ドロッパー:浮きスッテとエギの総称

イカメタルは、オモリの役割を担う鉛スッテと、エダスに接続するドロッパーを組み合わせた仕掛けを使います。
ドロッパーとは、シンカーのない浮きスッテ、シンカーが付いたエギ、この2種類の総称です。
本記事では、ドロッパーの選び方とおすすめのアイテムを紹介します。
ドロッパーの選び方

釣果を伸ばすためには、状況に応じてドロッパーを適切に使い分けるのが重要です。
まずはイカメタルにおけるドロッパーの選び方を解説します。
浮きスッテ or エギ

浮力がある浮きスッテは、潮が緩い時に水平姿勢を維持しやすいのが特徴です。
逆に、エギはシンカーが付いているため、潮が速い時にバタつきにくくて安定します。
つまり、浮きスッテとエギの使い分けの基本は、潮の速さです。
ドロッパーの姿勢が悪いとイカに見切られるので、潮に合わせて姿勢を安定させられるものを選びましょう。
また、エギには「オモリグと兼用しやすい」というメリットもあります。
サイズは2号が基準

だいたいのドロッパーは、1.5〜2.5号前後(60〜100mm)のサイズに作られています。
小さいシルエットの方が小型のイカも抱きやすく、サイズを選ばないのでアタリが増えやすいです。
反対に、大きいドロッパーはサイズを選べるので大きいイカを狙うのに適します。
ただし、大きいドロッパーはアピールが強いこともあって、状況次第では小さいドロッパーよりアタリが多いこともあります。
最近はゼブラカラーが人気

赤白と赤緑が昔からの定番カラーですので、まずはこの2色から揃えましょう。
余裕があれば、黒や紫、ピンクなどのカラーを揃えておくのもおすすめです。
最近は黒×オレンジなどのゼブラパターンのカラーも実績が良く、人気が高まっています。
ローテーションさせてヒットカラーを探る釣りですので、カラーはあればあるほど良いです。
おすすめのドロッパー10選

イカメタルにおすすめなドロッパーを集めました。
筆者が愛用しているドロッパーと、その他の人気アイテムを紹介します。
おすすめの愛用品

まずは筆者が釣行時に必ず持っていく愛用のドロッパーと、とくによく釣った実績カラーを紹介します。
「この3つがあれば問題ない」と思えるくらいなので、ぜひ試してみてください。
デュエル イージースリム 80mm
自重(g) | 4 |
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イージースリムは、イカメタルが流行り出した頃から発売されているど定番。
凹凸を設けたボディによって、小さめのシルエットながら強い波動を発生してアピールします。
アイがローリングシャフト仕様なので糸ヨレが少なく、ナチュラルに漂ってくれ、トラブルが少ないのもポイント。
80mmがシーズンを通してオールラウンドに使えるので、とくにおすすめです。
おすすめカラー
6.BLBH、7.BLPH 、8.LBBL、16.LRM、23.KVUH
がまかつ スピードメタル エギドロッパー 1.8
沈下速度(秒/m) | 約10 |
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近年人気が高まっているゼブラパターンの火付け役となったドロッパーです。
エギ型のドロッパーなので、潮がやや速い時に使っています。
1.8号の絶妙なサイズ感が効いているのか、渋い状況にもよく釣れるんです。
渋い時のオモリグでも活躍してくれるので、持っておいて損はないドロッパーだと思いますよ。
おすすめカラー
#1レッドヘッドグリーン、#2フルピンクUV、#24ブラックヘッド/オレンジゼブラ
シマノ スイスイドロッパー フラッシュブースト1.8号 QS-X18W
独自のフラッシュブースト機構が搭載された、エギタイプのドロッパーです。
キラキラと生命感のアピールをしてくれ、ハマる時には抜群にハマる爆発力の高さが魅力。
ロングステイでもアピールを続けられるため、なかなか抱かない状況にも有効。
5gと少し重めなので潮が速めの状況に適しており、オモリグでもよく釣れます。
おすすめカラー
001 アカミドリ、002 アカシロ、004フルレッド
人気のドロッパー
ここからは人気のドロッパーを紹介します。ぜひドロッパー選びの参考にしてください。
ジャッカル ゲキダキスッテ 75
緻密なウエイト設定により、静止時間を長く保てる浮きスッテタイプのドロッパーです。
スイベル仕様のラインアイが採用されており、糸ヨレを軽減し、トラブルも少なくなっています。
潮受けを考慮した腹部のキールにより、水中姿勢が安定。太軸カンナは変形などのトラブルも少ないです。
ジークラック ゲキダキスッテ 70mm
安定した水中姿勢を演出する、浮きスッテタイプのドロッパーです。
貫通性に優れたフッ素コーティングフックが採用され、フッキング性能は抜群。
ボディ後方にグローテープ、カンナ後方のグローペイントによって、暗い海中でもしっかりアピールします。
#100ニンジンカラーはとくに実績と人気が高く、毎年品薄です。
ダイワ エメラルダス イカメタルドロッパー ジョイントSS
自重(g) | 10 |
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沈下速度(秒/m) | 8 |
首振りアクションが特徴的なジョイントエギです。
縦ジョイント構造によってイルカのように動き、今まで反応しなかったイカにスイッチを入れます。
ジョイント部がイカの動きに追従するため、バラシを軽減するのもポイントです。
ヤマシタ アッパー 70
ヤマシタからリリースされている、浮きスッテタイプのドロッパーです。
フローティングボディによって、イカが捕えやすいやや尻上がりの姿勢を演出。
針付近が細身に設計されており、フッキングしやすくなっています。フックは丸曲げ仕様なのでバレにくいのも特徴です。
クレイジーオーシャン クレイジーオーシャン ハードパンチャーV 1.8号
自重(g) | 5 |
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水に馴染むスローシンキングに設計された、エギタイプのドロッパーです。
低重心形状のシンカーが採用され、アクション後の安定感に優れます。
掛かりとバレにくさと両立するダブルカンナも特徴。
アクションレスポンスに優れ、止まりも速いので高活性時に向いています。
ハヤブサ ハヤブサ スクイッドジャンキー ハグハグドロッパー 1.7号
沈下速度(秒/m) | 約8.5 |
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イカが長く抱くように設計された、エギタイプのドロッパーです。
独自のハグクロスを採用しており、吸盤が引っ掛かりやすく、触れたら離しにくくなっています。
オモリグでの使用も考慮した沈下速度で、ゆっくり沈んで長くアピールします。大き過ぎず小さ過ぎない絶妙なサイズ感も魅力です。
デュエル イージーライズ↑(フローティング)
自重(g) | 8.5 |
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水平フローティング姿勢が特徴のエギです。
アオリイカのエギングでも高実績なパタパタフットを採用。唯一無二の波動を発生させ、イカに強くアピールします。
エギタイプですが、浮スッテと同様に浮力を備えているのでオモリグには適しません。
ドロッパー選びが釣果を分ける!

釣れるタナを早く把握することやロッドワークも大事ですが、ドロッパーひとつ違うだけで釣果がガラリと変わることも多いです。
釣果を伸ばすには、さまざまな状況に対応できるようにカラーやサイズなど、できるだけいろいろ用意しておくことを推奨します。
ひとつのドロッパーに固執せず、さまざまなドロッパーを試してみてくださいね。
撮影:tsuki
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