オモリグのエギについて
近年のイカメタルシーンでは、中オモリを用いたオモリグ釣法が大流行中。
長いハリスを使って仕掛けを安定させ、イカをナチュラルに誘う釣りなので、浮きスッテではなく水中姿勢が安定するエギを使うのが一般的です。
本記事では、イカメタルマニアの筆者がエギの選び方やおすすめのアイテムを紹介します!
アオリイカ用のエギは使えないのか?
アオリイカ用のエギとオモリグ専用エギの違いは、シンカーの重さです。
アオリイカ用のエギはシンカーが重く、フォールスピードが速いものが多いため、潮が緩い時はどうしても釣りにくくなります。
オモリグ専用エギはフォールスピードが遅く設計されており、ナチュラルかつゆっくりとしたアピールが可能。
潮が速い時はアオリイカ用のエギが活躍することもありますが、それは限られた条件下だけなので、オモリグ専用エギを揃えておくことをおすすめします。
エギの選び方
まずはオモリグ用のエギの選び方を紹介します。
カラー
オバマリグ(イカメタル)のスッテと同じく、赤白や赤緑が定番カラーです。
当たりカラーはその時々で異なり、色を変えることでスレるのを防げるため、できるだけいろんなカラーを用意してください。
最低でも、赤白などのアピール系カラー、赤緑などのナチュラル系カラーの2パターンは揃えましょう。
最近は黒色が人気なようで、各メーカーとも黒いエギが品薄になっていることが多いです。
アピールは弱いものの、深場でも浅場でもシルエットが残るためか、たしかによく釣れるので筆者も必ず使います。
サイズ
基本的にエギのサイズは、2.5号一択です。
同じ2.5号でもメーカーによって大きさが若干違いますが、あまり気にせず「2.5号」と書かれたものを選べば問題ありません。
大型を狙いたい場合は、3号を使うと小型のアタックが減って大型を釣りやすくなります。ただし、アタリは減るので注意してください。
おすすめのオモリグ用エギ9選
オモリグに適したおすすめのエギを集めました。
すべて使って釣っているエギなので、迷ったらぜひ使ってみてください。
エギマル NEO 大分 2.5号 シャロー(ブリーデン)
ボディに硬質発泡ソリッド素材を用いたエギです。
スリムなボディ形状はバランスに優れ、安定したフォール姿勢を実現。
軽いカーボンカンナシャフトを搭載したことで、テール部分が軽くなり、尻下がりになりにくくなっています。
硬質発泡のソリッドボディとカーボンカンナシャフトの相乗効果で、感度が高いことも強みです。
セフィア スイスイドロッパー フラッシュブースト 2.5号(シマノ)
ミラープレートが反射を続ける、独自構造のフラッシュブーストを搭載したエギです。
常にプレートが光を反射するので、他のエギとは異なる強いアピールでイカを誘えます。
水平姿勢でスローフォールするように設計されており、抱かせる時間を長く作れることも特徴。
プロスペック UR(ウロコ)
ウロコジグでおなじみウロコとカンジインターナショナルのコラボアイテムです。
スリムなボディはロッドアクションに対するレスポンスが良く、高強度ステンレスフックはフッキング性能に優れます。
フラッシングが強い独特なカラーとブルー夜光ドットの組み合わせは、視覚へのアピールが協力です。
モンローエギ 2.5号 夜焚き チューン(キーストン)
ボディに硬質発泡ウレタン素材を採用したエギです。
軽いシャクリで縦に跳ね上がるアクションが特徴。速い潮にも緩い潮にも対応できるフォールスピードに設計されており、前傾姿勢でフォールします。
強靭な傘針を搭載しているので、大剣サイズがヒットしても安心です。
エヴォリッジ 2.5号 シャロー イカメタル対応カラー(がまかつ)
アクション後に素早くステイへと移行するために、低重心シンカーを搭載したエギです。
独自設計のニードルノーズによって、小さなシャクリでも縦方向へと跳ね上がりつつ、横方向へ鋭くダートします。
水中姿勢も安定しており、潮の強弱に左右されにくい汎用性の高さも魅力です。
がまかつ ラグゼ エヴォリッジ シャローモデル 2.5号(イカメタル対応カラー)
沈下速度:約5.0秒/m
餌木猿 2.5号(林釣漁具製作所)
ボディに天然の桐材を用いた、唯一無二のエギです。
桐材ならではの絶妙な浮力と水馴染みの良さによって、ナチュラルにアピールします。
一般的な2.5号と比較すると、やや大きめのサイズ感です。
ビッグアイ オモリグエギ(メジャークラフト)
リーズナブルなオモリグ対応のエギで、バイトマーカーとなる目玉模様が特徴。
低価格ながら、ナチュラルな水平姿勢をキープし、刺さりが抜群のフッ素コートカンナを備えています。
リーズナブルな価格ゆえに数を揃えやすいので、オモリグ入門者の方におすすめです。
スクイッドシーカー おもりん(バレーヒル)
浮力の高い硬質発泡素材を採用したエギです。
水馴染みがよく、キビキビとしたアクションが特徴。フォールは前傾姿勢、ステイ時はイカが抱きやすい水平姿勢を維持します。
細身のシルエットなので、小型のイカが抱きやすいことも魅力です。
ドロー4 ストロングポイント(オーナー)
自重を軽くすることなく、スローフォールを追求したエギです。
フェザーの量が通常の2倍で、これによって不自然な揺れを抑えて安定した姿勢をキープします。
伸縮性のある広角ライドフックを搭載しており、身切れやすっぽ抜けを軽減。さらに、フックがパラシュート効果を発揮するので、スローフォールにも貢献しています。
オモリグ専用エギがおすすめ!
アオリイカ用のエギでも代用できますが、よりゆっくりとナチュラルに魅せたいならオモリグ専用エギが必須です。
喰いが渋い場合や警戒心の強い大型ケンサキに対しては、安定したスローフォールが効くので、専用エギを用意するのがおすすめ。
オモリグはエギを直接操作できず、“エギ任せ”の性格が強いので、エギ選びは大切ですよ!