アオリイカの特徴

分類 | |
科 | ヤリイカ科 |
属 | アオリイカ属 |
種(学名) | Sepioteuthis lessoniana |
種(英名) | アオリイカ(障泥烏賊) |
種(和名) | Bigfin Reef Squid |
最大5キロほどの重さの個体も確認されていて、イカ類の中で比較的大きくなる種類です。
その身は甘みがありどんな料理でも美味しく食べられるので、釣り人からの人気が非常に高いです。
名前の由来

ヒレを煽るように動かすことから『煽烏賊』と表されることもありますが、名前の由来からもあるように漢字では『障泥烏賊』と書くのが一般的です。
特徴

胴が円形に近い個体を「シロイカ型」、丸みを帯び赤みがかった個体を「アカイカ型」、胴の長さが12センチ程度にしかならないが見た目はシロイカである個体を「クワイカ型」とされています。
また、模様が線だとオス、模様が丸だとメスと簡単に見分けられる特徴もあります。
生息域
アオリイカは温帯から熱帯の沿岸部に生息。日本では北海道南部から沖縄まで、広い地域に生息しています。産卵期は春で、浅場の藻場に接岸し産卵することが知られています。
地方名
地方によってアキイカやシルイチャー、シンイカ、バショウイカ、ミズイカ、モイカ等、さまざまな名前で呼ばれています。アオリイカの釣り方

その他にも、ヤエン釣りやウキ釣り等の釣法でも楽しまれています。
▼アオリイカ釣りの代表3種をまとめて紹介している記事です。
エギング

▼エギングを紹介している記事です。
ヤエン釣り

エギングブームと並んで、昨今注目を集めています。
▼ヤエン釣りを紹介している記事です。
ウキ釣り

ヤエンとの違いは、ウキと掛け針と呼ばれる釣り針が付いた仕掛けを使うことです。
▼ウキ釣りを紹介している記事です。
アオリイカ釣りの時期

産卵期に接岸する親イカを狙う場合は3~6月、春に生まれた子イカを狙うのであれば9~12月が釣期とされています。
▼アオリイカ釣りの時期を四季別に紹介している記事です。
美味しいアオリイカの見分け方
ここでは美味しいアオリイカの見分け方をご紹介します。旬の時期

特に美味しいのは、その年に生まれ冬を迎える前の個体です。
食べて美味しい大きさ

大型も美味しいですが、独特の臭いがしたり、身が硬くなったりする傾向があり、300~800グラム程度の個体と比べると味が落ちます。
発色変化で見る鮮度

鮮度が落ちると全体的に白っぽく透明感の無い状態となるので、選ぶ時には発色変化が起きているかどうかで鮮度を見ることが可能です。
アオリイカのオススメ料理

さばき方
さばき方についてはこちらの記事や動画をチェックしてみてください。生で食べるアオリイカ料理
▼刺身

ただし刺身で食べる場合にはアニサキスに注意が必要。
新鮮なうちに内臓を取る、マイナス20度で24時間冷凍する、いかそうめんや飾り包丁を入れる等、十分な対策をして美味しく頂きましょう。
▼生で食す際の注意! アニサキスを紹介している記事です。


色々な食べ方ができるのも、アオリイカの刺身ならではですね。
▼塩辛

身・ヒレ・ゲソいずれも使えば食感に違いが出て、より一層美味しく食べられます。
▼沖漬け

アオリイカの場合はサイズが大きいため、丸ごとではなく切り身にして漬けることをおすすめします。
旨味をぎゅっと!アオリイカの焼き料理
▼照り焼き

身に格子状の切り込みを入れておけば、タレを絡ませやすくなります。
▼バター焼き

ネギやキャベツを加えて調理するのも良いでしょう。
ジューシー!アオリイカの揚げ料理
▼天ぷら

身の水分をよく取ってから揚げるのがコツです。
▼イカリング
アオリイカの程よい身の弾力に、衣のサクサク感が溜まらないイカリング。塩、レモン、マヨネーズを付けて、揚げたてをぜひ召し上がってみてください。
釣って楽しい、食べて美味しいアオリイカ!

釣り場にはクーラーボックスを必ず持っていき、新鮮な状態で持ち帰って食べてみてください。
自分で釣って自分で食べるのは釣り人の特権。買ったものとは一味も二味も違う美味しさをぜひ堪能してみてください。