【現実】春イカが釣れないって?えぇ、釣れないのが普通です。

2021/03/25 更新

春はエギングのシーズン。「親イカを釣るぞ!」と意気込んでいる方も多いかもしれませんが、実際は春のエギングはかなり釣りにくい釣りです。筆者が見た春のエギングのリアルをご紹介します。

アイキャッチ画像撮影:TSURI HACK編集部

「春はエギングのシーズン」って言うけれど……

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こんにちは、エギングが大好きな編集部しみけんです。皆さんもご存知の通り、春はエギングのシーズン。

「今年こそは親イカを釣るぞ!」「目指せ3kgオーバー!」と意気込んでいる方も多いのではないでしょうか?

しかし、残念ながら、春イカはそう簡単に釣れるものではありません。

せっかくのエギング気分に水を差すようで申し訳ない気もするのですが、ネガティブな側面を知っていただくことも重要かと思い、筆者が見てきた春エギングの現実を主観でお伝えします。

春イカはそうそう釣れません

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なかなか釣れないというのは、なにも釣りが難しくて高度なテクニックが要求されるってことではありません。

親イカを釣るに当たってもっとも大切なのは、場所とタイミングです。

場所とタイミングが重要なのはどの釣りにも共通していますが、その中でも一際場所とタイミングに依存する釣りだといえるでしょう。

そして、その場所とタイミングが極めて限定的であることが、釣りにくい最大の要因です。

釣れる場所はめっちゃ限られます

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秋のエギングのポイント選びを「面」だとするならば、親イカ狙いのポイント選びは「点」ぐらいにシビアになる必要があります。

言葉で表現すると簡単そうに聞こえますが、親イカを狙うに当たっては、産卵場となる藻場・その付近の地形変化・沖から産卵場までの通り道がポイントです。

ただ、これらのポイントに実際に陣取れる釣り人は何人いるのでしょうか?

足場(堤防や磯の形)などを考慮すると、「堤防の先端に立っている人にしかチャンスがない」なんてことはザラでしょう。

そのため、例年実績のあるポイントとなると、何時間も前から場所の取り合いが行われることも珍しくありません。

そもそも、それ以前に産卵場や回遊ルートを把握できていない方も多いはずです。

釣れる時期・時間も非常に短いです

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黒潮の影響等を受ける一部の高水温地域を除いては、親イカのシーズンは極めて短いといえます。

よく「親イカの釣期は4〜6月ごろです」といった表現を目にするかもしれませんが、一つのポイントで3ヶ月も釣期が続くのは非常に稀です。

実際、一つのポイントに絞ると釣期は2週間(一潮)くらいだと思った方が良いでしょう。

そして、ある程度範囲を広げた時に、ポイントごとの釣期を足していけば3ヶ月ぐらいになるようなイメージです。

この少ない釣期の中で、天候や潮周り、日没時間などの要素も加味していくと、“確率が高い日”はほんの数日、数時間だというのが現実です。

単純にチャンスが少ない

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これらの通り、親イカ狙いのエギングというのはかなりチャンスが少ない、イカの前に立つことが難しい釣りだといえます。

釣具店に勤務していた時のことを思い返すと、親イカを釣ってくるのは毎年ほぼ同じ人でした。

このことからも、場所とタイミングを把握しない限りは、なかなか“釣れる側の人間”にはなり得ないことがわかると思います。




場所とタイミングが合えば

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ここまでかなりネガティブな側面ばかりを伝えてしまいましたが……ここでは、

場所とタイミングを外さなければ、こんなに簡単に釣れる(こともある)!

というエピソードをご紹介したいと思います。

二刀流でも釣れる

これは釣具店時代の先輩O氏の話。

O氏はエギングロッドを2本同時に出して親イカを狙います。

曰く「場所と時合が絞られているんだったら、2本出した方が効率的。どうせボトムステイが中心になるし、十分二刀流はできる」とのこと。

実際、器用に2本のロッドを交互にシャクりながら、ボトムステイを織り交ぜて親イカをキャッチしています。

ほぼ同時ぐらいのタイミングで、1人で1kg前後のイカをダブルキャッチしていたのには驚かされました。(片方のロッドは股に挟んでやりとり)

釣り初心者でも釣れる

これは関東の某堤防に釣行した時のこと。

多くのエギンガーが並んでいたのですが、筆者から10mほど離れた場所にいる40代ぐらいの夫婦だけ親イカを爆釣。

2kgまでのイカを4杯立て続けに釣った奥さん曰く、「釣りは5回目です〜」。

たしかに、釣りを見ていてもキャストの失敗は多いし、シャクリもぎこちなく、お世辞にも釣りが上手いとは言えません。

どうやら旦那さんが釣り場に精通しているようで、釣れた理由(地形変化)を種明かししてくれました。

夫婦が帰られた後に同じポイントに入らせてもらうと、筆者たちも2kgまでのイカをキャッチ。

10m違うだけで明暗が分かれ、春イカのポイント選びのシビアさを感じさせられました。

親イカを釣るために

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最後に、自身の経験や釣具店時代の仲間、お客さんの証言から、「どうやったら親イカに近づけるか?」を考察します。

とにかく場所をサーチ

釣具店や釣り場にいる方に聞いたり、SNSを駆使したりするなどして、場所を徹底的に調べましょう。

より具体的な情報が好ましく、「この場所からこっちに向かって投げる」ぐらいのレベルまでわかるとベストです。

また、場所の絞り込みが難しい場合は、渡船を利用して釣果情報が出ている沖堤防や沖磯に渡るのがおすすめ。

渡船する際にも、船頭さんに「最近どこが釣れていますか?」「どっち向きが釣れますか?」といったことを質問しておきましょう。

もっとも確率が高いタイミングは

タイミングに関しては、おおよその釣期(水温)を押さえていること、実際には釣り場によって差が大きいこと、を前提にお話しします。

まず、タイミングを判断する軸は、潮周り・潮位・日没時間の3つです。

潮周りに関しては、大潮や中潮といった潮がよく動く日が有利。(これらの潮周りで釣行する人が多いから、結果的に釣果が大潮・中潮に集まる傾向があるとする考え方もある)

浅場を狙うことが多いため、潮位が高くて潮が動いているタイミングが好ましいです。そして、朝・夕マズメもしくは夜間がベスト。

よって、これらの要素が重なる時が“もっとも確率が高いタイミング”といえると思います。

まとめ

  1. 1.
    潮周りは大潮 or 中潮
  2. 2.
    高潮位かつ潮が動いている
  3. 3.
    朝夕のマズメ or 夜間
撮影:TSURI HACK編集部

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TSURI HACK編集部

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