巷で噂のハイコスパロッド

今巷で「コスパ最強アジングロッド」と言われ、大人気のロッドがあります。
それが、メジャークラフトから発売されている「鯵道 5G」。
あまりにも評判が良かったので、筆者も購入してみました!
鯵道5Gのラインナップ
購入したのは682M

全8本のラインアップの中から、筆者が選んだのはAD5-S682M/AJI。
アンダー1gのジグヘッドから5gまでのジグヘッド、豆アジから尺超えまでカバーできるオールマイティな1本です!
鯵道5Gのスペック的な特徴

使用感をお伝えする前に、まずは鯵道5Gのスペック的な特徴から紹介します!
ブランク

鯵道が「コスパ最強」と言われる一つの要因がブランクです。
なんと、ブランクの素材に東レのトレカ®T1100Gという高性能カーボンを採用しています!
トレカ®T1100Gは航空・宇宙分野を中心に使われ、その特性を一言で表すと「高強度かつ高弾性」。釣り業界では、おもに4万円以上のハイエンドロッドに導入されています。
また、メジャークラフト独自のR360構造と言われる製法を用いており、多方向にカーボンシートを重ねることで、ネジレ剛性や強度を高めています。

穂先はソリッドで、視認性を高めるためにガイドを固定するスレッドはオレンジです。
ガイド

ガイドはステンレスフレーム&SiC-Sリングです。
SiC-Sは従来のSiCリングよりも薄く、軽くなっています。

そして、重量負荷の大きな元ガイドのみ、ステンレスより軽量なチタンフレームのSiC-Sガイドを採用していることも特徴。
かなりのこだわりを感じますね。
グリップ周り

グリップ周りにも装飾は一切なく、シンプルでシックなデザイン。
軽量化&コストパフォーマンスを優先しているのでしょう。

唯一の装飾はロゴ部分。
ゼイゴのイラストが入っていて、シンプルな中にも遊び心がありますね。
お値段は……

これだけ豪華なスペックですが、なんと2万円前後で買えてしまうんです!
スペックだけで見ると、相場よりも1.5万円ぐらいお安いのでは!?
しっかり魚を釣って検証してみました!
S682Mを実釣インプレ

では、さっそく実釣へ!
春先に生まれて秋口に20cmを超えてきたアジ達を狙います。

その前に、リールをセットした際のバランスを見てみました。
自重150gの20ルビアスFC LT2000S(150g)をセットしてみると、かなり手元重心ですね。
これならジグヘッドの操作もしやすそうです。

では、ジグヘッドを結んでアジを狙っていきましょう!
0.5gから3gまでをローテーションしながら、アジからの反応を探します。
ちなみに、ラインはエステルの0.3号です。

事前に軽いとは聞いていましたが、キャストしてルアーを操作してみると……
開始20秒で「このロッド凄い!」となりました(笑)
本当に軽くて、キャストからアクションまで超エアリーです。

表層から中層を探り終え、ボトムを狙ってみるとカサゴがヒット!
アジング中の良型カサゴって意外と厄介で、ヒット直後に根に入られたりするのですが、難なく浮かせてキャッチ!

その後もカサゴのオンパレード。
6ft8inの長さと粘りがあるので、メバル・カサゴも釣りやすいですね。
そして、「鯵はどうした!?」って感じのままナイトゲームに突入。

ナイトゲームでは、1〜2gをメインにフワフワと全層を探ってみました。
ティップが小さな負荷も捉えてくれるので、軽いジグヘッドや小さなワームでも明確な操作感があります!

続けていると、25cmまでのアジがパタパタとヒット。
この日は風と流れが強く、糸がフケてカーブして釣り辛い状況だったのですが、その中でも小さなアタリを捉えて数を伸ばせました!
軽すぎる!

軽さは驚きに値するもので、初めて持った時は衝撃を覚えたほど。
自重が公表されていないので測りに乗せてみたところ……

なんと56gでした!
軽さを売りにしている某4万円オーバーのロッドが49g(6ft9in)なので、価格を考慮するとどれだけ凄い数値かがわかるでしょう。
爽快なキャストフィール
軽くてバランスも良いので、とくにシングルハンドでの振り抜きの良さが際立ちます。
また、振り切った後のブレが収束するのも早く、糸抜けが良いので軽いルアーを投げやすいですね。
反発が強いので重いジグヘッドも飛ばしやすく、シュパッと綺麗に飛んでいく感覚は病みつきになると思います!
抜群の操作性
ジグヘッドの操作性も非常に良く、これはソリッドティップのセッティングが効いていますね。
ティップの曲がり方と曲がりしろが絶妙で、1g前後の軽いウエイトは先で、2gを超えてくると一段深い位置で操作できるのです!
軽いジグヘッドの抵抗を感じ、重いジグヘッドもしっかり動かせるティップが、高いレベルでのオールマイティーさを実現しています。
反響感度も抜け感度も◎

アジングで大切な感度も文句なしですね!
軽量ジグヘッドの着底や、フォール中に出るツッと言う細かいアタリが、しっかりと反響して手元に伝わってきました。

その一方で、ティップに掛かっているテンションが抜けるアタリや、おそらく居喰いしているであろう違和感のようなアタリも表現してくれます。
つまり、反響感度と抜け感度を高いレベルで両立しているわけです!
良く曲がって粘りもある

軽いアジングロッドというと、曲がらない・折れやすい・粘りもないというイメージがあるかもしれません。
しかし、そんな心配はご無用!
試しに500mlのペットボトルをリフトすると……
楽勝で上がりました!
アンダー1gを操作する繊細なアジングロッドとしては、驚かされるほどの強度と粘りですね。
とくにベリー後方からバットに移行するあたり、中腹がとても粘るのが印象的。
PEとの相性も抜群!

持った時はパリッとした印象なのですが、ティップは適度に柔らかく、ベリーからもしなやかで粘りがあるので、PEラインとの相性もバッチリです。
強風時や超軽量ジグヘッドの操作性を重視する時はエステル。
無風時や大型狙い、重ためのジグヘッドを使うときはPEと、幅広い使い方ができますよ!
文句なしの超絶コスパでした!

「コスパ最高」とか「神コスパ」なんてワードが溢れる昨今ですが、もはや「鯵道5Gのためにあるワードか!」った感じです(笑)
2万円前後のアジングロッドを検討している方は、絶対に外せない候補ですよ!
▼今回使った番手
メジャークラフト 鯵道 5G AD5-S682M/AJI
全長 | 6ft8in |
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継数 | 2本 |
ルアーウエイト | 0.6-5g |
ライン適合 | 1−4lb |
PEライン適合 | 0.1-0.5号 |
▼その他の番手
メジャークラフト 鯵道 5G AD5-S502L/AJI
全長 | 5ft0in |
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継数 | 2本 |
ルアーウエイト | 0.2~3g |
ライン適合 | 0.8-2.5lb |
PEライン適合 | 0.1-0.4号 |
メジャークラフト 鯵道 5G AD5-S582L/AJI
全長 | 5ft8in |
---|---|
継数 | 2本 |
ルアーウエイト | 0.2-3g |
ライン適合 | 0.8-2.5lb |
PEライン適合 | 0.1-0.4号 |
メジャークラフト 鯵道 5G AD5-S622L/AJI
全長 | 6ft2in |
---|---|
継数 | 2本 |
ルアーウエイト | 0.2-3g |
ライン適合 | 0.8-2.5lb |
PEライン適合 | 0.1-0.4号 |
メジャークラフト 鯵道 5G AD5-S682L/AJI
全長 | 6ft8in |
---|---|
継数 | 2本 |
ルアーウエイト | 0.2-3g |
ライン適合 | 0.8-2lb |
PEライン適合 | 0.1-0.4号 |
メジャークラフト 鯵道 5G AD5-S622M/AJI
全長 | 6ft2in |
---|---|
継数 | 2本 |
ルアーウエイト | 0.6-5g |
ライン適合 | 1-4lb |
PEライン適合 | 0.1−0.5号 |
メジャークラフト 鯵道 5G AD5-S722H/AJI
全長 | 7ft2in |
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継数 | 2本 |
ルアーウエイト | 1-15g |
ライン適合 | - |
PEライン適合 | 0.1-0.6号 |
メジャークラフト 鯵道 5G AD5-S832FC/AJI
全長 | 8ft3in |
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継数 | 2本 |
ルアーウエイト | 3-24g |
ライン適合 | - |
PEライン適合 | 0.3-0.8号 |