという看板を掲げているPEラインの実力は果たして本物なのかガチで検証していきます。

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目次

撮影:TSURI HACK編集部

ダイワの「デュラセンサー」を知ってるかい?

ダイワ デュラセンサー パッケージ

ライン市場的にはマイナー(失礼)なダイワのPEライン「デュラセンサー」シリーズ。

「耐摩耗性300%以上!」という、にわかには信じがたい看板を掲げていて、ダイワさんちょっと盛ってるんじゃないの?という感想を持ったのが正直なところ。

が、そんなに強いって言われたら使ってみたくなるのが釣り人の性。1年近くデュラセンサーをがっつり使ってみたのでインプレしていきます!

デュラセンサーってこんな糸&ファーストインプレッション

実釣インプレの前にデュラセンサーが一体どんなPEラインなのかという解説と、箱出しでのインプレッションをしていきます。

タフPE&Evo Silicone2採用のPEライン

タフPE&Evo Silicone2

出典:DAIWA

PEラインの強さを決める要因の一つが、どんな原糸を使っているか。

デュラセンサーの原糸である「イザナス」は他社のPEラインにも使われている素材ですが、従来の物より太く真円性の高い原糸「タフPE」が採用されています。

さらに編み込みの密度も高められているため負荷がかかった時にも潰れにくく、強度が低下しづらいPEラインに仕上がっているようです。

タフPE&Evo Silicone2
デュラセンサー シリーズは、強い原糸と密な編み込みに加え摩擦係数を低くする「Evo Silicone2」でコーティング加工されています。

複数回の加工でラインの滑りがよくなることでガイド抜けがよく飛距離が伸びたり、不意のライントラブルを抑える効果が期待できるでしょう。

実売価格は手頃で買いやすい

気になる実売価格を調べてみると、0.8号の150m巻きで2600〜2800円前後300m巻きで3200〜3500円前後(号数によって変動)。

近年低価格化が進んでいるPEライン製品の中でも十分に手頃な値段と言えます。

低価格帯のPEを中心に選んでいるアングラーでも迷いなく買える価格はありがたい限りではないでしょうか。

ラインナップが豊富

デュラセンサーのバリエーション
デュラセンサー シリーズ、メーカーサイトをみると釣種別に結構な数の製品がラインナップされています。

 

  • エメラルダスデュラセンサー
  • 紅牙デュラセンサー
  • ソルティガ デュラセンサー
  • モアザン デュラセンサー
  • フロッグ デュラセンサー

 

主だった製品をピックアップしただけでもこんなにあって、加えて磯用とかも。(笑)

これ、一体何が違うのかメーカー担当者に聞いてみたところ、号数、巻き数、ラインカラー展開が製品ごとに違うだけで、ラインそのものは全く同じとの事。

ちょっと選びにくいところはあるけど、探す手間を惜しまなければ欲しい番手が見つかるという事でもありそうです。

コーティングはつるつるシルキー

デュラセンサーのコーティング

ラインの表面を触ると、コーティングの影響なのか滑るようなシルキーな感触。

と、同時に今まで使っていたラインに比べると若干太く感じます。これは例の「潰れにくい」という原糸が影響してるのかもしれません。

ハリ・コシ強めでモノフィラっぽい感触

デュラセンサーのハリ

デュラセンサーはPEラインらしいしなやかさを持ちつつも、適度なハリ・コシを兼ね備えている様子。

つまんで輪を作ると崩れることなくピンと形を保持できます。

加えて、触り心地がナイロンやフロロのようなモノフィラメント素材っぽい事にも気付きました。これは既存の低価格PEラインにはあまり見られない特徴かもしれません。

デュラセンサーの結束強度&摩擦強度

釣り糸の超重要性能が「強さ」。

箱出しの新品の状態で、魚と綱引きした時に大事な「結束後の引っ張り強度」と、根やガイドなどの物に擦れた時に大切な「摩擦強度」を検証してみます。

結束後の引っ張り強度は合格点

デュラセンサー 強度
実釣で最も大事な、ノットを組んだ後の引っ張り強度を測ってみます。

使ったのはソルティガ  デュラセンサーの1号。これにフロロカーボン5号(20lb)をFGノットで結束したものをドラグチェッカーで計測してみました。

同じ組み合わせで4回計測した結果、6.25〜6.8kgで切れました。破断箇所はいずれもノット終端のハーフヒッチ部分。

パッケージ表記が8kgなので、おおよそ78%〜85%程度の強度は出る模様。この価格帯のラインとしては十分合格点と言えそうです。

摩擦強度がえげつない

摩擦強度は専用の計測器を使って検証しています。使うのはソルティガ デュラセンサー(マッスルPE)の0.8号。比較対象に、旧ソルティガ センサーの同号数を用意。

これに400gの負荷をかけて金属パーツのエッジに擦り、何回で破断するか計測します。

by TSURIHACK TV

旧ソルティガ センサーが平均43.6回、対してソルティガ デュラセンサー(マッスルPE)は平均319.3回。えぐいです。笑

テトラや岩、大型魚の魚体に擦れても同じように強いとは限らないものの、摩擦強度的に優れたラインなのは間違いないでしょう。

ノットが綺麗に決まる

デュラセンサーを結束した状態

写真はわかりやすくソルティガ デュラセンサー3号+ナイロン50lbで組んだもの

ノットを組んでいて感じるのが、とにかく結束部が綺麗に仕上がる事。これは滑りが良く潰れにくいデュラセンサーならではなのかなと感じます。

特にFGノットの編み込み部分は目が詰まり、締め込みがしっかりできているのが見ためにも分かります。

強度への影響はもちろん、それ以上に綺麗なノットが組めてるという安心感はメンタルにいい影響を与えてくれます。

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