ベイトフィネスリールについて

一般的なベイトリールが軽快にキャストできるルアー重量は、9〜10g以上といった所ですが、ベイトフィネスリールはそれ以下、中には1gのキャストにも対応した機種も存在します。
ベイトフィネスリールは、ベイトタックルならではのキャストコントロール性の高さ、手返しの良さ、それでいて軽量ルアーに対応可能といった特性を生かし、バス・ライトソルト・渓流など幅広いフィッシングシーンで重宝されています。
軽量&小口径スプール

※機種によっても様々ですが、ベイトフィネス機のスプール径は28〜32mm前後。糸巻き量は8lb:50m程度のものがスタンダードです。
通常のベイトリールが、スプール径34mm、糸巻き量12lb:100m程度ですので、それと比べてもかなりの差がありますよね。
小口径かつ軽量なスプールは、軽量ルアーのわずかな負荷でも回転を始め、スムーズなライン放出を可能にします。
また、ベイトフィネスの釣りは細ラインの使用が前提の為、スプールの溝は必然的に浅くなり(シャロースプールとなり)、ラインの巻きすぎによるスプール重量の増加を防いでいます。
軽量ボディー

ベイトフィネススタイルの釣りは、手返しの良さや優れた操作性、キャストの正確性が魅力。
ボディが軽いことで、それらのメリットが享受しやすくなると言えます。
スピニングよりも太い糸が巻ける

このクラスのラインをバスフィッシングで多用される、2500番代のスピニングリールに巻くとトラブルも多くなりがち。
ベイトフィネスであればトラブルレスで、今までスピニングでは攻めきれなかったライトカバー周辺を果敢に攻めることが可能です。
ブレーキシステム

その為、断続的に一定のブレーキがかかるマグネットブレーキシステムを採用しているメーカーが主流です。
ベイトフィネスリールの注意点
ベイトフィネスリールをオーバーバワーのロッドと組み合わせてしまうと、テイクバック時にルアーの重みがロッドに乗らない為、飛距離を稼ぎにくくなります。ML・Lといったベイトフィネス にマッチしたパワーのロッドのと合わせることで、ベイトフィネスリールの本来の力が発揮されます。
ベイトフィネスリールおすすめ17選
以下では、現行で買うことのできオススメのベイトフィネスリールや、※“ベイトフィネス”とまではいかないけれど、軽量ルアーのレスポンスに秀でたベイトリールをまとめてみました。シマノ SLX BFS(21年モデル)
自重:170g
最大ドラグ力:3.5kg
巻取り長さ:63cm
フロロ糸巻量 (lb-m):8-45
実売1万円台後半の“超ハイコスパ”モデル
その“コスパの良さ”から多くのアングラーから指示を集める“SLXシリーズ”のベイトフィネスモデル。
ブレーキは16アルデバランや17スコービオンBFSにも搭載されているFTB(フィネスチューンブレーキシステム)でトラブルレスなキャストをサポート。
軽量かつ剛性の高いHAGANEボディと、負荷に強いリーリングを可能にしているX-SHIP機能も採用。
実売1万円台後半ながら、中価格帯以上のベイトフィネスリールと見比べても遜色のない、充実のスペックです。
登場から1年足らずですが、早くも多くの高評価を集めている注目のベイトフィネスリールです。
シマノスコーピオン BFS XG(17年モデル)
自重:165g
最大ドラグ力:3.5kg
巻取り長さ:82cm
フロロ糸巻量 (lb-m):8-45
シマノの“スタンダード”的ベイトフィネスリール
シマノが誇る人気ベイトリールシリーズ・スコーピオンのベイトフィネス仕様。
スペック・価格帯においてSLX BFSとアルデバランBFSの中間に位置するリールです。
超々ジュラルミン素材、自重8.9gの軽量スプールは、レスポンスの良い高回転性能を実現。
FTB(フィネスチューンブレーキシステム)でトラブルレスなキャストをサポートしています。
軽量かつ剛性の高いHAGANEボディと、負荷に強いリーリングを可能にしているX-SHIP機能も採用。実売は約2万円台後半〜。
シマノ アルデバランBFS(22年モデル)
自重:130g
最大ドラグ力:3.5kg
巻取り長さ:81cm
フロロ糸巻量 (lb-m):8-45
22年春発売!名作ベイトフィネスリールのNEWモデル
シマノきってのベイトフィネスリール・アルデバランBFS。22年春、ファン待望のフルモデルチェンジを遂げました。
注目すべきは、一新されたNEW FTB(フィネスチューンブレーキ)。セッティングの幅が多彩になり、1g前後のルアーでも低弾道キャストが決まるリールへと進化しています。
スプールは低慣性を実現するマグナムライトスプールⅢ(φ29mm)を、ベイトフィネス機として初めて搭載。
軽量ルアーのキャストでも軽やかに立ち上がり、失速の少なさで飛距離に貢献します。
自重はシマノベイトフィネスリール中で最軽量の130gです。
シマノ アルデバラン BFS XG(16年モデル)
自重:130g
最大ドラグ力:3.5kg
巻取り長さ:80cm
フロロ糸巻量 (lb-m):8-45
在庫を残すのみ!シマノBFSを支えた名機
シマノのベイトフィネス機を筆頭し、多くのアングラーに愛用されてきた名作ベイトフィネスリール。
φ32mmの超軽量(約7.2g)スプールは、優れた初速(立ち上がりの良さ)を実現。
FTB(フィネスチューンブレーキシステム)でキャストの安定性をサポートしてくれます。自重130gという軽さも特徴の一つ。
22年モデルの登場で、カタログ落ち(在庫を残すのみ)となった本機種ですが、現行のベイトフィネスリールと比べても、何ら不足ないスペックを持ち合わせています。
シマノ カルカッタ コンクエスト BFS HG(17年モデル)
自重:200g
最大ドラグ力:4kg
巻取り長さ:68cm
フロロ糸巻量 (lb-m):8-45
カルコンbfsは15Aldebaranより自重があるためロッドバランスが手前に来て、小型クランクやシャッドが狙ったところに決まるようになりました。カルコン系なので巻きごこちは最高です。
出典: 楽天みんなのレビュー
唯一無二!高剛性の丸型ベイトフィネスリール
カルカッタシリーズが誇る剛性感を備えた、唯一無二の丸型ベイトフィネスリール。
ブレーキユニットが排除された自重8gの軽量スプールは、レスポンスの良い高回転性能を実現。
FTB(フィネスチューンブレーキシステム)がトラブルレスなキャストをサポートします。
また、たわみのない高剛性ボディーと、マイクロモジュールギアの効果も相まって、非常に滑らかな巻き心地を実現。
そのクラシカルなデザインに惹かれる釣り人も多いのも特徴です。
シマノ アルデバラン MGL(18年モデル)
自重:135g
最大ドラグ力:4.5kg
巻取り長さ:74cm
ナイロン糸巻量 (lb-m):8-100/12-65
ベイトフィネスよりも太いライン巻けるので、ベイトフィネスでは難しいよなライトカバーやややベビーなカバーを安心して攻めることができます。MGLスプールが搭載されているので、キャストした時の飛び感も気持ちよく、巻き始めの軽さかかなり気に入ってます。またデザインも特徴的で少し尖ったようなデザインも良いと思います。
コンパクト×バーサタイル
ベイトフィネス専用機ではないですが、軽量ルアーにも対応した“バーサタイル(万能型)”なベイトリールです。
32mmのNEWマグナムライトスプールのラインキャパシティーは8lb-100m。
約7g程度の軽量ルアーや、ノーマルなベイトリールで扱うような重量級のルアーまで対応。
ベイトフィネス より、やや太めのラインを使いたい。ベイトリール1台だけで色々なルアーを扱ってみたい。そんな方にオススメの一台です。
シマノ メタニウム シャローエディション(22年モデル)
自重:165g
最大ドラグ力:5kg
巻取り長さ:86cm
ナイロン糸巻量 (lb-m):8-100/10-90/12-65
軽量バーサタイルリールが更なる領域へ
シマノ・軽量バーサタイルリールの旗手「メタニウム」がシャロスプール標準搭載になって、22年の春に新登場!
ベイトフィネス専用機ではないですが、軽量ルアーにも対応。最新鋭のマグナムライトスプールⅢを搭載し、高い遠投性能と軽やかな立ち上がりを実現。
スプール径は34mm。ラインキャパシティーは8lb-100m。約7g程度の軽量ルアーや、ノーマルなベイトリールで扱うような重量級のルアーまで対応しつつ、飛距離にも優れています。
ベイトフィネス より、やや太めのラインを使いたい。ベイトリール1台だけで色々なルアーを扱ってみたい。そんな方にオススメの一台です。
ダイワ スティーズ AIR TW(20年モデル)
自重:135g
最大ドラグ力:3.5kg
巻取り長さ:80cm
ナイロン糸巻量 (lb-m):6-45/8-45
軽量のルアーをモノともせずにキャストできるのはリール性能の高さに依るところが非常に大きいです。デザインもカッコ良いしアングラーの物欲を満たしてくれるリールです。私の場合はリザーバーでスレバス攻略に使うことが多いですが、バックラッシュもなく、ストレスフリーで使えるリールで相棒として手放せないです。
1g台の超軽量ルアーにも対応!超小口径スプール搭載
ダイワのベイトフィネスリールとしては最上位に位置する本機種。
スプールは、ダイワのベイトフィネス機の中で、最小口径となるφ28mmG1ジュラルミン製AIRスプールを採用。内部には抜群の軽さを誇るマイクロBBを搭載。
徹底的に低慣性化されたスプールとベアリングによって、1g台の超軽量ルアーのキャストに対応しています。
ダイワ アルファス AIR TW(20年モデル)
自重:160g
最大ドラグ力:3.5kg
巻取り長さ:75cm
ナイロン糸巻量 (lb-m):6-45/8-45
スプール径が28mmとかなり小さいスプールになっていてそのおかげでキャストフィールはかなり良かったです。またこちらの機種にもTWSも搭載していますで飛距離アップにも繋がっているのかと思います。そしてフルメタルボディに大きくなったドライブギアを搭載されているのにもかかわらず前回のモデルから約5グラム程の軽量化も図れています。これからベイトフィネスリールの購入を考えていたらこちらを購入するのがいいかと思います。
海水使用にも対応!強靭アルミボディ採用
ボディをフルアルミハウジングで構成したタフな一台。スティーズAIR TW同様、小口径φ28mmG1ジュラルミン製AIRスプールを搭載したベイトフィネス機。
渓流ベイトフィネスやライトソルトも視野に入れ、2~4gという領域もキャスト可能です。
ダイワ 月下美人 AIR TW(21年モデル)
自重:165g
最大ドラグ力:3.5kg
巻取り長さ:74cm
推奨糸巻量 PE:0.6号-50m
限界糸巻量 PE:0.6号-100m
スプール径:φ28mm
PEラインに特化した専用チューニング機
2021年秋、ダイワから登場したソルトゲーム用のベイトフィネスリール。
Φ28mmG1ジュラルミン製PE専用AIRスプールに、PE専用チュー二ングを施したエアブレーキシステムなどなど。
細いPEラインを快適に使うための専用チューニングが施されています
現行のベイトフィネスリールの中でも、最高クラスのアイテムと言えるでしょう。
ダイワ シルバークリーク エア TW ストリームカスタム(22年モデル)
自重:170g
最大ドラグ力:3.5kg
巻取り長さ:74cm
糸巻量1:(ナイロン・フロロ)6lb-40m
糸巻量2:(PE)0.6号-40m、0.8号-40m
スプール寸法:径28mm/幅21mm
タフさを兼備した新作渓流ベイトフィネス専用機
次世代ベイトリールテクノロジーである「ハイパードライブデザイン」を採用。
ギアや駆動・摺動構造の強化によって初期性能が長く続く設計で、軽量ルアーがキャストできる「だけ」じゃないベイトフィネスリールに仕上がっています。
Φ28mmG1ジュラルミン製スプールは、回転レスポンスが高く、優れた剛性により正確無比な回転が可能。
さらに、インダクトローターを固定したストリームトラウトブレーキチューンにより、近~中距離にキャストする際のアキュラシーを優先したブレーキセッティングとなっています。
ダイワ スティーズ CT SV TW(19年モデル)
自重:150g
最大ドラグ力:-
巻取り長さ:66cm
ナイロン糸巻量 (lb-m):14-30~60/12-35~70
まだ2ヶ月程度ですが使い倒してみて、まずデザインですがブレーキダイヤルが目立たないのがお気に入りです。 機能面で3g程度の軽いリグも扱えバックラも皆無、サイドから投げて弾道が低く飛んでいきます。腕が数段階上がったと錯覚します(笑)
コンパクトでタフなバーサタイルモデル
ベイトフィネス専用機ではないものの、ベイトフィネス領域にも対応するベイトキャスティングリール。
CT SV TWとは、コンパクトでタフ(CT)、かつストレスフリー・バーサタイル(SV)、そしてTウイング(TW)システムを備えているとう意味。
φ30mmのG1ジュラルミン製CT SVスプールが搭載されており、5g以下の軽量リグにも対応する優れた高回転性能を備えています。
メインフレームにマグネシウム、セットプレートにはアルミニウムを採用した剛性の高いボディーも特徴の一つ。
ダイワ SV ライト リミテッド(18年モデル)
自重:153g
最大ドラグ力:4kg
巻取り長さ:81cm
ナイロン糸巻量 (lb-m):8-40~80/20-15~30
軽い力でぶっ飛ぶ!とにかく軽いものが快適に使える。自重、巻き感、ボディ形状、キャストフィール、全てにおいて疲れない。私はオカッパリワンタックルスタイルなのですが、とても使い勝手がいい。そして何よりもレベルワインドが好み!
並木プロ監修のバーサタイルモデル
ダイワ SV ライト リミテッドは、小径φ32mmのG1SVLIGHTスプールが搭載され、ややフィネス寄りなリグにも対応するベイトリール。
巻き物に適したギア比6.3と、撃ちに適したギア比8.1がラインナップしています。SVコンセプトによるスプール強度と、AIRのようなキャストフィールに期待の機種です。
アブガルシア ROXANI BF8(18年モデル)
自重:185g
最大ドラグ力:5.5kg
巻取り長さ:83cm
ライン糸巻量 (lb-m):8-100/10-80
スーパーファイヤーライン巻量 (号-m):1-200
ロキサーニBF8は10000円代半ばでストレスなく軽量リールを投げられる、コスパ最強のベイトフィネス専用リールだ。3gのジグもバックラッシュすることなく投げることができる。ソルト対応なので塩がみを気にすることもない。185gという重量も魅力である。缶コーヒー1本分しかないため釣行が長引いても腕が疲れない。性能よし、重量よし、価格よし。
1万円でコスパ良し!8lb-100mのランキャパシティ
実売1万円台で購入できる、コスパの良さに定評のあるベイトフィネスリール。
スプールはφ33mm。ナイロンラインの8lb-100mのラインキャパで、ベイトフィネス専用とは言いきれませんが、軽量ルアーを中心にバーサタイルな使い方ができます。
塩ガミ現象を激減させるSalt Shield TM ピニオンベアリングが採用されており、海水使用にも対応するモデルです。
ノーマルのベイトリール、ロキサーニ 7/8シリーズとスプールの互換性があります。
アブガルシア REVO ULTRACAST BF8(20年モデル)
自重:175g
最大ドラグ力:7kg
巻取り長さ:80cm
糸巻量 (lb-m):8-50/10-40
スーパーファイヤーライン巻量 (号-m):1-100
ソルトウォーター完全対応のベイトフィネスモデル
φ32mmのスプールを搭載したソルトウオーター完全対応のハイギヤベイトフィネスモデル。
強度と軽さの両方を考慮したデュラメタルフレームや、90mmアルミクランクハンドルアーム採用されているのが特徴。
アブガルシア LX992Z(20年モデル)
自重:160g
最大ドラグ力:7kg
巻取り長さ:83cm
ライン糸巻量 (lb-m):8-100/10-80
フレーム剛性にこだわった今江克隆プロ監修モデル
アブガルシア LX992Zは、デュラメタルフレームやカーボン繊維で強化されたC6サイドプレートを採用した、優れた剛性を備える今江克隆プロ監修モデル。
ベイトフィネス専用機ではないものの、超々ジュラルミン製超軽量φ33mmスプールが搭載されており、軽量ルアーにも対応します。
テイルウォーク FULLRANGE BF(18年モデル)
自重:165g
最大ドラグ力:6.5kg
巻取り長さ:86cm
ライン糸巻量 (lb-m):8-70
FULLRANGE BF 81Rは凄い初期装備でしてアリング10個、ジュラルミンシャロースプール、アルミセンターフレーム、強化カーボンサイドカバー、カーボンクランクハンドル、カーボンドラグワッシャー、自重165gです。税込¥18,000で購入しましたが、凄い企業努力というか最近の技術の進歩も凄いと思います。
34mm径ジェラルミンスプールと2点式ブレーキユニットを搭載
34mm径ジェラルミンスプールと、ベイトフィネスリールでは珍しい2点式遠心ブレーキユニットの採用した本機種。
強化カーボンマテリアルサイドカバーとアルミセンターフレームが剛性を高めています。10+1 防錆ボールベアリング搭載で、ソルトゲームにも対応可能です。
ベイトフィネスリールで軽量ルアーを楽しもう!

スピニングとベイトの中間を担い、メリットも多いベイトフィネス機。是非、ベイトフィネスモデルのポテンシャルの高さを堪能されてください!
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