エギングに適したラインとは?
釣り糸にはさまざまな種類がありますが、エギングではPEラインという種類の糸を使用します。
快適にエギングを楽しむためには、エギングに適したPEラインを選ぶのが重要です。
本記事では、元釣具屋の筆者がエギング用PEラインの選び方を解説し、おすすめのPEラインを紹介します!
▼PEラインの基礎知識はコチラ
エギング用PEラインの選び方
ここからはPEラインの基本的な選び方を解説します。
号数(太さ・強度)
エギングに適したPEラインの号数は、0.6〜0.8号程度です。
糸が細いほど感度と飛距離がよくなるので、まずは0.6号を選ぶのがおすすめ。
太くすればラインが切れるリスクを軽減できますが、風の影響を強く受けるなど、釣りがやや難しくなります。
巻き量
エギング用として売られているPEラインは、150m巻か200m巻のものがほとんどです。
150mもあれば十分釣りができるため、リーズナブルに済ませたい方は150m巻を選びましょう。
200m以上巻いておくとライントラブルが起こっても余裕があり、イカメタルなどのオフショアの釣りにも転用しやすいです。
編み数
PEラインの編み数(原糸の数)は、4本編みと8本編みに大別されますが、基本性能に優れるのは8本編みです。
8本編みラインは直線強度が高くて表面の凹凸が少なく、しなやかなことが特徴。そのため、飛距離が伸び、ジャーク時の糸鳴りが少ないメリットがあります。
4本編みラインはやや耐摩耗性に優れ、コストが低いことが最大のメリットです。
予算に余裕があれば8本編みがおすすめですが、4本編みでも十分快適に釣りができます。
比重
もともとPEラインは比重が高くて水に浮くラインですが、近年は水に馴染みやすい高比重PEラインも多く発売されています。
高比重ラインは風や潮の影響を受けにくく、操作性や感度に優れるのがメリットです。
ただし、ラインが沈む分だけ障害物に接触しやすく、エギを跳ね上げにくいといったデメリットもあります。
メリット・デメリットを考えた上で、好みで選んでください。
▼高比重PEラインについてはコチラ
おすすめのエギング用PEライン10選
人気があるおすすめのエギング用PEラインを集めました。
ライン選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
コストパフォーマンスに優れる4本編みのPEラインです。
低伸度で操作性に優れ、高い感度も実現しています。
適度なハリと表面のコーティングによって扱いやすく、初心者の方にもおすすめです。
リーズナブルな4本編みのPEラインです。
特殊な熱処理とシリコンコーティングによって耐摩耗性を高め、扱いやすい適度なハリとコシを作っています。
ガイドとの摩擦抵抗も少なく、飛距離も優れます。
ハイクオリティな4本編みPEラインです。
独自のPD加工を施すことで、PEライン特有の色落ちを軽減しています。
強さ・飛距離・視認性を高いレベルで兼ね備えているバランスの良いラインです。
高比重タイプの4本編みPEラインです。
WX工法によって強度と耐摩耗性が高く、耐切創性に優れます。
水馴染みに優れるので風が強い状況におすすめです。
高比重のフッ素繊維に4本のPE原糸を編み付けた、5本編みの高比重PEラインです。
強風時や波が高い時にも快適にエギングができます。
エギのフォールスピードも速くなるため、潮流が速いポイントにも最適です。
強度に優れる8本編みのPEラインです。
新開発の原糸とシリコンコーティングによって耐摩耗性を大幅に向上させています。
8本編みながらリーズナブルなところもおすすめです。
高比重繊維芯とPE芯を組み合わせた高比重PEラインです。
初期伸度を極限まで抑えたPE芯を用いているため、高い感度を実現しています。
激しいシャクリを繰り返しても破断しない耐久性も魅力です。
ヒートシンクコーティングとタフクロス2という技術が採用された8本編みのPEラインです。
ヒートシンクコーティングとは耐熱性に優れたシリコン樹脂によるコーティングで、摩擦熱からPEラインを保護します。
繊維を均一にしつつ密に編み込むタフクロス2によって低伸度化されており、耐摩耗性と感度も抜群です。
PEラインの表面をスムーズに仕上げる特殊加工を施し、従来の8本編みPEの弱点を改良したラインです。
特殊加工によって表面が滑らかなのでガイドとの摩擦が少なく、糸抜けが非常に優れます。
ハリが強いULT素材との相乗効果により、水切れと感度も抜群です。
デュエル ハードコア X8 プロ エギングは耐摩耗性と操作性に優れるエギング専用PEライン。
HIP製法を採用することで、糸一本一本の密着度が増し、真円度と耐摩耗性が向上。
さらに、シリコンコーティングでより優れた操作性を実現しています。
適切なPEラインでエギングを楽しもう!
ルアー釣りの中では珍しく、エギングは糸フケが多く出る釣りなので、PEラインの銘柄や太さで釣りの快適さが大きく変わります。
近年のPEラインは高性能なのでどれを選んでも快適に釣りをできますが、自分に合った糸は使って見つけるしかないので、ぜひいろんなPEラインを使ってみてください。