23ヴァンキッシュが登場!
前作の登場から4年が経った2023年、ヴァンキッシュが待望のモデルチェンジ!
22ステラと同じスローオシュレートも導入され、発売前から大きな話題になりました。
そんな最新の23ヴァンキッシュを詳しくインプレします。
ラインナップ
23ヴァンキッシュのスペック
まずは23ヴァンキッシュのスペックから解説します。
前作の19ヴァンキッシュや上位モデルの22ステラとの共通点や相違点も紹介します。
オシュレートのサイクルはステラと同じ
今回のモデルチェンジの目玉ともいえるのがスローオシュレート。
オシュレート(スプールを上下させる運動)が低速になったことで、ラインがスプールに密に巻な状態で巻かれ、キャスト時のライン放出がスムーズに行われます。(技術名:インフィニティループ)
なお、オシュレートのサイクルは22ステラとまったく同じです。
マグネシウム&CI4+のハイブリッドボディは継続
ボディの仕様は19ヴァンキッシュから大きな変更はなく、マグネシウム合金とCI4+(炭素繊維強化プラスチック)のハイブリッド構成。
ボディは2ピース構造なので、ボディ(図中68)とフタ組(図中127)というパーツによって構成され、ボディがCI4+、フタ組側がマグネシウム合金です。
ヴァンキッシュは12モデルと16モデルはフルマグネシウム合金ボディでしたが、19モデルからハイブリッドになっています。
ちなみに、現行の汎用スピニングリールでフル金属ボディなのはステラだけです。
MGLローターに大きな変更点は無し
CI4+製のMGLローターも19モデルから大きな仕様変更はありません。
内部構造の変更(オシュレートを低速化させるための中間ギアの増設など)により、嵌め込みが19モデルよりやや高くなるといった小さな変化はありますが、軽くなったりしているわけではありません。
試しに、22ステラと23ヴァンキッシュのローターを体重測定してみました。
こうして測り比べてみると、23ヴァンキッシュの方が約20%も軽いことがわかります。
ドライブギアは大きく仕様変更
ギアは大きく仕様変更されており、19モデルよりも歯が少なくて山が大きく、肉厚になっています。
これによってピニオンギアとの接触面積が増え、歯面に掛かる負荷が分散するので耐久性が約2倍に向上しているようです。(技術名:インフィニティクロス)
ギアそのものは22ステラも23ヴァンキッシュも同じ物ですが、22ステラのギアにはさらに耐久性を高めるための特殊表面処理が行われています。
ちなみに、C2000Sのドライブギアの価格は23ヴァンキッシュが3,080円、22ステラが4,070円です。
インフィニティドライブを導入
22ステラに引き続き、インフィニティドライブが導入されました。
インフィニティドライブとは、メインシャフトに特殊表面処理や特殊加工を施して低摩擦化し、そのメインシャフトを特殊低摩擦ブッシュで支持する機構です。
これによってオシュレート(摺動)する際のフリクションロスを減らし、巻き上げ効率や巻きの質感を高めています。
ラインローラー部にはアンチツイストフィンが
22ステラと同じく、ラインローラー部にはアンチツイストフィンを設けており、スプール下部へラインが落ちるのを防ぎます。
ドラグワッシャーがデュラクロスに
ドラグワッシャーにはデュラクロスが採用されました。
滑らかなドラグ性能を維持しつつも、従来のフェルトよりも耐摩耗性が10倍以上に高まっています。
現状、デュラクロスが導入されているのは22ステラと23ヴァンキッシュのみです。
自重は19モデルと同等をキープ
中間ギアの増設やドライブギアの肉厚化など、重量増の要素が多いのですが、自重は19モデルと同等をキープしています。
カタログ値だけをみると軽くはなっていません。しかし、実際にはハンドルの樹脂部分を長くしたり、スプールの細かいところを削ったりし、0.1g単位の軽量化を行って旧モデルと同等に収めているようです。
23ヴァンキッシュを実釣インプレ
では、ここからは実釣での使用感について解説していきます。
番手は「とくにヴァンキッシュの良さを感じやすいものを」ということで、C2000Sをセレクト。
PE0.2号を巻いてアジングをしたり……
メバリングをしたりと、ライトゲームでガッツリ使い込んでみました。
いわずもがな「軽い」
自重そのものは前作から軽くなっていませんが、やはり軽いです。
23イグジストSFを除けば、23エアリティと並んで汎用スピニングリールとしては最軽量。
本題の使用感とは少しズレますが……タックルとのバランスを考えても“汎用スピニングリールとしての軽量化”はそろそろ限界に達しているようにも思えます。
例えば、4000番のヴァンキッシュをさらに軽量化できたとしても、「どんなロッドを合わせるんだ?笑」みたいな。
その一方で、1000番・2000番クラスならイグジストSFのように、剛性や耐久性のマージンを削ってでも軽さに振り切ったリールへのニーズはあるでしょう。
ヴァンキッシュだけでなく、スピニングリールの進化の方向性についても考えさせられる1台でした。
リトリーブの精度が高い
軽量なMGLローターとフリクションロスを軽減させた駆動系の恩恵か、回転レスポンスは“さすが”です。
巻く動作、止める動作が自由自在で、まさに“リニアな操作感”という言葉がピッタリ。感覚的なラグがありません。
また、スローオシュレートは巻きにも大きく関与していると思います。
というのも、スプールがオシュレートすることによるモーメント(持ち重り)の変化が少なく、リトリーブの繊細さがワンランク高まったと感じました。
実釣時はバチパターンのアジングで、1g以下のジグヘッドをデッドスローに巻くのがメインだったのですが、リトリーブ中の挙動が安定していてワームのテールだけを齧っているのも伝わります。
最近のシマノのリールは、スプールが長くて(重くて)オシュレートのストロークも長いため、スローオシュレートが巻きに与える影響は想像以上のはずです。
ライトゲームでは飛距離アップを感じる
飛距離に関しては、「飛んでいる」と感じました。
とくに質量が小さなルアーはキャスト時に生じる運動エネルギーが小さく、ラインの抵抗を受けて失速しやすい傾向にあります。
しかし、スローオシュレートによってラインが密にスプールへと巻かれているため、放出がスムーズで失速感が少ないです。
ルアーウエイトやロッドの調子&ガイドセッティングによって程度差はありそうですが、ことライトゲームに関しては飛距離アップを感じました。
ライントラブルは0/20時間
23ヴァンキッシュの不安事項といえば、スローオシュレートに起因するライントラブルでしょう。
結論から言えば、合計20時間ほどの釣行でトラブルはゼロでした。
PEは0.2号でルアーは1g以下、釣り方はデッドスローがメインと、トラブルが起こりやい使用環境だったので、筆者としては“実用上問題ナシ”。
もちろん、フェザリングや着水後のラインスラックの処理などはしっかりした上での結果です。
ただし、蜜巻きである以上は下の糸が上の糸を拾いやすいのは間違いなく、使い方によってはライントラブルが起こるのも事実だと思います。
その一方で、正しいフェザリングやスラック処理を教えてくれるリールでもあると思います!
ライトゲームには十分な剛性感
アジング・メバリングで剛性やパワーを判断するのは難しく、言えるのは「ライトゲームでは不自由しない」といったところまで。
リールにPEを入れる際にテンションを掛けて巻いている時にも、ボディがたわんだり、ゴロゴロしたりすることもありませんでした。
ドラグはどうか
ドラグに関しては滑らかで、滑りすぎたり、突っ張ったりすることもなく、魚の動きに対してリニアに追従してくれます。
とくに出だしに食いつき感が無く、フッキング時にジャッと滑ってくれ、細いPEやエステルを使いやすいのがシマノのドラグの良いところです。
ドラグ音に関しては、シマノのリールの中でも一際大きく感じ、音質も高音。かといってチープな印象は受けません。
ラインローラーの回転が渋い……
気になったことはラインローラーの回転性能です。
19モデルや22ステラと同じく、純正ラインローラーは防水性能を重視して特殊撥水グリスを充填しているのですが、回転性能はイマイチで、軽量ジグヘッドをスローに巻くと回転が渋い……。
2gぐらいのルアーなら気にはなりませんでしたが、個人的にライトゲームなら耐久性よりも回転性能を重視したいところ。
もし、軽量ルアーをメインに使うのなら、オイル仕様の社外ラインローラーに変更するのも一つの手ですね。
例えば、IOSファクトリーのインパクトなどがおすすめです。
オイル仕様なのでこまめなメンテナンスは必要になりますが、ヴァンキッシュらしい巻きの軽さや感度をフルに引き出せますよ。
また、ラインローラーをしっかり回してラインを綺麗にスプールへと収めれば、ライントラブルも少なくなるはずです。
IOS FACTORY インパクト(シマノ用)
22ステラとの比較
実釣の際に22ステラC2000Sも並行して使っていたので、最後に両機種を比較します。
性格の異なる両機種ですが、それが実釣でどう影響するかを検証してきました。
ライトゲームにおいて25gは大きい
C2000Sの自重を比較すると、ヴァンキッシュが145gなのに対してステラは170gと、その差は25g。
近年のライトゲームロッドは50gを切る物も多く、タックルの総重量から考えると、25gは全体の10%にも及ぶ数値です。
もちろん単に全体重量が重い・軽いという違いもありますし、モーメント(持ち重り)も大きく変わってきます。
短くて軽いロッドと合わせて総重量を軽くし、操作性や反響感度を極限まで高めるならヴァンキッシュ。
逆に、ロングロッドなどの先重りしやすいロッドを後方重心にし、モーメントを小さくするならステラ。
また、あえて軽いショートロッドにステラを合わせ、超後方重心にして“穂先ウキウキ”のセッティングもアリでしょう。
このようにリールを“タックルの構成要素”として考えると、明確な使い分けがしやすいですね。
人間ってよくできたもので、筋力が増えても感覚は鈍くならないんですよね。マッチョマンの方でも25gの差は体感できるはず!
慣性力の違い
ヴァンキッシュはステラよりもローターが軽いため、ローターに働く慣性モーメントも小さくなります。
ヴァンキッシュはアングラーの入力に対してリニアに回転するため、「ストップ&ゴーを繰り返す釣りに適する」と言われることが多いですね。
ステラはリトリーブにそっと力を差し伸べるように回転し続けようとするため、「グリグリと巻き続ける釣りに好相性」と言われます。
そのため、ライトゲームでは軽さもあってヴァンキッシュを好む方が多いように感じるのですが、軽いルアーをスローに等速巻きするならステラの重いローターも捨て難いんですよね……。
どっちが良いのかと言うと……
面白みの無い答えですが……
ライト寄りの繊細な釣りがしたいならヴァンキッシュ、やや負荷が大きな釣りや巻きの釣りをしたいならステラ。
という王道の結論に至ります。
どちらを選んでも幸せになれると思うので、悩んでいる方は自分の感性に響く方を選んでみてくださいね。
しっかり進化していました!
発表当初はスペックだけを見て「あんまり進化していないんじゃ?」という意見もありましたが……
軽さはそのままに、スローオシュレートによって繊細さがさらに増し、よりフィネスなリールへと進化していました。
正しく使えばライントラブルも無いので、ぜひ試してみてください!
最終評価
- ・巻き始めの軽さ:4.5
- ・回転の滑らかさ:4.5
- ・巻き感度:4
- ・巻き上げパワー:4
- ・軽さ:5
- ・剛性感:4
- ・ドラグ性能:5
- ・ライントラブルのリスク:3
- ・コストパフォーマンス:5
シマノ ヴァンキッシュ 1000SSSPG
自重(g) | 140 |
---|---|
ギア比 | 4.6 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 58 |
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg) | 2.0/3.0 |
ナイロン糸巻量 | 2-100、3-60(lb-m) |
フロロ糸巻量 | 2-80、3-55(lb-m) |
PE糸巻量 | 0.3-120、0.4-90(号-m) |
シマノ ヴァンキッシュ C2000S
自重(g) | 145 |
---|---|
ギア比 | 5.1 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 69 |
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg) | 2.0/3.0 |
ナイロン糸巻量 | 3-125、4-100、5-75(lb-m) |
フロロ糸巻量 | 3-110、4-85、5-65(lb-m) |
PE糸巻量 | 0.6-150、0.8-110、1-80(号-m) |
シマノ ヴァンキッシュ C2000SHG
自重(g) | 145 |
---|---|
ギア比 | 6 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 81 |
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg) | 2.0/3.0 |
ナイロン糸巻量 | 3-125、4-100、5-75(lb-m) |
フロロ糸巻量 | 3-110、4-85、5-65(lb-m) |
PE糸巻量 | 0.6-150、0.8-110、1-80(号-m) |
シマノ ヴァンキッシュC2500S
自重(g) | 150g |
---|---|
ギア比 | 5.1 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 70 |
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg) | 2.0/3.0 |
ナイロン糸巻量 | 5-110、6-95、8-70(lb-m) |
フロロ糸巻量 | 4-130、5-100、6-80(lb-m) |
PE糸巻量 | 0.6-200、0.8-150、1-120(号-m) |
シマノ ヴァンキッシュ C2500SXG
自重(g) | 150 |
---|---|
ギア比 | 6.3 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 87 |
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg) | 2.0/3.0 |
ナイロン糸巻量 | 5-110、6-95、8-70(lb-m) |
フロロ糸巻量 | 4-130、5-100、6-80(lb-m) |
PE糸巻量 | 0.6-200、0.8-150、1-120(号-m) |
シマノ ヴァンキッシュ 2500S
自重(g) | 165 |
---|---|
ギア比 | 5.1 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 75 |
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg) | 2.5/4.0 |
ナイロン糸巻量 | 5-110、6-95、8-70(lb-m) |
フロロ糸巻量 | 4-130、5-100、6-80(lb-m) |
PE糸巻量 | 0.6-200、0.8-150、1-120(号-m) |
シマノ ヴァンキッシュ 2500SHG
自重(g) | 165 |
---|---|
ギア比 | 5.8 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 86 |
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg) | 2.5/4.0 |
ナイロン糸巻量 | 5-110、6-95、8-70(lb-m) |
フロロ糸巻量 | 4-130、5-100、6-80(lb-m) |
PE糸巻量 | 0.6-200、0.8-150、1-120(号-m) |
シマノ ヴァンキッシュ C3000SDH
自重(g) | 175 |
---|---|
ギア比 | 5.1 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 75 |
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg) | 3.5/9.0 |
ナイロン糸巻量 | 2.5-180、3-150、4-100(号-m) |
フロロ糸巻量 | 2.5-160、3-130、4-100(号-m) |
PE糸巻量 | 1-400、1.5-270、2-200(号-m) |
シマノ ヴァンキッシュ C3000SDHHG
自重(g) | 175 |
---|---|
ギア比 | 5.8 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 86 |
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg) | 3.5/9.0 |
ナイロン糸巻量 | 5-110、6-95、8-70(lb-m) |
フロロ糸巻量 | 4-130、5-100、6-80(lb-m) |
PE糸巻量 | 0.6-200、0.8-150、1-120(号-m) |
シマノ ヴァンキッシュ C3000MHG
自重(g) | 170 |
---|---|
ギア比 | 5.8 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 86 |
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg) | 3.5/9.0 |
ナイロン糸巻量 | 8-130、10-110、12-85(lb-m) |
フロロ糸巻量 | 8-110、10-90、12-80(lb-m) |
PE糸巻量 | 1-190、1.2-150、1.5-120(号-m) |
シマノ ヴァンキッシュ C3000XG
自重(g) | 170 |
---|---|
ギア比 | 6.4 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 94 |
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg) | 3.5/9.0 |
ナイロン糸巻量 | 2.5-180、3-150、4-100(号-m) |
フロロ糸巻量 | 2.5-160、3-130、4-100(号-m) |
PE糸巻量 | 1-400、1.5-270、2-200(号-m) |
シマノ ヴァンキッシュ 3000MHG
自重(g) | 185 |
---|---|
ギア比 | 5.7 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 84 |
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg) | 3.5/9.0 |
ナイロン糸巻量 | 8-130、10-110、12-85(lb-m) |
フロロ糸巻量 | 8-110、10-90、12-80(lb-m) |
PE糸巻量 | 1-190、1.2-150、1.5-120(号-m) |
シマノ ヴァンキッシュ 4000MHG
自重(g) | 205 |
---|---|
ギア比 | 5.7 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 93 |
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg) | 6.0/11.0 |
ナイロン糸巻量 | 2.5-160、3-120、4-90(号-m) |
フロロ糸巻量 | 3-110、4-90、5-65(号-m) |
PE糸巻量 | 1.2-250、1.5-200、2-150(号-m) |
シマノ ヴァンキッシュ 4000XG
自重(g) | 205 |
---|---|
ギア比 | 6.2 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 101 |
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg) | 6.0/11.0 |
ナイロン糸巻量 | 3.5-170、4-150、5-125(号-m) |
フロロ糸巻量 | 3-190、4-145、5-115(号-m) |
PE糸巻量 | 1-490、1.5-320、2-240(号-m) |
シマノ ヴァンキッシュ C5000XG
自重(g) | 220 |
---|---|
ギア比 | 6.2 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 101 |
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg) | 6.0/11.0 |
ナイロン糸巻量 | 4-190、5-150、6-125(号-m) |
フロロ糸巻量 | 4-170、5-135、6-115(号-m) |
PE糸巻量 | 1.5-400、2-300、3-200(号-m) |