元釣具屋が「アジングロッド」の選び方を徹底解説&おすすめ12本を厳選

2020/03/17 更新

手軽さとゲーム性の高さから大流行中のアジング。しかし、ロッドの細分化が進んでどんなアジングロッドを選んでいいか分からない方も多いでしょう。ジグ単用・キャロ用とは?ティップの素材は何が良いの?そんなアジングロッドの疑問を元釣具屋が解決します!


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ゲーム性抜群!人気のアジング!

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堤防から手軽にアジを釣ることができるアジングゲーム。手軽さとゲーム性の高さから、大人気のジャンルです。

近年は多様化するアングラーの要望に応えるため、たくさんのアイテムが販売されています。

アジングロッドも例外ではなく、釣り方に合わせて「ジグヘッド単体用」と「キャロライナリグ用」に大別される上、そのカテゴリの中でも細分化が進んでいます。

今回は、元釣具屋の筆者がアジングロッドを選ぶポイントを解説し、おすすめのアジングロッドを価格帯別に紹介するので、ぜひロッド選びの参考にしてくださいね。

アジングロッドの選び方1. 長さ

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撮影:TSURI HACK 編集部
アジングロッドを選ぶにあたって、まず確認したいのが長さです。

4フィート台から9フィート近い長さまで展開されていますが、それぞれ適した釣りが異なります。

ジグヘッド単体用は5〜7フィート

5〜7フィートの短めのロッドは、軽いジグヘッドを単体で使用する釣り(ジグ単)向きです。

短いロッドは感度・操作性が良く、軽いジグヘッドの動きを把握しやすく設計されています。また、短いロッドは力を素早く伝達できるため、アタリからフッキングまでのタイムラグが短くなることもメリットです。

ただし、極端に短いロッドは汎用性に欠ける(強風時などに扱いにくい)ため、初めの1本は6〜7フィート程度の長さが良いと思います。

キャロライナリグ用は7〜8フィート

7〜8フィートの長めのロッドは、キャロライナリグやフロートリグを用いた釣り方に適しています。

キャロやフロートは、強風時や沖のポイントを狙う際に使用しますが、仕掛けが重くて長いために短いロッドでは扱いが困難です。

そのため、しっかりと重みを乗せて振り抜ける長いロッドが用いられます。

フィールドや状況にもよりますが、アジングでメインとなるルアーはジグヘッド単体ですので、キャロ用ロッドは2本目以降に検討するのがおすすめです。

万能なのは7フィート前後

ジグヘッドをメインとしつつも、いざという時にキャロを使うことを考えると、汎用性が高いのは7フィート前後のロッドです。

そのため、初めの1本には6フィート後半〜7フィート前半のロッドを選べば良いと思います。

アジングロッドの選び方2. 硬さ(パワー/適合ウエイト)

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撮影:TSURI HACK 編集部
次は、ロッドの硬さ(パワー/適合ルアーウエイト)について確認しましょう。

長さと同じく、硬さによっても適したルアーや釣り方が大きく異なります。

ジグヘッド単体用は1グラムを基準に

ジグヘッド単体を使用する場合は、1グラムのウエイトを基準にしてロッドを選んでください。

アジングでは、1グラム前後の軽量ジグヘッドの使用頻度が高いため、適合ルアーウェイトが「0.5〜7グラム」といったスペックのロッドを選びましょう。

また、硬いロッドは軽量ジグヘッドの操作感が薄れるため、ビギナーの方は2本のロッドで迷った時に“柔らかい方”を選択するのがおすすめです。

キャロライナリグは7グラムを基準に

一般的なキャロライナリグは3〜10グラムほどの重さがあり、ジグヘッドに比べて仕掛けのウエイトが増加します。そのため、ジグヘッド用よりも硬いロッドが必要です。

スペックを見る際は7グラムを基準にして、適合ルアーウエイトが「1〜10グラム」といったロッドがおすすめです。

アジングロッドの選び方3. ティップの素材

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撮影:TSURI HACK 編集部
ティップ(穂先部分)にもいくつかの種類があり、それぞれ特性が異なります。

ここでは代表的な3種類のティップを紹介し、素材別にどのような特性があるのかを解説します。

カーボンチューブラー

カーボンチューブラーは穂先の中が空洞になっているタイプで、ロッドの根元から先端までが同じ素材で繋がっています。

中空構造になっているために軽量で、繋ぎ目がないので感度が良いことが特徴です。

また、後述のソリッド素材よりも硬いものが多く、重たいルアーへの適性が高いのでキャロやプラグにも適し、汎用性が高いということもメリットです。

しかし、ソリッド素材よりもアジのアタリを弾きやすい、軽いルアーが少し投げにくい、といったデメリットがあります。

カーボンソリッド

中空のチューブラーに対して、中身が詰まっているのがカーボンソリッドです。多くの場合、中空のブランクス(ロッド本体)の先にソリッド素材を継ぎ足した構造になっています。

例外もありますが、柔軟に曲がるしなやかさがあり、喰い込みが良い(アタリを弾かない)のが特徴です。

また、軽い負荷でもティップが曲がるので、軽いルアーが投げやすく操作感も高いため、軽量ジグヘッドを扱うのに適しています。

柔軟であるため、チューブラーと比較すると感度(反響感度)が少し劣ることがデメリットです。

チタン

チューブラー並の感度とソリッド並の柔軟性を持つ、金属製の穂先です。穂先が柔軟に曲がるので喰い込みが良いのはもちろん、曲がりをアタリとして視認できるため、いわゆる目感度が良いのも特徴。

やや重たいこと、低温下では弾性が低下すること、高価で市販品が少ないことがデメリットです。

アジングロッドの選び方4. 自重

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アジングロッドは、もっとも軽量化に重点が置かれているロッドの一つです。とくに高価格帯のロッドは顕著で、中には自重が30グラム台のロッドも。

ただし、軽ければ絶対に良い竿という訳ではなく、デメリットもあります。軽量化のメリットとデメリットを把握しておきましょう。

軽いロッドのメリット

軽いロッドは操作性に優れ、振動の伝達が良いために感度が向上するメリットがあります。また、持ち重りも少ないため、疲れにくくて長時間の釣りにも集中できるでしょう。

それゆえ、軽さ以外の要素を同条件とした場合には、軽いロッドにデメリットはないといえます。

軽いロッドのデメリット

軽いロッドは高弾性素材を薄巻きして作られていたり、外傷から保護するための塗装を省いていたりするため、強度が低いロッドが多いのは事実です。

とくに高価格帯のロッドほど、強度を犠牲にしてその他の能力を向上させているものが多く、このようなロッドは使い手を選びます。

そのため、根掛かりの外し方、ファイト時のロッドの角度、魚の抜き上げ方、日頃の取り扱い(置き傷など)には注意が必要です。


おすすめのエントリーモデル(1万円前後)

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撮影:TSURI HACK 編集部
1万円前後のコストパフォーマンス優れる入門モデルをピックアップしました。これからアジングをはじめようかという方におすすめのロッドです!

ソルパラ SPX-S682AJI(メジャークラフト)

1万円以下で手に入るソルパラシリーズのアジングモデルです。

6.8フィートの長さと10グラムまでの適合ルアーウェイトで、ジグ単に加えて軽めのキャロも扱える万能ロッド。入門ならこの竿がおすすめです。

ITEM
メジャークラフト ソルパラ SPX−S682AJI
全長:6.8ft
自重:81g
継数:2本
仕舞寸法:-
ルアー重量:0.6−10g

ソアレBB S610L-S(シマノ)

シマノのアジング入門モデルで、とても軽いことが特徴です。6.10フィートの少し長めのレングスと、0.5~12gの適合ルアーウェイトで、幅広い釣りに対応できます。

ソアレシリーズのブリッジライクシートはとても握り心地が良くておすすめです。

ITEM
シマノ ソアレBB アジング S610L-S
全長:6.10ft
継数:2本
仕舞寸法:106.5cm
自重:70g
ルアー重量0.5-12g

月下美人 76L-T(ダイワ)

月下美人のチューブラーティップモデルです。硬め・長めの設計でキャロやプラグ、軽めのマイクロジグにも対応します。

調子は掛け調子と乗せ調子の間の設定で、メバリングも兼用できるオールラウンドなロッドです。

ITEM
ダイワ 月下美人 76L-T
全長:7.6ft
自重:96g
継数:2本
仕舞寸法:119g
ルアー重量:1.5-7g

おすすめのミドルグレードモデル(2〜3万円前後)

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撮影:TSURI HACK 編集部
2万円〜3万円程度の中級者向けモデルです。ミドルグレードといえど、ハイエンド並のスペックを持つロッドを中心にご紹介します。

ガイドポスト LHR-57(34)

アジングメーカーの34より発売されているロッドです。短めのレングスと繊細なティップで、ジグ単に特化した仕様。

コスメなどでコストカットしたことにより、リーズナブルな価格ながらブランクスは上位モデルと共通なので、かなりお買い得な1本です。

ITEM
34 ガイドポスト LHR-57
全長:5.7ft
自重:74g
継数:2本
仕舞長さ:88.5cm
ルアーウェイト:0.3〜2.0g

コルト GCRTS-642L-HS(オリムピック)

軽量・高感度のコルトシリーズの中でも、オールラウンドに使えるモデルです。

繊細なソリッドティップで軽量ジグヘッドの操作感が良く、5グラム程度の軽いキャロも扱える懐の深さがGOOD。

ITEM
オリムピック CORTO(コルト) GCRTS-642L-HS
全長:6.4ft
自重:52g
継数:2本
仕舞寸法:99.2cm
ルアー重量:0.5~5g

ブルーカレントⅢ 74(ヤマガブランクス)

人気のブルーカレントの新作モデル。その中でも、74モデルはほぼ全てのライトゲームをカバーできる汎用性を誇ります。

ジグヘッドは0.3グラムから、キャロなら10グラムまでと幅広く、1本持っていると非常に便利なロッドです。

ITEM
ヤマガブランクス ブルーカレントⅢ 74
全長:7.4ft
自重:71g
継数:2本
仕舞寸法:-
ルアー重量:MAX10g(JH0.3~7g / Rig1~10g / Plug1.6~7.8g)

おすすめのハイエンドモデル(3万円以上)

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釣果に繋げるべく、技術の粋を集めて細部までこだわり抜いたハイエンドモデルを集めました。とことんまでアジングを極めたい方におすすめのロッドです。

ラグゼ 宵姫 天 S54FL-solid(がまかつ)

1グラム以下のジグヘッドの使用を想定した、超軽量高感度ロッドです。グリップエンドがないのが特徴で、感度と軽さにこだわっていることが外見からも伝わります。

S54FL-solidはその中でも特に軽量で、自重は驚異の32グラム。短めのレングスで操作性も良く、ジグ単の近距離戦に特化した1本です。

ITEM
がまかつ ラグゼ 宵姫 天 S54FL−solid
全長:5.4ft
自重:32g
継数:2本
仕舞寸法:85.5cm
ルアー重量:0.1〜2g

ソルティーセンセーション スペリオル SPRS-60XUL-S ファインセンサー(エバーグリーン)

ロングセラーのソルティーセンセーションを超えるロッドとして開発されたスペリオルシリーズ。

ファインセンサーは軽量ジグヘッドに特化したモデルで、操作感が判りにくい超軽量ジグヘッドでもしっかりアクションさせ、きっちりアタリを掛けることが追求されています。

ITEM
エバーグリーン ソルティセンセーションスペリオル SPRS-60XUL-S ファインセンサー
全長:6ft
自重:49g
継数:2本
仕舞寸法:92.8cm
ルアー重量:0.1〜2g


 

月下美人 EX AGS AJING 75HS-SMTT(ダイワ)

数少ないチタンティップのアジングロッドの中でも、さらに珍しいスーパーメタルトップのチューブラー仕様です!

チューブラーメタルトップは一般的なチタンソリッドよりも硬くなったことで、より感度と操作性が向上しています。重たいリグを遠投できるのはもちろん、遠くのポイントでもしっかりアタリがとれるロッドです。

ITEM
ダイワ 月下美人 EX AGS AJING 75HS-SMTT
全長:7.5ft
自重:92g
継数:2本
仕舞寸法:197cm
ルアー重量1:5-25g

TSURI HACK編集部愛用の3本

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撮影:TSURI HACK 編集部
ここでは、TSURI HACK編集部が愛用しているロッドをご紹介。使っている本人がお気に入りの理由を解説します!

ソアレSS アジング S68UL-S(シマノ)

ジグ単、軽めのキャロ、マイクロメタルジグ、メバリングといった、幅広いライトゲームに使っているロッドです。

ブランク自体にはしっかりとしたハリがあるものの、ティップが柔らかいので、遠投性と軽量リグの操作感が上手く両立されています。

「1本で何でもしたい!」という方には、間違いなくおすすめできる1本です!

ITEM
シマノ ソアレSS アジング S68UL-S
全長:6.8ft
自重:63g
継数:2本
仕舞寸法:104.2cm
ルアー重量:0.4〜8g

エコギアスペック カツアジ69(ノリーズ)

もう、かれこれ5年近く愛用しているロッドです。ジグ単のアジングなら、「これしかない!」というレベルで惚れ込んでいます。

特徴は何と言っても“しなやかさ”で、ロッド全体が非常に柔らかく、軽量リグの操作感が非常に明確。良く曲がるロッドなので、アジとのファイトが楽しめることもお気に入りの理由。

ただし、ロッド全体が柔らかいので飛ばないことが短所です。汎用性が高いとは言えませんが、もう絶対に手放せません(笑)

ITEM
ノリーズ エコギアスペック カツアジ 69

グラマーロックフィッシュ TE83deep(ブリーデン)

アジングではキャロ用として使っていますが、メバリング(タダ巻き)ならば1グラムのジグ単でも使える、強さと繊細さを併せ持ったロッドです。

ティップがかなり柔らかいので、キャロを操作している感覚も明確で、潮の変化やアタリも取りやすいところが気に入っています。

他の釣りへの使い回しもでき、ライトシーバスやチニング、ライトエギングでも活躍中。シーバスの70UP、45センチ程度の青物なら余裕でキャッチできますよ!

ITEM
ブリーデン グラマーロックフィッシュ GRF-TE83deep
全長:8.3ft
自重:116g
継数:2本
仕舞寸法:129cm
ルアー重量:0.5〜13g

アジングは専用ロッドで決まり!

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撮影:TSURI HACK 編集部
アジングでは軽量なジグヘッドを用いた繊細な操作が主体の釣りです。メバリングロッドやバスロッドを使い回すこともできますが、やはり専用に設計されたアジングロッドがおすすめ。

自分のスタイルにあったロッドを見つけて、アジングを楽しんでください!

筆者の紹介

tsuki

関西出身の元釣具屋。釣具店時代の知識を活かして皆様の役に立つ情報を発信していきます♪

釣りはいろんなジャンルをしていますが、その中でも好きな釣りはタナゴ釣り。

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