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【タイラバ入門】これでバッチリ!タックルの選び方講座

「タイラバ始めたいけど、どんなタックルを揃えたら良いの?」っていう方も多いのではないでしょうか。
近年大流行のタイラバゲーム。タックルがシンプルで、巻くだけで大きな真鯛が釣れるのが魅力です。
しかし、最近は各メーカーがたくさんのアイテムを発売していて、タックルを選ぶのが難しくなっています。
そこで今回は、初心者の方でもすぐに揃えられるように、タイラバタックルの一般的な選び方をご説明しましょう!
まずは船宿に電話を!

タイラバをするとなると、遊漁船に乗るのが前提ですよね!
まずは自分が乗る予定の遊漁船に電話、もしくはホームページなどを確認して、「ラインの号数とメートル数」と「ヘッドの重さ」を調べておきましょう!
なおと
遊漁船では、乗船者同士のトラブルを防ぐためにラインの太さとヘッドの重さを指定していることもあります。事前確認を済ませた上でタックルを選びましょう。
水深から考える場合は……

プレジャーボートで釣行する方などは、水深からヘッドの重さを考えましょう。
あくまで目安ですが、ヘッドは「水深×2」を目安にして、その前後30gほどを揃えると良いと思います。
あとはこのヘッドの重さに対応するロッドや、水深を軸にリール・ラインを選べばOKです!
タイラバリールの選び方

リールを選ぶ際重要になるのが、糸巻き量と巻き上げスピード。
それぞれを考えていきましょう!
糸巻き量

タイラバは、底まで落としてから30回転ほど巻き上げるのが基本となります。底まで落とすということは、ラインがいっぱい出るということです。
筆者がよく行くディープタイラバでは、潮が速いと軽く150メートル以上出ることがあります!
ライントラブルのリスクも考えると、余裕を持ってラインを巻いておけるリールが必須ですよ。
なおと
全国的に主に使用するラインの太さは0.8〜1号です。1号を200m程度巻けるリールなら大抵の場所に対応できますね!
※水深が100mを越えるディープタイラバでは、1号を300m巻けるものが必須です!
巻き上げスピード

ハイギアとローギア(パワーギア)の2種類が展開されていることが多いタイラバリール。
それぞれの特性をチェックしていきましょう!
▼ ハイギア
回収が早いので仕掛けの再投入などがスムーズに行え、高速巻きに反応が良い時は独壇場になることも!さらに、底潮を感じやすい(感度が良い)ので、チャンスタイムをしっかり把握できるというメリットもあります。
しかし!
ハイギアのリールはとっても巻きが重たいので、巻くのがややしんどいです。
ハンドル1回転の巻き上げ長は、ダイワが77cm、シマノが78cm前後です。
▼ ローギア(パワーギア)
一定の速度でしっかりと巻けるので安定して釣れます。細かいスピード調整も楽々で、大鯛が掛かっても楽にファイトができますよ。しかし!
回収がひたすら遅く、どれだけ頑張って巻こうがハイギアのスピードには及びません。
ハンドル1回転の巻き上げ長は、ダイワが52cm、シマノが58cm前後です。
なおと
初めての1台は絶対パワーギア!
タイラバロッドの選び方

タイラバロッドはリール以上に種類が豊富。
専用ロッドは、タイがガシガシとタイラバを噛んだ時に違和感を感じないよう、とても繊細に作られています。
ロッドを選ぶ際は、長さと調子に注目しましょう!
ロッドの長さ
▼ 深いポイント

深いポイントは水中で糸フケが多く出ているため、大きなストロークでフッキングができるように、7ft前後の長めの竿を選びましょう。
また、使うヘッドも重いので、長い竿の方がロッドの曲がりしろが大きいので操作しやすいと思います。
なおと
ドテラ流しの逆舷はラインを船底に擦りやすいので長めのロッドでいなしましょう!
▼ 浅いポイント

軽くて操作性が良いので繊細な釣りができますよ。
なおと
屋根付きの船は、ロングロッドをぶつけてしまうのでショートロッドがおすすめ!
ロッドの調子(テーパー)
▼ 掛け調子(先調子)

よりゲーム性を高く、自分から攻めていきたいあなた!
ぜひ、先調子のロッドでアタリを掛ける楽しみを味わってください。そのほかにも、底取がしやすいので潮が速い場所や根が荒い場所で使いやすいこともメリット。
でも、鈎外れが多くなることがデメリットです。
なおと
釣ってやった感も倍増するので、掛け調子の方がスリリングで楽しいかも!
▼ 乗せ調子(胴調子)

アタリがあってもしっかり食うまで巻き続け、違和感を無く食わす乗せ調子は、タイラバロッドの基本。
オートマチックに掛かる上に、船の揺れを吸収する、鈎外れが少ないこともメリット。
しかし、着底がわかりにくいので、潮が速い場所や底が荒い場所では根掛かりを起こしやすくなります。
なおと
初めの1本は乗せ調子がおすすめ!
実際にシーンを想像してタックルを選んでみた。
なおと
あくまで一例ですが、先述したタックル選びからいくとこんな感じになります!
ケース1.水深100メートルの場合
ロッド :DAIWA 紅牙 AIR N73XHB-METALリール :DAIWA 紅牙 TW ハイパーカスタム
ライン :PE1号300m
リーダー:ナイロン20ld
ヘッド :150〜200g
ダイワ 紅牙 AIR N73XHB-METAL
全長:2.21m
自重:115g
継数:2本
仕舞寸法:179cm
ルアー重量:60-150g
PEライン適合:0.8-1.5号
自重:115g
継数:2本
仕舞寸法:179cm
ルアー重量:60-150g
PEライン適合:0.8-1.5号
ダイワ 紅牙 TW ハイパーカスタム 8.6
ギア比:8.6
自重:205g
最大ドラグ力:5kg
巻取り長さ:91cm
PE糸巻量(号-m):1.0-300/1.5-180
自重:205g
最大ドラグ力:5kg
巻取り長さ:91cm
PE糸巻量(号-m):1.0-300/1.5-180
ケース2.水深30〜60m
ロッド :DAIWA 紅牙 AIR K67HB-METALリール :DAIWA 紅牙 TW
ライン :PE0.8号200m
リーダー:ナイロン16ld
ヘッド :50g〜120g
ダイワ 紅牙 AIR K67XHB-METAL
全長:2.01m
自重:110g
継数:2本
仕舞寸法:159cm
ルアー重量:60-150g
PEライン適合:0.8-1.5号
自重:110g
継数:2本
仕舞寸法:159cm
ルアー重量:60-150g
PEライン適合:0.8-1.5号
ダイワ 紅牙 TW 7.3
ギア比:7.3
自重:185g
最大ドラグ力:5kg
巻取り長さ:77cm
PE糸巻量(号-m):1.0-200/0.8-250
自重:185g
最大ドラグ力:5kg
巻取り長さ:77cm
PE糸巻量(号-m):1.0-200/0.8-250
電動タイラバもおすすめ

タイラバは同じ速度で巻き続けることがキモです。でも、これが意外と簡単じゃないんですよね。
焦って速く巻いてしまったりして、釣れたスピードを再現できないなんてことも。
そんなことなく一定速で巻ける電動リールは、非常に有利です。すでに電動リールを持っている方は、電動タイラバから始めてみるのもアリですよ!
なおと
電動リールを使う際はドラグを少し緩めに設定しておくのがキモです!
次は自分のスタイルに合わせて選んでみよう

今回ご紹介したのは、あくまで一般的な選び方です。なので、各エリアや遊漁船によって釣り方も違えばタックルも変わってきます。
じわじわ慣れてくれば自ずと自分のスタイルが確率され、マッチしたタックルも見えてくると思います!
まずは、基本を押さえた上でエリアの特性に応じたタックルをチョイスしてタイラバを始めましょう!
筆者について
ちゃったTV なおと
若狭湾をメインに釣りをする変態釣り師。タイラバは京丹後のディープがメイン!
1メートルの大鯛を夢見て巻き続けているが、未だ叶わず……。現在ニコデザインオフィスのフィールドスタッフを務めています。
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