アイキャッチ画像撮影:山下洋太
ベイトリールとは

ベイトリールとは、ベイトキャスティングリールの略で、おもにルアーフィッシングに使用されるリールのこと。
ラインを巻き取るスプールがボディに埋め込まれた構造で、スプールが回転してラインを放出するのが特徴です。
ベイトリールはバス釣りで定番でしたが、近年ではソルトシーンでも広く使用されています。
山下
ソルトにおいては、シーバス、ロックフィッシュを中心に、チニングやライトソルトでもベイトリールを使用するアングラーが増えています。
スピニングリールとの違いって?メリットは?

ベイトリールはスプール自体が回転することで、ラインの巻き取りと放出を行います。
一方、スピニングリールはローターが横回転することで、スプールにラインを巻き取る構造。
その構造の違いがもたらす、ベイトリールのメリットをみていきましょう。
▼ 巻き取る力が強い

スピニングリールは縦方向に回転するハンドルの動きを、横方向に回転するローターに伝えるため、パワーロスが発生します。
しかし、ベイトリールはハンドルとスプールが同じ縦方向に回転するので、パワーロスが少ない分、巻き取る力が強いのが特徴です。
巻き取る力が強いベイトリールを使用すると、パワーファイトを要される場面や、引き抵抗が強いルアーでも楽々と操作できます。
山下
ロックフィッシュ狙いのように、ヒットしてからゴリ巻きが必要になる場面でベイトリールが大活躍します。
▼ 手返しの良さ

スピニングリールでは、ベールを返してキャストし、ラインを巻き始めるときに再度ベールを返すことが必要です。
一方、ベイトリールはリールを持つ手でクラッチを操作するだけでラインの放出をコントロールでき、手返しアップにも貢献。
バス釣りの巻き物やカバー撃ち、シーバスのストラクチャー撃ちといった、短~中距離キャストを次々と繰り返すようなシチュエーションに最適です。
山下
筆者にとっても手返しの良さは重要で、ライトゲームやエリアトラウトなど、幅広いジャンルで使用しています。
▼キャストコントロール性の高さ

ベイトリールは、リール自体がロッドと密着しているために重心が安定。ロッドのブレを抑えられ、キャストコントロールがしやすくなります。
また、親指の位置にスプールがあるので、ルアーが飛びすぎた際にも、即座にスプールを押さえて、ルアー飛距離(ラインの放出量)の微調整が可能。
これをサミングと呼び、スピニングリールでも可能ですが、操作のしやすさという面ではサミングのしやすいベイトリールに軍配が上がります。
山下
ちなみにスピニングリールでは、ラインの放出量を調整することをフェザーリングと呼びます。
▼太いラインが扱いやすい

スピニングリールに太いラインを巻くと、キャスト時にラインが一気に放出され、ライントラブルが発生することがあります。
一方で、スプールが縦回転することでラインが放出されるベイトリールは、太いラインを使用したことによるライントラブルが起こりにくく、扱いやすいところが魅力。
太い糸を扱えることにより、ラインブレイクが防げたり、障害物の周りを安心して攻めることが可能となります。
また、ベイトフィネスリールを使用することで、軽量なルアーを太いラインで扱える点もメリットになるでしょう。
山下
筆者は尺メバルを狙うときに、PE0.8号をベイトフィネスリールに巻いて使用。1.5gほどのジグヘッドもライントラブルなく快適に扱えています。
▼手感度が高い

ベイトリールは、ボディを握り込んでホールドするため、ルアーに起きた変化がリールのボディから手に伝わりやすいのもメリットです。
また、ベイトリールでラインを放出するときには、先述したサミングをするのが基本。
指先でラインの動きが確認でき、ルアーの着底などがわかりやすいのもメリットです。
山下
地形変化も把握しやすいです!
デメリットはバックラッシュくらいか……

ベイトリールを使用するうえで考えられる最大のデメリットは、バックラッシュです。
バックラッシュとは、ラインが出る速度よりもスプールが速く回転してしまうことで起きるライントラブルのこと。このトラブルを防ぐためには、ルアー着水時のサミングは必須です。
近年のベイトリールは、ある程度自動でブレーキをかけてくれるものが多く、初心者の方でも扱いやすくなっています。
山下
筆者も一昔前まではベイトリールが苦手でしたが、最新モデルを使用することでバックラッシュを解消でき、快適に扱えるようになりました。
ベイトリールの選び方
ここではベイトリールの選び方について解説していきます。
扱う糸の太さとリールのスペックが合っていないと、キャストもままならず、ライントラブルの原因となります。
しっかりと釣りもの、釣り方に合わせたリールを選ぶようにしましょう。
ベイトリールの選び方のポイント
- 釣り方・ターゲットでサイズ(糸巻量)を決める
- ボディ形状はロープロ型か丸型
- ギア比は釣り方に合わせてお好みで
- ハンドルは好みで
- ブレーキシステムも重要なポイント
- メーカーで選ぶのも良し
- 価格は性能に直結する
釣り方・ターゲットでサイズ(糸巻量)を決める
ボディ形状はロープロ型か丸型
ギア比は釣り方に合わせてお好みで
ハンドルは好みで
ブレーキシステムも重要なポイント
メーカーで選ぶのも良し
価格は性能に直結する
ベイトリールおすすめ36選
ここでは、おすすめのベイトリールを紹介!
5つの価格帯に分けて、おすすめのベイトリールを厳選しました。
1万円以下のおすすめ4選
シマノ バスライズ
ギア比 | 7.2 |
---|---|
自重 | 200g |
ドラグ力 | 5kg |
巻取り長さ | 77cm |
糸巻量 | ナイロン(lb-m):12-130/14-110/16-100 |
安価ながら基本性能を備えたベイトリール
安価ながら基本性能を備えたベイトリール
シマノのベイトリールで最も安価なモデル。右巻きのみのラインナップです。
ブレーキシステムは簡単に調整できる「イージーマグ」を採用。これからベイトリールを使い始める方におすすめです。
釣りに慣れていない方向けに、3.5号の糸を巻いた状態のものも販売されています。
シマノ バスワンXT 150
ギア比 | 7.2 |
---|---|
自重 | 210g |
ドラグ力 | 5kg |
巻取り長さ | 77cm |
糸巻量 | ナイロン(lb-m):12-130/14-110/16-100 |
1万円以下で手に入る、エントリーリールの新定番
1万円以下で手に入る、エントリーリールの新定番
エントリーモデルとは思えない性能とデザインが魅力のバスワンXT。
ブレーキシステムは、以前上位機種にも採用されていた「SVS」を搭載しています。
値段以上のスペックとトラブルレス性能を持っており、右巻き左巻きのどちらもラインナップされています。
ダイワ バス X 100H
ギア比 | 7.5 |
---|---|
自重 | 195g |
ドラグ力 | 5kg |
巻取り長さ | 75cm |
糸巻量 | ナイロン(lb-m):12-120/14-110 フロロ(lb-m):12-120/14-110 |
基本性能が充実したエントリーモデル
基本性能が充実したエントリーモデル
ダイワのバス用エントリーベイトであるバス X。
基本性能が高く、誰でも使いやすいのが特徴です。
前作よりも糸巻量が多くなり、汎用性がアップ。
エントリーモデルながら自重は200gを切っている点にも注目です。
アブガルシア プロマックス 4
ギア比 | 7.1 |
---|---|
自重 | 203g |
ドラグ力 | 6kg |
巻取り長さ | 71cm |
糸巻量 | ナイロン(lb-m):14-115/16-100 |
アブガルシアのエントリーモデル
アブガルシアのエントリーモデル
ギア比7.1でハイスピードな巻上げを活かした釣りが展開できる、低価格なベイトリール。
Magtraxブレーキシステム搭載で、初心者でもバックラッシュしにくいようにしてあります。
マキモノのハイテンポな釣りや、テキサスリグ・ラバージグでのカバー撃ちをはじめ、どんな釣りでも使いやすいリールです。
1万円台のおすすめ7選
シマノ SLX 70HG RIGHT
ギア比 | 7.2 |
---|---|
自重 | 195g |
ドラグ力 | 5.5kg |
巻取り長さ | 72cm |
糸巻量 | ナイロン(lb-m):12-100/14-90/16-80/20-65 |
先進技術が惜しみなく投入されたSLX
先進技術が惜しみなく投入されたSLX
2024年にリニューアルし、更なる進化を遂げた最新のSLX。
MGLスプールⅢを採用で低慣性化を実現し、低弾道性、キャストの安定性が向上。
ブレーキは無段階に調整でき、ルアーに応じてベストなセッティングが決めやすいのも特徴です。
シマノ SLX BFS XG LEFT
ギア比 | 8.2 |
---|---|
自重 | 170g |
ドラグ力 | 3.5kg |
巻取り長さ | 82cm |
糸巻量 | フロロ(lb-m):6-45/8-45 PE(号-m):0.6-150/0.8-130/1-100 |
ベイトフィネスがより身近になる一品
ベイトフィネスがより身近になる一品
シマノのベイトフィネス機としてもっとも価格が安いSLX BFS。
超々ジュラルミン製のスプールを搭載し、軽いルアーへの対応力が向上。
バスはもちろん、渓流からソルトまで、幅広いシーンで活躍してくれる一台です。
ダイワ タトゥーラ TW 80H
ギア比 | 7.1 |
---|---|
自重 | 180g |
ドラグ力 | 4.5kg |
巻取り長さ | 71cm |
糸巻量 | ナイロン(lb-m):12-100/14-85 |
コンパクトボディが魅力の新定番リール
コンパクトボディが魅力の新定番リール
2022年にラインナップに加わった、タトゥーラ TW 80。
コンパクトながらタフな構造が特徴であり、180gという軽さを実現しているのも必見です。
ダイワの設計思想「ハイパードライブデザイン」を搭載し、初期性能が長く続くように設計されています。
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アブガルシア ロキサーニ BF8
ギア比 | 8 |
---|---|
自重 | 185g |
ドラグ力 | 5.5kg |
巻取り長さ | 83cm |
糸巻量 | ナイロン(lb-m):8-100/10-80 |
ハイコストパフォーマンスなベイトフィネスリール
ハイコストパフォーマンスなベイトフィネスリール
各社がラインナップしているベイトフィネスリールの中でも、とくに価格が抑えられているリールです。
1万円前半で手にできるにも関わらずベイトフィネス完全対応で、自重185gと軽さも際立っています。
ベイトフィネスに初挑戦する人はチェックしておきたいモデルです。
アブガルシア ロキサーニ 7
ギア比 | 7.1 |
---|---|
自重 | 188g |
ドラグ力 | 5.5kg |
巻取り長さ | 74cm |
糸巻量 | ナイロン(lb-m):12-120/14-100/16-85 |
幅広い釣りが楽しめるバーサタイルモデル
幅広い釣りが楽しめるバーサタイルモデル
カッティングエッジデザインやカーボンハンドルの採用で、同価格帯ではトップクラスの軽さで自重188gを実現しているリールです。
ロキサーニ7・8では、バーサタイルなギア比7.1と、ワーミングにおすすめのギア比8.0をラインナップ。
ベイトタックルでの釣りを幅広く網羅できます。
アブガルシア ロキサーニ パワーシューター
ギア比 | 8 |
---|---|
自重 | 242g |
ドラグ力 | 7kg |
巻取り長さ | 88cm |
糸巻量 | ナイロン(lb-m):16-125/20-100/25-85 |
ソルトもターゲットに見据えたハイパワーリール
ソルトもターゲットに見据えたハイパワーリール
カバー攻略のバス釣りや、岩礁帯における大型ロックフィッシュ狙いにおすすめのリール。
がっちり握れるラウンドEVAハンドルノブを搭載しているので、力を思いっきり込めて巻き取ることが可能です。
ヘビーウエイトのルアーでパワーゲームを楽しむなら、このリールを使ってみてください。
アブガルシア レボ5 SX-HS
ギア比 | 7.3 |
---|---|
自重 | 212g |
ドラグ力 | 11.2kg |
巻取り長さ | 80cm |
糸巻量 | ナイロン(lb-m):16-115/20-90 PE(号-m):3-120 |
高耐久が売りのハイパワーモデル
高耐久が売りのハイパワーモデル
2023年3月に発売が開始された最新モデルで、ハイパワーと高耐久が特徴です。
手に馴染みやすいエルゴノミックデザインを採用し、高いパーミング性を実現。
ドラグ力が11kgと、小型ベイトリールにしては非常に高く、ドラグを締め込んだ際に不意にラインが放出しにくいのも魅力です。
2万円台のおすすめ7選
シマノ SLX DC XT 70HG
ギア比 | 7.4 |
---|---|
自重 | 195g |
ドラグ力 | 5.5kg |
巻取り長さ | 77cm |
糸巻量 | ナイロン(lb-m):12-100/14-90/16-80/20-65 |
この一台で幅広いルアーに対応するハイコスパDCリール
この一台で幅広いルアーに対応するハイコスパDCリール
SLX DC XTは、シマノ独自のデジタルコントロールブレーキシステム(DC)を手軽に体感できるリールです。
カルカッタコンクエストDCで評価の高い「I-DC5ユニット」を採用。
遠投性能を兼ね備えながら、ノーサミング・ノーバックラッシュをも実現します。
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シマノ スコーピオン MD 200HG
ギア比 | 7.4 |
---|---|
自重 | 215g |
ドラグ力 | 6kg |
巻取り長さ | 81cm |
糸巻量 | ナイロン(lb-m):12-165/14-145/16-120/20-100 |
モンスターを狙う、NEWフリースタイルモデル
モンスターを狙う、NEWフリースタイルモデル
19スコーピオン MGLのモデルチェンジに当たる人気リール。
200番にサイズアップし、バスからソルトまで幅広い釣りで使えるフリースタイルリールとして生まれ変わりました。
低慣性のMGLスプールⅢを採用しており、遠投性能、キャスタビリティがともに向上しています。
シマノ スコーピオンMD 300XG
ギア比 | 7.6 |
---|---|
自重 | 325g |
ドラグ力 | 8kg |
巻取り長さ | 103cm |
糸巻量 | ナイロン(lb-m):16-210/20-160/25-135 PE(号-m):4-180/5-140/6-120 |
本気のウルトラストロングモデル
本気のウルトラストロングモデル
スコーピオンMDは、ビッグフィッシュとの真っ向勝負を考え、ナイロン20lb(ポンド)160mの糸巻き量を持つリールです。
前作同様SVSブレーキのピンを8本搭載し、大型ルアーのフルキャストも安心の仕上がり。
ハンドルは標準仕様とロング仕様の2種類がラインナップされています。
ダイワ タトゥーラ SV TW 100HL
ギア比 | 7.1 |
---|---|
自重 | 195g |
ドラグ力 | 5kg |
巻取り長さ | 71cm |
糸巻量 | ナイロン(lb-m):12-40~80/14-35~70 |
国内外問わず認められる使いやすさ
国内外問わず認められる使いやすさ
2025年にリニューアルしたタトゥーラ SV TWには、ハイパードライブデザインを採用。
初期性能が長く維持できるだけでなく、回転性能や強く滑らかな巻き心地も実現しています。
使いやすさ、タフさ、軽さを併せ持ち、はじめての一台としてもおすすめです。
ダイワ アルファス SV TW 800H
ギア比 | 7.1 |
---|---|
自重 | 175g |
ドラグ力 | 4.5kg |
巻取り長さ | 71cm |
糸巻量 | ナイロン(lb-m):12-45-90/14-40-80 |
軽量ルアーも容易に使えるライトバーサタイル
軽量ルアーも容易に使えるライトバーサタイル
人気のバーサタイルベイト・アルファス SV TWが、2021年にリニューアル。
「ハイパードライブデザイン」を採用し、ソルトでの使用も安心の耐久性を手にしています。
幅広いルアーウェイトに対応する、使いやすい1台。2022年には、シャロースプールモデルも登場しています。
アブガルシア レボ5 SX-Rocket-L
ギア比 | 9 |
---|---|
自重 | 223g |
ドラグ力 | 8.1kg |
巻取り長さ | 99cm |
糸巻量 | ナイロン(lb-m):16-115/20-90 PE(号-m):3-120 |
ギア比9.0でスピーディーな釣りを可能にする
ギア比9.0でスピーディーな釣りを可能にする
ギア比9.0で1巻き99cmとかなりの巻取り長さがあり、スピーディーな釣りを可能にするモデル。
手返しをアップしたい釣りや、ルアーをクイックに動かしたい釣りに相性抜群です。
耐久性が高いフレームとサイドプレートを搭載することで、その高いギアにも対応できる強度も持たせてあります。
アブガルシア レボ5 STX-SHS
ギア比 | 8.1 |
---|---|
自重 | 220g |
ドラグ力 | 11.2kg |
巻取り長さ | 89cm |
糸巻量 | ナイロン(lb-m):16-115/20-90 PE(号-m):3-120 |
エルゴノミックデザインでパーミング性が向上
エルゴノミックデザインでパーミング性が向上
エルゴノミックデザインを採用し、パーミング性を向上して手に馴染みやすいのが魅力のモデル。
淡水だけでなく、海水にも対応し、バスからシーバス、ロックフィッシュなどにも対応できます。
アルミニウムアロイ製のフレームとサイドプレートを採用することで、耐久性が高い釣りへの対応力が向上しているところも必見。
3万円台のおすすめ8選
シマノ スコーピオン DC 150HG
ギア比 | 7.4 |
---|---|
自重 | 215g |
ドラグ力 | 5.5kg |
巻取り長さ | 79cm |
糸巻量 | ナイロン(lb-m):12-130/14-110/16-100 |
さらなる進化を遂げたフリースタイルDC
さらなる進化を遂げたフリースタイルDC
2021年に登場した、進化を遂げたNEWスコーピオンDC。
MGLスプールを搭載し、高いキャスト性能を実現しています。
ルアーが失速しても瞬時に適切なブレーキ力を得られる「I-DC5」を装備し、バスだけでなく、ソルトウォーターでも活躍します。
シマノ アルデバラン BFS XG LEFT
ギア比 | 8.9 |
---|---|
自重 | 130g |
ドラグ力 | 3.5kg |
巻取り長さ | 81cm |
糸巻量 | フロロ(lb-m):6-45/8-45 |
軽量ルアー完全対応の人気モデル
軽量ルアー完全対応の人気モデル
シマノ初となるφ29mmスプールを搭載した、2022年登場のアルデバラン BFS。
新設計のFTBを採用し、限りなくゼロに近いブレーキセッティングを可能にしています。
1g前後の軽量ルアーもキャストできる、エキスパートのためのテクニカル仕様です。
シマノ メタニウム XG RIGHT
ギア比 | 8.1 |
---|---|
自重 | 175g |
ドラグ力 | 5kg |
巻取り長さ | 86cm |
糸巻量 | ナイロン(lb-m):12-100/14-90/16-80/20-65 |
誰もが認めるバーサタイルベイトリール
誰もが認めるバーサタイルベイトリール
2020年にモデルチェンジしたメタニウムは、マグネシウム一体成型の「コアソリッドボディ」を初搭載。
高い強度と巻き心地の良さがある「超高強度真鍮ドライブギア」を採用。
ギア自体は重くなっているものの、全体の自重は16メタニウムMGLと同じ175gを実現している点に注目です。
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ダイワ タトゥーラ TW 300 XH
ギア比 | 8.1 |
---|---|
自重 | 325g |
ドラグ力 | 11kg |
巻取り長さ | 109cm |
糸巻量 | ナイロン(lb-m):20-185/25-145 PE(号-m):3-285/5-160 |
ソルトにも対応するハイパワーモデル
ソルトにも対応するハイパワーモデル
ビッグベイト、アンブレラリグ、ソルトルアーなど、太い糸を使用するゲームに適したタトゥーラ TW 300/400。
2021年にダイワから新たに発表された「ハイパードライブデザイン」が採用されています。
ビッグフィッシュに挑むならこのリールです。
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ダイワ ジリオン SV TW 1000H
ギア比 | 7.1 |
---|---|
自重 | 175g |
ドラグ力 | 5kg |
巻取り長さ | 75cm |
糸巻量 | ナイロン(lb-m):14-45-90/16-40-80 |
ブーストアップされたバーサタイルリール
ブーストアップされたバーサタイルリール
2021年に登場した新ジリオン SV TWには、進化した「SV BOOSTスプール」を搭載。
「SV BOOSTスプール」では、インダクトローターが2段階可変式となり、フルキャスト後半の伸びもショートキャストのフィーリングも向上しています。
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ダイワ ジリオン TW HD 1000XH
ギア比 | 8.1 |
---|---|
自重 | 200g |
ドラグ力 | 6kg |
巻取り長さ | 86cm |
糸巻量 | ナイロン・フロロ(lb-m):16-100/20-80 PE(号-m):1.5-200/2-155 |
高強度とコンパクトを両立したタフリール
高強度とコンパクトを両立したタフリール
ジリオン SV TWをよりタフにした強化版で、酷使にも耐えられるのが特徴。
真鍮製のドライブギアと銅合金製のピニオンギアを使用し、高強度と耐食性を獲得しています。
そのタフなギアを活かすために、100mmのロングハンドルを搭載し、高い巻き上げ力を実現しているところも必見です。
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アブガルシア レボ ウルトラキャスト BF8-L
ギア比 | 8 |
---|---|
自重 | 175g |
ドラグ力 | 7kg |
巻取り長さ | 80cm |
糸巻量 | ナイロン(lb-m):8-50/10-40 PE(号-m):1-100 |
ソルトウォーター完全対応のベイトフィネス機
ソルトウォーター完全対応のベイトフィネス機
フレッシュウォーターだけでなく、ソルトウォーターにも対応したベイトフィネスリール。
大きめでフラットな形状をしたEVA製のノブと90mmのアルミクランクハンドルを搭載することで、不意の大物への対応力が高められています。
動作性が良いソフトクラッチを搭載し、繰り返し動作しても疲れにくいところも魅力です。
アブガルシア レボ5 WINCH
ギア比 | 5.4 |
---|---|
自重 | 220g |
ドラグ力 | 11.2kg |
巻取り長さ | 59cm |
糸巻量 | ナイロン(lb-m):16-150/20-120 PE(号-m):3-160 |
ディープクランクやマグナムクランクに最適なローギアモデル
ディープクランクやマグナムクランクに最適なローギアモデル
ギア比5.4を採用したローギアモデルで、引き抵抗が強いディープクランクやマグナムクランクを軽快に扱えるのが特徴。
エルゴノミックデザインを採用しているため、引き抵抗が強いルアーを使用しても安定してリールを握り込めます。
ナイロン20lbを120mも巻けるので、ビッグフィッシュ狙いにも相性抜群です。
4万円以上のおすすめ10選
シマノ カルカッタコンクエスト BFS XG LEFT
ギア比 | 7.8 |
---|---|
自重 | 195g |
ドラグ力 | 3.5kg |
巻取り長さ | 71cm |
糸巻量 | フロロ(lb-m):6-45/8-45 |
巻き心地最強のベイトフィネスリール
巻き心地最強のベイトフィネスリール
スムーズな巻き心地を実現したベイトフィネスリールで、巻き物の釣りに相性抜群。
丸型ながらもコンパクトなボディで高いパーミング性能を実現しています。
2023年の最新モデルには、XGもラインナップされ、ソルトゲームへの対応力の高さも必見のポイント。
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シマノ カルカッタ コンクエスト100HG RIGHT
ギア比 | 7.4 |
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自重 | 220g |
ドラグ力 | 4kg |
巻取り長さ | 77cm |
糸巻量 | ナイロン(lb-m):12-100/14-90/16-80/20-65 |
唯一無二の剛性感あふれる巻き感
唯一無二の剛性感あふれる巻き感
カルカッタ コンクエストは、ゴールドの円形ボディが特徴的。
シルキーで力強い巻き心地なので、巻き物におすすめのリールです。
今作ではソルト用ベイトで採用されていた「インフィニティドライブ」をバス用ベイトリールで初搭載し、巻き上げの軽さや感度が向上しています。
シマノ カルカッタ コンクエストDC 200HG RIGHT
ギア比 | 6.2 |
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自重 | 265g |
ドラグ力 | 6kg |
巻取り長さ | 74cm |
糸巻量 | ナイロン(lb-m):14-145/16-120/20-100 |
DCを備えた、円形リールの完成形
DCを備えた、円形リールの完成形
カルカッタ コンクエストDCは、丸型ながら3モード内部ダイヤル×5段階外部ダイヤルで調整可能な「I-DC5」ブレーキシステムを搭載。
剛性感があり、巻き抵抗の重いルアーもお手の物。
2020年には100番とハイギアモデルも追加され、さらに充実のラインナップとなりました。
シマノ アンタレス DC HG RIGHT
ギア比 | 7.4 |
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自重 | 220g |
ドラグ力 | 5kg |
巻取り長さ | 86cm |
糸巻量 | ナイロン(lb-m):12-130/14-110/16-100/20-80 |
圧倒的な飛距離を叶えるフラッグシップモデル
圧倒的な飛距離を叶えるフラッグシップモデル
圧倒的飛距離、そして鏡面ボディのフラッグシップモデル・アンタレス DCが、2021年にモデルチェンジ。
「MGLスプールⅢ」をDCブレーキ搭載リールで初採用し、従来よりもさらに精度を高めた「DC」が超遠投を実現します。
シマノ アンタレス DC MD XG RIGHT
ギア比 | 7.8 |
---|---|
自重 | 235g |
ドラグ力 | 6kg |
巻取り長さ | 93cm |
糸巻量 | ナイロン(lb-m):14-145/16-120/20-100 |
ビッグベイトゲームにも最適な、ザ・ストロング
ビッグベイトゲームにも最適な、ザ・ストロング
ビッグベイトの釣りをはじめとするストロングゲームを見据えて、各部を専用チューニングしたモデルです。
深溝のスプールには太いラインもしっかりと巻くことができ、大型魚をターゲットとした釣りに最適な仕上がりになっています。
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ダイワ 月下美人 AIR TW PE SPECIAL 8.5L
ギア比 | 8.5 |
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自重 | 165g |
ドラグ力 | 3.5kg |
巻取り長さ | 74cm |
糸巻量 | 推奨巻糸量PE(号-m):0.6-50 限界巻糸量PE(号-m):0.6-100 |
ライトゲーム専用のベイトフィネス機
ライトゲーム専用のベイトフィネス機
メバリングやアジングといったソルトでのライトゲーム専用のベイトフィネスリール。
PEライン専用に作られた軽量スプールを搭載し、1g以下のルアーでも快適にキャスト可能です。
巻き心地も非常にスムーズで、ただ巻きで探る場面においても違和感なくリーリングできます。
▼インプレ記事もチェック
ダイワ ジリオン 10.0R SV TW
ギア比 | 10.0 |
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自重 | 215g |
ドラグ力 | 4.5kg |
巻取り長さ | 106cm |
糸巻量 | ナイロン(lb-m):14-45-90/16-40-80 |
ハンドル1回転100cm超えのギア比10
ハンドル1回転100cm超えのギア比10
ダイワ ジリオン 10は、最速のギア比を持って2019年末にデビューしたモデル。
ギア比10.0:1により、ハンドル1回転につき最大106cmの巻き取りを実現しています。
超高速の巻き取りで、これまでに無いハイテンポでの釣りを展開できます。
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ダイワ スティーズ AⅡ TW 1000XH
ギア比 | 8.5 |
---|---|
自重 | 190g |
ドラグ力 | 5.5kg |
巻取り長さ | 90cm |
糸巻量 | ナイロン(lb-m):14-100/16-90 PE(号-m)1.5-180/2-150 |
バスからソルトまで大人気のハイスペックモデル
バスからソルトまで大人気のハイスペックモデル
タフさと安定感のある巻きを備え、バスからソルトまで幅広い釣りに対応する人気モデル。
190gと軽量ながらもハイパワーな巻き、高い耐久性を実現。
浅溝化することでスプールの立ち上がりが向上し、近距離も遠距離もキャストが気持ちよく決まります。
ダイワ スティーズ リミテッド SV TW 1000H
ギア比 | 7.1 |
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自重 | 160g |
ドラグ力 | 5kg |
巻取り長さ | 75cm |
糸巻量 | ナイロン(lb-m):14-90、16-80 |
真のフラッグシップリール
真のフラッグシップリール
ダイワのフラッグシップ「スティーズ」の中で、強さと軽さを両立した最高峰モデル。
ハイパードライブデザインやSVブーストなど、ダイワのあらゆるテクノロジーが詰まった1台になっています。
耐久性能、回転性能、操作性能、全てのパフォーマンスを追求したフラッグシップの仕上がりは文句なしといえるでしょう。
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ダイワ IM Z リミットブレイカー TW HD-C
ギア比 | 8.4 |
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自重 | 250g |
ドラグ力 | 7kg |
巻取り長さ | 100cm |
糸巻量 | ナイロン(lb-m):16-125/20-100 |
スマホと連動して使える最新ベイトリール
スマホと連動して使える最新ベイトリール
ダイワ最高峰のベイトリールで、スマホと連動できる機能やデジタル制御ブレーキを搭載しているのが必見の最新モデル。
キャスト数や飛距離などを数値化したデータをスマホのアプリに記録でき、釣り中のデータの質を高められます。
キャストフィール、巻き心地などにも優れていて、リール自体の基本性能が高いところも必見です。
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ベイトリールの使い方
ベイトリールの構造を理解しよう

ベイトリールは、クラッチをオフにするとスプールがフリーの状態になり、オンにすると巻き取りができるという構造。
クラッチをオフ(押し込んでいる)の状態でキャストし、リーリング時にハンドルを回転させることでクラッチが自動的にオンになり、そのままルアーを巻き取るという流れです。
山下
釣り中はこの動作を一連の流れとし、繰り返しキャストして魚を探していくというイメージです。

また、リール前方に配置されたレベルワインダーが、ハンドルの回転と連動しており、スプール上にラインが左右均等に巻かれます。
ラインをセットするときは、レベルワインダーへの通し忘れがないようにしましょう。
オーバーヘッドキャストから始めよう

まずは、オーバーヘッドキャストから始めましょう。オーバーヘッドキャストができるようになると、サイドキャストも決まりやすくなります。
オーバーヘッドキャストをするときには、リールが縦になるようにして振り抜くのが基本。
スピニングタックルのようにスイング速度を上げるのではなく、ゆったりとしたスイング速度でロッドにルアーの重みを乗せ、ロッドの反発力を活かすことが重要です。
山下
ロッドを振りかぶってからラインをリリースするまで、ロッドにルアーの重みを乗せ続けることで、バックラッシュ軽減にもつながります。
▼ベイトリールの投げ方について詳しくはこちら
キャスト時はバックラッシュに注意

ベイトリールを使用するときに気をつけたいキャスト時のバックラッシュ。
バックラッシュを避けるためには、ブレーキ調整をしっかりとしておく、サミングを忘れない、の2点が重要です。
ブレーキ調整においては、最初は強めのブレーキからキャストし始めて、徐々にブレーキ力を弱めるのがおすすめ。
また、サミングに関しては着水時に行うのはもちろん、ルアーが飛んでいる最中にも軽くサミングしておくと、バックラッシュを高確率で防げます。
▼バックラッシュについて詳しくはこちら
ベイトリールのメンテナンス
メンテナンスは欠かさずに

ベイトリールはボディ内部に水が入りやすい構造で、しっかりとメンテナンスを行うことが長持ちさせる秘訣です。
メンテナンスでもっとも重要なことは、使用後速やかに水洗いをすること。水洗いするときには、リール内部に入り込んだ水と綺麗な水道水を入れ替えるくらいの気持ちで、入念に水洗いしましょう。
水洗い後にはしっかりと乾燥させて、ベアリングやスプールのシャフトに注油を行っておくと、回転性能を維持できます。
オーバーホールも活用しよう
しっかりとメンテナンスを行っても、回転がシャリついたり、ゴロついたりしてしまうことがあります。
そのようなときには、メーカーのオーバーホールを活用してみるのもアリです。
費用こそかかるものの、注油をしてくれるだけでなく、消耗したパーツの交換も行ってくれます。
山下
自ら分解してオーバーホールするのもアリですが、メーカーのオーバーホールを活用すると、より確実に回転性能を取り戻せます。
ベイトリールのよくある質問
右利きは右ハンドルの方が良い?

初心者の方であれば、パワーファイトのしやすさやキャストのしやすさを重視して、右巻きのベイトリールを使用するのがおすすめです。
右利きの人は一般的に左腕よりも右腕の方が力があり、ハンドルを力強く回せてパワーファイトが可能です。

また、右利きの人が右ハンドルのベイトリールでキャストするときには、重量があるハンドルが上向きになり、キャストフォームが安定します。
ただし、近年では右利きの人が左ハンドルを使用するケースも増えているので、使いやすさに合わせて選択すべきでしょう。例えば、利き手で何を操作したいのかで考えても良いかもしれません。

利き手側ハンドルであれば、安定して巻くことが可能。
一日中巻き続けるとなると疲れにくいというメリットもあります。

逆に、利き手と反対側のハンドルにすると、ロッドを利き手で持つことになるので、操作性が良くなります。また、ロッドを持ち変えることなく次々とキャストを繰り出せるので、手返しも良くなるでしょう。
どちらが正解ということはないので、好みで選んでOKです。
山下
筆者は、近距離戦ではロッドを持ち帰る必要がない手返し重視な左ハンドル、中遠距離戦では遠投しやすい右ハンドルを使用しています。
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下巻きは必要?

ベイトリールにラインを巻くときは、基本的には下巻きはしておいた方が良いでしょう。
適正量のラインを巻いておくことで、ベイトリールの構造上、飛距離を出しやすいため、というのが理由です。
ただし、ラインの重量がスプールにプラスされて、回転性能を損ねる場合があるので、比重の軽いPEラインを下巻きに使用するのがおすすめです。
スプールの回転性能が非常に重要になる、ベイトフィネスリールの場合には、下巻きをしないで使用するのもアリです。
山下
飛距離を求めないのであれば、無理に下巻きを入れる必要もないでしょう。
ベイトリールでのキャスティングを楽しもう

ベイトリールはキャストが難しいと敬遠する人が多いのも事実。
しかし、一度決まり始めると、非常に気持ちよくキャストできるところがベイトリールの魅力でもあります。
釣果が出ればもちろん良しですが、釣果が出なくでもキャスティングを楽しめるベイトリールで、釣りをさらに楽しいものにしてみませんか。
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