最も簡単なアジ釣り『ショットガンアジング』
エサ釣り、ルアー釣り、アジを釣る方法は様々存在しますが、その中で最も簡単にアジを釣ることができる釣法がショットガンアジングです。
ショットガンやショットガンサビキなどとも呼ばれるこの釣法に必要なものはロッド、リール、ライン、にサビキとオモリとシンプルでコマセやエサは必要ありません。
今回はムチャクチャ簡単にアジを釣ることができるショットガンアジングでのアジの釣り方をご紹介したい思います。
群れているのが条件〜ショットガンアジングのシーズン
ショットガンアジングは4月~11月くらいまでの、比較的暖かい時期に楽しむ釣りで、ハイシーズンは8月~9月くらいまでの暑い時期です。ショットガンアジングは、コマセを撒いてアジを寄せる釣りではなく、ストラクチャー周りに群れになっているアジを空サビキで狙う釣りです。
比較的暑い時期の方が、ストラクチャー周りにアジが寄りやすい為、暑い時期がハイシーズンとしていますが、どのシーズンでもストラクチャーにアジの群れが寄っていればショットガンアジングで釣ることができます。
釣りを行うのは日中で、朝マヅメや夕マヅメなどのマヅメ時に好釣果が出ることが多い釣りです。
なんでもOK!? ショットガンアジングのタックル
ショットガンアジングに必要なタックルは、ベイトタックルでもスピニングタックルでもどちらでも大丈夫なので、ロッドが6~7フィートくらいの長さで、硬さはMLクラス、ラインはPE1号くらいのものが使いやすいでしょう。
と言っても専用にタックルを用意する必要のないくらいお手軽な釣りですので、ボートシーバスタックルやライトジギング、タイラバなど、お手持ちのタックルや、その時にリレーで出船するタックルでチャレンジすれば大丈夫です!
>>次ページでは仕掛けに船長直伝釣り方のコツを解説!
仕掛けはシンプルにサビキとオモリ
ショットガンアジングに必要なものはサビキとオモリ。これだけでコマセは必要ありません。サビキも1枚100円ほどで売っている安価なものでOK。
針のサイズは釣れるアジのサイズに合わせましょう。一番よく釣れる20センチ前後のサイズには6〜7号くらいの針サイズがベストです。魚に対して針が大きすぎると食いが悪くなります。
オモリは10〜15号のナス型オモリか六角型の物を用意してください。メタルジグをつけてジグサビキにするとアジ以外の魚が釣れる可能性も出てきますが、アジの食いは確実に悪くなってしまいます。ショットガンアジングではオモリでの釣りがおすすめです。
デュオ 五目ライト ジグサビキ交換用 M
船長直伝!ショットガンアジングの釣り方とコツ
ショットガンアジングではストラクチャーについたアジを狙います。キャストの必要はなく、自分の前のストラクチャー際に仕掛けを落として着底を待ちます。
着底したらリールを巻いて糸を張ります。この着底の瞬間が一番のバイトするポイントです。アタリがなければロッドでゆっくり2回ほど仕掛けを上下させます。下げた時は毎回着底させてください。2回ほど上下させて釣れなかったら仕掛けをピックアップして、打ちなおしましょう。
ショットガンアジングのコツ1.
ショットガンアジングでは、最初の着底の瞬間が最もバイトが出るタイミングです。とはいえ底にしかアジがいない訳ではありません。中層のどこかにアジがいてフォール中にサビキを追って、着底の瞬間にサビキを食うというケースがほとんどです。
ですので数を釣る為には、面倒くさがらずに何度もピックアップしては落とし直しを繰り返すことです。底で仕掛けを動かしていてもアジが底にいないことがほとんどです。落とし直すことで新しいポイントに仕掛けも入りますし、新しいアジがサビキを見つけてくれるチャンスが増えます。
ショットガンアジングのコツ2.
アジが掛かったら、テンションが緩まないようにロッドを固定して、ゆっくりリールを巻いてファイトしてください。ポンピングのようにロッドを上げ下げする必要はありません。糸が緩んだ時にオモリの重さでアジが外れてしまいます。
また、アジは口が柔らかいのでガンガン巻いてあげてきてしまうと口が切れてバレてしまいます。テンションを掛け過ぎないように一定に巻くことで、バレを防いでキャッチ数を増やす事ができます。
お土産確保のアジ釣り最終兵器
落とすだけでアジが釣れる。大げさかもしれませんが、そのくらい簡単にアジが釣れてしまう釣りがショットガンアジングです。お土産釣りに最適、しかも日が良ければ短時間でお土産に十分な魚を確保できてしまいますので、リレーにもうってつけな釣りです。
またキャストの必要がないので、釣りが初めての方や、女性やお子さんでも楽しむことができます。家族や仲間で楽しむこともできますよ。臭いめんどくさいコマセを用意する必要もありません。是非ショットガンアジングでアジ釣りに挑戦してみてください。とっても簡単でびっくりしますよ!
筆者の紹介
須江一樹
横浜市新山下から出船するシーバスガイド&チャーターボート「アイランドクルーズ」の船長として、日夜東京湾の魚を追いかけている。
サポートメーカーは、テイルウォーク、ハイドアップ、テトラワークス、イチカワフィッシング。趣味は淡水の釣り。