間違いない!最強のスピナーベイト6選
最強とは、もっとも強い事。それなのに6選!?……矛盾は重々承知しております。
ですが、真の最強を決められないのがバスフィッシングの面白いところ。
この記事で紹介されないスピナーベイトが、ある状況においては最強なんてことが、往々にしてあるのがバスフィッシングです。
ですが、それでは何を買って良いのか、わかりませんよね。
今回は、初めてスピナーベイトを買う人に向けて、一つ持っておいて損はないスピナーベイト6選をご紹介します。
ノリーズ クリスタルS
自重 | 3/8-1/2oz |
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誰もが納得の“釣れる”スピナーベイト
ハードベイトの名手・田辺哲男氏がプロデュースした本作。
発売から20年以上が経過しながらも、今もなお、多くのバスアングラーに愛用されている逸品です。
数々のスピナーベイトが生まれては消えていく中で、クリスタルSが20年以上残り続ける理由は、「釣れるから」の一言に集約されるでしょう。
口コミ・レビュー
特にスローローリングと呼ばれる、ボトムにルアーを着底させてからロッドストロークでルアーを引っ張りブレードの振動を感じなからストラクチャーの真上を当てながらトレースさせるテクニックには無類の強さを誇り、これでいったい何本の40UPを釣り上げたかわかりません。
OSP ハイピッチャー
自重 | 1/4-1oz |
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ハイコスパでコンパクト!
定価1,155円(税込)。コスパが良く、安定した釣果が出るスピナーベイトとして、多くのバスアングラーから支持を集める逸品
全体的なサイズもコンパクトなため、スピナーベイトのボリューム感に抵抗がある人も使いやすいでしょう。
口コミ・レビュー
おかっぱりでバス釣りをするならば、ハイピッチャーは必ず持ってなければいけないと言っても過言ではないくらい、超定番のルアーです。ワイヤーが硬めでオーソドックスなデザインのスピナベなので、とにかく使い勝手がいいです。価格もそこまで高くないので、スピナベ入門にはもってこいのルアーです。実際にハイピッチャーだけ使って釣りをして、1日10匹以上釣れたという経験もあるので、爆発力は折り紙付きです。
エバーグリーン Dゾーン
自重 | 3/8-1/2oz |
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釣るためのレーシングスペック!
ワイヤーを極限まで細くし、強度と引き換えに、高い実釣性能を持たせたスピナーベイト。
その設計から生まれる強烈なバイブレーションは、「でかいバス」が釣れるともっぱらの評判。
レーシングマシンのようなスペックですが、「伸びる・壊れる」と言ったデメリットを持ってしても、多くのバスアングラーの心を鷲掴みにしているのは、何より“釣れる”からでしょう。
口コミ・レビュー
釣れるスピナべ何?と聞かれたらまず出てくるのがDゾーンです。サイズ問わず釣れます。50UPも何本も獲ってるので、いい思い出の多いスピナべです。ワイヤーの弱さはパッケージに書いてあるので…仕方ないか。
ジャッカル ドーン
自重 | 1/4-1/2oz |
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スピーディーなサーチ力!
秦拓馬氏がプロデュースしたスピナーベイト。ウェイトごとに専用ブレードが設計されていて、波動は弱め。
太めのワイヤーに高レスポンスなブレード、浮き上がりを抑えたヘッドを搭載した質実剛健な釣れ筋ルアー。
早巻きで強いフラッシングを発生させ、バスのリアクションバイトを誘うことを得意としています。弱い波動はハイプレッシャーフィールドでも効果的です。
口コミ・レビュー
これまで多くのフィールドでビックバスを連れてきてくれたルアーです。飛距離も出ますし、アピール力も申し分ないのでよく使わせてもらっています。正直今までのスピナーベイトの中で一番釣れると思います。
ダイワ スティーズスピナーベイト
自重 | 3/8-1/2oz |
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期待のハイコストパフォーマー
18年に登場した比較的新しめのスピナーベイトですが、そのコスパの高さから愛用者が目立つ製品。
ブレード付近は細く、ヘッド付近は太いテーパーワイヤーを採用。振動の発生しやすさと強度をバランス良く兼ね備えています。
フックはサクサス仕様の#4/0を装備。トレーラーフックなしでも多くのバイトを拾うことができる設計です。
口コミ・レビュー
まず、飛距離ですがよく飛びます。向かい風でのキャストではスピナーベイト全体がクルクル回転しながら飛んで行くことがありますがバックラッシュすることもなく飛んでいきます。巻き心地が非常に良く、ピリピリと細かいピッチの波動が手元に伝わってきて、まるで小魚が集団で泳いでるようなイメージが伝わってきます。レンジキープもすぐに浮き上がってきたりしないので問題ありません。価格も安くて釣れるコストパフォーマンスに優れたスピナーベイトです。
ボトムアップ ビーブル
自重 | 3/8-1/2oz |
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スカートに宿る生命感
水を受けるスプリッターを搭載した珍しいタイプのスピナーベイト。
某ルアー誌の21年読者投票人気ランキングで2位になるなど、高い人気を集めるアイテムです。
スプリッターが横揺れを発生させる仕組みで、ヘッド・スカートがより艶かしく動くと同時に、心地よい巻き抵抗を得られます。
口コミ・レビュー
ほかのスピナーベイトと違う最大の特徴なのがワイヤー前方に付いているブレードで、これが普通のスピナーベイトにはないチャターのようなグラグラとランダムな揺れを創ってくれるので霞ヶ浦のような濁っている水でもすごい波動でバスを引き寄せてくれます。
スピナーベイトの特徴
おおよそ現在の市場でスピナーベイトと銘打って販売されているルアーは、ブレード・ワイヤー・ヘッド・スカートで構成されたものが一般的。
ブレードはリトリーブやフォール(沈下)することで回転し、波動やフラッシングを生み出します。
ワイヤーはブレードからの振動をヘッド、スカートに伝え、障害物を乗り越える際にはフックをガードしてくれる機能も果たします。
揺らめきによるアピール力でバスを誘う、ラバースカート。「フックの存在を曖昧にする」そんな効果を口にするアングラーも。水中での艶かしさは、無機質な物体に生命感を与えます。
「バスがスピナーベイトというルアーをどのように捉えているか」……それはバスのみぞ知るところ。
いずれにせよ、スピナーベイトは魚を釣るための複合的な要素が一つに詰まった、他に類を見ないルアーと言えるでしょう。
スピナーベイトの強みと弱み
スナッグレス性能が高く、ベジテーション(アシやガマ)攻略に向いている
スピナーベイト最大の特徴は、スナッグレス性能(根がかり回避)の高さ。とくにアシやガマなどのベジテーション周りでその真価を発揮します。
シングルフックとワイヤーのコンビネーションにより、ごちゃごちゃしたカバーに投げ込み、魚を誘うことのできるサーチベイトです。
マルチレンジルアーとして使える
スピナーベイトは何もしなければ沈むルアーです。そのことから、レンジを選ばずに使えることもメリットでしょう。
クランクベイトなど、ルアー自体に浮力があり、潜行深度がある程度決まっているルアーではできない芸当です。
風の影響を受けやすい
ブレードやスカートが大きな抵抗となってしまうため、じつは「風に弱い」という弱点を持っているスピナーベイト。実際にキャストしてみればわかりますが、逆風では飛距離を出すことが非常に難しいルアーです。
風が吹いている場合は、追い風を上手く利用できる立ち位置に移動するなど、場合により対処する必要があります。
スピナーベイトのブレードタイプと使い分け
スピナーベイトのブレードにはいくつかのタイプがあり、それぞれに特徴が異なります。同じスピナーベイトでもブレードが違うだけで、アピール力や適したリトリーブスピードなどが変わってきます。
以下に代表的なスピナーベイトのブレードタイプと使い分けについてまとめました。
ダブルウィロー
細長いウィローリーフブレードが2枚付いたタイプ。フラッシングが強く、巻き抵抗が比較的少ないため早巻きに対応します。
シャローレンジを素早く探るのであれば、ダブルウィローが使いやすいでしょう。また、抵抗の少なさは浮き上がりを抑えるため、モデルによってはディープレンジのスローロールにも使えます。
タンデムウィロー
前方がコロラドブレード、後方がウィローリーフブレードで構成されている、オールマイティーに使えるタイプ。
フラッシングとバイブレーションのバランスが良く、巻きスピードも低速〜高速まで対応します。状況と使い方を問わず使えるため、初めてスピナーベイトを買う人にもおすすめです。
ダブルコロラド
前後2枚ともにコロラドブレードの組み合わせた、ダブルコロラド。最も強い波動が出せ、巻き抵抗が大きいのが特徴。ダブルウィローとは真逆の性格です。
強いアピール力でシャローレンジをゆっくり引くことができます。キワモノに見えますが、この動きにしか反応しないという日も存在するため、ボックスに忍ばせておくのもいいでしょう。
スピナーベイトの主な使い方
スピナーベイトは中層タダ巻きが基本で、それだけでも十分に釣果を得られます。初めのうちはキャストして一定の速度で巻くだけでOK。
反応がない場合は下記の小技も織り交ぜることで、さらに釣果アップが期待できます。コツを掴む必要があるテクニックも一部ありますが、ぜひ覚えて使ってみてください。
ガーグリング
水面直下を早引きし、水面に波紋をモワモワと立てながら引いてくる使い方をガーグリングと呼びます。
ブレードが飛び出さないようにロッドの高さを調整しつつ、波紋が途絶えないように水面直下ギリギリを引いてくるのがコツです。
とくにマズメや低気圧の時など、バスが水面を意識している活性の高い状況に有効です。
バジング
ブレードを水面から飛び出させ、ブレードのスクラッチ音や水しぶきでアピールする使い方。バスが水面でボイルしている時、ルアーを見切られがちなクリアウォーターで有効と言われているテクニックです。
バジングを続けた状態ではミスバイトも多いため、ガーグリングと組み合わせ、ここぞというスポットでアクセントとして使うのが基本です。
フォーリング
スピナーベイトを水中で沈下させながら、ブレードを回転させることで、バスを誘う使い方。ウィードエッジや杭の横を通り過ぎたところでフォールさせ、リアクションバイトさせることもできます。
ただフォールさせるだけでなく、斜めに潜航させていく「カーブフォール」や、ロッドで上下させる「リフト&フォール」が時に効果的な状況もあります。
スローローリング
スローローリングとは、ブレードが回転する最低限のスピードを意識しつつ、ゆっくりとリトリーブするテクニック。
中層からボトム付近を攻めるのに有効で、一定のレンジをキープしながら巻いてくるのがコツです。
最低限のスピードで巻くこと、一定レンジをキープすることが難しいテクニックですが、ターンオーバー等のバスが低活性な状況で爆発的釣果を得られることがある使い方と言われています。
「トレーラー」と「トレーラーフック」についての考え方
スピナーベイトはトレーラーやトレーラーフックを取り付けて使われることも多いルアー。しかし、そのメリット・デメリットを知っておくことで、スピナーベイトを一段深く使いこなすことができます。
トレーラーをつけることで飛距離・アピール力・浮き上がりが向上
ワームをトレーラーとしてセットすることで、飛距離とアピール力が向上。風が強く、濁っているような状況でとくに効果を発揮してくれます。
ただしフォールスピードが落ちたり、浮き上がりやすくなるため、ディープレンジの攻略には不向き。トレーラーはシャローレンジを攻めるのであれば、そのメリットが存分に活かされるでしょう。
トレーラーフックはショートバイトを拾える
トレーラーフックとは、スピナーベイトのフックに取り付けるアシストフックのこと。ついばむようなバイトや、ブレードにアタックしてくるようなショートバイトも拾えるのがメリットです。
しかし、代償として根がかりが増えます。込み入ったカバーを攻められることがスピナーベイトの長所。必要無いというアングラーも多く、使い手の好みに左右されるメソッドです。
スピナーベイト釣れない!釣れる気がしないアナタに
「スピナーベイトって大きいし、餌のように見えないしで、釣れる気がしないんだよね……」という方におすすめなのが、スピニングタックルで扱う小型(7g程度)のスピナーベイト。
エバーグリーンのDゾーンフライ、ジャッカルのデラスピンなど、小さいスピナーベイトはサイズ感に対しての抵抗感もありません。
まずは騙されたと思って小型のスピナーベイトを投げてみてください。ハイシーズンであれば、ワームと同じような感覚で数釣りが楽しめますよ!
困ったらスピナーベイトを投げよう
スピナーベイトはその見た目やボリュームから、使うのを敬遠する人も多いルアーです。
しかし、一度そのスナッグレス性能、そして実釣力を体感すれば、いつもボックスに入れておくべきルアーであることが分かるでしょう。