バックラッシュとは
バックラッシュはラインがキャスティング時にスプール上で絡まってしまう、ベイトリールに発生しがちなライントラブル。
初心者のみならず、プロアングラーでさえも、起こすことはあります。
バックラッシュが起こる原因
バックラッシュは、ルアーの飛行スピードよりも、スプールの回転スピードが上回ることで、ラインの放出が間に合わず発生してしまいます。
バックラッシュを抑える方法(サミング)
キャスト時に親指で軽くラインを抑えることで、スプールの回転を調節し、バックラッシュを防ぎます。少しコツがいるので、慣れるまでに時間がかかりますが、練習を重ねてみましょう。
バックラッシュを防げるようになれば、高飛距離で狙ったポイントを攻められるようになります。根気強く挑戦してみてください!
▼サミングを紹介している記事です。
バックラッシュを抑える方法(ブレーキ調整)
ベイトリールに初めて挑戦する場合は、ブレーキを最大にかけた状態から徐々に弱めていき、自身のキャスティング技術でバックラッシュが起きないブレーキ位置を見つけることが重要です。
メカニカルブレーキの他、マグネットブレーキ、SVSブレーキなど、発売するメーカーによってブレーキシステムは異なります。それぞれのブレーキについて特徴を掴み、自分に合った設定を割り出しましょう。
バックラッシュの直し方
バックラッシュが発生してしまった場合、無理にラインを引っ張ってしまうと、折れや癖が付き、ラインブレイクに繋がります。また、そのまま巻き取ってしまうと、スプールとリール本体の隙間にラインが入り込んでしまうこともあるので、落ち着いてゆっくりと直しましょう!
軽度なバックラッシュ
クラッチボタンを押し、スプールがフリーな状態になったところでレベルワインダーからラインをゆっくり送り出しましょう。急いで糸を引き出そうとすると、ラインが余計に絡まり、糸が出てこなくなってしまう可能性があります。
注意してゆっくり糸を出し、スプールの糸が正常な状態になっているところまで糸を出したら、リール付近の糸にテンションをかけてしっかりと糸を張った状態で巻きなおします。
重度なバックラッシュ
クラッチボタンを押し、レベルワインダーからラインを送り出します。すると、ラインが絡み合って、それ以上は送り出せなくなります。
手で絡みを解消できそうであれば、そこを解いて糸を引き出しましょう。
その方法が困難な場合は、絡み合った部分を親指の先で押さえつけ、リールのハンドルを3~4回まわしてください。すると、ラインが引き出せる余裕ができます。
ラインを送り出し、また引っかかっている部分が出てきたら先ほどと同様の方法でラインに余裕を作り、繰り返します。
この方法で絡み合っている部分が取れる場合がありますので、是非試してみてください。
バックラッシュを抑えられるベイトリール
バックラッシュはベイトリールの構造上、100%発生しないという万能なものはありません。
しかし、メーカー各社が様々な技術を用いて、可能な限り抑えられる機能を搭載したリールを発売しています。
いざ購入検討をすると、何を選べばいいのか悩んでしまいますよね……。ここでは、バックラッシュがしにくいとされているベイトリールをご紹介します。
バーサタイル性能で、新時代の快適さを実現。
ダイワ ジリオンSV TW 1016SV-XXHL
アクセルとブレーキが可能にする高飛距離
ダイワ T3 エアー 8.6-TW
悪条件下でもPEラインをスマートに操る
ダイワ モアザン PE SV 8.1R-TW
種々の釣りスタイルを支える最先端テクノロジー
ダイワ スティーズ SV TW 1016SV-SHL
高度な制御を自動で行うDCブレーキシステム
シマノ スコーピオン DC
DCブレーキ搭載、高性能バーサタイル。
シマノ メタニウム DC XG
最先端のベイトシーバスゲームを演出する
シマノ エクスセンス DC XG
DCブレーキを搭載したベイトフィネスモデル
シマノ カルカッタ コンクエスト 50DC
ノーブレーキ時間を1000分の1秒単位で自動制御
シマノ リール 16 アンタレス DC
バックラッシュを恐れずにベイトリールに挑戦!
スピニングリールを使って釣りをしていた人には、ベイトリールは扱いにくいという印象があるかもしれません。
しかし、使い慣れれば楽に遠投することができ、魚に気付かれずに狙ったポイントへアジャストすることが可能となります。
バックラッシュを恐れず、ベイトリールで飛距離の出るキャスティングを楽しんでください!