数もサイズも狙いたい
ほとんどの場合、数釣りができるルアーとサイズが狙えるルアーは相反するものです。
デカバスを釣りたいと思ったら、比較的大きめのルアーを選択しますから、バイト数やキャッチ数が減っていくのが常ですよね。
多くのサンデーアングラー方は、「デカバスを釣りたい」という気持ちはあるものの、「ボウズを回避したい」がために、フィネス(スロー)な釣りに寄っていって、なかなかサイズを狙えるルアーを選択できていないというのが、現状のような気がします。
そんな方におすすめしたい“ヘビーネコリグ”
ライトリグのド定番であるネコリグ。そんなネコリグに、いつもより重いネイルシンカーを使用したものが、ヘビーネコリグ(ヘビネコ)です。重リグとも言いますね。
ヘビーネコリグのメリット
テンポが速いのに食わせ能力が高い
ヘビーネコリグ最大のメリットは一連のテンポが速いことです。ネコリグは垂直に「ストーン!」と落ちるため着底まで時間が短いです。そのためラバージグのようなスピード感で探っていくことができます。
全レンジで使えることに加えて、縦にも横にも誘える
ヘビーネコリグはボトムを誘うにはもちろん、中層でもアクションさせる事ができます。
それゆえにルアーを変えることなく縦と横のサーチを全レンジで行うことができるのです。
浮いているバスを見つけたら、その場でシンカーを抜くだけでいいのですから。
アピール力が高いのでサーチベイトとして優秀
ネコリグはボディ全体で水を押すのでアピール力が高く、バスに気がついてもらいやすい性質を持っています。
リアクション要素が強くデカバスが釣れやすい
ヘビーネコリグはシルエットこそコンパクトで食わせ能力に長けていますが、同時に重いシンカーの効果でリアクション要素が高いリグです。
ヘビーネコリグの使い方
ネイルシンカーのウェイト
セッティングは通常のネコリグと変わらず。シンカーのウェイトは、水深や流れ、ワームのボリュームによって使い分けます。
目安は「ボトムまでストン!」と落ちるスピードが出せる重さ。個人的には、シャローでは1.3〜3.5g。ディープでは3.5〜7gを使用することが多め。
ラインも必要に応じて使い分けましょう。スピニングならPE0.8〜1号にリーダーは8〜20lbフロロカーボン。アベレージサイズの大小やストラクチャー濃さで使い分けます。
スイミング
スイミングは、ヘビーネコリグのメインの使い方。最初はボトムまで落としてからボトム付近をトントンと叩きながら泳がせていく使い方がオススメです。もちろん中層を泳がせるのもアリです。
基本は止めずに泳がせ続けます。ポーズを入れるのも有効ですがサーチするときには止めずに泳がせることでテンポは上がるでしょう。
撃ち
ラバージグやテキサスリグの代わりにヘビーネコでボトムまで沈めては1、2回チョンチョンとアクションさせて回収するというやり方。
ベイトタックルで行う撃ちの釣りをイメージし、テンポよくストラクチャーやシャローを撃っていきます。
ヘビーネコリグおすすめのワーム
ヘビーネコリグは対応するワームが幅広くあります。ここではシチュエーション別にオススメのソフトルアーを紹介します。
エビ系を食っている場合
エビ系を食っている場合にはピリピリとしたアクションを持っているワームがおすすめ。筆者が一番使うのがイギータ3in。
フラット面で水をしっかり掴むので移動距離を抑えながらピリピリとしたエビアクションを演出できます。
ビッグバス率が高いのも特徴でヘビーネコに向いたワームと言えます。
魚系を食っている場合
フィッシュアロー フラッシュJハドル 3inch
ベイトフィッシュを食っている場合は魚の見た目をしたルアーがやはり有効です。
フラッシュJハドルはテールが水を掴んでくれるためにアピールが高く、ビッグフィッシュさえも簡単に騙してしまいます。
シンカーを抜くことで水面ピクピク系としても使えるところはサーチベイトとしても優秀と言えるでしょう。
両方をイミテートする場合
魚もエビも両方イミテートしたい。または食っているベイトがわからない場合にはストレートワームがおすすめ。
マグナムスワンプクローラーは通常のスワンプクローラーよりも太く設計されているので、重いシンカーを挿入しやすく、ヘビーネコリグに向いています。
ヘビーネコリグであなたももっとバスが釣れる
ヘビーネコリグはある意味究極のバーサタイルルアー。おおよそどんな状況やフィールドでも効果を発揮してくれるとても便利なルアーです。