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メバリングロッドの人気おすすめランキング10選【2023年最新】

メバリングロッドの人気おすすめランキング10選【2023年最新】

釣具店に行くとメバリングロッドがズラリと並んでいて、ロッド選びに迷ってしまいますよね。初心者はどんな竿を選ぶべき?アジングロッドとの違いは?アジングに代用できる?そんな疑問にお答えし、おすすめのロッド10本を検証してみました。

目次

アイキャッチ画像撮影:TSURI HACK編集部
本コンテンツ内容やランキングの決定にはメーカー等は一切関与しておらず、全てTSURI HACK編集部による検証結果をもとに独自で作成をしています。詳細はTSURI HACK制作・運営ポリシーをご覧ください。

検証ポイント

実際の検証の様子へ

人気のメバリングロッドを10本集め、実際に使ってその使用感を検証してみました!

  • メバリングロッドのスペック

    1.ロッドの細部

    使用感の前に、ブランクやティップの構造、ガイド、リールシートなどの細かい仕様をチェックしました。

  • メバリングロッドでキャスト

    2.キャストフィール

    似たようなスペックのロッドでも、テーパー設計や反発力によってキャストフィールはまったく異なるので、実際にキャストを繰り返して確認しました。

  • メバリングロッドとルアー

    3.操作性

    実際に数種類のジグヘッドやプラグを投げ、適したルアーや使い方を検証しました。

  • メバリングロッドの感度

    4.感度

    ルアーを操作しながら、着底や障害物との接触、ルアーからの振動の伝わり具合を確認し、感度を検証しました。

悩ましきメバリングロッド選び

メバリングで釣ったメバル

アジングと並び、ソルトライトゲームの代表格であるメバリング。

釣果を伸ばすには専用ロッドを使いたいところですが、「どれを選べばいいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、メバリングロッドの選び方を解説し、人気ロッドの使用感を検証します。

なおと

メバリング歴18年、ガチ勢の筆者が解説します!

ぜひ、ロッド選びの参考にしてくださいね。

そもそも、メバリングロッドとは?

メバリングロッドで釣ったメバル

メバリングロッドとはその名の通り、メバリング専用、つまりメバルをルアーで釣ることに特化したロッドです。

メバルを釣るために必要な、軽いルアーや細いラインを扱いやすいように設計されています。

アジングロッドとの違い

アジングロッドとメバリングロッドの違い

メバリングとアジングは使うルアーやラインが非常に近いため、ロッドのスペックも似ています。しかし、釣り方が違うので仕様が異なる部分も。

両者のもっとも大きな違いが、テーパー(調子)です。

メバリングはルアーを巻いてアタリを乗せるのでスロー寄りのテーパー(胴調子)に、アジングはルアーをロッドで操作してアタリを掛けアワせるのでファーストテーパー(先調子)に設計されています。

なおと
ちなみに、メバリングとアジングを区別せずに“ライトゲームロッド”として売られているロッドも多いですよ!

メバリングロッドの選び方

メバリングロッドの選び方

メバリングロッドを選ぶ際は、長さ・パワー・ティップの仕様・軽さの4点に注目しましょう。

メバリングはさまざまな場所で楽しめ、いろいろな釣り方があるため、使用環境に適したロッド選びが大切です。

長さは釣り方に合わせる

長さ違いのメバリングロッド

一口にメバリングロッドと言ってもその長さはさまざまで、短いものだと6ft、長いものだと9ftを超えることも。

長さによってどのような違いがあるのかをチェックしておきましょう。

操作性重視のショートロッド

6ftのメバリングロッド6ft前後の短いロッドは感度・操作性が良く、軽いジグヘッドやプラグの動きを把握しやすく設計されています。

また、軽量で穂先のブレが少ないため、ルアーのコントロールがしやすく、メバルが潜むような障害物周りを正確に狙い撃つことも可能です。

漁港の港内や足場が低い堤防、ボートフィッシングに適しています。しかし、風が強い状況や足場が高い場所では扱いにくいことがデメリットです。

なおと
小規模なフィールドで軽いルアーを使う時はショートロッドが便利!

遠投に特化したロングロッド

8ftのメバリングロッド

8ft前後の長めのロッドは、ジグヘッドやプラグなどに加え、キャロライナリグやフロートリグを用いた遠投釣法に適しています。

キャロやフロートは強風時や沖のポイントを狙う際に使用しますが、仕掛けが重くて長いために短いロッドだと扱いが困難です。

ロッドを下げると穂先を海面近くに構えられるので、足場が高いポイントや強風時にアドバンテージがあります。ただし、重くて操作性が劣り、取り回しの悪さが弱点です。

なおと
最初の1本にはおすすめしませんが、あると一気に可能性が広がりますよ!

オールラウンドなのは7ft前後

7ftのメバリングロッド

ジグヘッドをメインとしつつも、いざという時にフロートやプラグを使え、色々なフィールド状況に対応することを考えると、汎用性が高いのは7フィート程度のロッドです。

そのため、最初の1本には6ft後半〜7ft台のロッドを選べばいろいろな釣り方を楽しめます。

なおと
1本目は7ftを目安に選びましょう!

パワーはルアーウエイトに合わせる

メバリングロッドとルアー

柔らかいものから順番に、UL(ウルトラライト)→L(ライト)→ML(ミディアムライト)と、パワーが数段階に別れています。

ただし、メーカーによって基準や表記は異なるため、あくまでも目安ですが、パワーごとに適した釣り方を解説します。

ジグ単中心ならULクラス

メバリングロッドとジグ単

ULクラスはメバリングロッドの中でも柔らかいロッドで、適合ルアーウエイトは0.5~5g前後です。

軽めのルアーをキャスト・操作しやすいように設計されており、ジグヘッド単体を用いた釣りに向いています。

なおと
使用頻度が高い軽量ジグヘッドの操作感が明確なので、ビギナーの方にもオススメ!

オールラウンドなLクラス

メバリングロッドとプラグ

ULよりワンランク強いのがLクラスで、適合ルアーウエイトは1〜8g前後です。

ULクラスより硬くてハリがあるため、少し重ためのジグヘッドやプラグとの相性が良く、ライトワインドや小型メタルジグを用いた釣りにも対応します。

なおと
汎用性が高く、最初の1本にもオススメ!

キャロ・フロートにはMLクラス

メバリングロッドとフロートリグ

MLクラスは強めのロッドで、適合ルアーウェイトは3〜10g前後です。

重たいルアーを遠投できるため、メタルジグやフロート、キャロに適し、パワーを活かして大型メバルを狙うのにも使われます。

なおと
軽量ジグヘッドは扱いにくく、小型メバルの引きを味わえないため、2本目以降に検討するのがオススメ!

ティップは3種類

メバリングロッドのティップ

メバリングロッドのティップ(穂先)部分には、大きく分けて3種類の素材が用いられています。

ティップの素材によってもロッドの性格は大きく異なるので、それぞれの特性を把握しておきましょう。

チューブラーティップ

チューブラーティップの構造チューブラーティップは穂先が中空になっている構造で、根元から先端まで繋ぎ目がなく、軽くて反響感度が良いのが特徴です。

ハリが強いものが多く、ジグヘッドに加えてフロートやキャロ、プラグ、ワインドなどの釣り方に適し、汎用性が高いこともメリット。

しかし、ソリッド素材ほどの柔軟さがないため、超軽量ルアーの操作感が悪い、魚のアタリを弾くことがある、といったデメリットがあります。

なおと
もっともベーシックな構造ですね!

カーボンソリッドティップ

ソリッドティップの構造穂先の中身が詰まっているのがソリッドティップで、チューブラーのブランクの先端にソリッド素材を継ぎ足した構造になっています。

しなやかなので軽い負荷でもティップが曲がるため、軽いルアーを投げやすくて操作感も高いため、軽量ジグヘッドを扱うのに適しています。

また、チューブラーと比較すると魚のアタリを弾きにくく、喰い込みが良いことも特徴です。さらに、明るい場所ではティップの動きでアタリを取れるため、目感度が優れているともいえます。

重たいルアーの操作性が悪いことと、反響感度がやや劣ることが弱点です。

なおと
近年のソリッド素材は感度も良く、重たいルアーを使うロッドにも多く搭載されるようになってきています!

チタン(メタルトップ)

チタンティップの構造チューブラーティップの反響感度と、ソリッドティップの柔軟性を両立したような金属製の穂先です。

とにかく感度が良いことが特徴で、操作からフッキングまでカーボン素材には再現できない感度でサポートしてくれます。

しかし、穂先が重たくなるのでやや先重りすること、低温下では弾性が下がって性能が低下してしまうことがデメリットです。また、市販品が少なく、あったとしても高額なことが難点です。

なおと
近年はカーボンソリッドの高性能化もあって、チタンティップのメバリングロッドはかなり少なくなっています。

基本的には軽い方が良いけど……

軽いメバリングロッド

基本的には高価なロッドほど軽く作られていますが、必ずしも軽ければ良いというわけでもありません。

軽量化のメリットとデメリットを把握しておきましょう。

軽いロッドのメリット

軽いメバリングロッドのメリット

ロッドが軽量化されることで、操作性と感度が向上し、長時間釣りをした際の疲労も軽減されます。

そのため、高価格帯のロッドは軽量化が徹底されていることが多く、重量以外を同条件とした場合は軽いことにデメリットはありません。

なおと
近年は低価格帯のロッドも非常に軽量です!

軽いロッドのデメリット

軽いメバリングロッドのデメリット

軽量化をするためには弾性率の高いカーボンを薄く巻く必要があり、塗装が省かれたロッドも多いので、使い方を少しでも誤ると破損に直結することもあります。

中には、魚を抜き上げないように注意書きされているロッドも存在します。高額で軽量なロッドほど繊細に作られているため、取り扱いには注意が必要です。

なおと
もちろん、“普通”に使っていれば折れることはありません。

パックロッドという選択肢も

パックロッド

基本的にメバリングロッドは2ピース(2本継)ですが、近年はパックロッド(モバイルロッド)の選択肢も増えてきています。

継数が増えると重量が増えたり、感度が低下したりと、性能面では不利になりますが、やはり持ち運びはとても便利です。

電車釣行が中心の方や、旅先で釣りをしたい方は、ぜひパックロッドも検討してみてください。

なおと
最近のパックロッドは、一昔前とは比べ物にならないほど高性能化していますよ!

メバリングロッドをアジングに代用できるのか?

アジングロッドで釣ったメバル1本でメバリングとアジングを両立させたいなら、アジングロッドをおすすめします。

アジングロッドでメバリングをするのは簡単ですが、メバリングロッドでアジを掛けアワせるのは困難だからです。

メバリングロッドでアジングをすると、ジグヘッドを動かしにくい、アタリがわかりにくい、フッキングスピードが遅くて針に掛からないなど、ストレスが多くて釣果もガクッと少なくなってしまいます。

なおと
そのため、アジングロッドの方がよく売れる傾向にあります。

メバリングロッドのおすすめランキング

 

今回は、実売価格が1万円〜2万円前後のロッドの中から、人気のモデルを10本チョイスして実際に使ってみました。

そして検証結果を基に、上記10本の中からカテゴリー別にBEST3を選抜!

ご自身の使用環境を想像しながら、ぜひロッド選びにお役立てください。

なお、ロッドはそれぞれに個性があり、使い手によって評価も大きく異なるため、筆者の主観100%でランキングしています!

なおと
各ロッドの詳しい使用感は記事末で記載しています。

ランキング表のアイテム名をタッチするとジャンプできるので、ぜひご覧ください!

「最初の1本に!」ランキング

 

1位に選んだのはソルパラ! 7,000円前後で買えて、なおかつメバリング専用に設計されているのは魅力ですね。どの点も見ても価格以上の使用感で、メバリングの基礎となる“巻いて釣る”を楽しめると思います。

なおと
迷ったらソルパラを選べば間違いなし!

2位はフィネッツァUX! ソルパラの倍近い価格ですが、この価格帯では非常に軽くてSiCガイドも搭載しており、間違いなくお値段以上の満足感。シャープな使用感も魅力なので、「1万円ちょっと出せる」という方にはイチオシです。

なおと
価格破壊的なスペックです(笑)

そして3位はオーシャンゲート! 1本目としてはやや高価かもしれませんが、とくに軽量ルアーの操作性が◯。フィネッツァUXがややシャープなのに対し、オーシャンゲートは全体的に柔らかく、「軽いルアーでしっかり食い込ませたい」という方にはこっちがオススメです。

なおと
よく曲がるのでメバルの引きを存分に楽しめます!

「軽さ」ランキング

 

1位に選んだのはソルティーステージプロトタイプ! 7ft9in/61gの軽さは驚異的で、体感は6ft前半ぐらいです。長尺ながら先重り感もなく、小技も効かせやすい凄いロッドだと思いましたよ。

なおと
この価格では信じられないほどの軽さです。ちょっと異常でしょ(笑)

2位は月下美人MX! 6ft8in/59gは今回使ったロッドの中で最軽量でしたが、レングスも加味して2位としました。ややショートレングスゆえに取り回しがよく、小規模なフィールドには相性抜群です。

なおと
ロッドを立ててアクションを加えたり、アタリを掛ける釣りには最高です!

そして3位はソアレSS! 重量面では不利なソリッドティップや補強構造を導入しながらも、7ft6in/64gは非常に立派な軽さ。軽くてしなやかですが、高いレベルで強度と剛性も確保されている1本です。

なおと
相反する要素を高いレベルで両立させているのは、「さすがシマノ」の一言!

「プラグの使いやすさ」ランキング

 

1位に選んだのはブルーカレント3! しなやかなレギュラーテーパーのブランクはプラグとの相性が抜群でした。遠投ができてプラグが綺麗に泳ぎ、アタリも弾きにくい、理想的なプラッギングロッドといえるでしょう。また、3g前後のレギュラーサイズから、バチ抜けの時に多用する大型のプラグにも対応できる懐の深さもGOOD。

なおと
プラッギングが大好きな人は、絶対に買って損をしないロッドだと思います!

2位はフィネッツァUX! 「1万円台でプラグをメインに」と考えている方にはぜひ使ってもらいたい1本です。ティップまで適度に張りがあるため、遠投がしやすくて重めのプラグも使いやすく、外向きの堤防やテトラ帯でのプラッギングに◯。感度が良いのも魅力です。

なおと
シャープなロッドなので、掛けるプラッギングが可能!その他にも、ワインドとも好相性です。

そして3位はルアーマチックMB! 当然使用感では高価格帯のロッドに及びませんが、“7,000円前後で買える”という前提を含めると非常に高評価でした。悪く言うとややダルいのですが、そのダルさが絶妙にプラグとマッチしています。グリップが短くて前が長いため、石積みやテトラ帯でも使いやすいです。

なおと
ダークホース的な存在でしたね!グリップが短いので、ちょっと遠投はしにくいかも……。

「小場所での使いやすさ」ランキング

 

1位に選んだのは月下美人MX! ショートレングスかつ軽量なので、湾内や漁港内といった小場所では取り回しが最高。小場所で使用頻度が高い軽量ジグヘッドはもちろん、プラッギングやワインドも快適に行えます。そのため、軽いジグヘッドで常夜灯を丁寧に攻めたり、日中にワインドでリアクションバイトを狙ったりすることも可能です。

なおと
軽量かつショートレングスで、さらに操作性と汎用性も高いわけです!

2位はソアレSS! 軽いウエイトで繊細に食わすなら、この1本。やや長いので、風が強い時や足場が高い堤防でも使いやすいですよ。軽いシグヘッドをナチュラルに操ることが得意なので、浅場でのナイトゲームには抜群ですね。ワインドはやや厳しいですが、軽めのプラグは快適に使えます。

なおと
とてもしなやかなロッドなので、小型のメバルでも引き味を楽しめます!

そして3位はオーシャンゲート! 全体的な使用感はソアレSSに近く、軽量ルアーを使ってナチュラルに喰わせるのを得意とします。長過ぎず短過ぎないレングスで、しなやかさとシャープさのバランスも良く、万人受けするタイプですね。始めの1本としてもすごく良いと思います。

なおと
「王道中の王道」といったメバリングロッドですよ!

「外海での使いやすさ」ランキング

 

1位に選んだのはソルティーステージ プロトタイプ! シャープなフルチューブラーロッドなので重めのルアーも扱え、遠投した先でロッドアクションも加えやすいため、外洋での良型狙いには最高です。おまけに軽くて感度も良いので、潮の変化を狙うような繊細な釣りにもGOOD。ロングレングスゆえに磯やゴロタ浜、テトラ帯にも◯。

なおと
外洋エリアを繊細に攻められるロッドです!

2位はブルーカレント3! 適したルアーや使い方はソルティーステージとほぼ同じですが、ブルーカレントはムチッとした粘っこいブランクなので、両者で好みが分かれるところですね。ブルーカレントはトルクフルでよく曲がるため、掛かった魚が無駄に暴れないことが特徴。誰でも大型をキャッチしやすい調子です。

なおと
軽さと感度はソルティーステージですが、ヤマガらしい曲がりが魅力ですね!

そして3位はピンウィール! ソルティーステージとブルーカレントはフルチューブラーですが、ピンウィールはソリッドティップ仕様。一般的なソリッドよりもやや硬めなのですが、チューブラーよりティップに荷重が乗りやすいので、とくにジグヘッドや引き抵抗の小さなプラグが使いやすいですね。

なおと
ソリッドティップとハードなベリー&バットのバランス感がナイス!

「アジングにも使える万能さ」ランキング

 

1位に選んだのは月下美人MX! 軽くて感度が良く、ロッドを立ててアクションさせやすいため、今回使ったロッドの中ではダントツでアジングに使いやすいですね。また、1g前後のジグヘッドを操作しやすく、軽いジグヘッドをフォールさせてもティップから荷重が抜けない点もGOOD。しっかりフォールバイトを取れますよ。

なおと
「メバリングをメインに、アジングを時々」って方にはイチオシ!

2位はルアーニスト モバイル! アジングにはやや強めですが、十分使えますね。1gの操作感は良いとはいえませんが、1.5gぐらいを使えば十分成立させられるでしょう。もちろんハイレベルな使用感ではなく、あくまでも「できる」というレベルではあります。

なおと
メバリングができたり、アジングができたり、バス釣りができたりと、何かと便利なロッドだと思います!

そして、今回使ったロッドの中でアジングができるのはこの2本でした。メバリングロッドでアジングをするのはやや厳しいと言うことですね。

各ロッドの使用感を詳しく紹介!

シマノ ルアーマチックMB S70UL−3

1本目はシマノのルアーマチックMB S70UL-3です。


ルアーマチックMBは汎用ルアーロッドシリーズで、その中でもS70UL-3はメバリングにフィットする1本。


実売価格は6,000円前後です。

全長7ft
自重80g
継数3本
仕舞寸法74.8cm
対応ウエイト0.8-10g
対応ラインPE:0.2-0.8号 / ナイロン:2-5Lb
本体価格バリュープライス

ルアーマチック MB

ルアーマチックMBは3ピース仕様なので仕舞寸法が74.8cmと短く、携帯性に優れます。

このサイズなら電車や自転車釣行に便利ですね。

ルアーマチック MBのロゴ

アンダー1万円の価格ながら、渋いグリーンをベースにゴールドのロゴが入っており、高級感が漂っています。

①細部の仕様

ルアーマチック MBのグリップグリップが極端に短いことはルアーマチックMBの大きな特徴です。まるでトラウトロッドみたいですね。

グリップ周りのデザインはシンプルですっきりしており、ゴールドの化粧リングが高級感をプラスしています。

ルアーマチック MBのブランク

高級機種のような最新のテクノロジーは導入されていませんが、“普及価格帯の常識を覆す高性能ブランクス”を採用し、マルチピースロッド特有のダルさやブレを軽減しているようです。

ルアーマチック MBのガイド

ガイドは、ステンレスフレーム&Oリングの仕様。

Oリングは、高級なSiCリングに比べると硬度や放熱性能は劣りますが、メバリングに必要十分な性能は確保されています。

ルアーマチック MBの軽さ

2000番(205g)のリールと合わせた際のバランスです。

3ピースかつショートグリップなので重心位置はやや先寄りですが、仕様と価格を考慮すると優秀だと思います。

なおと
今のところ、6,000円だとは思えません(笑)

さすが世界のシマノ!

②キャストフィール

 

ショートグリップなので、基本的にシングルハンドでのキャストになるでしょう。

シングルハンドでキャストする時にグリップが体やウェアに干渉せず、ロッド自体に極端なクセも無いため、かなり投げやすいですね!

「爽快なキャストフィール」のようなシャープさはありませんが、ロッドがオートマチックによく曲がるので、軽量ジグヘッドも少し重めのプラグも投げられます。

なおと
ビギナーの方は、こういうロッドが一番投げやすいですよ!

③操作感

ルアーマチック MBの操作性マルチピースロッドながら自重は80gと軽量で、軽いジグヘッドやプラグの操作がしっかりできます。

また、全体的にしなやかなのでメバリングのセオリーである“巻く釣り”と好相性。

その一方で、重めのジグヘッドやメタルジグを弾くような、ハード系のアクションには不向きかもしれません。

なおと
リトリーブが安定しない初心者の方でも、ロッドが“緩衝材”となって自然なアクションを演出できそうです!

④感度

ルアーマチック MBの感度

プラグをスローリトリーブした時に、プルプルが伝わる感度はあったのでメバリングには必要十分といったところ。

決して高感度ではありませんが、メバルのバイトはしっかりと感じられるでしょうし、食い込みも良さそうです!

なおと
PEラインを使うことで手元に伝わる感度がアップしますよ!

⑤総評

ルマーマチックMBの総評

ルマーマチックMBを使ってみて、「十分メバリングを楽しめるモバイルロッド」ということがわかりました!

メバリングやライトゲームに必要十分な性能、マルチピースロッドならではのコンパクトさ、そしてお求めになりやすい価格が魅力の1本ですね。

1本持っていると何かと役立つロッドなのは間違いありませんね!

なおと
実売6,000円ですが、しっかりとシマノクオリティを感じられます♪

メジャークラフト ソルパラ SPX-S702UL

2本目はメジャークラフトのソルパラ ライトロック SPX-S702UL。


各ジャンルで人気なソルパラのメバリング専用モデルです。


実売価格は7,000円前後。

全長7ft
自重-
継数2本
仕舞寸法-
対応ウエイト0.4-5g
対応ライン0.1-0.6号
本体価格9,680円

ソルパラのロゴ

イメージカラーのネイビー&オレンジがロゴ周りに入っているのがGOOD。

旧モデルからは素材やデザインが見直され、性能も見栄えも良くなっているようです。

①細部の仕様

ソルパラのグリップ

グリップはセパレートタイプで、リールシートはアップロック式

リアグリップがやや太く、片手でのキャストが難しい方でもリアグリップをしっかり握ってキャストできるでしょう。

ソルパラのブランク

SPX-S702ULはソリッドティップ仕様なので、チューブラー(中空)のブランクにソリッドティップを継いだ構造です。

ソリッドティップはホワイトに塗装されており、月明りや常夜灯があれば夜間でも視認できます。

ソルパラのガイド

ガイドはステンレスフレーム&Oリング

ここはルアーマチックと同じく、値段相応な仕様ですね。

ソルパラの軽さ

リールをセットした際のバランスはこんな感じです。

ルアーマチックよりもやや手前ですね!

なおと
ソルパラらしいお値段以上のクオリティに期待です!

②キャストフィール

 

キャストした際に感じたのは、穂先から胴にかけて全体的に柔らかいこと。

ルアーを付けなくてもロッドを振るだけで大きく曲がるため、軽いルアーのキャストがしやすいですね。

シャープさはありませんが、ロッド全体がムチのようにしなって戻る特性です。

なおと
ルアーマチックと似た雰囲気ですが、ソルパラの方が一段柔らかく感じます!

③操作感

ソルパラの操作性

ソリッドティップがしなやかなので、1〜2g前後のジグヘッドの3g前後プラグをリトリーブする釣り方には最高ですね。

ロッドアクションを加えるテクニカルな釣りには不向きですが、オーソドックスなメバリングには最適なので、メバリング入門には文句なしの1本だと思います!

なおと
食い込みも良いので、リトリーブ主体のメバリングにもってこい!

④感度

ソルパラの感度プラグのプルプル動く感覚や着底の感触は十分感じられました!

また、ティップがしなやかで見えやすいため、目感度も良く、ある程度明るい状況なら手元に伝わり辛いバイトを視覚的に捉えられると思います。

なおと
アタリを掛けるというよりも、アタリがあったら掛かっているようなロッドですね!

⑤総評

ソルパラ ライトロックの総評

ソルパラ ライトロック SPX-S702ULを使ってみると、「リトリーブを主軸としたメバリングに最高」ということが分かりました!

全体的に曲がり込むタイプのロッドは、オーソドックスなメバリングに適し、小さいメバルから大きいメバルまで釣り味を楽しめ、バラシも少なくなります。

堤防でのメバリングデビューにはイチオシです!

なおと
オートマチックにメバルを釣れる竿です!

ダイワ ルアーニスト モバイル 68L-S-4

3本目はダイワのルアーニスト モバイル 68L-S-4 です。


ルアーマチックと同じく、ルアーニストは汎用ルアーロッドシリーズで、その中でメバリングに適するのが68L-S-4。


実売価格は9,000円前後です。

全長6ft8in
自重120g
継数4本
仕舞寸法56cm
対応ウエイト1-10g
対応ライン3-8lb
本体価格11,900円

ルアーニスト モバイルのロゴ

ブラックとゴールドを基調としていて、安っぽさはありませんね。

ロゴもシンプルで万人受けしそうです。

ルアーニスト モバイルはコンパクト

ルアーマチックよりも1ピース多い、4ピース仕様です。

そのため仕舞寸法はわずか56cmと、非常にコンパクト!

これならリュックにもすっぽりと収まるでしょう。

①細部の仕様

ルアーニスト モバイルのグリップ

リールシートはセパレートではなく、ストレートタイプです。

ライトゲームロッドとしてはグリップが太めで、少しバスロッドチックなルックス。

ルアーニスト モバイルのブランク

ブランクを見てみると、根本から中腹にかけてはがっしりしていますが、ソリッドティップなので先端側は一気に細くなっています。

マルチピースロッドは、先端の節から継いでいくとスムーズですよ。

ルアーニスト モバイルのガイド

ガイドはステンレスフレーム&Oリングです。

ルアーニスト モバイルの軽さ

4ピースなのでもう少し前方寄りかと思いましたが、かなり手元に近い重心位置でした。

6ft8inの少し短めのレングスと、太め(重め)のグリップで上手くバランスしているのかもしれません。

なおと
自重は120gと少し重めですが、持った時には数字以上に軽く感じます。

さすがダイワ!

②キャストフィール

 

見た目の通り、ティップの下あたりからの張りが強く、ルアーマチックやソルパラとは違ってビシッと飛ばせる感覚でした。

ティップだけクイッと曲がり込むので、小さなテイクバックでクイックにキャストできます。

なおと
コントロール重視の港湾や漁港でとくに使いやすいですね!

③操作感

ルアーニスト モバイルの操作性

一般的なメバリングロッドに比べ、ティップも含めて全体的に張りがあり、ロッドアクションを加える釣りに向いています!

ライトワインドや5g前後のメタルジグを使って、リアクションバイトを狙う釣りに相性抜群なので、日中の釣りにも使いやすいですね。

また、重めのプラグを巻いたり、重めのジグヘッドで深いポイントを狙ったりするのにもGOOD。カサゴ釣りにも最高です。

なおと
アジングロッドやバスロッドに近いテイストです!

④感度

ルアーニスト モバイルの感度ロッドに張りがある分だけ手感度が良く、岩にルアーが当たる感覚やルアーのアクションがダイレクトに伝わってきました。

とくにボトム周辺を狙う時は、着底がわかりやすいことや、ウィードなのか岩なのかを判別できることは、釣果に直結すると思います!

なおと
フォール中のアタリも手元まで伝わるはずです!

⑤総評

ルアーニスト モバイルの総評

ルアーニスト モバイル 68L-S-4を使ってみると、「テクニカルな釣りに適したロッド」ということが分かりました!

4ピースの携帯性に加え、ルアーを積極的に操作できる点が魅力でしょう。

極端に柔らかすぎないので、いろんな釣りに使えるのも嬉しいですね。

なおと
「万能ライトゲーム」といったロッドです!

オリムピック フィネッツァ UX 20GFINUS-752L-T

4本目はオリムピックのフィネッツァUX 20GFINUS-752L-Tです。


このUXシリーズ、エギングやアジングでも「コストパフォーマンスが高い」と評判で、とても人気があります!


実売価格は12,000円前後です。

全長7ft5in
自重81g
継数2本
仕舞寸法116.5cm
対応ウエイト1-7g
対応ライン1-4lb/PE:0.1-0.6号
本体価格15,400円

フィネッツァ UXのロゴ

数あるメバリングロッドの中でも、じつはフィネッツァはメバリング黎明期から続く古参のブランド。

オリムピックらしいシックで高級感のあるデザインも高評価ポイントです。

①細部の仕様

フィネッツァ UXのグリップ

リールシートは、軽さと感度が売りのFuji製VSS

アップロック式でフロントグリップが長く、人差し指を沿わせる握りと相性が良いですね。

セパレート部分が長く、軽量化も図られていますね。

フィネッツァ UXのブランク

752L-Tはフルチューブラーのブランクです。

バットセクションには、グラファイトクラスLVというオリムピック独自の製法が使われており、ネジレや潰れへの耐性を高めています。

フィネッツァ UXのガイド

ガイドは、ステンレスフレームのSiC-SガイドをKガイドでセッティング。

KガイドはPEラインでも絡みにくいことが魅力です。

この価格帯でSiC-SリングのKガイドを用いている点は、かなり頑張っていると思います。

フィネッツァ UXの軽さ7ft5inながら自重は81gと非常に軽量なため、持ち重りは一切感じられません!

なおと
持った瞬間に「軽いっ!」と自然に言ってしまいました(笑)

②キャストフィール

 

軽い上に、しなやかに曲がるのでとても投げやすいですね。

また、反発もそこそこ強くてブレの収束も早いため、ピシッとシャープに振り抜けます。

なおと
「しなやかなのにシャープ」とはまさにこのこと!

③操作感

フィネッツァ UXの操作性

フルチューブラーのブランクはティップまで適度にハリがあり、プラグやライトワインドにも使いやすいですね。

ティップが入力を吸収し過ぎないので、風が強い日にもロッドアクションが伝わりやすく、積極的に操作できます。

なおと
ジグヘッドのただ巻きはもちろん、とくにプラグとの相性が抜群です!

④感度

フィネッツァ UXの感度

感度もかなり高く、プラグをデッドスローで巻いた時のプルプル感もバッチリ分かりましたね!

潮流の速い場所や外洋でプラッギングをすると、反転流や引き波でルアーからの抵抗感が変わるのですが、そういった微妙な変化を感じ取りやすいと思いました。

なおと
巻いた時の感度がとても高い!

⑤総評

フィネッツUXの総評

フィネッツUX 20GFINUS-752L-Tを使ってみると、「これが本当のハイコスパロッド」という感じでしたね!

軽さ・操作性・感度、どの点を見ても実売12,000円とは思えません。まさに価格以上のクオリティでした。

とくにプラグ好きな方にはイチオシです!

なおと
がっつりメバリングを楽しみたい方はぜひ!

ジャクソン オーシャンゲート メバル JOG-72UL-K ST MB

5本目はジャクソンのオーシャンゲート メバル JOG-72UL-K ST MBです。


実売価格16,000円前後で、シリーズ全3本中でもっとも柔らかいモデル。


ちなみに、オーシャンゲートシリーズは各ジャンルのエントリーモデルとして位置付けられています。

全長7ft2in
自重85g
継数2本
仕舞寸法112.5cm
対応ウエイト1-7g
対応ラインPE0.15-0.4号
本体価格18,150円

オーシャンゲートのロゴ

ブラックをベースに、ロゴやスレッド、リールシート周りのパーツにレッドが加えられたデザイン。

ちなみ、アジングモデルのデザインはブラック×ゴールドです。

 

①細部の仕様

オーシャンゲートのグリップ

リールシートはダウンロックタイプで、丸っこいEVAグリップが特徴的ですね。

この丸っこいグリップ、握ってみると手のひら部分にすごくフィットすることが分かりました。

手とグリップの接触面積を増やし、感度向上を狙っているのかもしれません。

オーシャンゲートのブランク

1万円台ですが、ブランクには高性能なカーボンを採用しているようです。

持ってみると、軽くて全体的に柔らかい「THE・メバリングロッド」という印象。

穂先にはソリッドが継がれています。

オーシャンゲートのガイド

ガイドは、ステンレスフレームのアルコナイトガイドです。

アルコナイトリングの性能はOリングとSiCの中間的なレベルで、この点は“価格なりの仕様”といったところでしょう。

オーシャンゲートの軽さ

フロントグリップが短いので先寄りに見えますが、十分手元重心です。

自重も85gなのでかなり軽く感じます。

なおと
ソリッドティップは重量面で不利ですが、この軽さ!

②キャストフィール

 

キャストしてみると、持った時の柔らかさに反して、なかなかシャープなフィーリングです。

おそらく、7ft2inというレングスの設定が絶妙で、長過ぎない分だけ「柔らかいけどシャープに感じる」のだと思います。

ソリッドからチューブラーへの継ぎ目の曲がりもスムーズで、違和感もまったくありません。

なおと
他のロッドよりガイドが多いせいか、ルアーウエイトが軽くてもロッドがよく曲がり、軽量ルアーを投げやすいです!

③操作感

オーシャンゲートの操作性

ティップが柔らかいソリッドなので、3cm前後のスモールプラグや1.5g前後のジグヘッドの操作感が素晴らしいですね。

軽量ルアーを丁寧に巻いて、オートマチックに食い込ませるロッドです!

なおと
とくに、浅いレンジでルアーをスローに操るのに適しています!

④感度

オーシャンゲートの感度

柔らかいロッドなので情報が消えがちなのかと思いきや、岩とラインの擦れやボトムタッチ、ルアーの動きもしっかりと手元まで伝わりました。

高感度とまでは言えませんが、メバリングで必要十分な感度は備わっていますよ。

なおと
アタリを感じて掛けるのではなく、魚が自動的に掛かるタイプのロッドです!

⑤総評

オーシャンゲート メバルの総評

オーシャンゲート メバル JOG-72UL-K ST MBを使ってみると、「軽いルアーでスローに攻めるロッド」ということが分かりました!

小さいプラグや1〜1.5g前後のジグヘッドを多用する、湾内や漁港でのメバリングには最適でしょう。

軟調のソリッドティップならではの繊細な釣りができると思います。

なおと
軽量ルアーに苦手意識がある方にもおすすめです!

パームス ピンウィール PFSS-76UL

6本目はパームスのピンウィール PFSS-76ULです。


ピンウィールは対象魚を絞らないライトゲームロッドとして発売されていますが、その中でもメバリングに使いやすいのがPFSS-76UL。


実売価格は18,000円前後です。

全長7ft6in
自重92g
継数2本
仕舞寸法-
対応ウエイト0.4-5g
対応ライン2-5lb/PE:0.2-0.4号
本体価格19,600円

ピンウィールのロゴ

シンプルなデザインが主流となった現在では珍しく、遊び心のあるデザインが目をひきます。

ファンタジーなロゴも含め、全体的に楽しいデザインですね。

①細部の仕様

ピンウィールのグリップ

リールシートは、スケルトンシートと呼ばれるものを用いており、大胆に肉抜きされていることが特徴。

グリップのEVA部分も必要最小限といった感じで、軽さと感度へのこだわりが伝わるグリップ周りです。

ピンウィールのブランク

ブランクのバット部にはカーボンシートをX状に巻き付けて補強しており、剛性と強度を確保しています。

ティップはしなやかなソリッド仕様です。

ピンウィールのガイド

ガイドは、ステンレスフレームのKガイドです。

リングについては公表されていませんが、おそらくアルコナイトだと思われます。

ピンウィールの軽さ自重は92gです。

フィネッツァやオーシャンゲートと比べると重く感じますが、それでもアンダー100g。

なおと
ひょっとすると、ブランクの補強が重量面で不利に働いているかも?

②キャストフィール

 

キャストしてみると、思っていたよりも張りがあってビシッと飛ばせます。

パワーはUL表記ですが、一般的なULよりもティップからベリーまで張りがあり、ワンランク強いロッドですね。

ウエイトの乗り的には、2〜5gが一番投げやすくてよく飛びます。

なおと
パワーが強い分、自重がやや重めだったということですね!(十分軽いけど)

③操作感

ピンウィールの操作性

ジグヘッドのウエイトで言えば、1.5〜5gくらいの操作性が非常に高いです。

そのため、遠投して沖の深場を狙ったり、ジグヘッドをダートさせてリアクションバイトを狙ったりするのにベストマッチ!

リップ付きのプラグや大きめのワームを使ってもティップが曲がり過ぎず、ロッドを操作した際にダルさがありません。

なおと
張りはありますが、巻き始めるとティップが追従するのでリトリーブ主体の釣りにも◎

④感度

ピンウィールの感度

ブランクの張りが強い恩恵か、ラインからの入力が反響して手元まで届きます。

スケルトンシートが効いているのかは不明ですが、ロッドから伝達された振動がダイレクトに指と掌まで届いている感覚。

また、グリップの形状的にも人差し指でブランクタッチをしやすく、それも感度の面でアドバンテージなのかもしれません。

なおと
スケルトンシートは好き嫌いが別れますが、手元に伝わる情報量は多いですね!

⑤総評

ピンウィールの総評

ピンウィール PFSS-76ULを使ってみると、「汎用性の高いライトゲームロッド」でした!

感度が高くて重めのルアーも使いやすいので、「1本でなんでも」という方にはハマるはずです。

何かに特別秀でているわけではありませんが、なんだかんだで使用頻度が一番高くなる類のロッドだと思います!

なおと
個人的にはドストライクのロッドでした(笑)

ダイワ 月下美人 MX 68L-S・N

7本目はダイワの月下美人MX 68L-S・N です。


MXは月下美人シリーズのミドルグレードで、メバリングモデルとアジングモデルが分けて展開されています。


実売価格は19,000円前後です。

全長6ft8in
自重59g
継数2本
仕舞寸法105cm
対応ウエイト0.5-8g
対応ラインナイロン:0.5-4lb / PE:0.1-0.4号
本体価格28,900円

月下美人 MXのロゴ

シリーズに共通する赤が入ったデザインや、伝統の月下美人ロゴがナイス!

超メジャーブランドなので、所有感も大いに満たしてくれるはず。

①細部の仕様

月下美人 MXのグリップ

リールシートは軽さを重視した、ダイワオリジナルのエアセンサーシート

グリップが長過ぎず短過ぎず、シングルハンドでもダブルハンドでもキャストしやすい設計です。

月下美人 MXのブランク

ブランクには軽量かつ高強度なHVFカーボンが用いられています。

さらに、X45で補強してネジレや潰れに対する剛性も確保。

ティップには、ダイワ独自のカーボンソリッドであるメガトップを採用しています。

月下美人 MXのガイド

ガイドはステンレスフレームのSiCガイドです。

ティップ部には一般的なロッドよりも大きい0.5mm径のガイドをセッティングし、糸を抜けやすくしています。

月下美人 MXの軽さ

やや短めのレングスも相まって、非常に軽く感じます。

自重は59gと、ハイエンド並の軽さです。

なおと
Mサイズの卵(約65g)よりも軽いんですよ!笑

②キャストフィール

 

軽くて反発があるうえに、ソリッド部分にも絶妙なハリがあるため、シングルハンドでも軽快に振り抜けます。

ブレの収束も非常に速く、スムーズにラインが抜けるので飛距離もGOOD。

なおと
大きめのガイドも相まり、太目の糸でもしっかり飛ばせそうです!

③操作感

月下美人 MXの操作性とくに1g前後のジグヘッドの操作感は目を見張るものがありましたね。

やはりソリッドティップのセッティングが絶妙で、軽いこともあって操作感がとてもダイレクトです。

なおと
これならアジングにも代用できますね!

④感度

月下美人 MXの感度

感度の良さも高評価ポイントです。

検証時は風が強くて糸フケも多く出ていましたが、着底や障害物へのタッチもバッチリ伝わってきました。

プラグのプリプリアクションも、ルアーの動きを明確に想像できるほど手元に伝わります。

なおと
メバリングロッドの中でも、かなり感度が良い部類です!

⑤総評

月下美人MXの総評

月下美人MX 68L-S・Nを使ってみると、「操作性と感度に優れた軽量ロッド」ということが分かりました!

全体的に柔らかいロッドが好きな方にはオススメできませんが、操作性や感度を活かしてテクニカルな釣りをしたい方にはイチオシの1本です!

アブガルシア ソルティーステージ プロトタイプ メバル XMBS-792ULT

8本目は、アブガルシアのソルティステージプロトタイプ メバル XMBS-792ULTです。


プロトタイプには、“開発段階の熱い想いをそのまま形にした”という意味合いが込められているとのこと。


実売価格20,000円前後です。

全長7ft9in
自重61g
継数2本
仕舞寸法120.8cm
対応ウエイト0.5-12g
対応ラインPE:0.1~0.5号
本体価格30,250円

ソルティーステージ プロトタイプのロゴ

旧製品からソルティステージの名は引き継いでいますが、素材や製法は一新されています。

ブランクは無塗装で、ロゴはグリップに小さくまとめられています。

①細部の仕様

ソルティーステージ プロトタイプのグリップ

外観上の大きな特徴は、後方が大胆にカットされたグリップ

手にフィットする部分だけを残し、余分な部分は削ぎ落とされています。

ソルティーステージ プロトタイプのブランク

100%国産のカーボンに、アブ独自のTriarchy Force製法と東レのナノアロイテクノロジーを組み合わせ、軽量かつ高感度ながら高強度なブランクに設計しています。

792ULTはフルチューブラーブランクです。

ソルティーステージ プロトタイプのガイド

ガイドは、ステンレスフレームのSiC-Sガイド

PEラインのトラブルを減らすために、これをKガイドセッティングで搭載しています。

ソルティーステージ プロトタイプのマイクロガイド

アブガルシアらしく、ベリーからティップにかけては極小のマイクロガイド仕様です。

ソルティーステージ プロトタイプの軽さ

特筆すべきは軽さ。

自重は61gと、アンダー7ftと同等かそれ以上の軽さです。

なおと
持ってもびっくりするくらい軽い!

②キャストフィール

 

反発力やキャスト後の収束の速さなど、どこを取っても良く、振り抜きの良さは圧倒的です。

こう書くと「曲げにくそう」と思われそうですが、曲がり込みもスムーズなので、クセも全然ありません。

なおと
とにかくシャープなキャストフィールですね!

③操作感

ソルティーステージ プロトタイプの操作性

7ft6inのレングスがありますが、軽量かつシャープなのでかなり小技も効かせやすいですね。

ロッドは長くなるほどダルくなりがちですが、まるで6ft台のような軽快さ。

オールチューブラーでシャキッとしているので、ライトワインドのようなキビキビ動かすアクションもバッチリこなせます!

なおと
0.5〜12gの幅広いウエイトに対応することも魅力です!

④感度

ソルティーステージ プロトタイプの感度

とくに反響感度が良くて「カンッ!」というように、手元へと金属的に情報が伝わってきます。

ルアーがストラクチャーに当たった時の反響が非常にクリアなので、ボトムを狙う釣りとは相性抜群です。

なおと
軽さも相まって、手に伝わる感覚に全集中できます!

⑤総評

ソルティーステージプロトタイプの総評

ソルティステージプロトタイプ メバル XMBS-792ULT を使ってみると、「至極の軽さと感度を兼ね備えたロッド」ということが分かりました!

ハイエンドロッドに差し迫る軽さや感度を、20,000円ちょっとで手にできるのは驚き。

1万円台のロッドから買い換えると、感動すると思います。

なおと
藻場や遠浅のゴロタ、磯などの大型狙いにも最高に良いでしょうね!

シマノ ソアレSS S76UL-S

9本目は、シマノのソアレSS S76UL-Sです。


SSはソアレシリーズのミドルクラスとして位置付けられており、メバリングモデルとアジングモデルが別に展開されています。


実売価格は22,000円前後です。

全長7ft6in
自重64g
継数2本
仕舞寸法117.2cm
対応ウエイト0.5-5g
対応ラインナイロン・フロロ:1〜3lb/PE:0.1〜0.4号
本体価格29,200円

ソアレ SSのロゴ

ソアレらしいオレンジゴールドのスレッドやアルマイトパーツが目を惹きます。

ロゴ周りやセパレート部分がマットな質感になっており、オレンジゴールドがよく映えます。

①細部の仕様

ソアレ SSのグリップブリッジライクシートと呼ばれる、シマノオリジナルのリールシートを搭載しています。

軽さと感度を重視して、大胆に肉抜きされていることが特徴です。

ソアレ SSのブランク

ブランクは、シマノ独自のスパイラルXハイパワーXを組み合わせた構造で、強度と剛性を高めています。

S76UL-Sはシリーズで唯一タフテックアルファと呼ばれるカーボンソリッドを搭載しており、穂先が非常に柔らかく作られています。

また、ソリッド部分はシルバーカラーに塗装されており、視認性も◯。

ソアレ SSのガイドステンレスフレームのSiCガイドを、Kガイドでセッティングしています。

ソアレ SSの軽さ

ソルティーステージには及びませんが、それでも十分軽量です。

重量面では不利な補強がびっしり入っているにも関わらず、自重64gは「さすがシマノ」といえるでしょう。

②キャストフィール

 

ティップがすごく柔らかいため、超軽量ルアーでもテイクバックするだけでグニャリと曲がり込みます。

その一方で、ベリーからバットには反発があるので、重ためのルアーでも投げにくくありません。

ただし、柔らかいソリッドゆえにブレの収束はやや遅く、シャープさにはやや欠けます。

なおと
昔ながらのメバリングロッドらしいキャストフィールです!

③操作感

ソアレ SSの操作性使っていて一番気持ちが良いのは、1g前後のジグヘッドリグです。

そのため、港湾の中や常夜灯周りを狙うにはもってこい。

その反面、重めのジグヘッドや抵抗の大きなルアーにロッドアクションを加えるような釣りには不向きですね。

なおと
軽いルアーでも操作感がしっかりあります!

④感度

ソアレ SSの感度

ティップが凄く柔らかいものの、思ったよりも感度は良いですね。

ティップがある程度入力を吸収してしまうので、金属的な感度とはいきませんが、ルアーが岩と接触した様子はしっかり伝わってきました。

なおと
違和感を与えず乗せて、オートマチックに掛けるロッドです!

⑤総評

ソアレSSの総評

ソアレSS S76UL-Sを使って見ると、「乗せ重視の王道メバリングロッド」ということが分かりました!

やはりこのロッドの特筆すべきは、タフテックアルファのしなやかさですね。

ラインテンションが常に掛かるリトリーブの釣りにおいても、「とにかくアタリを弾かない」ことが追求されていますよ。

なおと
しなやかなので、メバルの引きも楽しめますよ!

ヤマガブランクス ブルーカレントⅢ 74

10本目は、ヤマガブランクス ブルーカレント3 74です。


実売価格は27,000円前後ですが、ヤマガブランクスのロッドらしく純国産。


ブルーカレントはライトゲームロッドとして展開されており、その中でもメバリングでオールマイティに使えるのが74です。

全長7ft4in
自重71g
継数2本
仕舞寸法114.5cm
対応ウエイトMAX10g(JH0.3〜7g / Rig1〜10g / Plug1.6〜7.8g)
対応ラインナイロン・フロロ 1〜5lb/PE:0.1〜0.5号
本体価格27,720円

ブルーカレントⅢのロゴ

ブランクスの性能に拘りながら、装飾を最小限に抑えることで、高いコストパフォーマンスを実現。

外観はすごくシンプルですが、そのスタンスが多くのユーザーから支持されています。

①細部の仕様

ブルーカレントⅢのグリップ

グリップはダウンロック仕様のセパレートタイプ。

化粧リング等もなく、非常にベーシックな作りです。

ブルーカレントⅢのブランク

ブランクは、全体的に細身なことが印象的。

シームレスに曲がり込んでトルクが出る、粘り強いブランクがヤマガブランクスの特徴です。

ブルーカレントⅢのガイドステンレスフレームのSiC-Sガイドを、Kガイドでセッティングしています。

ブルーカレントⅢの軽さ

ソルティーステージやソアレSSに比べるとやや重く、自重は71g。

決して重いわけではありませんが、軽さを最優先して設計されたロッドではありません。

なおと
一瞬触れただけで、「ヤマガブランクスらしい」と思わされる1本です!

②キャストフィール

 

テイクバックするとムチのように曲がり込んで、ルアーのウエイトが綺麗にロッドに乗ってくれます。

ルアーウエイトの大小に関わらず、ロッドが仕事をしてルアーを飛ばしてくれる、ヤマガブランクスらしいキャストフィールです。

なおと
お手本のような“投げやすい竿”です!

③操作感

ブルーカレントⅢの操作性

レギュラーテーパーのチューブラーロッドなので懐が深く、気持ち良く使えるルアーの幅がとても広いですね。

抵抗の少ないストレート系ワームのジグヘッドリグから、やや大きめのプラグ系まで、一般的なメバリング用ルアーならすべて飲み込んでくれます。

なおと
ルアーをキビキビと動かすのではなく、柔らかく動かすことが得意なロッドです!

④感度

ブルーカレントⅢの感度

感度に特化したロッドではないので、シャキシャキ系のロッドには一歩及びません。

しかし、しなやかさとの両立という観点では、十分な感度が確保されており、ルアーの挙動や障害物とのコンタクトは十分把握できますよ。

なおと
感度に全振りしたロッドではありませんよ!

⑤総評

ブルーカレントの総評

ブルーカレント3 74を使ってみると、「トータルバランスに秀でた優等生ロッド」ということがわかりました!

曲がりのスムーズさや曲げ込んだ時の粘り、幅広いルアーへの適性は「さすがヤマガブランクス」といえる仕上がり。

使い手や使い所を選ばない、万能ライトゲームロッドと呼べる1本でした。

なおと
曲がって粘るので、外道のシーバスやチヌもキャッチしやすいですよ!

メバリングロッドの検証方法について

メバリングロッドを検証

スペックだけをみてもわからないことが多いので、人気のメバリングロッドを10本集め、実際に使ってその使用感を検証しました。

実売価格が1万円〜2万円前後のロッドの中から、ジグヘッドやプラグを使いやすい王道の番手をセレクト。

ロッドの細部や、メバリングで大切なキャストフィール・操作性・感度をチェックしました。以下で検証項目について紹介します。

ロッドの細部

メバリングロッドのスペック

使用感の前に、ブランクやティップの構造、ガイド、リールシートなどの細かい仕様をチェックしました。

一口にメバリングロッドといえども、各パーツの素材やセッティングは異なります。

キャストフィール

メバリングロッドでキャスト

メバリングはキャストを繰り返す釣りなので、キャストフィールが大切です。

似たようなスペックのロッドでも、テーパー設計や反発力によってキャストフィールはまったく異なるので、実際にキャストを繰り返して確認しました。

操作性

メバリングロッドとルアー

キャストと同じく、テーパー設計や反発力によってルアーの操作性は異なります。

実際に数種類のジグヘッドやプラグを投げ、適したルアーや使い方を検証しました。

感度

メバリングロッドの感度

海中の情報がどれだけ、どのように伝わるか? というのが感度です。

ルアーを操作しながら、着底や障害物との接触、ルアーからの振動の伝わり具合を確認し、感度を検証しました。

スタイルに応じたメバルロッドをその手に!

メバリングロッドで釣ったメバル

軽いルアーを操り、アタリを弾かずに乗せ、その力強い引きをいなすには、やはり専用ロッドがベストです。

メバリングにもいろいろな釣り方があるので、ぜひ当記事を参考にロッドを選んでみてくださいね。

撮影:TSURI HACK編集部

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※各商品に関する情報は、実際に商品を使用したうえでの見解に加え、ブランド・ECサイトなどの情報を参照して記載しています。
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