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ロッドのテーパー

ロッドのテーパー(調子)を理解すると、アナタの釣りはもっと変わる!

ロッドのスペック表を見ているとパワー(固さ)表記の他に、『レギュラーテーパー』や『ファーストアクション』(調子)と書かれている事があります。これはロッドの曲がり具合を表しています。今回はロッドにテーパーがある理由を解説します。

目次

アイキャッチ画像出典:pixabay

テーパーとは

製作:TAKEBUCHI ※画像はイメージです

テーパー(調子)とはロッドがどこで曲がるか、どんな曲がり方をするかを表している用語です。上の図のように、各テーパー毎にロッドの曲がり方が違うのが見てとれるかと思います。

エクストラファースト

ロッドの先端に向かって8:2の位置で曲がるテーパーです。「先調子」という分類に入ります。

ルアーに繊細なアクションをつけやすい半面、ロッドの曲がる範囲が狭いので、キャストが難しく、魚をバラし易いといった特徴があります。

ファースト

ロッドの先端に向かって7:3の位置で曲がるテーパーです。これも「先調子」に分類され、ルアーにアクションをつけやすく、エクストラファーストよりもキャストのしやすさや扱いやすさがあります。

レギュラーファースト

ファーストとレギュラーの絶妙な中間をとるのがレギュラーファーストです。繊細なアクションはつけにくいものの、胴調子の竿よりは比較的アクションをつけやすいでしょう。

このテーパーで巻き物を扱う釣り人も少なくないようです。

レギュラー

5:5の位置で曲がるのがレギュラーテーパーです。キャストを自然に行うことができ、巻物の扱いにも適しています。

種々のルアーを使ってみたいと考えている初心者や、サイズを問わず魚とのファイトを楽しみたい釣り人向けでしょう。「胴調子」や「本調子」などと呼ばれます。

スロー

ロッド全体が曲がるスローテーパー。巻物などの「横の釣り」に向いており、魚に追従して曲がるため魚をバラしにくくラインブレイクのしにくいテーパーと言えます。

しかし、キビキビとしたアクションをつけるには難しい一面も。「胴調子」や「元調子」などと呼ばれます。

パラボリックス

スローテーパーと同じくロッド全体が曲がるテーパーで、「元調子」とも呼ばれます。食い込み重視で、トップウォーターでの釣りや、青物など大物狙いの釣り人に選ばれやすい調子と言えます。

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