冷えキントレーとは?
冷えキントレーは、シマノから発売されているイカ用トレーです。
イカを均一に冷やして、真水に触れにくくすることで、鮮度が良い状態で持ち帰られます。
本記事では、冷えキントレーの特徴や使い方、使用感などを紹介します。
冷えキントレーの特徴
まずは冷えキントレーの機能的な特徴から解説します。
ステンレス素材
一般的なイカトレーは熱伝導率に優れるアルミ素材のものが多いですが、冷えキントレーはステンレスを採用しています。
ステンレスは熱伝導率が低くて冷えにくい反面、温まりにくく、一度冷えると保冷力が長く持続することが特徴。
移動中など冷やすための時間を十分確保できる船釣りでは、冷えにくいデメリットよりも、温まりにくいメリットの方が大きくなります。
水抜き穴
トレーの端には水抜き穴が設けられており、氷が溶け出しても、素早く排水できる設計です。
これによって真水がイカに触れるのを防ぎ、鮮度低下を軽減。
また、イカから出る水分も排出してくれるので、綺麗な状態で持ち帰られます。
クーラーボックス内の傷防止
角部分には樹脂パーツが装着されており、クーラーボックス内部に傷をつけにくいようにされています。
運転中や船の移動中に内部でトレーが動いても、クーラーが痛む心配もありません。
コンパクトに収納可能
一般的なイカトレーと同じく、重ねてコンパクトにできる設計です。
トレーの色(黄・青)を揃えて重ねるとコンパクトになり、交互に重ねるとイカを収納するスペースを確保できます。
同社のスペーザ35L・45Lなら最大5枚、フィクセル30Lなら6枚を収納可能です。
冷えキントレーの使い方
ここからは冷えキントレーの使い方を解説します。
氷を乗せて冷やしておく
冷えキントレーの上に氷を敷き、あらかじめトレーを冷やしておきます。
残りのトレーは色を揃えて重ね、熱伝導を利用して冷やしましょう。
底から順に重ねる
トレーに入る分のイカを釣ったら、底から順にトレーを重ねて収納していきます。
この時、空のトレーも必ずクーラーボックスの中で冷やしておきましょう。
うっかり外に出したままにすると、ステンレス製ゆえになかなか冷えませんよ。
詰めすぎに注意!
イカを詰めすぎないように注意してください。
イカ同士が重なってしまうと冷えにくく、冷えキントレーの保冷力を活かせません。
ギュウギュウにならないように満遍なく並べましょう。
冷えキントレーの使用感
筆者は今までジップロックに入れてイカを持ち帰っていましたが、冷え方が弱く、どうしてもイカが白くなってしまうのが気になっていました。
そこで、シマノ製クーラー(スペーザ35L)を使っていたことももあって、冷えキントレーのLサイズを購入。
実際に冷えキントレーを使ってみると、持ち帰ったイカには今までなかった透明感があり、一日経っても色素砲が動いているくらいの新鮮な状態でした。
また、ジップロックのようにイカが墨で汚れることもなく、綺麗に持ち帰れるようになったのも嬉しい点です。
イカ以外にも、カワハギや小型のアジにも使えます。
トレーに厚みがないので大きな魚は入れられませんが、意外と使えるシチュエーションは多いですよ。
冷えキントレーのラインナップ
最後に、冷えキントレーのラインナップや対応するクーラーを紹介します。
冷えキントレー SSSサイズ
サイズ:210×370×33mm
対応クーラー:フィクセル22L、フリーガ26L、インフィックス27L
冷えキントレー SSサイズ
サイズ:210×415×33mm
対応クーラー:フィクセル30L、スペーザ25L/35L、インフィックス27L
冷えキントレー Sサイズ
サイズ:240×410×33mm
対応クーラー:フィクセル30L、スペーザ35L/45L/60L/65L、インフィックス27L
冷えキントレー Mサイズ
サイズ:240×510×33mm
対応クーラー:スペーザ35L/45L/60L/65L
冷えキントレー Lサイズ
サイズ:240×610×33mm
対応クーラー:スペーザ45L/60L/65L
冷えキントレー LLサイズ
サイズ:240×710×33mm
対応クーラー:スペーザ60L/65L
冷えキントレーでイカを美味しく持ち帰ろう!
冷えキントレーは少し値の張るアイテムですが、使ってみると値段相応の価値を感じるはずです。
筆者も購入する前は少し悩んだものの、丸1年使った今は「買ってよかった」と思っています。
寸法さえ合えばシマノ製クーラー以外でも使えるので、イカ釣りが好きな方はぜひチェックしてみてくださいね。