【2022最新】ジギングリールの選び方&おすすめ8機種を元釣具屋解説

2022/06/29 更新

オフショア屈指の人気ジャンルである青物ジギング。高負荷な釣りゆえにリール選びが大切ですが、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そんなジギング用スピニングリールの選び方を解説し、おすすめのリールをレビューとともに紹介します。

制作者

tsuki

関西出身の元釣具屋。堤防釣りから船釣り、淡水の釣りまで守備範囲は広め。現在も近畿圏を中心にさまざまなエリアへ積極的に釣行し、日々面白い釣りがないか模索中。釣具店に勤務していた頃の知識を活かして皆様の役に立つ情報を発信していきます。

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アイキャッチ画像撮影:TSURI HACK編集部

ジギングに必要なスピニングリールとは?

ジギングで釣った青物
ジギングと一括りに言っても、釣り場の特徴や対象魚の大きさが地域によって異なるため、リールもそれに合った適切な物を選ぶ必要があります。

ジギングはリールへの負荷が大きな釣りゆえに、リール選びによって釣りの快適さが大きく異なるのです。

本記事では、元釣具屋の筆者がジギング用スピニングリールの選び方を解説し、おすすめ機種を紹介します。

リール選びにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

ジギング用スピニングリールの選び方1. リールサイズ(番手・糸巻き量)

ジギングリール
適切なリールサイズは釣り場・対象魚によって異なります。

近海と外洋に分けて、それぞれのリールサイズを解説します。

近海ジギングのリールサイズ

19ステラSWで釣ったブリ
近海ジギングは、主に100m以浅のポイントでブリクラスまでを狙う釣りです。

リールサイズは、シマノの5000〜6000番、ダイワのLT5000〜LT6000番(旧3500〜4000番)が最適。

2〜3号程度のPEラインを200〜300m(水深の倍が目安)巻いて使用します。

仙台湾・東京湾・伊勢湾(鳥羽)・大阪湾(明石)などのジギングは、このクラスのリールがメインです。

・シマノの番手別糸巻き量
番手PE糸巻き量
50002号-350m、3号-240m、4号-170m
60002号-440m、3号-300m、4号-210m
 

・ダイワの番手別糸巻き量
番手PE糸巻き量
旧35002号-300m、3号-200m
旧40003号-300m、4号-220m
LT50005000D:2.5号-300m、5000:2号-300m
LT60006000D:3号-300m、6000:2.5号-300m
 

外洋ジギングのリールサイズ

20ソルティガで釣ったヒラマサ
外洋のジギングは、100mを越すポイントや、ブリ・大型ヒラマサをターゲットにする釣りです。

リールサイズは、シマノの8000番、ダイワの8000番(旧4500番)を選びましょう。これにPE3〜4号を300mほど巻いて使います。

マグロなどの超大型魚狙いでは、さらに大きな番手(10000〜14000番)を使う場合もありますが、青物狙いではほとんど使いません。

ブリや大型ヒラマサの魚影が濃い、外房・丹後・玄界灘などは8000番サイズがメインです。

・シマノの番手別糸巻き量
番手PE糸巻き量
80003号-410m、4号-300m、5号-250m
100004号-400m、5号-300m、6号-250m
140006号-300m、8号-200m、10号-165m
 

・ダイワの番手別糸巻き量
番手()内は旧規格PE糸巻き量
8000(4500)4号-300m、5号-240m
10000(5000)4号-400m、5号-300m
140005号-400m、6号-300m

ジギング用スピニングリールの選び方2. ギア比

ジギングリールを操作
ギア比に関しても、釣り場・釣り人のスタイルによって適したものが変わります。

ハンドル1回転あたりの巻き取り量が多いハイギアと巻き取り量が少ないパワーギア、それぞれの特徴を解説します。

ハイギア

ジギングリールでファイト
ハイギアモデルは巻き取り量が多いため、広い層を探るのに向いているのと、ジグにスピード(初速)をつけやすい特徴があります。

その反面、巻き上げに力を要するので、深場でジグをシャクったり、大型魚とファイトしたりするのにアングラーの体力を要することがデメリットです。

糸フケを素早く取れるため、キャスティングにも向いています。ハイギアよりもさらに巻き取り量の多いエクストラハイギアも存在しますが、これはほぼキャスティング専用で、ジギングに使うことは非常に稀です。

パワーギア

スピニングリールでジギング
パワーギアモデルは巻き取る力が強いため、深場での重たいジグの操作や大型魚とのやりとりに向いています。

巻き取りが楽になるため、ジギングの操作に慣れていない初心者や力が弱い女性の方におすすめです。

また、ジグの移動距離を抑えられるため、同じタナでゆっくりと誘うのにも適します。

回収が遅くて手返しが悪いことと、キャスティングに向かないことがデメリットです。

ジギング用スピニングリールの選び方3. 価格差

20ソルティガ
低価格のものなら1万円台で買えるジギングリールも、高価なものになると10万円を越す機種も。

「どこが違うの?」と、疑問に思う方も多いと思うので、その違いを解説します。

巻き上げ力(パワー)

20ツインパワーでファイト
高級機種は、強度の高いギアや剛性の高いボディ、パワーロスの少ない内部構造(駆動システム)が採用されているため、巻き上げ力が非常に強いことが特徴です。

店頭で触っただけでは違いが分かりにくいかもしれませんが、ジグをシャクったり、ファイトしたりすれば、その差がよく分かります。

シャクリ・ファイトを少ない力で行えるため、ビギナーの方でも高級機種を買う価値は十分にあります。

防水性能・耐久性

ジギングリールの防水性能
高級機種ほど防水性や耐久性に優れるため、初期性能を長く保ち、長期間にわたって使用することができます。

シマノのコアプロテクト、ダイワのマグシールドが採用されているモデルは防水性能が非常に高く、常に波しぶきにさらされるオフショアでも海水からリールを守ってくれます。

また、ボディやギアが強いことも相まって、大型魚とのファイトを繰り返してもなかなかゴリ感などが現れません。

ドラグ性能

ジギングは大型の魚とのやりとりが多く、ヒットする魚の数も多いため、ドラグに大きな負荷が掛かり続ける釣りです。ファイトを繰り返すとドラグが発熱し、熱を持つとドラグ力がどんどん低下します。

高級機種はドラグに熱対策がされていて放熱性が高いものが多く、ファイトを繰り返してもドラグの性能低下が起こりにくくなっているのです。

カタログスペックを見ると同等のドラグ力に見えますが、ファイトを繰り返すとドラグ性能には大きな差が生まれます。


元釣具屋が厳選!おすすめのエントリーモデル(〜3万円)

21スフェロスでジギング
実売価格がアンダー3万円のリールから、ジギングに適したモデルを集めました。

近年はリールの性能が飛躍的に上がっており、リーズナブルなリールでも十分ジギングを楽しめます。

スフェロス 6000PG(シマノ)

ITEM
シマノ スフェロスSW 6000PG
自重:450g
ギア比:4.6
最大ドラグ力:10kg
巻き取り長さ:83cm
PE糸巻き量:3号-300m
ベアリング数:4/1


2021年にモデルチェンジが行われたシマノのエントリーモデルです。

前作は亜鉛ダイキャスト製だったドライブギアが、今作では超々ジュラルミン製の冷間鍛造ギアに進化し、強度と耐久性が大幅に向上。

また、上位機種に迫る大幅な軽量化によって操作性も良くなっています。


ブラストLT 6000D(ダイワ)

ITEM
ダイワ ブラスト LT 6000D
自重:370g
ギア比:5.1
巻き取り長さ:92cm
最大ドラグ力:12kg
PE糸巻き量:3号-300m
ベアリング数:6/1

90センチ、6kgのヒラマサを釣り上げることができた。ファイトの内容も、ドラグもATDのおかげかファイトに多少の余裕もあり、ドラグをかければしっかりとヒラマサも止まってくれた。



強度と軽さを両立した新規格のリールです。マグシールドを採用しているので防水性が高く、長期間に渡り回転性能を維持します。

また、アルミマシンカットデジギアが採用されており、巻きが滑らかで強いことも魅力。

リールが軽いとロッド操作を軽快に行えるので、軽いリールで近海ジギングを楽しみたい方におすすめです。

ストラディックSW 8000HG(シマノ)

ITEM
シマノ ストラディックSW 8000HG
自重:645g
ギア比:5.6
最大ドラグ力:13
PE糸巻量:4−300
巻き取り長さ:107cm
ベアリング数:6/1


2020年に登場したストラディックSWは、上位機種のツインパワーSWやステラSWに近いスペックが導入された本格派のジギングリールです。

高剛性なギアとボディにインフィニティドライブを組み合わせたことで、前作に当たるバイオマスターSWから飛躍的に巻き上げ力が向上しています。

また、最新の防水機構Xプロテクトがボディとラインローラーに採用され、このクラスの課題であった耐久性も格段にアップしました。


カルディアSW 8000-H(ダイワ)

ITEM
ダイワ カルディアSW 8000-H
自重:630g
ギア比:5.7
最大ドラグ力:15kg
巻き取り長さ:110cm
PE糸巻量:3号-400m、4号-300m
ベアリング数:6/1


実売価格はアンダー3万円ながら、アルミ製モノコックボディを採用したハイコストパフォーマンスな1台です。

モノコックボディは従来のボディよりも内部空間を大きく取れるため、大型のドライブギアを封入でき、それによって強い巻き上げ力を得られます。

また、モノコックボディは密閉性も高く、マグシールド(ダイワ独自の防水機構)との相乗効果により、従来の同価格帯リールから防水性能が飛躍的に向上しました。


元釣具屋が厳選!おすすめのハイクラスモデル(3万円〜)

20ツインパワーで釣ったカンパチ
実売価格が3万円を超えるジギングリールを集めました。

巻き上げ力が強いのはもちろん、防水性能や耐久性能が高いので、過酷な環境でも長く使い続けられます。

ツインパワーSW 6000HG(シマノ)

ITEM
シマノ ツインパワーSW 6000HG
自重:420g
ギア比:5.7
最大:13.0kg
巻き取り長さ:103cm
PE糸巻量:3号-300m
ベアリング数:10/1


長きにわたってジギンガーから支持を得ているツインパワーSWは、2021年のモデルチェンジでインフィニティドライブやXプロテクトといったスペックが導入されました。

下位機種のストラディックSWとの最大の違いは、ヒートシンクドラグ。発熱を抑えることでドラグ性能の低下を防ぐため、大型魚を連続でヒットさせても不安がありません。

これだけの性能を誇りながらも、ステラSWより実売価格で4万円以上お手頃なのは大きな魅力です。


セルテートSW 8000-P(ダイワ)

ITEM
ダイワ セルテートSW 8000-P
自重:615g
ギア比:4.8
巻き取り長さ:92cm
最大ドラグ力:25kg
PE糸巻き量:4号-300m
ベアリング数:8/1


2021年に登場したセルテートSWの最大の特徴は、上位機種のソルティガと同等のアルミ製モノコックボディ。

モノコックボディーの採用とドライブギアの大口径化により、前作に相当するキャタリナから巻き上げ力が飛躍的に向上しました。

また、ソルティガがアルミ製ローターなのに対してセルテートSWはザイオン(炭素繊維強化樹脂)製ローターを採用しており、低負荷域での回転レスポンスが良いのも魅力です。


ステラSW 8000HG(シマノ)

ITEM
シマノ ステラ SW 8000HG
自重:625g
ギア比:5.6
最大ドラグ力:25kg
PE糸巻き量:4号-300m
巻き取り長さ:107cm
ベアリング数:13/1

ロッドを立てなくてもリールにパワーがあるので直線的なファイトが可能。10kg前後まではゴリ巻で楽勝。



シマノのフラッグシップモデルで、国内はもちろん海外でもそのパワーと耐久性が大きく評価されています。

旧モデルから駆動システムが見直されたことで回転抵抗が少なくなり、高負荷時でも高い巻き上げ力を得られることが最大の特徴です。

ドラグには熱を外部に逃すパネルが内臓されたヒートシンクドラグが採用され、ドラグの耐久性が飛躍的に向上しました。

ラインローラーも防水性が高いXプロテクト構造になっており、従来の10倍以上の耐久力にアップしています。


ソルティガ 10000-H(ダイワ)

ITEM
ダイワ ソルティガ 10000-H
自重:655g
ギア比:5.8
最大ドラグ力:25kg
PE糸巻量: 4号-400m、5号-300号
巻き取り長さ:118cm
ベアリング数:12/1


ダイワのフラッグシップモデルがソルティガです。ボディ内部のスペースを広く確保できるモノコックボディを採用したことで、従来モデルよりも大きくて肉厚なギアが収納され、巻き上げ力が大幅に向上しました。

ドラグ部はワッシャーの枚数を14枚に増加させ、放熱性が高いアルミのドラグノブを導入したことにより、ドラグの耐久性も文句なし。

スプールの形状を見直したことで、ラインの放出性と整流効果を両立しており、キャスティングでの使用時には飛距離が大幅に伸びるようになりました。


ジギングはリール選びが大切!

カルディアSW
ジギングは他の釣りと比べてリールに大きな負荷が掛かる釣りです。巻き上げ・ドラグ・防水、どの点をとっても負荷の大きさはショアの比ではありません。

それゆえに、耐久性や巻き上げ力が高い専用リールを選ぶことで、長期間安心して使うことができます。

ぜひ、本記事を参考にして釣り場・釣り方にあった適切なリールを選んでください!
撮影:TSURI HACK編集部

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紹介されたアイテム

シマノ スフェロスSW 6000PG
ダイワ ブラスト LT 6000D
シマノ ストラディックSW 8000HG
ダイワ カルディアSW 8000-H
シマノ ツインパワーSW 6000HG
ダイワ セルテートSW 8000-P
シマノ ステラ SW 8000HG
ダイワ ソルティガ 10000-H
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