どう選ぶ?アシストフックの選び方
数多くのメーカーから色々なサイズや形状のアシストフックが販売されているので、初めての場合だとどんなフックを選べばよいかわからないのが正直なところですよね。
そこで今回はアシストフックの基本的な選び方や、カテゴリ別におすすめのアシストフックをご紹介していきます。
アシストフックの選び方その1:サイズ
アシストフックは、魚のサイズやジグサイズにあわせてサイズを選ぶのが基本。
大きすぎたり、小さすぎたりするとうまくフッキングしない事もあります。確実にフッキングジグするためには、フックがジグを抱かないサイズのものを選びましょう。
アシストフックの選び方その2:位置
基本的にはジグにセットした時に、フックの位置がジグ全体の1/3程度にくるようにセットします。
また一般的に青物などの多くの魚は、ジグの頭部分にバイトする習性があります。
全長の長いロングジグの場合は、ジグの目の位置を目安に調節してみましょう。
アシストフックの選び方その3:太さ
太軸のフックよりも細軸のほうが刺さりが良く、細軸より太軸のほうが耐久性は高いのが基本。
カンパチなどの大型を狙う場合は、刺さりを優先した細軸ではフックを折られたり、伸ばされたりするので太軸を選択。
逆に、小型の青物や根魚などを狙う場合は、それほど耐久性を必要としないため、刺さりの良い細軸が良いでしょう。
ジギング別アシストフックサイズの目安
ここでは目安として魚種別に使う標準的なジグを元に、フックサイズの目安をまとめました。
魚種 | ジグサイズ/フックサイズ |
青物ジギング | ジグサイズ:120〜200グラム フック種類:ダブルやシングルアシスト3/0〜 |
ヒラマサジギング | ジグサイズ:120〜180グラム フック種類:シングルアシスト4/0~ |
カンパチなど大型ジギング | ジグサイズ:120〜180グラム フック種類:シングルアシスト5/0~ |
ライトジギング | ジグサイズ:40〜150グラム フック種類:ダブルアシスト1/0〜やライトゲームアシストM~L |
タチウオ | ジグサイズ:100〜150グラム フック種類:タチウオ用アシストM~L |
マダイ | ジグサイズ:45〜100グラム フック種類:ライトゲームアシストS~Mや真鯛用アシストM |
スーパーライトジギング | ジグサイズ:20〜60グラム フック種類:スーパーライトジギング用アシスト各種 |
スロージギング | ジグサイズ:120〜250グラム フック種類:スロージギング用ダブルアシスト3/0〜 |
シングルorダブル?アシストフックの使い分け
フッキングポイントが1つのシングルフックは、1点に力が集中するためにしっかりとフッキングすることが可能です。ヒラマサやブリといった中型〜大型を狙う場合には、首振りでフックアウトしないようにシングルフックを使用します。
イナダクラスなどじゃれつくようなバイトをとっていく場合では、基本はダブルフックを選び、深くフッキングできなくても2本の針が魚に掛かる仕組みを利用します。
>>次ページではカテゴリ別にアシストフックを紹介。
カテゴリ別おすすめアシストフック
一言でジギングと言ってもターゲットも様々です。ここでは、カテゴリ別におすすめのアシストフックを紹介します。
青物ジギング
小型~中型の青物であれば2/0~4/0程度、ブリやヒラマサを狙う場合は4/0~5/0以上の太軸のものをジグの大きさに合わせて選んでみましょう。
▼ カルティバ ジガーライト段差早掛JD-22
カルティバから発売されているジガーライト段差早掛。緩急速度感のあるジグ操作に最適で、やや広角でストレートの針先はフックアップした魚を逃さないダブル仕様です。
▼ がまかつ アシストフック 貫(つらぬき)ダブル
がまかつから発売されているアシストフック貫ダブル。フロロの有無による2種類のモデルが用意されており、アシストとフロントで使い分けることができます。3種類のアシストラインの長さであらゆるジグに対応します。
▼ シャウト! パワフルアシスト
シャウトより発売されているパワフルアシスト。PEラインを四つ編みしたパワフルアシストラインを使用しており、パワーゲームやビックターゲットを狙う方におすすめです。
▼ ヴァンフック スピアシングルアシスト
ヴァンフックより発売されているスピアシングルアシスト。スピアフックを使用したアシストフックは、フロロ入りのアシストラインの恩恵でジグへの抱きつきを最小限に抑えフッキング率を上げました。
ライト〜青物ジギング
根魚や真鯛、シーバスには1〜2/0程度を、青物をターゲットとする場合には2/0~3/0をジグ本来の動きを妨げないサイズで選んでみて下さい。
▼ ヴァンフック ジゲンライトツイン
ヴァンフックより発売されているジゲンライトツイン。PEラインを使ったアシストラインを使用しており、様々なターゲットに幅広く対応します。内外どちらでもセッティングできる点も魅力です。
▼ デコイ ツインパイクDJ-88
デコイより発売されているツインパイク。ライトジギング、ショアジギングモデルで活躍する汎用性の高いアイテムです。ロングテーパーの細軸仕様になっており、ショートバイトのフッキング率も非常に高いです。
カツオ・サバなど
小型のカツオやには1/0~2/0でも対応可能です。強引に止めなければならないシーンでは太軸のものを選んでみて下さい。
▼ ヴァンフック ジゲンデコアシスト
ヴァンフックより発売されているジゲンデコアシスト。魚皮とティンセルのついたアシストフックとなっており、普通のアシストフックに比べると高いアピール力を持っております。
▼ シャウト! パワフルジャコ
シャウトより発売されているパワフルジャコ。大型魚を想定した仕様で根に入られやすい大型の青物にターゲットにおすすめのアイテムです。
スロージギング
3/0を基準にターゲットやジグのサイズに合わせてフックサイズ、アシストラインの長さを選んでみましょう。
▼ シャウト! TCツインスパーク
シャウトより発売されているTCツインスパーク。抜群の刺さりが魅力のフッ素コーティングされたアシストフックで、僅かなショートバイトも逃しません。
▼ アシストフック鎌鼬(かまいたち)ショート
がまかつより発売されているアシストフック鎌鼬。フロロの入ったアシストラインによりジグへの絡みを最小限に抑えられるため、前後にとりつけることによってフッキング性能を最大限に引き出します。
▼ カルティバ ジガーライトツインシワリ
オーナーより発売されているジガーライトツインシワリ。スロージギングアングラーにおすすめのアイテムで、過度な強度ではなくアクションを壊さない繊細な仕様が魅力です。
スーパーライトジギング
Mを基準にターゲットのサイズや魚の活性に合わせて選びます。ジグの動きを妨げないサイズで、夜光シートやパール、ティンセル仕様など状況に合わせて選んでみて下さい。
▼ がまかつ アシストフックS.L.J.
がまかつより発売されているアシストフックS.L.Jになります。スーパーライトジギングの専用設計のアシストフックになっており、ケイムラのソフトビーズをつけることにより高い食わせ力を誇ります。
▼ ダイワ スーパーライトジギングアシストフックSS
ダイワより発売されているスーパーライトジギングアシストフックSS。ショートシャンクのフックにティンセルをつけることによってアピール力と針掛けの速さを両立させています。
タチウオ
夏から初秋にかけての小型の場合は、SーMサイズのフックでも対応可能ですが、晩秋から冬にかけて深場のドラゴンクラスを狙う場合には、Lサイズがおすすめです。ジグのサイズに合わせて長さを選んでみて下さい。
▼ シャウト! サーベルアシスト
シャウトより発売されているサーベルアシスト。太刀魚ジギングの専用設計となっており、ワイヤーアシストラインを使用することによって太刀魚の鋭い歯にも負けな圧倒的な強度を誇ります。
対サワラ、タチウオなど歯物
アシストラインにワイヤーを使用した歯物仕様のアシストフックを使用します。サゴシサイズでも3/0~4/0をサワラであれば5/0以上など、大きめのフックを使用することでリーダーに牙が当たる確率を下げられます。
▼ シャウト イジカメタルアシスト
シャウトより発売されているイジカメタルアシストフック。ロングシャフトのフックを採用しており、サワラ、タチウオといった歯の鋭いターゲットに抜群の効果を発揮します。
▼ ヴァンフック ジゲンワイヤーアシスト・スタンダード
ヴァンフックより発売されているジゲンワイヤーアシスト・スタンダード。柔軟性のあるアシストワイヤーを使用しており、サワラ、タチウオの専用設計ながら扱いやすいアイテムです。
ウルトラライトショアジギング
ターゲットのサイズに合わせるの基本ですが、SSサイズを基準に、活性が高い時にはフックサイズを大きくすることも可能です。
▼ がまかつ アシストフック リトルスナイパー(シングル)
がまかつより発売されているアシストフックリトルスナイパー。堤防、サーフからのライトジギング専用設計になっており、ティンセルをジグにつけるだけでアピール力を大幅にアップします。
▼ デコイ ファイバーライトゲームツイン
デコイより発売されているファイバーライトゲームツイン。小型から中型の青物や根魚など多彩なターゲットに対応します。ティンセルの恩恵によるアピール力の高さも魅力です。
ライトショアジギング
中型以上の青物が回遊する場合は、太軸のものを選びましょう。ジグのサイズに合わせて、抱き込んだり、テールフックがリーダーに絡むテーリングが起こらないサイズを選択してみて下さい。
▼ がまかつ アシスト 59 ライト ベイトプラス
がまかつより発売されているアシスト59ライトベイトプラス。広範囲を探れる高いアピール力を持ったアシストフックで、サバやソーダガツオといった中型までの回遊魚を狙った堤防からのジギングにおすすめです。
▼ デコイ ライトアシスト
デコイより発売されているライトアシスト。フッキング力の高いアシストフックを外向きにセットすることで高いフッキング率を誇ります。対応する魚種の幅広さも魅力です。
ショアジギング
ターゲットに合わせてフックサイズを選びますが、ジグに対して極端に大きすぎるサイズでは、フックが抵抗になりジグの動きが悪くなります。ジグとのバランスを考慮して不安がある場合は、太軸のものを選んでみて下さい。
▼ カルティバ 投技フック パワー青物
カルティバより発売されている投技フックパワー青物。ライトショアジギングの専用設計となっており、小型ジグでブリといった青物を狙うようなシチュエーションにおすすめのテクニカルなフックになります。
▼ カルティバ ジガーミディアム ロックアシスト
カルティバより発売されているジガーミディアム ロックアシスト。遠投ゲームを展開するロックショアアングラーへ向けたアシストフックになっており、強度、バランスを考え抜かれて設計されています。
フックシステムを最適化して確実に獲る!
フックシステムは、ショア・オフショアを問わず、ジギングにおいては重要なタックル構成要素です。ジグの動きに影響を与えたり、フッキング後の取り込みに差が出ることもあります。
それぞれのジギングスタイルを参考に、狙いのターゲット、タックル、ジグのウエイトやサイズを考慮してフックサイズを最適化してみて下さいね。