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メバリング用リール

【2022最新】メバリング用リールの選び方&おすすめ14機種を元釣具屋が解説

軽いルアーを巻き続けるメバリングはリール選びが非常に大切。番手やハイギアorローギアといった要素で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そんなメバリングのリール選びを解説し、ハイコスパ〜上級者向けのおすすめリールをインプレとともに紹介します。

目次

アイキャッチ画像撮影:TSURI HACK編集部

メバリングに適したリールとは?

ヴァンフォードでメバリング

ワームやプラグを用いて手軽にメバルを狙うことができる、とあって人気のメバリング。

繊細なメバルに対して軽いルアーでアプローチして釣るには、リール選びも大切です。

本記事では、元釣具屋の筆者がメバリングリールの選び方を解説し、厳選したおすすめリールを紹介します。

メバリングのリール選びにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

メバリングリールの選び方1. 番手(サイズ/糸巻き量)

ステラでメバリング

メバリングのリールは、1000〜2500番サイズの小型スピニングリールを使うのが一般的です。

釣り方別に適したリールサイズを解説します。

近距離のジグ単は1000/2000番

1000/2000番サイズのリールは小型かつ軽量で操作性がよく、ジグヘッド単体や小型プラグなどの軽いルアーを扱うのに適しています。

メバリングはこれらの軽量ルアーを使うことが多いため、初めの1台には1000/2000番サイズを選びましょう。

1000番と2000番で迷った場合は、汎用性が高い2000番を選ぶのがおすすめです。

遠距離のキャロやフロートは2500番

2500番サイズのリールは巻き取り力が強く、重たいルアーを遠くに飛ばせることが特徴です。

そのため、キャロライナリグやフロートリグを遠投するのに適しており、大型メバルとも楽にやりとりができます。

また、シーバスやエギングに使いまわせる汎用性の高さも魅力です。2500番のリールを持っている方は、まずそれを使ってメバリングを始めてみてもいいでしょう。

メバリングリールの選び方2. ギア比

イグジストでメバリング

スピニングリールの多くには、ハンドル1回転あたりの巻き取り量が少ないローギア(パワーギア)と、巻き取り量が多いハイギアがラインナップされています。

メバリングにおけるそれぞれの特性を解説します。

丁寧に攻めるならローギア

ローギアは巻き取り力が強くて回転が軽いため、ゆっくり丁寧に巻けることがメリットです。

メバリングは一定の速度でゆっくり巻き続けるアクションが基本となるので、ジグヘッド単体やプラグにはローギアが適しています。

特に初心者の方は、釣れない時ほど巻き取り速度が速くなりがちなため、慣れないうちはローギアがおすすめです。

手返し重視ならハイギア

巻き取り量が多いハイギアは、ルアーや糸フケの回収が速く、巻き感度が高いことが特徴です。

そのため、広範囲をテンポよく探る必要があるフロートやキャロにはハイギアが適します。

根周りで掛けたメバルが根に潜るのを防いだり、強風時に糸フケが出過ぎるのを防いだりできることもメリットです。

メバリングリールの選び方3. 重量

軽いメバリングリール

一般的には高価なリールほど軽く、「軽いリールがよい」とされていますが、実は重いリールにも良さがあります。

軽いリールと重いリールのメリットを確認しておきましょう。

軽いリールのメリット

軽いリールのメリットは、操作性がよくてキャストやフッキングなどの動作がしやすく、感度が高いことです。

ジグヘッド単体の場合はロッドもルアーも軽いため、それに合わせてリールも軽いものが好まれます。

あくまでも目安ですが、200g以下のものが軽いリールと言われます。

重いリールメリット

重たいリールのメリットは、長いロッドとのバランスが良いことです。

キャロライナリグやフロートリグ用のロングロッドは重心が先端に寄っていることが多く、リールが軽すぎると先重りを感じてしまいます。

ロッドとの重量バランスを考えて少し重ためのリールを選べば、先重りを防いで穂先のブレを抑制できます。

メバリングリールの選び方4. 巻き感

メバリングのリトリーブ

スピニングリールには巻き心地の良し悪しに加え、機種ごとに、巻き始めが軽いものと重たいものがあります。

軽い方がいいような気がしますが、実は巻き始めが重いリールにはメリットもあるのです。

巻き始めが軽いリール

ローターが軽いリールは、ローターが回転した時に生じる慣性力が小さく、巻き始めが軽いことが特徴です。

回転レスポンスが高くて巻いて止める動作をスムーズに行えるので、細かい操作を加える釣り方に適します。

多くのダイワ製リールは巻き始めが軽く作られており、シマノではヴァンキッシュやソアレCI4+などが巻き始めが軽いリールに分類されます。

巻き始めが重いリール

剛性を重視した重たいローターを搭載したリールは巻き始めが重く、レスポンスの良さという面では一歩劣ります。

しかし、一度回り出すと慣性力が働いて軽い力で回転し続けるため、一定速度のただ巻き状態を維持しやすいことが特徴です。

シマノのステラやツインパワー、ストラディックなどが巻き始めが重いリールに分類されます。

おすすめのエントリーモデル(1万円前後)

21フリームスでメバリング

1万円前後の価格帯から、メバリングに適したリールを集めました。

近年のリールは高性能なので、エントリーモデルでも繊細なメバリングを楽しめますよ。

シマノ セドナ C2000HGS

自重:215g
ギア比:6.0
最大ドラグ力:3.0kg
ナイロン糸巻量:3lb-125m
フロロ糸巻量:3lb-110m
PE糸巻量:0.6号-150m
巻き取り長さ:79cm
ベアリング数:3/1

実売価格が5,000円ほどのリーズナブルな入門リールです。低価格ながら、精度の高いギアを採用したことで滑らかかつ強力な巻きを実現。

やや重ためのリールですが、竿に付けると重心が手元に近づくので軽く感じます。これからメバリングを始める方ににおすすめなリールです。

ダイワ レブロス LT2000S

自重:200g
ギア比:5.2
巻き取り長さ:68cm
最大ドラグ力:5kg
ナイロン糸巻き量:3lb-150m
PE糸巻き量:0.4号-200m
ベアリング数:4/1

コスパ抜群の超軽量リールです。ドラグには滑り出しがよいATDを採用しており、細いラインで大型メバルを掛けたとしてもラインブレイクを防ぎます。

また、飛距離が伸びる新形状のスプールを搭載している点もGOOD。アンダー1万円の価格帯では非常に軽いリールです。


シマノ アルテグラ C2000SHG

自重:185g
ギア比:6.1
最大ドラグ力:3kg
フロロ糸巻量:3lb-110m
PE糸巻量:0.6号-150m
巻き取り長さ:82cm
ベアリング数:5/1

2021年にモデルチェンジされたアルテグラには、ロングストロークスプールやマイクロモジュールギア2などの上位機種譲りのスペックが導入されています。

それゆえに回転性能が高く、巻き始めが軽くて滑らかなフィーリングを実現しました。自重が185gと、軽量なのも魅力です。


ダイワ フリームス FC LT2000S-XH

自重:185kg
ギア比:6.2
巻き取り長さ:81cm
最大ドラグ力:5kg
ナイロン糸巻き量:3lb-150m
PE糸巻き量:0.4号-200m
ベアリング数:5/1

2021年に登場したフリームスはボディとローターに新素材のザイオンVを採用し、前作から軽さと剛性の両方が向上しました。

アルテグラと同じく、自重185gの軽さを誇ります。前作から引き続き、ダイワ独自の防水機構マグシールドが搭載されているので防水性能も十分です。

おすすめのミドルグレードモデル(1万円後半〜3万円)

20ヴァンフォードでメバリング

1万円後半〜3万円のミドルクラスから、メバリングにおすすめの機種を集めました。

エントリーモデルに比べ、軽さや回転性能がグッと向上していますよ。

ダイワ 月下美人 MX LT2000S-P

巻取り長さ:63
ギア比:4.8
自重:190g
最大ドラグ力:5kg
PE糸巻き量:0.4号-200m
ナイロン糸巻き量:4lb-100m
ベアリング数:7/1

月下美人MXはダイワのライトゲーム専用機種です。軽量なローターを備えているため、巻き出しが軽くてレスポンスに優れます。

ATDを採用していてメインシャフト部にベアリングが2個搭載されているので、ドラグ性能は価格以上。タフデジギアやマグシールドも入っており、充実のスペックです。

シマノ ストラディック C2000SHG

自重:185g
ギア比:6.0
最大ドラグ力:3.0kg
巻き取り長さ:81cm
ナイロン糸巻き量:3lb-125m
フロロ糸巻き量:3lb-110m
PE糸巻き量:0.6号-150m
ベアリング数:6/1

「カタログスペックが最上級機種並み!」と話題になった超ハイコスパリールです。精密なマイクロモジュールギアを採用し、各パーツの組み合わせを見直したことで軽く滑らかな巻き心地を実現。

最新の防水機構であるXプロテクト、最上級機種ゆずりのロングストロークスプールも搭載しており、シマノの最新技術が注ぎ込まれています。


ダイワ カルディア FC LT2000S-H

自重:175g
ギア比:5.8
最大ドラグ力:5kg
巻き取り長さ:76cm
ナイロン糸巻き量:2.5lb-200m
PE糸巻き量:0.4号-200m
ベアリング数:6/1

2021年にモデルチェンジが行われたカルディアの最大の特徴は、ザイオンV製のモノコックボディ。

上位機種と同じモノコック構造にしたことでギアが大口径となり、巻き上げ力が大幅に向上しました。これに新型ローターも合わさり、回転もかなり軽くなっています。


シマノ ヴァンフォード  C2000S

自重:150g
ギア比:5.1
最大ドラグ力:3kg
巻き取り長さ:69cm
ナイロン糸巻き量:3lb-125m
フロロ糸巻き量:3lb-110m
PE糸巻量:0.6号-140m
ベアリング数:7/1 

評価が高かったストラディックCI4+の後継機種として2020年に登場したヴァンフォードは、軽さが最大の特徴です。自重150gはダントツでクラス最軽量。

上位機種のヴァンキッシュと同等のローターを搭載しており、巻き始めが軽く、回転レスポンスも抜群です。

おすすめのハイクラスリール(3万円以上)

22ステラでメバリング

3万円以上の価格帯から、メバリングに適したモデルを集めました。

予算に余裕があれば、ぜひ最高レベルの巻き感度や操作性を体感してみてください。

シマノ ヴァンキッシュ C2000S

自重:145g
ギア比:5.1
最大ドラグ力:3kg
巻き取り長さ:69cm
ナイロン糸巻き量:3lb-125m
フロロ糸巻き量:3lb-110m
PE糸巻き量:0.6号-150m
ベアリング数:11/1
 

シマノが誇る史上最軽量のスピニングリールです。マグナムライトローターとマイクロモジュールギアを組み合わせたことで、初動が軽くて滑らかな巻き心地を実現。

超軽量ながらもギアとボディの剛性が高く、防水性能も優れているので耐久性も抜群。とにかく軽いリールをお求めの方は、このヴァンキッシュ一択でしょう。


ダイワ ルビアス FC LT2000S-XH

自重:150g
ギア比:6.2
巻取り長さ:81cm
最大ドラグ力:5.0kg
ナイロン糸巻き量:3lb−150m
PE糸巻き量:0.4号−200m
ベアリング数:9/1

ハイエンドモデルのイグジストを上回る、ダイワ最軽量のスピニングリールです。

モノコックボディを採用したことによって軽量化と剛性アップを両立しており、ギアも大型化されたので巻き上げパワーも向上。それでいて実売価格は3万円程度なので、非常にコスパが優れる1台です。


シマノ ステラ C2000S

自重:170g
ギア比:5.1
最大ドラグ力:3kg
巻き取り長さ:69cm
ナイロン糸巻き量:4lb-100m
フロロ糸巻き量:4lb-85m
PE糸巻き量:0.6号-150m
ベアリング数:12/1

シマノ製スピニングリールのフラッグシップモデルで、マグネシウムパーツがふんだんに奢られており、外見・使用時の質感の高さは他のリールを圧倒します。

ヴァンキッシュに比べると巻き始めはやや重いですが、リールが自動で回転するようなしっとりとした巻き心地は唯一無二。ボディ各部の金属パーツや防水機構によって耐久性も最高レベルです。


ダイワ イグジスト LT2000S-P

自重:155g
ギア比:4.9
最大ドラグ力:5kg
巻き取り長さ:64cm
ナイロン糸巻き量:3lb-150m
PE糸巻き量:0.4号-200m
ベアリング数:12/1

イグジストはダイワが誇るフラッグシップスピニングリール。軽さはルビアスに劣りますが、マグネシウムボディによる剛性感はイグジストでしか味わえません。

また、初動が非常に軽くてヌメヌメとしたシルキーな巻き心地も魅力。防水機構、ドラグ性能にも不足はなく、ライトゲームのエキスパートから絶大な支持を得ています。

適切なリール選びで釣果アップ!

メバリング用リール

軽いルアーと細いラインを用いて引きの強いメバルを狙うため、メバリングはリール選びが大切です。

リールを巻き続けるので、価格やスペックにとらわれずに自分が好きなフィーリングのリールを探すことも重要でしょう。

本記事を参考にしながらリールを選んで、ぜひメバリングにチャレンジしてみてくださいね。

撮影:TSURI HACK編集部

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