夜のエギングはカラーが大切?
エギングはマズメ時・日中・夜間と大きく3つのシーンに分かれますが、光量がほとんどないナイトエギングは「カラーで勝負」と耳にしたことがありませんか?
今回は釣果の要といえるカラーチョイスについて、自称アオリイカに愛されアオリイカを愛した男「釣り好きまっちゃん」がお届けします。
※注 そもそも色が見えていない説
実はアオリイカには色を判別する機能を持っておらず、白黒の景色を見ているという話は有名ですよね。
冒頭から「色が見えていないなら、カラーを選ぶ必要がないんじゃない?」と混乱してしまうような内容ですが、色のコントラスト(濃淡)や光の強弱に敏感であり捕食に大きく関係があるとも言われています。
夜のエギ選びは“暗さ”を意識!
色のコントラストや光量に敏感だとするならば、海中で映える色選びが重要ではないでしょうか。
必ずしも正解はないエギングですが、今回は一つの指標となる“暗さに合わせた色の選び方”にスポットを当てて紹介していきます。
暗さに合わせたエギの選び方
一概にナイトエギングと言っても、月の光量変化や常夜灯周辺など、条件・場所で海中の明るさが変わってきます。
この状況変化を意識したエギのカラーチョイスこそが、ゲームの鍵と言っても過言ではありません。カラーチョイスで迷わないためにも、シーン別に見ていきましょう。
完全な闇夜
月明りが全く無く、あたりが見えない真っ暗な闇夜。常夜灯がない場合は、地上と同じように海中も真っ暗な状態です。
このことから闇夜の場合、シルエットがハッキリと浮かび上がりやすい、赤テープ・紫テープなどのシルエットが出やすい色がおすすめです。
更にアピールを強めたい場合は、蓄光して光るグロー系・音を発するラトル入りといった選択肢も。その日の活性に合わせ、ローテーションに加えましょう。
常夜灯周り
光量がある常夜灯周りでチョイスしたいエギは、銀テープ・ホロテープといったフラッシング効果が期待出来るカラー。
明るすぎる常夜灯下ではアオリイカの警戒心が高く、光が届かない暗い部分に潜んでいることが多いので、ボトム付近や明暗部などを入念に確認していきましょう。
また、金テープは闇夜・月夜どちらでも使いやすいオールラウンダーなので、常にスタンバイしておきたいカラーです。
月夜
月明りが海面を照らす光量ある月夜は、常夜灯下同様に銀テープ・ホロテープに加え、クリアベースまでをローテーションさせましょう。
月明りは極微量の紫外線を照射しているために、紫外線で発光するケイムラの導入もおすすめですよ。
狙う層に合わせてカラーを意識する
アオリイカの動きが活発になる夜は、エサを追いかけて表層から中層を泳ぐだけでなく、ボトムにへばりつき捕食のチャンスを伺う個体もいるため、行動範囲が広くなります。
当然ながら全レンジを幅広く探る必要性が出てきますので、光が届きやすい表層、光が届きにくいボトムと、レンジごとに光量を意識したカラーローテーションを行いましょう。
月夜周りでも、曇り空であたりが真っ暗なときは闇夜となりますので、周囲の状況や海中の明るさをよく確認してください。
夜に使いたいエギを厳選
エギ王Kベーシック カクテルオレンジ
低活性時に効く安定したフォールが売りのエギ王Kシリーズ。日中はアングラーからの視認性も高く、赤テープで低光量時もイカにしっかりアピールしてくれます。
エギ王Q LIVEサーチ 490グロー
濁り・深場・ローライト時に効果を発揮する490グローを搭載。ラトルも内臓しているので、視覚と音で闇夜で広範囲にアピールすることが出来ます。
エメラルダス ラトル 夜光-フレアエメラルド
人気エギンガー″山田ヒロヒト″氏が監修しており、ローライトでの実績が抜群のカラー。ほかのエギでは反応しなかったイカに、スイッチを入れることができます。
エメラルダス ダートⅡ 金テープ
様々なシーンに対応してくれるエメラルダスダートシリーズ。フラッシング効果が強い金テープは、常夜灯周りや月夜など光量があるナイトゲームで抜群の存在感を示してくれます。
EZ-Qマグキャスト マーブル
光量が多いときはマーブル系がオススメです。マグキャストシステムを搭載しているので、他のエギでは届かない竿抜けポイントを打つことができます。
ナイトエギングマスターを目指そう
良型も期待出来るナイトエギングですが、日中に比べるとアタリが取りにくかったり、エギの操作がしにくかったりとデメリットもあります。
しかし、コツさえ掴んでしまえばイカの活性が高く、ポイントも絞りやすいでしょう。ナイトエギングに出掛けられた際は、今回ご紹介したカラーを是非試してみて下さい。
最後になりますが夜の釣りは日中に比べ危険ですので、足場が安定した釣り場を選び、ライフジャケットとヘッドライトを着用して安全第一釣行をお願いします。
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