オフショアジギングに適したリールとは?

ジギングと一括りに言っても、釣り場の特徴や対象魚の大きさが地域によって異なるため、リールもそれに合った適切な物を選ぶ必要があります。
ジギングはリールへの負荷が大きな釣りゆえに、リール選びによって釣りの快適さが大きく異なるのです。
また、スピニングとベイトの両方が使われますが、釣り方や状況によ、どちらが適しているのかも異なります。
本記事では主にジギング用スピニングリールの選び方を解説し、おすすめ機種を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ドテラ流しはスピニングタックル

スピニングリール は、船のエンジンを止めて風と潮に乗せて流す“ドテラ流し”のジギングに適します。
ドテラ流しはラインが斜めになるため、速巻きや大きなアクションがしやすいスピニングでテンポ良く広範囲に探るのがセオリー。
青物ジギングはドテラ流しで行う海域が多いため、スピニングリールがよく使われます。
また、糸をフリーで送れるのでフォールスピードが速く、軽いジグを沈めやすいのもメリットです。
▼ドテラ流しを解説した記事です
バーチカルはベイトタックル

反対にベイトリール は、船のスパンカー(帆)を張って仕掛けを真下に落とす“バーチカル”なジギングで使われます。
ラインの放出中に回転しているスプールを直接触れるため、着底やフォール中のアタリがわかりやすいことが特徴。
そのため、バーチカル状態でフォール中のアタリも多い、スロージギングやタチウオジギングはベイトリールを使います。
また、潮流が速くて海底が荒い海域は、バーチカル状態で青物を狙うのでベイトリールがメインになります。
▼ジギング用ベイトリールを特集した記事です
オフショアジギング用スピニングリールの選び方とは?

オフショアジギング用スピニングリールの選び方を解説します。
リールのサイズやギア比、予算と性能差などを考慮して選びましょう。
リール選びのチェックポイント
リールのサイズ(糸巻き量)

適切なリールサイズは釣り場・対象魚によって異なります。
近海と外洋に分けて、それぞれのリールサイズを解説します。
近海ジギングは6000番が基準

近海ジギングは、主に100m以浅のポイントでブリクラスまでを狙う釣りです。
リールサイズは、シマノの5000〜6000番、ダイワのLT5000〜LT6000番(旧3500〜4000番)が最適。
2〜3号程度のPEラインを200〜300m(水深の倍が目安)巻いて使用します。
仙台湾・東京湾・伊勢湾(鳥羽)・大阪湾(明石)などのジギングは、このクラスのリールがメインです。
番手 | PE糸巻き量(号-m) |
---|---|
5000 | 2-350/3-240/4-170 |
6000 | 2-440/3-300/4-210 |
番手 | PE糸巻き量(号-m) |
---|---|
旧5000 | 2-300/3-200 |
旧6000 | 3-300/4-220 |
5000 | 2.5-300/3-210 |
6000 | 3-300/4-220 |
外洋ジギングは8000番が基準

外洋のジギングは、100mを越すポイントや、ブリ・大型ヒラマサをターゲットにする釣りです。
リールサイズは、シマノの8000番、ダイワの8000番(旧4500番)を選びましょう。これにPE3〜4号を300mほど巻いて使います。
マグロなどの超大型魚狙いでは、さらに大きな番手(10000〜14000番)を使う場合もありますが、青物狙いではほとんど使いません。
ブリや大型ヒラマサの魚影が濃い、外房・丹後・玄界灘などは8000番サイズがメインです。
番手 | PE糸巻き量(号-m) |
---|---|
8000 | 3-410/4-300/5-250 |
10000 | 2-440/3-300/4-210 |
14000 | 6-300/8-200/10-165 |
番手 ()内は旧規格 | PE糸巻き量(号-m) |
---|---|
8000 (4500) | 4-300/5-240 |
10000 (5000) | 4-400/5-300 |
14000 | 5-400/6-300 |
ギア比(巻き上げスピード)

ギア比に関しても、釣り場・釣り人のスタイルによって適したものが変わります。
ハンドル1回転あたりの巻き取り量が多いハイギアと巻き取り量が少ないパワーギア、それぞれの特徴を解説します。
ジグに初速を与えやすいハイギア

ハイギアモデルは巻き取り量が多いため、広い層を探るのに向いているのと、ジグにスピード(初速)をつけやすい特徴があります。
その反面、巻き上げに力を要するので、深場でジグをシャクったり、大型魚とファイトしたりするのにアングラーの体力を要することがデメリットです。
糸フケを素早く取れるため、キャスティングにも向いています。ハイギアよりもさらに巻き取り量の多いエクストラハイギアも存在しますが、これはほぼキャスティング専用で、ジギングに使うことは非常に稀です。
体力的な負担が少ないローギア

パワーギアモデルは巻き取る力が強いため、深場での重たいジグの操作や大型魚とのやりとりに向いています。
巻き取りが楽になるため、ジギングの操作に慣れていない初心者や力が弱い女性の方におすすめです。
また、ジグの移動距離を抑えられるため、同じタナでゆっくりと誘うのにも適します。
回収が遅くて手返しが悪いことと、キャスティングに向かないことがデメリットです。
価格差と性能差

低価格のものなら1万円台で買えるジギングリールも、高価なものになると10万円を越す機種も。
「どこが違うの?」と、疑問に思う方も多いと思うので、その違いを解説します。
巻き上げ力(パワー)

高級機種は、強度の高いギアや剛性の高いボディ、パワーロスの少ない内部構造(駆動システム)が採用されているため、巻き上げ力が非常に強いことが特徴です。
店頭で触っただけでは違いが分かりにくいかもしれませんが、ジグをシャクったり、ファイトしたりすれば、その差がよく分かります。
シャクリ・ファイトを少ない力で行えるため、ビギナーの方でも高級機種を買う価値は十分にあります。
防水性能・耐久性

高級機種ほど防水性や耐久性に優れるため、初期性能を長く保ち、長期間にわたって使用できます。
シマノのコアプロテクト、ダイワのマグシールドが採用されているモデルは防水性能が非常に高く、常に波しぶきにさらされるオフショアでも海水からリールを守ってくれます。
また、ボディやギアが強いことも相まって、大型魚とのファイトを繰り返してもなかなかゴリ感などが現れません。
ドラグ性能
ジギングは大型の魚とのやりとりが多く、ヒットする魚の数も多いため、ドラグに大きな負荷が掛かり続ける釣りです。ファイトを繰り返すとドラグが発熱し、熱を持つとドラグ力がどんどん低下します。
高級機種はドラグに熱対策がされていて放熱性が高いものが多く、ファイトを繰り返してもドラグの性能低下が起こりにくくなっているのです。
カタログスペックを見ると同等のドラグ力に見えますが、ファイトを繰り返すとドラグ性能には大きな差が生まれます。
シマノ・ダイワが圧倒的人気

乗合船などで周りを見渡すと、スピニングリールに関しては、シマノかダイワのリールを使用している人がほとんどです。
体感ではありますが、9割以上の方がシマノかダイワのリールを使っているように思われます。
海外メーカー等にも良さはありますが、とくに初心者の方はシマノかダイワのリールから始めるのがおすすめです。
シマノ
機種 | 番手 | 定価(円) |
---|---|---|
ステラSW | 4000-30000 | 102,400-162,500 |
ツインパワーSW | 4000-14000 | 58,800-79,800 |
ストラディックSW | 4000-14000 | 34,800-44,200 |
スフェロスSW | 3000-8000 | 17,200-19,800 |
シマノのジギング用スピニングリールは、4機種で展開されています。
価格と性能を考慮すると、ビギナーの方におすすめなのはストラディックSW です。
ダイワ
機種 | 番手 | 定価(円) |
---|---|---|
ソルティガ | 4000-20000 | 105,000-138,900 |
セルテートSW | 5000-18000 | 65,900-90,900 |
カルディアSW | 4000-18000 | 33,300-46,700 |
ブラストLT | 4000-6000 | 28,000-29,000 |
BG SW | 4000-18000 | 19,400-28,500 |
ダイワのジギング用スピニングリールは、5機種で展開されています。
シマノとは異なり、同じ機種でも6000番以下と8000番以上では、別設計になっているリールが多いです。
ビギナーの方におすすめなのはカルディアSW です。
TSURI HACK編集部&ライターが愛用中のジギングリール
シマノ ツインパワーSW 10000PG
自重(g) | 655 |
---|---|
ギア比 | 4.6 |
最大ドラグ力(kg) | 25 |
巻取り長さ(cm) | 102 |
PE糸巻き量(号-m) | 5-300 |
筆者がジギングでメインにしているのがツインパワーSW 10000PGです。
丹後(外洋)のジギングから明石(近海)のジギング、トンジギまで、幅広く使えています。
その魅力は、大型魚が掛かっても余裕を持って対応できる剛性感。それとコスパです。
ステラSWとも使い比べましたが、価格差に対して性能差は小さい(つまりハイコスパ)と思います。
8000PGよりやや重いものの、10000番はヒートシンクドラグが備わっているのでドラグの熱ダレが起こりにくく、とくにマグロ狙いではメリットです。
初めの1台にしては高価かもしれませんが、耐久性も高くて長く使えているため、おすすめできる1台です!
by tsuki
▼ツインパワーSWのインプレ記事です
シマノ ステラSW 6000PG
自重(g) | 425 |
---|---|
ギア比 | 4.6 |
最大ドラグ力(kg) | 13 |
巻取り長さ(cm) | 83 |
PE糸巻き量(号-m) | 3-300 |
近海ジギングでメインに使っているのが、ステラSW 6000PGです。
汎用性を重視すると8000番になりますが、よく釣行するベイエリアにドンピシャで合わせるために6000番を使っています。
実釣性能だけで言えばツインパワーSWで十分かと思いますが、剛性からくる全体的な強さはステラSWならではの魅力でしょう。
例えば、オーバーウエイト気味の重たいジグをシャクった時、それをハイスピードで回収した時などには、その強さを実感できるはず。
ツインパワーSWを使っていると「ツインパワーSWで十分やん」と思いますが、使い比べると「さすがステラSW」と思えるのが、ステラSWの凄さかと思います。
by 編集長 しみけん
▼ステラSWのインプレ記事です
おすすめのオフショアジギング用リール14選

価格別に人気のジギング用スピニングリールを集めました。ぜひリール選びの参考にしてください。
アンダー3万円のオフショアジギング用リール
実売価格がアンダー3万円のリールから、ジギングに適したモデルを集めました。
近年はリールの性能が飛躍的に上がっており、リーズナブルなリールでも十分ジギングを楽しめます。
ダイワ BG SW 6000D-H
自重(g) | 585 |
---|---|
ギア比 | 5.7 |
最大ドラグ力(kg) | 12 |
巻取り長さ(cm) | 101 |
PE糸巻き量(号-m) | 3-300 |
口コミ・レビュー
70cmを超えるアキアジのスレがかりでもしっかり巻けました。
ブリでも十分対応できると思います。
巻き感などは値段相応で、シルキーでもヌルヌルでもありませんが、
嫌な感じは全くありませんでした。
出典: 楽天市場
ダイワ製ジギングリールの中では、もっともリーズナブルな価格のリールです。
実売価格は1万円台ながら、アルミ製のフルメタルボディと大口径のタフデジギアを採用。
これによってジギングに必要な巻き上げパワーや剛性を確保しています。
もちろん高価格帯と比べればパワーや耐久性は劣りますが、ジギング入門におすすめの1台です。
シマノ スフェロスSW 6000PG
自重(g) | 450 |
---|---|
ギア比 | 4.6 |
最大ドラグ力(kg) | 10 |
巻取り長さ(cm) | 83 |
PE糸巻き量(号-m) | 3-300 |
2021年にモデルチェンジが行われたシマノのエントリーモデルです。
前作は亜鉛ダイキャスト製だったドライブギアが、今作では超々ジュラルミン製の冷間鍛造ギアに進化し、強度と耐久性が大幅に向上されています。
また、上位機種に迫る大幅な軽量化によって操作性も抜群。
5000番以上の番手には、回転抵抗を軽減するインフィニティドライブと防水機構のXプロテクトが搭載され、 4000番以下のモデルと設計が異なります。
▼スフェロスSWのインプレ記事です
オクマ アゾレス 8000P
自重(g) | 524 |
---|---|
ギア比 | 4.8 |
最大ドラグ力(kg) | 13 |
巻取り長さ(cm) | 89 |
PE糸巻き量(号-m) | 4-300 |
コストパフォーマンスに定評のある台湾の釣具メーカー、オクマが発売するジギングリールです。
カーボンプレートを内部に配置することでパーツ間のブレを抑え、リール全体が安定稼働するように設計されています。
スプールの上下にワッシャーなどを組み込むデュアルフォースドラグシステムを採用しており、高いドラグ力とドラグの安定性を実現。
頑丈なアルミボディや肉厚なメインシャフトを用いている一方、8000番で524gはかなり軽量です。
日本の釣具メーカーであるゼニスが代理店をしており、国内のアフターサービスも充実していて安心して使えます。
テイルウォーク クロシオ 33PGX
自重(g) | 530 |
---|---|
ギア比 | 5.8 |
最大ドラグ力(kg) | 14 |
巻取り長さ(cm) | 100 |
PE糸巻き量(号-m) | 3-300 |
クロシオ33PGXは、ダイワ・シマノのSW6000クラスに相当する番手のリールです。
滑り出しとドラグ力に優れるデュアルフォースドラグシステムを搭載。
防水仕様のドラグノブは、細やかなドラグ設定ができるよう設計されています。
スプールエッジはライン放出性能に優れた構造で、キャスティングなどでも使用しやすいです。
ダイワ ブラスト LT6000D
自重(g) | 370 |
---|---|
ギア比 | 5.1 |
最大ドラグ力(kg) | 12 |
巻取り長さ(cm) | 92 |
PE糸巻き量(号-m) | 3-300 |
口コミ・レビュー
実際に使ってみると、2回目の釣行で90センチ、6kgのヒラマサを釣り上げることができた。ファイトの内容も、ドラグもATDのおかげかファイトに多少の余裕もあり、ドラグをかければしっかりとヒラマサも止まってくれた。
強度と軽さを両立するLTコンセプトが採用されたモデルです。
マグシールドを採用しているので防水性が高く、長期間に渡り回転性能を維持します。
また、アルミマシンカットデジギアが採用されており、巻きが滑らかで強いことも魅力。
リールが軽いとロッド操作を軽快に行えるので、軽いリールで近海ジギングを楽しみたい方におすすめです。
シマノ ストラディックSW 8000HG
自重(g) | 645 |
---|---|
ギア比 | 5.6 |
最大ドラグ力(kg) | 13 |
巻取り長さ(cm) | 107 |
PE糸巻き量(号-m) | 4-300 |
2020年に登場したストラディックSWは、上位機種のツインパワーSWやステラSWに近いスペックが導入された本格派のジギングリールです。
高剛性なギアとボディにインフィニティドライブを組み合わせたことで、前作に当たるバイオマスターSWから飛躍的に巻き上げ力が向上しています。
また、最新の防水機構Xプロテクトがボディとラインローラーに採用され、このクラスの課題であった耐久性も格段にアップしました。
▼ストラディックSWのインプレ記事です
ダイワ カルディアSW 8000-H
自重(g) | 630 |
---|---|
ギア比 | 5.7 |
最大ドラグ力(kg) | 15 |
巻取り長さ(cm) | 110 |
PE糸巻き量(号-m) | 4-300 |
実売価格はアンダー3万円ながら、アルミ製モノコックボディを採用したハイコストパフォーマンスな1台です。
モノコックボディは従来のボディよりも内部空間を大きく取れるため、大型のドライブギアを封入でき、それによって強い巻き上げ力を得られます。
また、モノコックボディは密閉性も高く、マグシールド(ダイワ独自の防水機構)との相乗効果により、従来の同価格帯リールから防水性能が飛躍的に向上しました。
▼カルディアSWのインプレ記事です
ペン スラマー Ⅳ 5500
自重(g) | 629 |
---|---|
ギア比 | 5.6 |
最大ドラグ力(kg) | 18 |
巻取り長さ(cm) | 98 |
PE糸巻き量(号-m) | 3-300 |
ペンはアメリカの老舗リールメーカーで、とくにビッグゲームにおいて世界規模で支持されています。
スラマーⅣ5500は、ダイワ・シマノのSW6000サイズに相当し、IPX6相当の防水性能を備えていることが特徴です。
最先端のコンピューター制御と精密加工で製造されたブラス(真鍮)製のギアにより、高い耐久性と巻き上げパワーを実現。
ドラグ部には大口径ワッシャーとベアリングも搭載しており、ドラグも高耐久かつ強力です。
オーバー3万円のオフショアジギング用リール
実売価格が3万円を超えるジギングリールを集めました。
巻き上げ力が強いのはもちろん、防水性能や耐久性能が高いので、過酷な環境でも長く使い続けられます。
シマノ ツインパワーSW 6000HG
自重(g) | 420 |
---|---|
ギア比 | 5.7 |
最大ドラグ力(kg) | 13 |
巻取り長さ(cm) | 103 |
PE糸巻き量(号-m) | 3-300 |
長きにわたってジギンガーから支持を得ているツインパワーSWは、2021年のモデルチェンジでインフィニティドライブやXプロテクトといったスペックが導入されました。
下位機種のストラディックSWとの最大の違いは、ヒートシンクドラグ。発熱を抑えることでドラグ性能の低下を防ぐため、大型魚を連続でヒットさせても不安がありません。
これだけの性能を誇りながらも、ステラSWより実売価格で4万円以上お手頃なのは大きな魅力です。
▼ツインパワーSWのインプレ記事です
ダイワ セルテートSW 8000-P
自重(g) | 615 |
---|---|
ギア比 | 4.8 |
最大ドラグ力(kg) | 25 |
巻取り長さ(cm) | 92 |
PE糸巻き量(号-m) | 4-300 |
口コミ・レビュー
巻き出しが非常に軽く、デザインも無印セルテートと同じで、シックでカッコ良いです。
(当方、19ステラSWも持ってますが、巻きはセルテートSWのほうが軽快ですね。マジ軽いです。)
最初、商品が届くまでは、ソルティガにすれば良かったかな、と少し注文してから後悔もしてましたが、手元に届いて触ってみて、買って良かったと大満足です。
割りと持ち重りもなく軽く感じますし、ドラグ音も、非常に良いですね。
出典: 楽天市場
2021年に登場したセルテートSWの最大の特徴は、上位機種のソルティガと同等のアルミ製モノコックボディ。
モノコックボディーの採用とドライブギアの大口径化により、前作に相当するキャタリナから巻き上げ力が飛躍的に向上しました。
また、ソルティガがアルミ製ローターなのに対してセルテートSWはザイオン(炭素繊維強化樹脂)製ローターを採用しており、低負荷域での回転レスポンスが良いのも魅力です。
▼セルテートSWのインプレ記事です
ペン オーソリティ 6500HS
自重(g) | 720 |
---|---|
ギア比 | 6.2 |
最大ドラグ力(kg) | 18.1 |
巻取り長さ(cm) | 121 |
PE糸巻き量(号-m) | 4-300 |
ペンのオーソリティ6500は、ダイワ・シマノのSW8000サイズに相当するスピニングリールです。
精密に加工されたステンレス製のメインギアとピニオンギアは、非常に高い耐久性を備えます。
剛性に優れるフルメタルハウジングを採用しており、防水性能はスラマーのIPX6を上回るIPX8等級。
国産機種よりやや重いものの、ドラグ部やラインローラー部の防水および撥水性能も高く、とにかく耐久性を重視した1台です。
ダイワ ソルティガ 6000-H
自重(g) | 400 |
---|---|
ギア比 | 5.7 |
最大ドラグ力(kg) | 15 |
巻取り長さ(cm) | 101 |
PE糸巻き量(号-m) | 3-300 |
8000番以上のソルティガとは異なり、エアドライブデザインという新しい設計思想で作られたモデルです。
軽量なアルミ製エアドライブローターは回転慣性が小さく、レスポンスや感度に優れています。
新形状のエアドライブベールは、ラインがラインローラーへとスムーズに導かれるだけではなく、従来よりも軽くできていてローターユニット全体の軽量化にも寄与。
従来のジギングリールよりも操作性に重きを置いた、近海ジギングにドンピシャな1台です。
シマノ ステラ SW 8000HG
自重(g) | 625 |
---|---|
ギア比 | 5.6 |
最大ドラグ力(kg) | 25 |
巻取り長さ(cm) | 107 |
PE糸巻き量(号-m) | 4-300 |
国内はもちろん海外でもそのパワーと耐久性が大きく評価されているシマノのフラッグシップモデルです。
旧モデルから駆動システムが見直されたことで回転抵抗が少なくなり、高負荷時でも高い巻き上げ力を得られることが最大の特徴。
ドラグには熱を外部に逃すパネルが内蔵されたヒートシンクドラグが採用され、ドラグの耐久性が飛躍的に向上しました。
ラインローラーも防水性が高いXプロテクト構造になっており、従来の10倍以上の耐久力にアップしています。
▼ステラSWのインプレ記事です
ダイワ ソルティガ 10000-H
自重(g) | 655 |
---|---|
ギア比 | 5.8 |
最大ドラグ力(kg) | 25 |
巻取り長さ(cm) | 118 |
PE糸巻き量(号-m) | 4-400 |
ダイワのフラッグシップモデルがソルティガです。ボディ内部のスペースを広く確保できるモノコックボディを採用したことで、従来モデルよりも大きくて肉厚なギアが収納され、巻き上げ力が大幅に向上しました。
ドラグ部はワッシャーの枚数を14枚に増加させ、放熱性が高いアルミのドラグノブを導入したことにより、ドラグの耐久性も文句なし。
スプールの形状を見直したことで、ラインの放出性と整流効果を両立しており、キャスティングでの使用時には飛距離が大幅に伸びるようになりました。
▼ソルティガのインプレ記事です
ジギングはリール選びが大切!

ジギングは他の釣りと比べてリールに大きな負荷が掛かる釣りです。巻き上げ・ドラグ・防水、どの点をとっても負荷の大きさはショアの比ではありません。
それゆえに、耐久性や巻き上げ力が高い専用リールを選ぶことで、長期間安心して使うことができます。
ぜひ、本記事を参考にして釣り場・釣り方にあった適切なリールを選んでください!
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