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堤防からタコ釣りが面白い!

タコは身近な堤防に潜んでいて釣り方も難しくないため、初心者の方でも簡単にタコを釣ることができます。
堤防からタコを釣る方法は様々なものがあり、必要な道具も異なるので、本記事ではそれぞれの釣りに必要な道具や釣り方を詳しく解説します。
マダコについて

夜行性が強く、日中は岩の隙間などに隠れて生活しており、主食はカニなどの甲殻類や二枚貝、小魚など。大型の個体は3キロ以上にもなります。
国産のマダコは漁獲量が少ないためにスーパーなどではあまり流通しておらず、市場価値は高価。外国産のものと比べ、弾力と甘み、旨味が強いと言われています。
タコの釣れる時期・時間帯

よく釣れる時期

中でも6月〜8月頃は子ダコが多く、もっとも良く釣れるシーズンと言えます。
真冬でも水温が安定している場所では釣ることができますが、タコの数が多い初夏が釣りをするには最適です。
よく釣れる時間

日中は物陰に潜んでいることが多いので、障害物などを狙ってタコの目の前にエサを持っていく必要があります。
時間別の期待度は、「夜>朝・夕>日中」と覚えておきましょう。
雨に注意

そのため、雨の日には活性が下がったり、雨の影響が少ない深場に移動したりするので、雨の日や雨の後は釣れにくくなります。
特に、河口付近や浅いポイントは雨水の影響を強く受けるので注意が必要です。
タコの釣れるポイント

ここでは、タコ釣りの1級ポイントを紹介します。きっと身近な場所にもあるはずですよ。
壁際

また、堤防の繋ぎ目や割れ目、スリット部分はタコにとって最高の住処となるので、これらの部分はしっかり探りましょう。
他にも、堤防は底に敷石や基礎が積み上げられていることが多いので、壁際から2〜3メートル前後の底付近も狙い目です。
沖の沈み根

仕掛けを引いてきて引っ掛かりを感じる場所は、障害物があり、高確率でタコの住処となっています。
海中の障害物は目立ちにくいので、このような場所を見つけておけば自分だけのポイントになるでしょう。
石畳

タコエギなどで根掛かりを避けながら釣りをする必要があり、やや上級者向けの釣り場と言えます。
タコの釣り方1. タコエギ

小さなタコから大きなタコまでよく釣れてアタリが多いので、近年はもっとも人気のある釣り方です。
手軽でルアーのように誘いながら釣るため、ルアーマンの方でも手軽に始められるでしょう。
仕掛け
専用のタコエギを用意しましょう。アオリイカ用のエギは沈むのが遅く、カンナが小さいのでタコ釣りには適しません。タコエギ選びで迷ったら、デュエルの「タコやん」がおすすめ。
ボディに浮力があって根掛かりしにくいため、初心者の方でも使いやすいです。
タックル
▼ロッド
吸盤で張り付くタコを引き剥がせるバットパワーを備えている専用ロッドがベストです。長さは7フィート程度がおすすめ。代用できるロッドは、硬めのエギングロッドやシーバスロッド、ショアジギングロッドなどです。
▼リール
スピニングリールもベイトリールも使えますが、ビギナーの方は投げやすいスピニングリールを選ぶと良いでしょう。スピニングリールのサイズは、3000〜4000番を目安に選んでください。これに、PEラインの1〜2号程度を100メートルほど巻けばOKです。
ダイワ レブロス LT4000-CH
自重:255g
ギア比:5.6
ベアリング数:4/1
ドラグ力:最大ドラグ力:12kg
PE糸巻量:1.5号-200m
巻き取り長さ:89cm
ギア比:5.6
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ドラグ力:最大ドラグ力:12kg
PE糸巻量:1.5号-200m
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釣り方

このような場所ではタコエギをあまり移動させず、その場でアクションして誘い出すのが有効。竿先を10センチ程度の小さい幅でチョンチョンと操作して誘います。
この時に竿先に重みや違和感を感じたらタコがエギを抱いている可能性が高いため、糸フケをとって大きくアワセましょう。
タコの釣り方2. テンヤ

エサを使用するため、タコの喰いが良くアタリが長く続くことが特徴です。
タコエギよりも仕掛けが大きいので、小さなタコが釣れにくくなり、大物狙いに適しています。
仕掛け
タコ専用のテンヤを使用します。一般的な堤防の場合、重さは10号〜20号程度がおすすめです。板に巻きつけるエサはアジやカニ、手羽先、豚の脂身など、多種多様。
ビニール製のカニのオモチャをつけることもありますが、生エサの方が喰いがよくなります。
タックル
▼ロッド
タコエギと同様で問題ありませんが、15号以上の重いテンヤの場合はベイトロッドがおすすめです。専用ロッド以外には、硬めのバスロッドやショアジギングロッドが流用できます。
▼リール
糸巻き量が多めでドラグ力が高いベイトリールがおすすめです。投げる必要があるので、ブレーキ機能が付いていない船用のベイトリールは適していません。PEラインは2〜3号程度を100メートルほど巻きます。
釣り方

タコが抱けばテンヤが押さえ付けられてロッドの重みが増しますので、糸フケをとって大きくアワセましょう。
タコの釣り方3. タコジグ

タコエギやテンヤとは釣り方が全く異なり、投げることはせず、ひたすら足元を狙います。
仕掛け
タコジグは単体のものと連結されたものがあります。連結は一度に広い層を探れてアピールも強いのですが、根がかりのリスクも高まります。基本的にはどんなカラーでも釣れるので、釣れそうと思ったカラーをチョイスしてみましょう。
タックル
▼ロッド
硬くて強く、短めのロッドであればどんな竿でも使えます。しかし、タコが岸壁に張り付くと非常に大きな負荷が竿に掛かるため、安価で折れにくいタコ竿を用意しておくのがおすすめです。流用するならば、バス用のビッグベイトロッドや青物用ジギングロッドぐらいのパワーが必要です。
▼リール
スピニングリールよりも巻上げ力が強いベイトリールを使用しましょう。投げる必要はないので、強度の高いジギングリールなどが最適です。PEラインは3〜5号程度の太さを50メートルほど巻いておきましょう。
釣り方

タコが仕掛けを抱くと、引っ掛かったり重みが乗ったような違和感を感じるので、糸フケをとって力強くアワセましょう。
同じ場所で釣り続けても釣果が伸びないので、岸壁沿いを歩きながら釣っていきます。
タコの持ち帰り方

タコを美味しい状態で持ち帰るために、以下の2点を覚えておきましょう。
キープ方法

ビニール袋に入れて氷に直接触れないようにしておけば、味が落ちにくくなります。
また、生きた状態で持ち帰りたい方は、洗濯ネットや専用のネットを用意しておきましょう。
締め方

タコは強力なクチバシのような口を持っているため、くれぐれも噛まれないように注意してください。
タコ釣りの注意点

漁業権
釣り場によっては漁業権が設定されている場合もあります。漁業権を侵害すると密漁として罰則を受けるため、漁業権に反しないか確認した上で釣行するようにしましょう。また、漁業権に関わらず、小さ過ぎるタコはできるだけリリースしてあげてください。
ヒョウモンダコ
タコ釣りをしていると稀に小型の派手なタコが釣れる場合がありますが、それは「ヒョウモンダコ」という種類のタコで、唾液には猛毒が含まれています。噛まれると最悪の場合は死に至るので、絶対に触れないようにしましょう。
タコ釣りはどれもシンプル!

初心者の方でも簡単に釣れるので、ぜひタコ釣りにチャレンジして下さいね。
筆者の紹介

関西出身の元釣具屋。釣具店時代の知識を活かして皆様の役に立つ情報を発信していきます♪
さまざまなジャンルの釣りを楽しんでいますが、その中でも好きな釣りはタナゴ釣り。
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