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電動ジギング

5分でわかる電動ジギング!メリットやおすすめタックルを解説

近年注目度が高まりつつある電動ジギング。

従来は手巻きの一択でしたが、各メーカーが専用のリールやロッドを発売し始めています。

そんな電動ジギングのメリットとは?

電動ジギングの基礎知識やおすすめのタックルを詳しく紹介します。

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目次

アイキャッチ画像提供:tsuki

注目度が高まる電動ジギング

電動ジギングのタックル

近年、電動リールを使ったジギング、電動ジギングの人気が高まっています。

電動リールのオートマチックさや楽さに注目されがちですが、その他にも手巻きにはないメリットがたくさんあり、各メーカーからさまざまな電ジギ専用アイテムは発売されるようになってきました。

本記事では、そんな電動ジギングの基礎知識や専用アイテムについて解説します。

電動ジギングをやってみた

丹後で電動ジギング

何事もやってみないとわからない。

ということで、筆者も実際に電動ジギングにチャレンジしてみました!

実釣したのは11月中旬、京都の丹後エリアです。

タックルは、奮発して買ったオシアEJ B63-5とビーストマスター2000。

tsuki
ハイピッチ系のアクションを多様するフィールドなので、電動ジギングとの相性も良いのではないでしょうか!

オシアEJB63-5とビーストマスター2000EJ

水深は100m前後、200gのジグをセットし、ドテラで流していきます。

▼ドテラ流しについてはコチラ

 

ファーストフォールでは、ラインが120mほど出た状態で着底。

電動で巻き上げながらのワンピッチジャークで30mほど誘い上げます。

tsuki
カウンターがあると、どれくらい誘い上げているのか判りやすくていいですね!

電動ジギングでラインブレイク

そして、巻き上げ速度を上げて超ハイピッチでのアクション中にガツンとヒット!

しかし、ヒットした瞬間のショックが大き過ぎたのか、まさかのラインブレイク……。

高速で回転するモーターの音だけが虚しく響き渡ります(笑)

モーターが非常に強力なので、ラインをやや太めにして、ドラグも緩めにしておかないといけませんね。

tsuki
丹後ではPE2号か2.5号がよく使われるのですが、電ジギでは手巻きよりもワンランク太い3号が安心です!

電動ジギングでのやりとり

今度は200mほど流し、超ロングランの高速ワンピッチで誘ってみると、40mほど巻き上げたタイミングでヒット!

今度は慎重にアワセとやりとりをして無事キャッチ。

tsuki
さすが電動!

長い距離を誘ってファイトしても楽ですね〜。

電動ジギングの釣果

大きくはありませんが、手頃なハマチサイズをゲット!

いざやってみると、電動ジギングで釣れることに感動しました(笑)

釣りが楽なのはもちろん、手巻きでは再現できない速いスピードでも青物は喰って来ることに驚き。

tsuki
手巻きでの速巻きなんて、青物からすると止まっているようなものなのかも!?

やってわかった電動ジギのメリット

電動ジギングのメリット

ここからは、電動ジギングで中深海を狙ったり……

ジギングで釣ったキハダマグロ

キハダを釣ったりと、電ジギ釣行を繰り返してわかった、電動のメリットを紹介します。

ファイト・回収が楽

電動ジギング回収スピード

やっぱり、手巻きよりもファイトやジグの回収が圧倒的に楽です。

速く回収できる分だけ投入回数も多くなるので、手返しもよくなります。

とくに中深海ジギングや深場のドテラ流しでは、手巻きとの差が大きくなるのでアドバンテージです。

水深がわかりやすい

電動リールのカウンター

カウンターが付いているので、どれだけラインが出ているのかもすぐに判断できます。

とくにトンジギのように、ドテラ状態(ラインが斜めになっている状態)で深場の中層を狙うのにはとても便利です。

また、ラインの放出量がすぐにわかるので、流し過ぎによるオマツリも回避しやすくなります。

速い誘いができる

手巻きリールでは再現できないような、超ハイスピードでのアクションも可能です。

速い動きで見切らせなかったり、やる気のない魚にスイッチを入れたりと、速いから釣れる状況もあると感じました。

さらに、速いスピードで長い距離を探り続けられるので、広範囲を効率よく探れるのもメリットですね。

ヒットパターンの再現性が高い

ジギングモード

電動ジギング対応リールには、ジャークパターンを設定できます。

ジャークパターンを設定するとまったく同じアクションを繰り返せるので、1匹釣れるとその後に連発する可能性も高くなるはずです。

カウンターもあるので、同じレンジを同じスピードで、同じアクションで通せます。

ジギングに慣れていない方でも、機能を上手く使えばオートマチックに釣果を伸ばせるのではないでしょうか。

電動ジギングのアクション

電動ジギングアクション

ここからは電動ジギングのアクションを紹介します。

「電動=単調」と思われがちですが、手巻きに劣らず多彩なパターンで誘えますよ。

ただ巻き

ただモーターで巻き上げるだけの単純なアクションです。

ロッドをシャクらず、スピードを変えつつ等速巻きで探るだけで釣れることも多々あります。

停止を入れてストップ&ゴー、上げ下げを繰り返してフォールで喰わせるなど、ただ巻きをベースに変化をつけるのも◯。

ブレードを付けたジグとも好相性です。

ワンピッチジャーク

巻き上げながら一定の間隔でジャークすると、ジギングで基本となるワンピッチジャークです。

電動ジギングにおいてもベースとなるアクションで、スピードを変えながら誘ってみてください。

ロングジャーク&ロングフォール

フォールで喰わせることを狙った、スロージギング的な要素が強いアクションです。

ロッドを大きくリフトさせると同時に巻き上げ、駆動をストップさせてロッドを下げながらフォールさせます。

フォール中に糸フケを巻き取れば、ショートフォールやステイのような状態も演出できます。

コンビネーションジャーク

ワンピッチジャークやショートジャーク(ジャカ巻き)に、ロングジャークとフォールを組み合わせたアクションです。

ワンピッチジャークからロングジャークに繋げ、巻き上げ停止させてフォールさせます。

単調なアクションではバイトがない時に試してみてください。

オートジャーク

リールに搭載されているジギングモードにジャークパターンを設定すれば、オートマチックに巻き上げと停止を行ってくれます。

完全にリール任せでロッドを持っているだけでも良いですし、ロッド操作を組み合わせるのもOKです。

電動ジギングにおすすめのロッド

電動ジギングおすすめロッド

普通のジギングロッドを代用することもできますが、電動ジギング専用のロッドを使用するのがおすすめです。

専用ロッドは、高速ジャークの負荷に耐えられるパワーと強度を備え、電動リールとの相性が良いグリップ構造になっており、安全かつ快適に電動ジギを楽しめます。

メジャークラフト クロステージ CRXJ-B60MH/電動

全長 6ft
継数 1本
ルアーウエイト MAX250g
PEライン適合 MAX4号

リーズナブルな価格の電動ジギング専用ロッドです。

マイクロピッチクロスフォース製法を採用したブランクはネジレに強く、軽くてシャープな使用感。

しなやかかつ粘り強いので、やりとりも安心してできます。

スパイラルガイドなのでラインが絡んで折れるリスクが少なく、電動ジギング入門にイチオシです。

シマノ ゲーム タイプEJ B63-4

全長 6ft3in
自重 169g
継数 2本
仕舞寸法 1.91m
ルアーウエイト MAX300g
PEライン適合 MAX4号

アングラーの負担を軽減する粘りと、ジグを跳ね上げる反発力のバランスを重視したロッドです。

東レのナノアロイ®︎テクノロジーによって高強度化されたスパイラルXコアを、さらにハイパワーXで強化しています。

リールシートは電動リールとマッチするコンパクトな設計です。

その他にも、トラブルレスなスパイラルガイド、両手で支えやすいロングフロントグリップ、ケーブル固定用のベルトなど、電動ジギに特化した仕様が魅力。

シマノ オシアEJ B63-5

全長 6ft3in
自重 172g
継数 2本
仕舞寸法 130cm
ルアーウエイト MAX350g
PEライン適合 MAX5号

シマノ製電動ジギングロッドのハイエンドモデルです。

ブランクはスパイラルXコアとハイパワーXに加え、より均一な圧力で締め上げるナノピッチを導入したことでさらに高強度に。

継ぎ部分はスクリューロックジョイントになっており、緩みにくくて外しやすく、高負荷な電ジギにおいてトラブルを軽減してくれます。

ダイワ ネオステージDG J60B-4

全長 6ft
自重 225g
継数 2本
仕舞寸法 125cm
ルアーウエイト 160-350g
PEライン適合 3-4号

幅広いターゲットを狙える汎用性とジグの操作性の両立を目指したロッドです。

東レのナノアロイ®︎テクノロジーを組み合わせることで強化した、HVFナノプラスカーボンをブランクに採用。

ネジレを防止するためにX45による補強も行われ、細身ながら高強度・高剛性に作られています。

どのポジションで脇挟みしても段差を感じないストレートグリップを採用しており、体格に関係なく快適な電ジギが可能です。

ゼロドラゴン EJ5113HP

全長 5ft11in
ルアーウエイト 180-800g
PEライン適合 3-8号

マグロや大型ヒラマサも視野に入れたハイパワーな電動ジギングロッドです。

超軽量ながら強度に優れ、大きな魚が掛かっても安心してやりとりできるブランクに設計されています。

とはいえガチガチの硬いロッドではなく、ジグのアクションを損なわないように適度なしなやかさも備えています。

トラブルレスなスパイラルガイドを採用し、リアグリップにリールのケーブルを埋め込める構造になっているのも特徴です。

電動ジギングにおすすめリール

電動ジギングおすすめリール

対象魚のサイズが同じだとしても、電動ジギングはエサ釣りに比べて巻き上げる距離・時間が長いため、リールには大きな負荷が掛かりっぱなしの状態になります。

そのため、耐久性の高いモーターやギアを搭載したジギング対応の電動リールがおすすめです。

エサ釣り用のリールでもできはしますが、ギアやモーターの致命的なトラブル(修理代が高額な)を招くリスクが高まるのでおすすめしません。

シマノ ビーストマスター 1000EJ

自重 700g
ギア比 5.3
最大ドラグ力 15kg
巻取り長さ 70cm
PE糸巻量(号-m) 3-400

電動ジギングに対応したシマノ製電動リールの中では、もっともコンパクトなモデルです。

サイズはコンパクトですが、ハイパワーかつハイスピードなギガマックスモーターを搭載しています。

シマノ独自のタッチドライブを採用しており、スイッチで変速できることが強み。

クラッチレバーの操作だけでクラッチのオンオフができ、片手だけで釣りができます。

シマノ ビーストマスター 2000

自重 690g
ギア比 5.1
最大ドラグ力 15kg
巻取り長さ 70cm
PE糸巻量(号-m) 4-400

巻き上げや停止時間などが設定できる従来のEJモードに加え、アドバンスモードが追加搭載された電動リールです。

アドバンスモードによってジャークの強さを選択できるようになり、より手巻きに近い感覚で繊細なジギングを楽しめます。

クラッチオフ時にレベルワインドが自動で中心にくるe-センタリングシステムを導入しており、底取りも速いです。

1000EJとは異なり、巻き上げはタッチドライブではなくダイアル式を採用しています。

シマノ ビーストマスター 3000EJ

自重 810g
ギア比 3.9
最大ドラグ力 20kg
巻取り長さ 70cm
PE糸巻量(号-m) 6-300

シマノのEJシリーズでは最大クラスのモデルです。

強力な巻き上げ力と豊富な糸巻き量を備えているので、大型魚への適性が上がっています。

ビーストマスター2000と同様に、NEW EJモードや探見丸スクリーン機能も搭載。

糸送り機構があるので、モーターのアシストでジグを素早く送り込めます。

ダイワ シーボーグG200J

自重 520g
ギア比 5.9
最大ドラグ力 10kg
巻取り長さ 65cm
PE糸巻量(号-m) 2-300

電動ジギングに対応したリールの中では、最小・最軽量の1台です。

瞬発力とトルクに優れ、耐久性も高いマグマックスGモーターを搭載しています。

モーターON/OFF連動クラッチを備えており、片手ジギングが可能です。

ジギングモード(シャクリモード)もあるので、完全にリール任せのジギングもできます。

ダイワ シーボーグ G300J

自重 575g
ギア比 6
最大ドラグ力 16kg
巻取り長さ 83cm
PE糸巻量(号-m) 4-300

シーボーグG200Jよりワンランク大きな番手で、より強い巻き上げ力とスピードを備えています。

リールにかかる負荷に応じて巻き上げ速度を自動調整する機能を搭載しており、バラシやラインブレイクを軽減。

レベルワインドが大径になっており、太いショックリーダーでもつっかえません。

フカセモードもあるので、完全フカセでも使いやすい1台です。

電動ジギングにおすすめのジグ

電動ジギングおすすめジグ

普通のジグも使えますが、電動ならではの高速ジャークで誘うには、ハイスピードでも動きが破綻しない電ジギ専用メタルジグをおすすめします。

ゼロドラゴン 電ジグ ミミック

ラインナップ 185-280g

電動ジギング用に設計されたステンレス製のジグです。

高速ジャークでも暴れ過ぎず、ベイトフィッシュが逃げ惑うアクションを演出します。

引き重りも少なく、ハイスピードでも人に掛かる負担が少ないです。

フォール時はバランスを崩し、絶妙なヒラ打ちでアピールします。

シマノ オシア EJスピード

ラインナップ 230-300g

電動リールのハイスピードに対応するように設計されたロングジグです。

高速アクションでも回転することがなく、安定した高速スライドを続けます。

多面形状なのでフォール中にフラッシングすることも特徴。引き重りも少ないです。

シマノ オシア EJスライド

ラインナップ 150-300g

潮抜けの良いEJスピードに対して、EJスライドは潮を噛むように設計されたリアバランスのジグです。

入力に応じてスライドアクションを発生し、リア側から素早くフォールします。

少ない移動距離の中でもしっかり波動を出してアピールするので、低速から中速で使いやすいです。

ボーズレス 電動チャチャ

ラインナップ 130-300g

フックとスイベルが付属した電動ジギング用のショートシグです。

軽くジャークするだけで大きく漂うようにスライドし、喰わせの間を演出します。

低重心の六角ボディなので、フォール中は左右にスイングしながらフラッシングしてアピール。

ただ巻きでもナチュラルなスイムアクションでアピールできます。

ダイワ 電動ゲーム KYジグ

ラインナップ 220-350g

ディープやドテラ流しに強いKYジグをベースに、電動ジギング用にリファインした1本です。

引き重りが少なく、大きくスライドすることで、喰わせの間を作り出します。

テールが絞り込まれているのでフォールが速く、回転に優れるサクサススイベルを装備しているので糸ヨレも少ないです。

電動ジギングにおすすめのバッテリー

電動ジギングおすすめバッテリー

電動ジギングは電力の消費が大きく、高性能なリールは高い電圧が必要なので、リチウムイオンバッテリーの使用を推奨します。

電圧が安定しない船電源はもちろん、リールの性能をフルに発揮できない鉛バッテリーはあまりおすすめしません。

巻き上げ回数や負荷によっても必要な容量は変わりますが、目安として1日中使うなら10Ah以上あると安心で、短時間の釣行や手巻きタックルと併用する場合は6Ah程度のものでも大丈夫でしょう。

シマノ 電力丸 10Ah

自重 1300g

ハイスペックなシマノ製電動リールに対応する大容量のリチウムイオンバッテリーです。

コンパクトかつ軽量で、お手入れもしやすい形状。

端子が広くとられているので、2台同時に接続できます。

口コミ・レビュー

同じバッテリーを10年使っていますが(月1回~2回)水洗いできる。水深250mの釣りでも1日持つ。2台の電動リールを同時に使える。など、かなりオススメです。

出典: 楽天市場

ダイワ スーパーリチウム 11000WP-C

自重 1190g

ダイワ製電動リール(1200サイズ以下)すべてに対応する大容量のリチウムイオンバッテリーです。

過負荷が加わると安全のために一時停止するセーフティ機能付き。

端子は2台接続可能で、アフターサービスで交換もできます。

持ち運びに便利なキャリングベルト、滑り止めになるシリコンカバーが付属。

口コミ・レビュー

普段の釣行に大いに活躍してます。バッテリー容量が大きいので残量に心配がある事は無いです。

出典: 楽天市場

ハピソン 電動リール用バッテリーコンパクト YQ-105

自重 約1000g

容量6.7Ahの小型リチウムイオンバッテリーです。

腰巻きベルト付きなので、船内での移動がしやすくなっています。

USBポートが付いていてスマホなどの充電も可能です。

BMOジャパン リチウムイオンバッテリー 13.2Ah

自重 1500g

容量13.2Ahの大容量なリチウムイオンバッテリーです。

大きな端子を備えており、3台同時接続が可能。

ぶら下げて使えるベルトが付属していて、底面はラバー素材なので滑りにくくなっています。

 

電動リールで快適なジギングを!

電動ジギングでハマチの釣果

オートマチックさと省エネさに注目が集まる電動ジギですが、実際にやってみると、電動だから反応する魚がいることに気付かされ、驚かされましたね。

もちろん、中深海や深場の青物ジギング、トンジギなどの巻き上げ距離が長い釣りでは楽さを痛感します。

初期投資はそれなりに高額ではあるものの、試してみる一段深いジギングが楽しめるはずですよ!

画像提供:tsuki

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