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エコギアの「熟成タイラバアクア」をインプレ!おすすめのフックシステムも紹介

エコギアの「熟成タイラバアクア」をインプレ!おすすめのフックシステムも紹介

タイラバでなかなかアタリがなく、釣果に乏しい……。そんな場面を攻略できる術がないか探索している方が多いはず。

エコギアの「熟成タイラバアクア」は、そのような厳しい状況下で1枚の釣果を上げるのに効果的な救世主的存在のタイラバ用ワームです。

筆者のタイラバでは必ずローテーションに入る「熟成タイラバアクア」について、その特徴とオリジナルのフックセッティングを紹介します。

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

目次

アイキャッチ画像撮影:山下洋太

タイラバの救世主!?熟成タイラバアクアとは

熟成タイラバアクア
熟成タイラバアクアのフラップスリムとカーリースリム

熟成タイラバアクアとは、エコギアが展開するエコギア熟成アクアシリーズのタイラバ向けワーム

特殊な液に漬け込まれており、味と匂いが添加されているのが特徴です。

また、ソフトなマテリアルを採用し、通常のネクタイとは異なるナチュラルなアピールを可能にしています。

フラップスリムとカーリースリム

カーリータイプのカーリースリム、ストレートタイプのフラップスリムの2種類をラインナップ。

カラーはタイラバで定番のレッドやオレンジだけでなく、アマダイで人気のUVカラーまで、全9色を展開しています。

渋い状況で真価を発揮する!?

2.5kgのマダイ

低活性なマダイはアクションが大きいネクタイを嫌うとされていますが、熟成タイラバアクアは、カーリースリム、フラップスリムともに波動を抑えた微波動を発するのが特徴

味と匂いだけでなく、この微波動も熟成タイラバアクアが釣れるワームといわれている理由の1つだと予測します。

山下

筆者は通常のネクタイでなかなか釣れないときに熟成タイラバアクアを使用しています!

熟成タイラバアクアの注目ポイント

匂いと味で集魚力が高い

液に浸かっている熟成タイラバアクア

熟成タイラバアクアの最大の特徴は、なんといっても匂いと味があり、集魚力が高いこと。

(食べたことはもちろんないので)味については不明ですが、匂いはかなり強烈。カニのようなイカのような、なんともいえない匂いを発します。

山下

通常のネクタイにはアタリがなくても、熟成タイラバアクアを使用すると、いきなりアタリがくることも少なくありません。

ソフトマテリアルでナチュラルに誘える

ソフトマテリアル

マテリアルが非常に柔らかく、ナチュラルに誘えるのも熟成タイラバアクアの魅力。

水温が低いときやドテラで船が速く流れるときなど、ネクタイの動きを抑えてマダイを誘いたいときに効果を発揮します。

カーリースリムについては、テールがややばたつくようなアクションを出すものの、動きが大きすぎずナチュラルな誘いが可能。

フラップスリムはテールがわずかに震えるような動きで、大きすぎず、小さすぎない絶妙なアクションを演出できます。

ネクタイ代わりに使用できる

ネクタイ代わりに使える

タイラバというと、ラバー素材やシリコン素材のネクタイを使用するのが基本。

しかし、熟成タイラバアクアはネクタイ代わりに使用でき、通常のネクタイを使用しなくてもマダイの釣果を望めます

もちろん、通常のネクタイと組み合わせて、匂いと味の効果をプラスするのもあり。

ただし、ナチュラルな動きをより効果的にするためには、熟成タイラバアクア単体で使用するのがおすすめです。

山下

筆者は通常のネクタイは使用せず、熟成タイラバアクア単体でネクタイとして使用しています。

実釣でその実力を徹底検証!

筆者は熟成タイラバアクアを1年ほど実釣で使用して、その威力を体感しています

では、具体的にどのような威力があるか、実際の釣果を交えて紹介していきます。

冬の東京湾で大鯛をキャッチ

熟成タイラバアクアで釣れた4.2kgのマダイ

熟成タイラバアクアを使い始めて早々に、東京湾にて4.2kgの大鯛をキャッチ

釣れたのはアタリがなかなか得られない冬でしたが、同日に熟成タイラバアクアで2kgほどのマダイを2枚キャッチしました。

通常のネクタイを使用してみると釣れないだけでなく、アタリも非常に少なく、魚からの反応が明らかに違うと実感。

山下

大鯛が釣れてから、熟成タイラバアクアを買い漁る日々が始まりました!

集魚力が高く、釣れるサイズが選べないのでは……と考えていましたが、3kgほどのマダイが釣れたこともあり、良型も多数キャッチしています。

釣れるサイズが大きい時期でも、積極的に使用できると自信を持っておすすめできます!

食いが渋い日でも釣果に近づける

熟成タイラバアクアで釣れた3kgのマダイ

筆者のメインフィールド東京湾のタイラバは、「The 修行」と表されることもあるほど、アタリが少ないことでも有名。

実際にマダイが複数枚釣れている日であっても、アタリは非常に少なく、いかにそのアタリの数を増やすか、フッキング率を向上するかが釣果アップの鍵です。

熟成タイラバアクアはそのうち、とくにアタリの数を増やすのに効果があると感じています。

実際に使用している中で、通常のネクタイでアタリがなくても、熟成タイラバアクアのみをセットした仕掛けにアタリがあることも無数

また、ソフトで食い込みやすいマテリアルの効果なのか、フッキング率を向上するのにも一役買っている印象です。

山下

後ほど紹介するフックシステムを使用すると、さらなるフッキング率向上に期待できますよ!

アマダイやカサゴなど外道も多彩

熟成タイラバアクアを使用すると、マダイ以外にも……

アマダイ

アマダイが釣れたり……

イトヨリ

イトヨリが釣れたり……

トラフグ

ときには高級魚のトラフグが釣れたりと外道が多彩。

ホウボウ

上記以外にもハタ類やホウボウ、カサゴなど、美味しい外道がたくさん釣れます。

また、エサ釣りの定番外道であるトラギスやムシガレイなど、口が小さな外道もヒットすることが多いです。

マダイ以外の外道を多彩に狙いたい場面にも、熟成タイラバアクアが効果を発揮するでしょう。

山下

マダイからの反応がなく、外道でも釣りたいと感じる場面には、必ず熟成タイラバアクアを使用します。

筆者おすすめのフックシステムを紹介!

熟成タイラバアクア用フックシステム

通常のネクタイやスカートがなく、熟成タイラバアクアのみをセットできる市販のフックシステムはありません。

そのため、熟成タイラバアクアだけを使用するには、フックシステムを自作することが必須です。

ここでは、熟成タイラバアクアとセットで使用するために、筆者が自作している2つのフックに段差のあるフックシステムについて紹介します。

用意するもの

熟成タイラバアクア用フックシステムのアイテム一覧

用意するものは、フック、アシストライン、ビーズ、ワームキーパーの4つ。

それぞれどのようなものを用意したら良いか、おすすめの商品を紹介します。

フック

フック

ヘッドに近い上のフックには大きめ、ワーム先端に近い下のフックには小さめのフックを使用します。

上のフックはヘッドに食いついた魚がヒットすることを想定し、ファイト中に伸ばされにくい大きめをチョイス。

そして、下のフックは小さくすることでワーム先端に馴染ませて、フッキング率が向上するのが狙い。

また、ファイト中に下のフックが魚体に掛かることで、バラシを軽減することも狙って針掛かりが良い小さめのフックをセレクトしています。

アシストライン

アシストライン

アシストラインは細めの4号(37lb)をセレクト。

細いラインを使用することでラインの重量を軽くし、熟成タイラバアクアによりフックが馴染みやすくなるのを狙っています。

フックへの絡みを軽減するフロロなどの中芯入りのラインを選ぶことも重要です。

ビーズ

ビーズ

ビーズはヘッドの可動範囲を制限するために使用します。

ビーズを使用しないと、ヘッドの重みがワームキーパーにのし掛かる形になり、ワームキーパーが変形する可能性も。

変形したワームキーパーがアシストラインに干渉して、切れてしまう可能性もあるため、必ずビーズを使用するようにしましょう。

ワームキーパー

ワームキーパー

ワームキーパーは熟成タイラバアクアを固定するために使用します。

ワームキーパーはサイズがやや大きめで、固定力があるものを選ぶのがベスト。

小さいワームキーパーを使用すると、ワームが裂けてすぐにロストするのでサイズ選びには注意しましょう。

作成手順

フックを結ぶ

フックを結ぶ

フックを外掛け結びで結び、余ったラインをカットします。

25cmの長さでアシストラインをカット

アシストラインをカット

フックの結び目から25cmの位置でアシストラインをカットします。

フック間の長さが20cmになるようにフックを結ぶ

もう1つのフックを結ぶ

カットしたアシストラインの先端にフックを外かけ結びで結び、余ったラインをカットします。

このときフックの結び目の間が20cmになるようにしましょう。

フックの間が8cmの段差になるように折り返す

アシストラインを折り返す

フックの結び目の間が8cmになるように、アシストラインを折り返します。

下に小さいフック、上に大きいフックが来るように折り返すのを忘れないようにしましょう。

上のフックから1cmの位置でチチワ結び

チチワ結び

上のフックの結び目から1cmの位置でチチワ結びをします。

ワームキーパーとビーズを装着して完成

ワームキーパーとビーズを装着

できたチチワにワームキーパー、ビーズの順で装着して完成です。

完成した全体像

完成したフックシステムの全体像はこちらです。

フッキング率とキャッチ率の向上が大きなメリット

下のフックのみでキャッチに持ち込んだ

紹介したフックシステムを使用することで、フッキング率が大幅に向上すると感じています。

下のフックの長さは、熟成タイラバアクアの先端に近く、ワームの先端を食ってきた魚をもフックにかけることを狙っています。

段差があるフックシステムにしてから、下のフックのみに魚が引っかかって上がってくることも多数あり、フックに段差をつけた効果を体感。

また、上のフックに魚がヒットしたときには、下のフックが魚体に掛かることでキャッチ率がアップする印象を受けます。

山下

この段差があるフックシステムを使用してから、フッキング率も、キャッチ率も向上しました。

段差フックではワームが絡まるトラブルに注意

フックがワームを拾うトラブル

2つのフックに段差があることでフッキング率とキャッチ率を向上する筆者のフックシステムですが、ワームが先端のフックに引っかかりやすいのが注意点

ロッドを上下に動かしてしまうと、水中でワームの先端をフックが拾ってしまいトラブルにつながります。

いつも以上にロッドを動かさないようにしながら、丁寧な等速巻きをするようにしましょう。

山下

通常のネクタイでも、ロッドを上下に動かすとフックがネクタイを拾うトラブルが発生します。

筆者は通常のネクタイを使用するときよりもロッドを上下に動かさないようにし、最近ではトラブルレスで使用できています。

ワームセッティングは3パターン

熟成タイラバアクアを購入し、自作のフックシステムを作ったけど、どのようにワームをセットしたらいいのか悩む方もいるはず。

ここでは、筆者が熟成タイラバアクアを使用する中で、とくに使用することが多い3パターンのワームセッティングについて紹介します。

カーリースリム2本

カーリースリム2本

マダイを狙うときに基本となるのが、カーリースリムを2本セットする組み合わせです。

1本はワームキーパーに、もう1本は上のフックにちょん掛けします。

水流を受けると2本のカーリーがフラフラと動き、マダイにハイアピールする印象。

高活性なマダイがいるか素早く探れるため、パイロットルアーのような役割を担います。

山下

筆者はまずカーリースリム2本の組み合わせからスタートし、反応を探ることが多いです。

カーリースリム1本+フラップスリム1本

カーリースリム1本+フラップスリム1本

マダイの活性が低いときには、カーリースリム1本+フラップスリム1本の組み合わせに変更します。

フラップスリムは通常のネクタイでいうところのストレートタイムと同じように、マダイが低活性のときや小さなベイトを捕食しているときに効果的。

カーリースリムとフラップスリムを組み合わせることで、アピール力と食わせ力を両立できると感じています。

どちらか1本+熟成アクア 活アジストレート

どちらか1本+熟成アクア 活アジストレート

上記の2つの組み合わせでどうしても釣れない場合には、カーリースリムまたはフラップスリムを1本と熟成アクア 活アジストレートをセットする組み合わせも試します。

熟成アクア 活アジストレートは熟成アクアシリーズのアジング用ワーム。

シルエットが小さく、食いが渋いターゲットが食いつくのも狙える印象です。

この熟成アクア 活アジストレートを下のフックに使用することで、ワームが水の抵抗を受けてフックが垂れ下がるのを防ぎ、フックが熟成タイラバアクアに馴染みやすくなるのも狙っています。

山下

上記3つの組み合わせは、あくまでも筆者がよく使うものです。
これら以外にも組み合わせはあるので、ご自身が釣りをする海域やパターンにハマる組み合わせを見つけてみましょう!

熟成タイラバアクアの気になるところ

釣果アップに貢献する熟成タイラバアクアですが、気になるところがいくつかあります。

ここでは、使用していてとくに気になった3点をピックアップします。

匂いがかなり強い

ピンセットで取り出す

熟成タイラバアクアを使用していてもっとも気になったところは、手やグローブに液がついてそのままにしておくと、かなりの匂いが発生すること

そのため、液に浸かったワームを取り出す際には、ピンセットを使用し、液が手やグローブに付着しないようにするのがおすすめです。

それでも手やグローブに液が付着したときには、すぐに洗い流したり、拭いたりしておきましょう。

集魚力が高いが故にフグに切られやすい

フグに噛み切られる

集魚力が非常に高くてアタリが多くなる反面、フグからのアタリも多くなり、噛み切られやすいところも注意点

フグがいる状況では、通常のネクタイより早く噛み切られやすく、釣りのテンポが悪くなります。

フグからのアタリが多い場面では、熟成タイラバアクアを使用するのは避けた方がいいでしょう。

山下

言い換えると、それだけ集魚力が高いということです!

常に液に浸しておく必要がある

液に浸しておく

熟成タイラバアクアに限らず、エコギア熟成アクアシリーズのワームは、常に液に浸しておかないと乾燥して縮んでしまいます

そのため、パッケージを開封しても、ワームが液に浸かった状態で保管することが必要です。

ケースで保管

開封後はパッケージで保管しておくのもいいですが、液漏れの可能性もあるため、液漏れしないケースに移し替えておくのがおすすめ。

カラー別や形状別に分けてケースに収納しておくと、スムーズにワームを取れ出せて便利です。

山下

筆者は液に蛍光材を混ぜたものと、原液とで2つのケースに分けて保管しています。

熟成タイラバアクアは食いが渋い状況で武器になる!

熟成タイラバアクアで釣れたマダイ

熟成タイラバアクアは、マダイのみならず、外道からの反応が得られない状況下で効果を発揮するタイラバ専用ワームです。

魚からの反応がなかなか得られないと感じる場合には、筆者おすすめのフックセッティングとともに熟成タイラバアクアを使用してみてください!

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