ルナキア「LK822S-HT」をインプレ
TENRYUから出ているライトゲームロッド「ルナキア」。
中でも、筆者が購入した『LK822S-HT』は、超軽量ルアーからジグまで使うことができる超万能系ライトゲームロッドでした!
ルナキア『LK822S-HT』のスペック
『遠投&パワー重視フィネスモデル』というのがコンセプト。
対応ウエイトは25gまでと、驚異的なカバー範囲です。
ラインも0.8号まで対応しているので、メバルやアジングだけでなく、チニングなどにも応用できる高い汎用性にも注目。
品番 | 全長(cm) | 自重(g) | 仕舞寸法(cm) | ルアー(g) | ライン(号) | 本体価格(円) |
LK822S-HT | 249cm[8’2ft] | 82g | 127cm | MAX 25g | MAX PE0.8号 | 38,000 |
対応範囲の凄さ
実際使ってみて感じたのは、「使える範囲、広すぎっ!」と思ったのが、率直な感想です。
プラグからワーム、ジグまで平気で扱えたのには驚愕でした。
軽いものは2g、重いものは25gまで投げ込める
まずは許容範囲を確認するべく、軽量ルアーも投げ込んでみました。
2g程度の軽量ルアーであれば、ティップセクションでしっかり投げ込めました。
また25gのメタルジグも、ロッド全体の曲がりを使ってはるか彼方に飛んでいきます。
チニングでのフィーリングは最高に良い
個人的にはチニングで使ったときのフィーリングが、最高に良かったです。
チヌの硬いアゴにもしっかりフッキングも決まり、掛けた後のファイトも十分なパワーで楽々のファイト!
牡蠣殻が多くブレイクがキツイエリアでも、難なくチヌを浮かせられました。
不意の大物にも対応!ベリー&バットの強さ
ライトゲームあるあるで、いきなりシーバスやチヌが来たりしますよね。
そこでも余裕のファイトが出来ました!
ロッドの特性!
穂先が柔らかくベリーからバットにかけてが非常に強いため、不意のビッグサイズ外道達が来ても余裕でした。
曲がりがとても美しく、穂先からベリー、バットにかけての曲がり込みが非常にスムーズです。
粘り強さ
魚を掛けた後の溜め込みが素晴らしい。
「ロッドが仕事をする」の典型的な例で、ロッドを信頼して耐えておけば自然と魚は浮いてきます。
合わせるべきリール
では、ラインやリールなどどの程度がベストなのか、色々試して見ました。
月下美人X LT2000S&PE0.2 は良くない
先に結論を言うと、あまり良くなかったですね。
リールの大きさ&重さは良いのですが、ラインが細すぎる。
ドラグを締め込まないとロッドの曲がりを活かせないので、ここまでの細ラインにする必要はなさそうです。
15ルビアス2500H&PE0.6 はギリ行ける
キャロやフロートを飛ばした時のフィーリングが最高。
重心が手元に近くなるため、20g前後のジグを使用したときも扱いやすかったですね。
しかしながら、軽いプラグやジグ単体を使うにはイマイチ。もう少し細めのラインのほうが良さそうです。
20ルビアスFC LT2000S&PE0.4 これやん!
ロッドの曲がりと適応範囲にベストマッチ!
キャロでもフロートでも、軽めのリグも非常に扱いやすかったです。
タックルバランスとしては、少しだけ先重りを感じます。手元重心にしたい時は、2500番でも良いでしょうね。
めっちゃ飛ぶ
ロングロッドなので、言わずもがな、飛距離も申し分ない。
ジグやキャロ、またフロートメインで使いたいという印象です。
夢の100mも視野に
重めの飛距離重視のリグならば、50mは平気で飛んでいきますね。
まだ責めきれていない“あのエリア”も攻めれる可能性が出てきました。
長けりゃ良いってもんでもない
この8.2ftのレングスがちょうど良くて気に入っています。取り回しもし安く、振り抜きも良い。
女性アングラーにも良いかも
曲がりが良さが、最大の特徴でもあるこのロッド。
その恩恵で重いルアーから軽いルアーまで、ウエイト関係なくロッドに荷重をかけやすいですね。
スムーズにバットにウエイトが乗って飛んでくれるので、長めの竿が苦手な方や、女性アングラーでもしっかり飛距離が出せます。
総評
しっかり使い込んでみた結果、筆者としては最高に良いロッド。
一本で色々投げて楽しむには、ベストな一本だという印象です。
また全体的には1本でオールマイティに釣りをこなしたい方や、飛距離を求めている方にオススメです!
向いているケース
- 1.ライトゲーム主体で色々な魚を釣りたい。
- 2.さらにロングキャストで沖を攻めたい。
- 3.頻繁にチヌやシーバスなど中型魚が混じってヒットする。
向いていないケース
- 1.ポイントが近い(このレングスである意味があまりない)
- 2.使うルアーがほぼジグヘッドの5g以下(やっぱり硬めなので結構弾く)
一方でデメリットもありますので、使いどころはしっかりと考えた方が良いですね。
飛距離で制す
まだまだ使い込んで行きたいルナキアシリーズ。
このLK822S-HTのモデルは、やはり汎用性と飛距離が特徴的な一本でした。
ライトゲーム始めようかな?とか、今のタックルから1つステップアップしたい、沖にポイントあるけれど……などという時にオススメの1本です。