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5分でわかるイカメタル!マニアがタックルや釣り方を解説

5分でわかるイカメタル!マニアがタックルや釣り方を解説

イカメタルのタックルや仕掛け、釣り方をマニアが詳しく解説!

イカメタルとオモリグの違いとは? 効果的なロッドアクションって? どうすればたくさん釣れる?

そんな疑問にお答えし、初心者の方でも釣れるノウハウをお届けします。

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

目次

イカメタルとは?

イカメタル

イカメタルは、船からイカを狙う釣り方のひとつです。

仕掛けがシンプルで、ゲーム性も高く、状況次第では初心者でもたくさん釣れます。

福井県の若狭湾が発祥とされていますが、近年はその人気が高まり、東北から九州まで幅広い地域で楽しまれています。

本記事では、イカメタルのタックルや釣り方を詳しく解説しますので、これからイカメタルを始める方はぜひ参考にしてください。

イカメタルのターゲット

イカメタルのターゲット

イカメタルで釣れるイカはおもに3種類。

ケンサキイカとスルメイカ、ヤリイカです。

ケンサキイカ

ケンサキイカ

イカメタルの主役となるのがケンサキイカ。

夏になると浅場に接岸してくるのでよく釣れ、春から秋にかけて狙えます。

マイカやアカイカ、シロイカ、マルイカなどとも呼ばれ、食味が良く、市場価値も高いです。

大きなサイズは、1杯でも2,000〜4,000円ほどの値がつくこともあります。

スルメイカ

スルメイカ

スルメイカは年中よく釣れ、ケンサキイカの外道としてもお馴染みの存在です。

ケンサキイカより獰猛な性質で、引きも強いのが特徴。

エンペラの部分が短くて体色も異なるため、慣れるとすぐに見分けられます。

ヤリイカ

ヤリイカ

ヤリイカは冬に浅場へと接岸するため、冬から春にかけて狙えます。

ケンサキイカと同じく食味が良く、市場価値も高いです。

ケンサキイカより体が細くて足が短いので簡単に見分けられます。

▼3種類のイカを比較した記事です

イカメタルの時期

イカメタルのシーズン

ケンサキイカが多く釣れる夏場がイカメタルのメインシーズンです。

一般的に7〜8月がハイシーズンですが、地域によって釣期は多少前後します。

釣れ始めは早い年だと4月頃、長い年は10月頃まで釣れ続くことも。

ヤリイカを狙う場合は2〜3月頃が最盛期です。

イカメタルのタックル

イカメタルはスピニングタックルとベイトタックルの両方を使います。

それぞれの選び方や用途を解説します。

ベイトタックル

イカメタルのベイトタックル

ベイトタックルのメリットは、カウンター付のベイトリールが使えること

カウンターがあると釣っている水深が一目瞭然で、イカのいる層を確実に狙えるため、初心者の方はベイトタックルから揃えましょう

巻き上げ力が強いので、深い水深や潮が速い状況にも対応しやすく、フォール中のアタリを取りやすいのもメリットです。

ロッド

    シマノ セフィアBB メタルスッテ F-B66M-S

    全長(ft)6'6"
    自重(g)96
    継数(本)2
    仕舞寸法(cm)102.7
    オモリ負荷(号)8-25

    6ft前後のイカメタル専用ベイトロッドを選びましょう。

    使用する鉛スッテの重さに応じた硬さのロッドを選んでください。

    地域や状況によって鉛スッテの号数は異なるため、釣行する前に船長や釣具店によく確認しておきましょう。

    ひとつテンヤロッドやティップランロッド、タイラバロッドなども代用できます。

    ▼イカメタルロッドを特集した記事です

    リール

      シマノ バルケッタBB 150DH-PG

      自重(g)220
      ギア比5
      最大ドラグ力(kg)5
      巻取り長さ(cm)58
      PE糸巻量(号-m)1.5-200

      水深が一目でわかるカウンターリールがおすすめです。

      ダイワ製でもシマノ製でも150番前後のサイズが適しています。

      ギア比(巻き上げスピード)はハイギアでもノーマルギアでも、どちらでも構いません。

      ▼イカメタルのリールを特集した記事です

      PEライン&リーダー

      PEラインは0.6号前後を200m以上巻いておきましょう。

      水深がわかるよう、10mごとに色分けされているものを選んでください。

      PEラインの先には2~3号のフロロカーボンかエステル製ショックリーダーを、2~3mほど結束します。

      スピニングタックル

      スピニングタックルは軽い仕掛けを素早く落とせ、キャストして斜めに誘えるのがメリットです。

      そのため、軽い仕掛けを使って浅いポイントを攻略するのに適します。

      ロッド

        ダイワ エメラルダスX イカメタル 63ULS-S

        全長(ft)6'3"
        自重(g)77
        継数(本)2
        仕舞寸法(cm)100
        オモリ負荷(号)5-25

        6〜7ft前後のイカメタル専用スピニングロッドを選びましょう。

        ベイトタックルと同様に、鉛スッテの重さに応じた硬さを選んでください。

        後述するオモリグ用スピニングロッドもあるので、よく確認してから購入してください。

        リール

          ダイワ レガリス LT2500S-DH

          自重(g)200
          ギア比5.3
          最大ドラグ力(kg)5
          巻取り長さ(cm)75
          PE糸巻量(号-m)0.6-200

          口コミ・レビュー

          とにかく軽い。リーリング滑らか。ドラグ細かく調整できる。組み込み式ハンドル。
          メーカー品でダブルハンドルモデルで2500でこの価格であるのは知る限りこれだけ。エリアトラウトにもなんとか使える。

          出典: 楽天市場

          2500〜3000番のスピニングリールが適しています。

          ギア比はお好みで構いませんが、スピニングリールは巻き上げトルクが小さいため、パワーギアの方が体への負担は少ないです。

          ベールを返さずに糸を送れるレバーブレーキリールも便利です。

          PEライン&リーダー

          ベイトタックルと同様のラインシステムで問題ありません。

          オモリグ用スピニングタックル

          オモリグのタックル

          近年はオモリグという中オモリスタイルが流行しており、状況に応じて使い分ける方が多くなっています。

          重いシンカーをキャスト&ジャークするため、通常のイカメタルタックルより強めのセッティングです。

          ロッド

            がまかつ スピードメタルS S610MH

            全長(ft)6'10"
            自重(g)102
            継数(本)2
            仕舞寸法(cm)109
            オモリ負荷(号)12-40

            口コミ・レビュー

            早速、使ってみてイカの当たりがよくわかり、たくさん釣れました。船で竿頭でした。良い竿を買いました。

            出典: 楽天市場

            7ft前後のオモリグ対応スピニングロッドを選びましょう。

            オモリグ用ロッドは重いシンカーをキャストするために、イカメタルロッドよりも穂先や穂持ちが硬いのが特徴です。

            スピニングのライトジギングロッドなども代用できます。

            ▼オモリグのロッドを特集した記事です

            リール

              ダイワ レグザ LT5000-C

              自重(g)280
              ギア比5.2
              最大ドラグ力(kg)12
              巻取り長さ(cm)87
              PE糸巻量(号-m)2-300

              イカメタルよりも一回り大きな4000番前後のスピニングリールが適します。

              オモリグは高負荷なので、回収やジャークが楽なローギア(パワーギア)がおすすめ。

              T字ノブよりもラウンドノブの方がジャークしやすいと思います。

              ▼オモリグのリールを特集した記事です

              PEライン&リーダー

                クレハ シーガー PE X8 0.6号 200m

                口コミ・レビュー

                いつもコレ使ってます。ヨレも少ないしモチも良好。8本編みにしてはそんなに高くない。良い糸です。

                出典: 楽天市場

                オモリグはキャスト時とジャーク時の負荷が大きいため、イカメタルより少し太めにします。

                慣れている方は0.6号で問題ありませんが、初心者の方は0.8号を巻いておくと安心でしょう。

                リーダーは3〜5号を2〜3ヒロ接続してください。

                イカメタルの仕掛け

                イカメタルの仕掛け

                近年のイカメタルでは、オバマリグ(イカメタル)とオモリグの2パターンの仕掛けを使います。

                使い方や適した状況が異なるので、それぞれの特性を理解しておきましょう。

                オバマリグ(イカメタル)

                オバマリグ

                仕掛けの下部に鉛スッテ、エダスにドロッパー(浮スッテやエギ)を接続する、イカメタルの基本となる胴付きタイプの仕掛けです。

                仕掛けが絡みにくいため、初心者の方でも扱いやすいのがメリット。

                鉛スッテとドロッパーの両方でアプローチできるため、数釣りに向いています。

                垂直方向に探るのに適した仕掛けです。

                仕掛け

                イカメタルの仕掛けは完成品が売られており、仕掛け選びの一番のポイントはエダスの長さ

                長いエダスは潮馴染みが良く、仕掛けの安定性が高いです。そのため、活性が低い場合や潮が速い状況、うねりがある状況などに向いています。

                短いエダスは感度が良くてトラブルも少なく、イカの活性が高い場合や潮が緩い場合におすすめ。

                ドロッパーを2個付けられる仕掛けもありますが、初心者の方はトラブルが少ない1個タイプが使いやすいともいます。

                鉛スッテ

                船長に確認して、潮に流されない重さの鉛スッテを準備してください。

                ただし、日によって流れは異なるため、指定された号数±5号程度は準備しておきましょう。

                色はさまざまなものがありますが、赤白や赤緑がど定番です。

                ドロッパー(浮スッテ・エギ)

                浮きスッテ(シンカーなし)とエギ(シンカーあり)を総称してドロッパーと呼びます。

                潮が緩い時は、フワフワ漂ってアピールできる浮スッテタイプがおすすめ。

                潮が速い時は、安定感に優れるエギタイプがおすすめです。

                サイズは小さいほど数釣りに、大きいほど型狙いに向いています。カラー選びは鉛スッテと同様です。

                ▼鉛スッテと浮きスッテを特集した記事です

                オモリグ

                オモリグ

                オバマリグとは、オモリからエダスを伸ばしてエギを接続する、中オモリ式の仕掛けです。

                オバマリグよりエダスを長くとれる分、エギをナチュラルにフォールさせられ、荒れている状況でも仕掛けを安定させやすいのがメリット。

                斜め横方向を探るのに向いており、キャストすることによってオバマリグより広範囲を探れます。

                ナチュラルにアピールできるので、低活性な個体や警戒心の強い大型個体に有効ですが、絡みやすいのが難点です。

                ▼オモリグを特集した記事です

                シンカー

                オモリグ専用設計のシンカーは、飛行姿勢と沈下姿勢が良く、引き抵抗も少ないことが特徴です。

                集魚力の高いグローカラーが人気ですが、サゴシやエソが多い場合は目立たない黒色がおすすめ。

                普通の六角オモリ等も代用できますが、やや扱いにくいです。

                エギ

                オモリグには、フォールの安定感が高いエギが適しています。

                各メーカーからオモリグ専用のエギが発売されており、サイズは2.5号前後がほとんど

                アオリイカ用のエギも代用できますが、専用品に比べて重いものが多く、潮が速い時以外は使いにくいです。

                ▼オモリグのエギを特集した記事です

                イカメタルの誘い方とアタリの取り方

                イカメタルは、さまざまなアクションを組み合わせてイカにアピールします。

                イカが反応するアクションはコロコロと変わるため、それを探すのも醍醐味のひとつ。

                ただし、アクション中にアタることは少なく、各動作の間に“止め”を入れてアタリを待つことが大事です。

                イカメタルのアタリ

                イカのアタリは引き込むだけでなく、喰い上げたり、その場で動かずにいたりもします。

                穂先に少しでも違和感があれば、すぐにアワセを入れるようにしましょう

                掛け損ねても、その場で誘い続ければ再度ヒットすることもあります。

                誘い上げ

                竿先をゆっくり上にスーッと上げる、もしくは段階的に上げるなど、誘い上げにもさまざまなパターンがあります

                ハンドルを1回転させながら、竿を持ち上げるワンピッチジャークも誘い上げのひとつです。

                上げきったらストンと落として、フリーフォールでアピールしましょう。

                ゆっくり竿先を上げた時か、フォール後のステイでアタリが出ます。

                誘い下げ

                竿先を高い位置からゆっくり下ろし、テンションフォールをメインにアピールする釣り方です。

                ゆっくり仕掛けを落とし込むイメージで行い、誘い上げと組み合わせるのも有効。

                下げている時に、竿先が浮くようなアタリが多いです。

                シェイク

                竿先を細かく動かし、止める動作を繰り返します。

                誘う時間と止める時間は、変えながら反応を探りましょう。

                掛け損ねた際のフォローの誘いとしても有効です。

                ▼イカメタルのアクションを特集した記事です

                釣果を伸ばすコツ

                オーシャンスピア

                イカメタルでたくさん釣るためのコツを紹介します。

                スッテのローテーション

                鉛スッテ

                鉛スッテとドロッパーのローテーションは非常に大切です。

                釣り始めは対照的なカラーをセッティングして、効率良くその日のアタリカラーを探りましょう。

                同じカラーを使い続けるとイカが見飽きてスレてしまいます

                数杯釣れ続いたら、あえてカラーを変えることでアタリが長続きすることも。

                時間帯と釣り方を合わせる

                イカメタルの時間帯

                明るい時間は海底付近を回遊しているので、ボトムから5m程度までを探るようにしましょう。

                暗くなって灯りをたくと徐々にイカが浮きはじめるので、広い層を探るようにしてください。

                後半の時間帯になると減灯することもあり、この時に大きく状況が変わることも多いので、狙う水深やスッテをマメに変えましょう。

                群れの上から釣る

                イカの群れ

                釣れる層が絞れてきたなら、できるだけ上から釣るようにしましょう。

                上から釣った方が手返しが良く、効率良く釣れます

                また、下から釣ると釣れたイカが群れの中で墨を吐き、他のイカが警戒することも

                釣れる時間を長続きさせるために、群れの上から釣る意識を持ちましょう。

                ▼イカメタルのテクニックを特集した記事です

                あると便利なアイテム

                イカメタルの便利グッズ

                最後に、持っていると便利なアイテムを紹介します。

                ジップロックより効率良くイカを冷やせるアイテムです。

                鮮度重視で持ち帰りたい方におすすめ。

                ▼冷えキントレーのレビュー記事です

                沖漬けの必須アイテムです。

                醤油やめんつゆをブレンドしたものでも作れますが、やっぱり専用のタレが美味しいです。

                イカを綺麗に持ち帰るために、墨袋を取るフォーセップです。

                釣りの途中に墨袋を海に捨てると、イカが警戒して散ることがあるので注意しましょう。

                エギのアピール力をアップさせるライトです。

                光が強力なので素早く蓄光させられます。

                  マルキユー ノリノリイカライダースタンプ

                  口コミ・レビュー

                  イカのアタリがイマイチ分からなかったのですが、長いことエギを抱いていてくれるのか、これを塗ったら釣ることができました。

                  出典: 楽天市場

                  エギに味や匂いをプラスさせるためのグッズです。

                  深く抱き込むので、アタリがわかりやすくなります。

                  PEに絡まったクラゲを取り除くためのアイテムです。

                  イカメタルロッドはガイドが小さくて詰まりやすいため、マメにとりましょう。

                  イカ墨で汚れたエギや道具を洗うのに使います。

                  歯ブラシでも代用は可能です。

                  船縁に取り付けられる簡易竿立てです。

                  取り込みやエギの交換がスムーズになるため、手返しの向上に繋がります。

                  イカ締めは、カンナ戻し(曲がったカンナを直す機能)などが付いているものが便利です。

                  ▼イカメタルの便利グッズを特集した記事です

                  ハマること間違いナシ!

                  イカメタルの釣果

                  イカメタルは、手軽さも奥深さも美味しさも最高レベルの魅力的な釣りです。

                  正直、今までイカメタルに行った人の中で、「あまり面白くなかった」と言った人は聞いたことがありません(笑)

                  ハマること間違いナシですので、興味がある方はぜひチャレンジしてみてくださいね!

                  撮影:tsuki

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