21フリームスを実釣インプレ！カルディア・旧モデルと比較してみたら……

21フリームス登場！

古くからダイワの中堅スピニングリールとして親しまれてきたフリームス。

そんなフリームスが2021年にモデルチェンジされて生まれ変わりました。

一足先に編集部が21フリームスで実釣してきましたので、スペックや使用感を詳しくお届けします！

ラインナップ

21フリームスのスペック

旧作からの最大の進化は、新素材ザイオンVがボディーとローターに用いられたことです。

前作から踏襲されている部分も含め、スペックを解説します。

ザイオンVボディ

前述の通り、ボディには新開発のザイオンV（炭素繊維強化プラスチック）が用いられました。

このザイオンVというのは、上位機種で用いられているザイオンの普及価格帯版といえ、剛性はやや劣るものの同レベルの軽さを実現しています。

前作の18フリームスはDS5（樹脂）ボディだったので、ボディのクオリティーが向上したといえるでしょう。

近年はボディ下部にあるストッパー（逆転スイッチ）が廃止される傾向がありますが、21フリームスにはストッパーが残されています。

ザイオンVエアローター

ボディと同じく、ローターにもザイオンVが採用されています。

18フリームスのローターはDS4（DS5よりワンランク下の樹脂素材）だったので、軽さと剛性が飛躍的に向上。

軽くて変形量が少ないローターは、巻き始めの軽さやパワーロスの軽減といった回転性能に直結します。

また、ファイト時にラインローラーの位置が安定するのでドラグ性能をフルに発揮できることもメリットです。

その他のスペック

ここからはボディ・ローター以外のスペックを見ていきましょう。

ザイオンV製ボディには、タフデジギアが収まります。前作もタフデジギアだったのでギアに大きな変化はありません。

ドラグは引き続きATD。ドラグ調整を素早く正確に行える大口径ドラグノブが採用されています。

前作と同じく、スプール内部とスプールメタル部（スプール支持部）にはボールベアリングは入っていません。

21カルディアはこの2箇所にベアリングを追加できますが、21フリームスは追加できない構造です。

ラインローラーにはカラーが入っており、ベアリング1個を追加することが可能。

スプールは近年主流の薄肉アルミ製で、スプールエッジはラインの整流効果が高いLC-ABS仕様です。

21フリームスはベアリングが入らないタイプのスプールなので、SLPワークスのスプールや上位機種のスプールと互換性がありません。

もしスプールを変えたい場合は、純正スプールを注文するか、18フリームスや18レガリスのスプールを流用してください。