フェザージグとは?
フェザージグとは、ジグヘッドに鳥の羽やウサギの体毛などを取り付けた疑似餌のこと。
いわゆる毛針の一種で、おもにエリアトラウト(管理釣り場)で使われるルアーです。
本記事では、元釣具屋の筆者がおすすめのフェザージグを紹介し、自作する方法を解説します。
フェザージグはとにかく釣れる
フェザージグの特徴を一言で表すと、「よく釣れる」。これに尽きます。
スプーンやプラグに反応しない魚でも思わず口を使ってしまうほど、とにかく釣れるルアーです。
金属やプラスチックでできたルアーとは異なり、天然素材のフワフワとしたナチュラルな動きがトラウトを魅了します。
ただし、一部の管理釣り場では使用が禁止されていることもあるので注意しましょう。
エリアトラウト以外には、メバリングやバスフィッシングで使われることもあります。
フェザージグの使い方
ただ巻くだけでも十分釣れますが、リフト&フォールやシェイク、ボトムバンプでもよく釣れます。
フェザーは水の抵抗を受けるとすぼみ、抵抗がなくなるとフワッと広がるため、このメリハリを活かすのがおすすめです。
軽すぎると投げにくいため、初心者の方は1.5gぐらいの重さを選ぶようにしましょう。
おすすめのフェザージグ5選
人気の定番フェザージグを集めました。フェザージグを選ぶ際の参考にしてください。
EZcastうさちゃんジグ(アチック)
ウサギの体毛を使ったフェザージグです。
魚の喰いこみは抜群。バーブレスフックなのでエリアトラウトに対応します。
ラビットリーチ(ヴァンフック)
うさちゃんジグと同じく、ウサギの体毛を用いたフェザージグです。
柔らかい動きでトラウトを魅了します。ウエイトが重めなので初心者の方でも投げやすいジグです。
月下美人 艶カブラ(ダイワ)
日本の伝統漁具カブラをルアー風にアレンジした、メバル用のフェザージグです。
ジグヘッドを樹脂で包みこむことで、スローなフォールを実現しています。フッ素コートのサクサスフックは貫通力が抜群です。
クレイジーボム(ネオスタイル)
化学繊維を丸くまとめたエリアトラウト用のフェザージグです。
虫のような丸いシルエットでトラウトにアピール。ゆっくりと沈むため、縦釣りと相性抜群です。
ライトボム フリッツ(ムカイ)
鳥の羽を用いたフェザージグです。
アピールを強めるためにフェザーのボリュームを大きくしていることも特徴。大物狙いにも適します。
フェザージグ作り方
ここからはフェザージグの作り方を紹介します。
あくまで一例ですので、手順や素材などはアレンジしてオリジナルのフェザージグを作ってみてくださいね。
用意するもの
- ・タイイングバイス
- ・ボビンホルダー
- ・スレッド
- ・フェザー(マラブーやラビットファーなど)
- ・ジグヘッド(1.5gぐらい)
作り方
まずはフックの軸にスレッドで下巻きをしていきます。
フックの前方から後方に向かってスレッドを巻いていき、ある程度巻いたら余分な端糸をカット。
マラブーをカットして、スレッドで巻きつけて固定します。
マラブーの長さはフックの3〜4倍を目安にしましょう。
マラブーを捻りながら、スレッドと一緒にフックの前方へ向かって巻き付けていきます。
マラブーを巻きつけてボディ部分ができたら、フックの前方でマラブーの余分な部分を固定します。
固定ができたら余分な部分はカットして形を整えましょう。
ハーフヒッチャーやウィップフィニッシャーなど専用の道具があれば、ハーフヒッチなどで固定しましょう。
無い場合は、指にスレッドを1〜2回巻き付けてループをフック前方に移動させればハーフヒッチで固定できます。
ハーフヒッチを数回繰り返し、しっかり固定できれば完成です。
動画で解説
作り方の流れを動画で撮影したので、わかりにくい場合はこちらもチェックしてください。
文句なしの最強ルアー!
管理釣り場でとにかく1匹を釣りたい方は、フェザージグを必ず用意しましょう!
おそらく、どんなルアーよりもよく釣れるはずです。
ただし、フェザージグが禁止されていないかはよく確認しておいてくださいね。