釣れたタコの下処理方法って?

釣れたタコは適切な下処理をすることでさらに美味しく食べられます。
釣りたての新鮮なタコをベストな状態を食べられるのは釣り人の特権と言えるでしょう。
本記事では、元釣具屋の筆者がタコの締め方や持ち帰り方、ぬめり取り、茹で方を解説します!
タコの締め方

釣ったタコはすぐに締めて冷やすことで、美味しい状態で持ち帰れます。
締め方はとても簡単なのでぜひマスターしておきましょう。
タコの急所はココ!

タコの急所は、写真の×印の部分にあります。目と目の間の少し下くらいです。
少し硬い部分に神経があり、底を切断するとタコが締まって動かなくなります。
体色が白くなり動かなくなれば締まっているサインです。
ハサミで目と目の間を切断

締め方は、目と目の間にハサミを入れてカットするのが簡単です。
ハサミがなければナイフや活け締めピック、割り箸などを代用できます。
胴体や脚だけが白い場合は切断しきれていない部分があるため、ハサミを入れる角度を変え、体全体が白くなるようにしてください。
素手で胴体を裏返す

ハサミで締めた後は胴体を裏返して内臓を取ります。
漏斗の周辺に穴があるため、その穴に指を入れて一気に裏返してください。
裏返すと内臓が出てくるため、墨袋を潰さないように内臓を取り除きましょう。
タコの持ち帰り方(保存方法)

釣れたタコを美味しく持ち帰るには、締めた後にクーラーボックスに入れるか、活かしたまま持ち帰る方法があります。
袋に入れてクーラーボックスに保存

締めたタコは真水(氷)に直接触れないように袋に入れ、氷を入れたクーラーボックスに入れましょう。
複数匹を1つの袋に入れると吸盤で傷つけあうこともあるため、できるだけ1匹ずつ入れます。
タコに重さが掛からないようになるべく重ならないようにして入れましょう。
ネットに入れて活かして持ち帰る

タコを活かして持ち帰る場合は、洗濯ネットなどに入れて脱走しないようにし、海水を張ったバケツやクーラーボックスに入れておきます。
タコをネットに多く入れすぎると、ストレスや窒息、水温上昇で死んでしまう場合があるので注意しましょう。エアーポンプがあるとさらに安心です。