初心者でも楽しめる海釣りとは?
「釣り」と一口に言っても、釣り方や対象魚は多岐にわたり、難易度もピンキリです。
そこで今回は、元釣具屋の筆者がビギナーの方でも楽しめる海釣りを選びました。
とりあえず何か釣ってみたい、これから釣りを始めたい、と考えている方はぜひ参考にしてください!
これから釣りを始めたい方はこちらの動画も!
サビキ釣り
サビキ釣りは、撒きエサを使って魚をダマし、擬似餌に食いつかせる釣り方です。
針にエサをつける手間がないので、初心者の方でもすぐに始められますよ!
サビキ釣りの魅力
- 1.子どもでも簡単
- 2.ビギナーでもたくさん釣れる
- 3.ボウズ(1匹も釣れないこと)が少ない
- 4.身近な場所で楽しめる
- 5.美味しい魚が釣れる
- 6.行楽シーズンに楽しめてレジャーに最適
狙える魚
おもにアジやイワシ、サバなどが狙えます。
初心者でも簡単にたくさん釣れ、子どもでも100匹以上釣れることも!
釣れたアジはフライや南蛮漬けなどで美味しく食べられます。
よく釣れる時期
サビキ釣りがよく釣れる時期は夏と秋で、6月頃から10月頃までがもっとも釣りやすいです。
釣行前は近辺の釣具店などで情報収集しておくのがおすすめです。
釣れる場所
堤防や漁港、海釣り公園などさまざまな場所で楽しめます。
とくによく釣れるのは、釣り場の角や先端です。
日中でも釣れますが、一番良い時間帯は朝夕。ただし、真っ暗な夜間は釣れなくなります。
おすすめのサビキ釣りセット
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ちょい投げ釣り
ちょい投げ釣りはオモリとエサが付いた仕掛けを投げ、海底の魚を狙う釣り方です。
仕掛けを遠くに投げるのが気持ちよく、竿先で小気味の良いアタリを感じられます。
ちょい投げ釣りの魅力
- 1.仕掛けを投げるのが気持ちいい
- 2.ビギナーでもたくさん釣れる
- 3.ボウズ(1匹も釣れないこと)が少ない
- 4.身近な場所で楽しめる
- 5.美味しい魚が釣れる
- 6.行楽シーズンに楽しめてレジャーに最適
狙える魚
キスやカレイ、チャリコ(マダイの幼魚)、ハゼなどがよく釣れます。
とくにキスは釣りやすく、天ぷらなどで美味しく食べられるのでおすすめのターゲットです。
よく釣れる時期
キスがもっともよく釣れるのは夏〜秋です。
6〜9月頃は小型の数釣りが楽しめ、10〜11月頃は大きなサイズが狙えます。
初めてちょい投げをするなら、小型が多くて釣りやすい6〜7月頃がおすすめです。
釣れる場所
キスなどのちょい投げの対象魚は砂地を好むため、砂浜が代表的なポイントです。
砂浜以外でも、底が砂地の漁港や堤防でも釣れますよ。
おすすめのちょい投げセット
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穴釣り
穴釣りはブラクリと呼ばれる仕掛けにエサを付け、それをテトラポッドの隙間に落として魚を釣ります。
シンプルな仕掛けでよく釣れるため、近年とくに人気です。
穴釣りの魅力
- 1.オモリと針だけのシンプルな仕掛け
- 2.ビギナーでも大きめの魚が狙える
- 3.ボウズ(1匹も釣れないこと)が少ない
- 4.釣り場が混雑しにくい
- 5.美味しい魚が釣れる
- 6.釣りものが少ない冬場も楽しめる
狙える魚
テトラポッドなどの障害物を好むカサゴ、メバル、ソイ、ハタ、アイナメなどの根魚がターゲットです。
根魚どれも煮付けなどで美味しく食べられます。
よく釣れる時期
穴釣りは年中釣れます。
とくに、他の魚が釣りにくい冬場でも楽しめるのは魅力です。
釣れる場所
テトラポッドや敷石が積んである場所が穴釣りのポイントです。
とくに仕掛けが奥まで入っていく深い隙間がよく釣れます。
テトラポッドに乗る際は怪我をしないように十分注意してください。
おすすめの穴釣りセット
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ウキ釣り
ウキを付けた仕掛けを浮かべ、魚が喰いつくのを待つ釣り方です。
さまざまな魚が釣れるのと、ウキが沈んだ瞬間のドキドキ感が魅力といえます。
ウキ釣りの魅力
- 1.ウキが沈むドキドキ感
- 2.対象魚が幅広く、さまざまな魚が釣れる
- 3.ボウズ(1匹も釣れないこと)が少ない
- 4.のべ竿などのシンプルな道具でも楽しめる
- 5.美味しい魚が釣れる
- 6.年中釣れる
狙える魚
メジナやクロダイ、スズキ、アジ、ウミタナゴ、ハゼなどさまざまな魚がターゲットです。
夜釣りではメバルやタチウオもよく釣れます。
よく釣れる時期
狙う魚種によってシーズンは異なりますが、基本的に年中釣れます。
ウキ釣りに慣れていない方は、釣れる魚種が豊富な夏〜秋のシーズンがおすすめです。
釣れる場所
堤防や漁港、テトラポッド、敷石など、どこでも楽しめます。
ハゼやセイゴ(スズキの幼魚)を釣る場合は河口もおすすめです。
おすすめのウキ釣りセット
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海上釣り堀
海上釣り堀はイケスに放流されている魚を釣ります。
魚が確実にいるので初心者の方でも釣るのが難しくなく、堤防ではなかなか釣れない高級魚がターゲットです。
海上釣り堀の魅力
- 1.大きな魚を手軽に釣れる
- 2.美味しい高級魚が釣れる
- 3.海況に左右されにくい
- 4.ボウズ(1匹も釣れないこと)が少ない
- 5.年中釣れる
- 6.場所によっては道具のレンタルが可能
狙える魚
基本的にはマダイ・ブリ(ハマチ・メジロ)・シマアジの3種が放流されていることが多いです。
施設によってはトラフグやクエ、トラウトサーモン、マグロといった珍しい魚が放流されている場所もあります。
釣りたいターゲットに合わせて場所を選んでみるのもおすすめです。
よく釣れる時期
魚は常に放流されてるので年中釣れますが、とくに秋頃は魚の活性も高いのでよく釣れます。
釣り堀によっては放流量を増やすイベントなどが設けられているので、施設情報などをチェックしてから釣行するとよいでしょう。
釣れる場所
四角形のイケスの場合、魚が角に溜まることが多いです。
釣る場所を選べる場合は四隅を優先的に選びましょう。
必要なアイテム一覧
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釣りのマナー&注意点
ここからは釣りのマナーや注意点を紹介します。
最低限のマナーを守って気持ちよく釣りを楽しんでください。
釣り場は綺麗に
釣りででたゴミは釣り場に捨てず、必ず持ち帰りましょう。
ゴミを放置すると苦情などによって釣り場が閉鎖されることもあり、近年では実際に多くの釣り場が閉鎖されています。
エサで汚れてしまったらバケツで流して臭いが残らないようにしてください。
ライフジャケットの着用
場所に関わらず、水辺に立つ時は必ずライフジャケットを着用しましょう。
万が一落水した時に、落命するリスクを軽減できます。
釣り場では挨拶しよう
混雑している場所に入る時は、隣で釣りをされている方に声を掛けておきましょう。
当日の状況などを教えてもらえる場合もあるため、挨拶をしておいて損はありません。
最低限「隣で釣りをしてもいいですか?」くらいの一声は掛けるようにしましょう。
立ち入り禁止の場所で釣りをしない
海には、危険性や土地の所有権などの関係で立ち入り禁止になっている場所も多くあります。
当たり前ですが、このような場所では絶対に釣りをしないようにしましょう。
まずは簡単な釣りから始めよう!
本記事で紹介した釣りは、どれも1匹を釣ることの難易度は高くありません。
一度魚を釣って釣りの楽しさを知れば、どんどん釣りの世界は広がっていきます。
ぜひ、最低限のルールとマナーを守って釣りを存分に楽しんでくださいね!
筆者の紹介
tsuki
関西出身の元釣具屋。釣具店時代の知識を活かして皆様の役に立つ情報を発信していきます♪
釣りはいろんなジャンルをしていますが、その中でも好きな釣りはタナゴ釣り。