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タイラバのネクタイ

ネクタイの色は潮・天候・ベイトの種類で判断すべし。タイラバの釣果を伸ばすカラーローテーション術

みなさんはネクタイのカラーをどれぐらい重要視していますか?筆者はタイラバの釣果を伸ばす上で非常に大切な要素だと考えています。そんなネクタイのカラーを選ぶ基準を詳しく解説します。

目次

アイキャッチ画像提供:ちゃったTV なおと

ネクタイのカラー選びって迷いませんか?

タイラバの仕掛け

タイラバのネクタイはカラーが豊富過ぎて、「何を使ったら良いの?」「どう使い分けたらいいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。

筆者もタイラバを始めたての頃は、いろんなカラーを試しては……というのを繰り返していました。

その結果、セオリー通りにオレンジや赤がメインに落ち着いたのですが、状況によってはカラーを大きく変えることで釣果が伸びることも分かったのです。

なおと
今までの経験をもとに、カラーチョイスの基本的な考え方について解説します!

カラーの重要度について

タイラバのネクタイ

カラー選び云々の前に、「そもそもマダイは色が見えているの?」と疑問に思う方も多いでしょう。

筆者もマダイがどの程度色を認識しているかはわかりませんが、釣りをしているとその時々に“釣れるカラー”が確実に存在します。

今まで数え切れないぐらいタイラバに行っていますが、同行者とネクタイのカラーだけが違う状況で、圧倒的な釣果差が生まれることも多々ありました。

なおと
タイラバにはウエイトや巻きスピードなどの要素もありますが、その中でもカラーの重要性は高いと考えています!

太陽光とタイラバのカラー

深い海
出典:フォトAC

100mを超える水深は真っ暗ですし、「色が影響するのは浅場だけじゃない?」と思う方も多いでしょう。

しかし、太陽光は水深200m以上にも到達するとされており、実際にディープタイラバをしてみてもネクタイのカラーによって釣果差が生まれます。

なおと
雲量や水質の影響で太陽光が届く範囲は変動するため、ディープでもカラー選択は重要だと考えています!

カラー選びの基準

マダイの釣果

本題となるネクタイのカラー選択は、潮色&天候と、ベイトの種類の2軸で選ぶと良いでしょう。

さらに突っ込んだ考え方や理論もあるかもしれませんが、この2軸を基本として選んでおけば“外す”ことがほぼなくなるはずです。

なおと
次からは、具体的な状況別にカラー選びを解説します!

潮色と天候に合わせた使い分け

潮色と天候

まずは、潮色と天候による使い分けから解説します。

濁り潮&曇天・荒天・ローライト

濁った潮

「潮が濁っているな〜」とか「曇っていて光量が少ないな〜」なんて時は、目立つカラーを選んでください。

また、曇天時と同じく光量が少ない朝・夕まずめも目立つカラーがオススメです。

濁り潮に強いネクタイ

おすすめのカラー:赤・オレンジ・グロー系・蛍光系・ソリッド系・ラメ入り

シルエットがはっきりするカラーや、光るようなカラーがイチオシです!

なおと
太陽に当てて透けるか透けないかを要チェック。透けないカラーは水中でもシルエットがはっきりします!

澄み潮&晴天

晴天・澄み潮

潮が澄んでいる時や光量の多い晴れの日中なんかは、透け感が強いナチュラルなカラーに反応が良くなります。

海中のプランクトンが少ない低水温期は潮が澄むため、冬季や春先はナチュラルカラーが有効とも言えるでしょう。

冬季も含めて潮が澄んでいる時や、晴天の日中は渋い状況も多く、魚の活性から考えても水馴染みの良いカラーがオススメです。

透明のネクタイ

おすすめカラー:赤・オレンジ・クリア系

クリア系カラーが強いと言えど、やはりベースとなる赤・オレンジは必須ですよ。

なおと
赤やオレンジでアタリが無い場合、クリア系にローテーションしていくのもオススメ!

ベイトの種類(季節性も含めて)

鯛の腹から出たベイト

ここからは、ベイトの種類によるカラーの使い分けを解説します。

ベイトの種類を判断するのは少し難しいですが、釣れたタイの胃袋をチェックしたり、釣り船のブログを確認したりして把握しておきましょう。

ノレソレや多毛類

ノレソレとゴカイ
出典:フォトAC

アナゴの稚魚(ノレソレ)やスソウミヘビ、多毛類(ゴカイなどの総称)はシーズンを問わずベイトになる生物です。

こういった“底ウネウネ系”がベイトの場合は、茶色やゴールド、オレンジがよく釣れます。

ボトム付近でアタリが集中する際はこのウネウネパターンのことが多く、それらに近い色が効果的です。

底ウネウネパターンに有効なネクタイ

おすすめカラー:茶色・ゴールド・オレンジ

ボトムでしっかりと目立たせたいため、シルエットのはっきりするカラーがオススメですが、ノレソレを捕食している際はクリア系も有効です。

なおと
ちなみに、ウネウネ系を食べている時は、カーリー系のネクタイが一番釣れますよ。

カタクチイワシ等の魚

カタクチイワシ
出典:PIXTA

カタクチイワシやイカナゴなどの小魚を捕食している時は、光を反射するカラー。シルバーやゴールド系が鉄板ですね。

とくにイワシを捕食している際は、ベイトの数がとても多くなる傾向にあるため、しっかり目立たせることが肝心です。

カタクチパターンに有効なネクタイ

おすすめカラー:シルバー・ゴールド・赤・黒

ベイトフィッシュライクなカラーの他にも、ソリッドな赤でシルエットをハッキリさせたり、グローでアピールするのもよく効きます。

なおと
筆者の実績No.1は赤と黒!

ゴールドと赤の2本付けもオススメなので試してみてください!

イカ

イカ
提供:釣り好き!まっちゃん

春先〜初夏に多い小型のイカがベイトの時は、水中でぼやっと光るような蛍光イエローやグロー系のカラーが効果的。

最近各メーカーから発売されている、点発光(ドットグロー)も非常にオススメです。

イカパターンに有効なネクタイ

おすすめカラー:グロー系・蛍光系・グリーン

とくに夏場に多い、ケンサキイカやスルメイカなどを捕食している場合、ボヤ〜と光るグロー系や目立つ蛍光色などに好反応する傾向があります。

なおと
イカは襲われたりして興奮すると色が変わるので、それとマッチするのかもしれませんね!

エビ・カニ

エビ

底ウネウネ系と同じく、年間を通してメインベイトになることが多いエビ・カニ系。そんな状況では、赤や緑がよく効きます。

また、縞々の模様(ゼブラ)が入っているタイプも非常に有効です。

エビ・カニパターンに有効なネクタイ

おすすめカラー:緑・赤・縞模様

マダイ以外にも、甘鯛やハタなどの甲殻類をメインベイトとしている魚は緑や縞々でのヒット率が高いように感じます。

なおと
ボトムの魚全般に、とくに緑が効果的な印象があります!

やっぱりカラーは大切です!

タイラバの釣果

ネクタイのカラーが重要だとお話ししてきましたが、“カラーローテーションだけでタイが釣れる”というわけではありません。

しかし、カラーチェンジによってアタリの数が変わったり、カラーの違いが釣果差になっていると推測されたりするケースが多いのも事実です。

カラーチェンジは気分も変えられますし、何より、タイの反応を見ることでスキルアップにも繋がります。

状況に応じたカラーを選択できるようになると釣りの幅も広がるので、ぜひネクタイのカラーに注目してみてくださいね。

画像提供:ちゃったTV なおと

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