そもそもトレーラーフックって何?
バスフィッシングではマストルアーと言っても過言ではないスピナーベイト。そのスピナーベイトのメインフックに付けてフッキング率を高めることを目的に使われるようになったのがトレーラーフックです。今ではスピナーベイトの他にも、バズベイトやチャターベイトにもトレーラーフックは使われています。
トレーラーフックの種類
トレーラーフックには可動式と固定式、フェザータイプが販売されています。可動式はリトリーブ時に水平を保ちやすいのが特徴、固定式はワンタッチで装着でき、自分でフックの角度を決めたりできるのが特徴です。フェザータイプはトレーラーフックの役割にアピール向上も図れるものとなっています。
▼可動式
ハヤブサ FF204 T・N トレーラーフック 1/0
▼固定式
がまかつ トレーラーフック(ブラック) 2
▼フェザータイプ
トレーラーフックのサイズ
トレーラーフックは基本的には少しメインフックより小さいものを選ぶと良いでしょう。
例えば、O.S.Pから販売されているスピナーベイト・ハイピッチャーシリーズであれば下記が目安となります。
・ハイピッチャー 1/4~1/2オンス #1
・ハイピッチャー 5/8~1オンス #1/0
・ハイピッチャーMAX 5/8~3/4オンス #2/0
※メーカーによってフックサイズは多少異なりますので、あくまでも目安となります。
トレーラーフックを付けるメリット
使う状況を知っておくことでよりトレーラーフックのメリットを活かすことが出来ます。ここではそのトレーラーフックのメリットを解説します。
フッキング率が上がる
ショートバイトが続くような状況ではトレーラーフックを付けるとフッキング率が向上すると言われています。活性が上がりきらず、ルアーを追いきれない状況や急な濁りによるショートバイトが多発する状況。そんな時にトレーラーフックを付けていると、ショートバイトもフッキングできることがあります。
バズベイトには必須?
特徴的なプロペラで激しく水面でアピールするバズベイト。効率よく水面をチェックしていけるバズベイトですが、フッキング率が悪いと言われています。そのため多くのアングラーがフッキング率向上のためにトレーラーフックを付けています。
トレーラーフックのデメリット
フッキング率の向上に役立つトレーラーフックですが、もちろんデメリットもあります。トレーラーフックを使いこなすためにもそのデメリットも知っておきましょう。ここではトレーラーフックを装着した時のデメリットをご紹介します。
根掛かりが多くなる
スピナーベイトやバズベイトの特徴である根がかり回避能力の高さ。しかし、トレーラーフックを付けることで根がかりしやすくなるデメリットも起きます。特に固定式のトレーラーフックはキャスト時に横を向いてしまうことが多く、障害物に根掛かりをしてしまうことがあります。
ヒシモやゴミを拾ってしまう
スピナーベイトを使いたくなるウィードやヒシモのあるエリア。こんなエリアではトレーラーフックを付けていると藻の切れ端等を拾うことが多くなり、上手く泳がなくなってしまうことがあります。
一度付けると外すのが大変
トレーラーフックを付けるときにはストッパーやチューブをメインフックに通して使います。これらはフックから外れないように工夫されているので、トレーラーフックは一度装着してしまうと外すのが大変です。外すときは特にバーブの部分で取りにくくなるので、フックが刺さらないように気を付けてください。
知って得するトレーラーフックの豆知識
ここではちょっとした工夫で効果のあるトレーラーフックの豆知識を解説します。ご自身でいろんなことを試してみて釣果アップが図れるのはトレーラーフックのメリットでもあるでしょう。
可動式ゴムをずらしたセッティング
可動式のトレーラーフックではゴムをずらすことでフックが自由に動くようになります。フリーにすることによってバイト時の吸い込みに柔軟に動き、口の中にフックが掛かる確率を高められます。根掛かりの心配がないポイントで試してみてください。
ゴム管で自作もできる!
トレーラーフックはゴム管があれば自作することも出来ます。トレーラーフックのアイよりも大きめにゴム管を切り、アイに被せるだけで完成です。また、ワームをトレーラーに付けてしてミスバイトも減らしたいなんていうときは、ワームをフックに通してからアイにゴム管を被せてセットするなんて方法もあります。
状況に合わせてトレーラーフックを装着!
トレーラーフックは状況に合わせて装着することで釣果アップにつながってくれます。スピナーベイトやバズベイト好きのアングラーの方には必須アイテムとなるでしょう。フックの大きさやタイプ、またフックの色までこだわってみる、なんていうのも工夫してみるといいかもしれません。