イカ釣りの便利アイテム
イカトレー(トロ箱)はイカを美味しく持ち帰るためのアイテムです。
イカを効率よく冷やし、氷に直接触れさせずに収納できるため、鮮度抜群の状態で持ち帰ることができます。
本記事では、元釣具屋の筆者が人気のイカトレーを紹介。使い方や自作方法についても解説します!
おすすめのイカトレー5選
各メーカーの人気があるイカトレーを集めました。
タカ産業 アルミ製イカトロ箱 T-165
熱伝導率に優れるアルミ製のイカトレーです。
スライド式なのでさまざまなクーラーの幅、イカのサイズに対応します。
バレーヒル スクイッドキーパーDX
オーソドックスなアルミ製のイカトレー。
アルマイト処理がされているので腐食に強い設計です。
キーストン アルミ製 イカ用トロ箱
アルミ製の元祖イカトレーです。
クーラーボックスを傷つけないよう、出っ張りを作らない設計になっています。バリの処理も丁寧です。
シマノ 冷えキントレー
ステンレス製のイカトレーで、アルミより熱伝導率が低い分だけ氷が長持ちします。
角部分はプラスチック製になっており、クーラーボックスが傷つきにくい設計です。
ダイワ イカ様トレー
一度冷えたら温まりにくい樹脂素材製のイカトレーです。
簡単に組み立てられ、コンパクトに収納できます。アルミ製のものよりリーズナブルな点も魅力です。
イカトレーの使い方
まずは、イカトレーの上に氷や保冷剤を乗せてきっちり冷やしておきます。
イカを重ならないように綺麗に並べ、釣れた数に応じて新しいトロ箱を重ねましょう。
冷気は上から下へ流れていくため、トレーを重ねているときは最上段に氷を乗せておいてください。
最上段に氷を乗せられない場合は、クーラーの底面に氷を敷いてその上にイカトレーを重ねればOKです。
イカトレーを自作してみた
イカトレーは簡易なものであれば自作することも可能です。
今回は格安で作れる方法を試してみました。
用意したものは、100円ショップで売られていたBBQ用のアルミプレートとそれに合うサイズのプラスチック製トレーです。
アルミやステンレス製のバットなどもありましたが、加工のしやすさから今回はBBQ用のアルミプレートをセレクトしました。
単体での強度はいまいちですが、トレーと合わせて使うので問題ないでしょう。
まずは、アルミプレートにニードルやキリで水抜き用の穴を開けます。
四隅にたくさん開けておきましょう。
プラスチックトレーにも水抜き用の穴を開けます。
バーナーで金属パイプを加熱し、押し付けると簡単に穴が開きます。
第一精工 クーラーゴム栓
穴開けには、以前使用した第一精工のクーラーゴム栓に付属していた穴あけ用パイプの余りを使用しました。
金属のパイプが用意できない場合は、ドリルなどで開けてください。
冷気を取り入れるため、水抜き穴以外にも底面と側面に可能な限り穴を開けていきましょう。
ザルやカゴなどを用意しておけば穴開けは不要でしたが、アルミプレートと合うサイズがなかったので今回は一手間かかっています。
アルミプレートと重ね合わせて完成です。
イカトレーっぽく重ねても使えます。
ズレが気になる場合はクリップで止めましょう。
筆者が所有しているシマノのスペーザライト350にマッチするサイズでした。3段に重ねられます。
アルミプレートやプラスチック容器のサイズは、100円ショップ以外でも探せばたくさんあるので、手持ちのクーラーボックスに合ったサイズを選んでみてください。
沖上がりから帰宅まで4時間ほど経った時の様子です。
イカはしっかり冷え、半透明でまだ色素胞が動いている新鮮な状態で持ち帰れました。
クーラーがきちんと冷えている状態であれば必要最低限の性能はあると思います。外の容器をザルに変えれば、冷気がもっと当たってよく冷えそうです。
イカを最高の状態で持ち帰ろう!
デリケートなイカの身は、真水と高温が大敵です。
それゆえに、水に触れさせずにイカをしっかり冷やせるイカトレーが欠かせないのです。
ジップロックなどに入れて持ち帰るのもアリですが、イカトレーを使えば鮮度は段違いです。
手持ちのクーラーボックスに合ったイカトレーを選んで、新鮮なイカを堪能してくださいね。
筆者の紹介
tsuki
関西出身の元釣具屋。釣具店時代の知識を活かして皆様の役に立つ情報を発信していきます♪
釣りはいろんなジャンルをしていますが、その中でも好きな釣りはタナゴ釣り。