宵姫華がモデルチェンジ
こんにちは、編集部しみけんです。
おそらく、2022年もっとも注目されているライトゲームロッドが、ラグゼ宵姫華弐(よいひめはなに)ではないでしょうか。
宵姫華・天のデビューから4年が経った2022年、宵姫華が宵姫華弐にモデルチェンジ。
初めてルアーでアジを釣ったのがコーストラインAJ、昨年は宵姫爽をインプレしたこともあり、筆者も非常に気になっていました。
今回は、そんな宵姫華弐を深掘りしていきます!
ラインナップ
モデル | 希望本体価格(円) | 標準全長(cm/ft) | 標準自重(g) | 仕舞寸法(cm) | パワー | 使用材料(%) | 継数(本) | ルアーウエイト(g) | 適正PEライン(号) | 適正ナイロンライン(lb) | 先径(mm) | グリップ長(mm) |
S54AL-solid | 40,000 | 163/5’4″ | 37 | 85.5 | AL | C99.9/G0.1 | 2 | 0.1-1.5 | 0.1-0.3 | 0.8-1.5 | 0.6 | 150 |
S54FL-solid | 40,500 | 163/5’4″ | 39 | 85.5 | FL | C99.9/G0.1 | 2 | 0.1-2 | 0.1-0.3 | 0.8-1.5 | 0.6 | 150 |
S59FL-solid | 41,000 | 175/5’9″ | 41 | 92.0 | FL | C99.9/G0.1 | 2 | 0.1-2.5 | 0.1-0.3 | 0.8-1.5 | 0.6 | 185 |
S68FL-solid | 41,500 | 203.5/6’8″ | 46 | 106.0 | FL | C99.9/G0.1 | 2 | 0.1-3 | 0.1-0.3 | 0.8-2 | 0.7 | 205 |
S57UL-solid | 41,500 | 170/5’7″ | 42 | 89.5 | UL | C99.9/G0.1 | 2 | 0.1-2.5 | 0.1-0.3 | 0.8-2 | 0.6 | 185 |
S62UL-solid | 42,000 | 188/6’2″ | 45 | 98.5 | UL | C99.9/G0.1 | 2 | 0.1-3 | 0.1-0.3 | 0.8-2 | 0.6 | 200 |
S69UL-solid | 42,500 | 206/6’9″ | 49 | 107.0 | UL | C99.9/G0.1 | 2 | 0.1-5 | 0.1-0.3 | 0.8-3 | 0.7 | 210 |
S57UL+-solid | 42,500 | 170/5’7″ | 44 | 91.5 | UL + | C99.9/G0.1 | 2 | 0.1-3 | 0.1-0.3 | 0.8-3 | 0.6 | 185 |
S64L-solid | 44,000 | 193/6’4″ | 47 | 101.0 | L | C99.9/G0.1 | 2 | 0.1-5 | 0.1-0.3 | 1-3 | 0.7 | 210 |
S72L-solid | 45,000 | 218/7’2″ | 53 | 113.5 | L | C99.9/G0.1 | 2 | 0.1-9 | 0.1-0.3 | 1-3 | 0.8 | 245 |
S64ML-solid | 45,000 | 193/6’4″ | 49 | 101.0 | ML | C99.9/G0.1 | 2 | 0.1-9 | 0.1-0.4 | 1-3 | 0.8 | 220 |
S72M-solid | 46,500 | 218/7’2″ | 55 | 113.5 | M | C99.9/G0.1 | 2 | 0.7-12 | 0.2-0.5 | 1-4 | 0.8 | 255 |
S80MH-solid | 47,500 | 244/8’0″ | 63 | 126.5 | MH | C99.9/G0.1 | 2 | 1-20 | 0.3-0.6 | 1.5-6 | 0.9 | 270 |
S86H-solid | 48,500 | 259/8’6″ | 70 | 134.5 | H | C99.9/G0.1 | 2 | 1-28 | 0.3-0.6 | 1.5-8 | 0.9 | 300 |
S68FL-solidがイチオシ!
がまかつ社から筆者宅へ送られてきた14本の華弐の中から、「1本でジグ単やるなら間違いなくコレ」と筆者が選んだのがS68FL-solid。
軽量リグへの追従性、PEラインとのマッチング、幅広いフィールドへの対応力、豆〜尺アジ・メバルへの適性。
S68FL-solidを振った時に、求めるこれらの要素を満たしていると直感。実際に使ってみると、想像通りの“ド真ん中感”でした。
宵姫華弐の細部をチェック
使用感をお届けする前に、まずは宵姫華弐の細部を紹介します。
もっとも気に入っているのが調子。
よく動くフレキシブルなティップは、一目見ただけで「軽量リグの操作感が明確だろうな」とわかります。
公式情報では「ややレギュラーテーパーに振った」と言われていますが、リグの操作時(低負荷時)はアジングロッドらしいEXファーストテーパーでしょう。
そこから負荷を大きく掛けていくと、バットまでしっかり曲がり込んでいきます。
人によって調子の好みは違うと思いますが、「掛けるまでは先調子、掛かった後は胴調子」というテイストは筆者の理想です。
穂先に注目すると、カーボンソリッドを3番ガイドの位置で繋いでいます。
このカーボンソリッドの先径は0.7mm。
S54FL-solidとS59FL-solidの先径は0.6mmなので、同じFLパワーでも穂先を若干硬くしているのでしょう。
ガイドは元ガイドから1本足。
トップガイドのみSiCリングで、1番ガイド以下はすべてトルザイトリングです。
ティップ周辺のガイドは、ライトゲームロッドの中でも非常に小口径な部類。
ガイドを固定するスレッドとコーティングのエポキシは、極薄。
公式情報では触れられていない部分ですが、軽さへのこだわりを感じます。
宵姫爽のリールシートはVSSでしたが、華弐はDPSを採用。(ロックナットはオリジナルデザイン)
このリールシートはリザウンドグリップと呼ばれる、がまかつ独自の構造で取り付けられていることも目に見えない特徴です。
リザウンドグリップは、リールシートを固定するためのブッシング材を分割しており、中空部を設けることで軽量化・高感度化を狙っています。
前作や爽と同じく、リアグリップは極小。
ロゴはリールシートの直下に。