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ティモンブングで釣ったニジマス

【究極のフォール】噂のティモン・ブングで爆釣だ!現場で感じた使い方やコツ

ジャッカルから発売されている、『ティモン・ブング』を実釣インプレ!2層構造からなる究極のフォールで爆釣体験を振り返り、使い方のコツをお届けします!

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目次

ティモン・ブングは2層構造で究極の沈下姿勢を実現

他に類を見ない変わった形状

ジャッカル ティモン ブング

ジャッカルから発売されている、ティモン・ブング。

はじめてブングを見た印象は、パッケージに入った状態で上から見ただけだったので、「なんだ、よくある円盤のペレット系ルアーじゃん」って否定的な感じだったのですが……。

ティモンブング

よく見てみると円盤の裏側に突起があり、まるで洋服につける“くるみボタン”のような形になっています。

おー!そう来たか。って、期待通りの奇天烈な形状に嬉しくなって3つも買ってしまいましたw

ティモン・ブングの特徴

ティモンブング 特徴

ブングの特徴は、なんといっても“樹脂”“金属”という異質なマテリアルを組み合わせていることに尽きるでしょう。

物事を理論や理屈で考えてしまいがちな理系アングラーの僕は、この構造を見て買わずにはいられませんでしたw

お察しの通り、ブングは縦釣り専用のルアーです。

表面積の差と比重の差を利用した画期的な設計

ティモンブング 構造

表側の直系の大きな円盤は比重の小さい樹脂でできていますが、裏側の小さな突起部分は比重の大きい金属で作られています。

表面積の差から生まれる抵抗と比重の差から生まれる安定した水中姿勢……それはまるでパラシュートのようにゆっくり安定してフォールしていくのです。

早く、水中に落としてみたい! ってことで早速、ブングを持って管理釣り場・東山湖へ行ってきました!

ブングの安定した水平フォールが凄い!

まったくブレない……

まずはブングの芸術ともいえる潜行姿勢を映像でご覧ください!

はい……どことなく機械的で動きが全くありません。パッと見では釣れる要素を感じませんよねw

正直いって、ペレットでさえももう少し揺らぎながら落ちているはずです。

管理釣り場のトラウトは“全く動かない物体”に食いつく習性がある

管理釣り場のトラウト ブング

人間の主観では釣れそうにない無機質すぎるブングのフォールですが、養殖されたトラウト達はこの“The 無”の動きに弱いんですね!

横方向で全く動かないルアー「Xスティック」が爆釣するのだから、縦方向に全く動かないブングもきっと優秀なはずです。

▼まったく動かないケド、めちゃ釣れる魔法のルアー“Xスティック”はコチラの記事

常にフックがブングの上にあることに気づく

数回フォールを繰り返していて、フックがしっかり立った状態でブングの真上に位置していることに気が付きました。

ルアーとフックの距離が極めて近いため、フッキング率も高そうですね!

それでは実釣していきましょう!

東山湖でブング炸裂!

さっそくブングで釣れました!

ブング ルアー エリアトラウト

朝、高活性の時間帯では重たい方のブング(0.6g)で連発!

「ギュンッ!」って竿に出るアタリまでありましたが、まぁ朝はこんなもんでしょう。

問題は日が昇った後ですよ……。

アタリが遠のく“魔の時間帯”でも結構釣れます

中層からボトムにかけてヒットレンジを見つけてからは、連チャンです!

リフト&フォールを繰り返し、縦釣りならではの極小なアタリを取っていくのも楽しいですね!

ティモン ブング 

0.6gの方が沈下速度が速くテンポよく探ることができます。

0.4gでは飛距離こそ出ませんが、ゆっくり落としたいときには欠かせません。

東山湖のように、足元にもたくさん魚がいるような管理釣り場では全く問題なしですね!

表層でコーホサーモンのパターンを見つけたぞ!

表層パターン ブング

表層でトゥイッチとフォールを繰り返していると、コーホばかり釣れるようになりました。

ちなみに、ニジマスよりもウロコが取れやすく口先が黒っぽいのがコーホの特徴ですよ!

ティモン・ブングの使い方

基本的にはテンションフォールでOK

ティモンブング 使い方

キャスト後、素早くラインの弛みを取ってボトムまでテンションフォールさせます。

この時、必ずカウントダウンで魚が当たってくるタナを把握する癖をつけましょう。

アタリはラインに出ます

ティモン ブング あたり

典型的な縦釣りですね。ラインは視認性の良い黄色やピンクのPEもしくはエステルを使いましょう。

VARIVAS スーパートラウトエリア マスターリミテッドスーパープレミアムPE

太さ:0.175号 糸巻量:75m カラー:ネオイエロー

真冬はボトムでのロングポーズも効果的

ブング 使い方

ブングは金属部分こそボトムの滞留物や砂に埋もれますが、表面の樹脂部分は面積が大きいためしっかり湖底で目立ってくれます。

水温が低下する真冬は、ニジマスにとっても寒い季節になりどうしてもボトムの釣りになってしまいます。

フォールでさえもアタリが無いような厳寒期に、ぜひブングのボトム放置やズル引きを試してみてください!

表層のスピッキングで活性を上げてみよう

水面にトラウト達の意識が向いている時は「ピョン!ピョン!」とブングが水面から飛び出させながらトゥイッチさせてみましょう。

今回の東山湖釣行では、ピョンピョンの後の巻きフォールがコーホサーモンに効果的でした。

対レインボーでもペレットタイムと勘違いして一時的にトラウト達の活性が上がることがあるようです。ぜひ、お試しください!

ブングの気になる点

禁止釣り場に注意が必要

ブング ペレット系 禁止

ペレット系ルアーや縦釣りを禁止している管理釣り場では、使用できない可能性があります。

釣行時には必ずブングが使用できるか確認するようにしましょう。

無くしやすそう……

フロントフックタイプの縦釣り用ルアーの共通点なのですが……。

とにかく小さくって、針がついていない事もあり、収納時にポロッと落としちゃうんですね。

特に真冬の手がかじかむ時期は辛いですw

ルアーチェンジの際はご注意ください!

そんなブングですが、とても優秀なルアーなので縦釣りに苦手意識のある方も、ぜひ試してみてくださいね!

撮影・文:山根 央之

筆者紹介

山根央之(やまねひろゆき)

初めての1匹との出会いに最も価値を置き、世界中何処へでも行く怪魚ハンター山根ブラザーズの兄。
餌・ルアー問わず、もはや釣りに限らず。ガサガサや漁業者と協力してまでも、まだ見ぬ生き物を追い求め、日々水辺に立っている。

テレビ東京・緊急SOS池の水全部抜くやNHK・ダーウィンが来た、TBS・VSリアルガチ危険生物などに出演したり、魚類生態調査に参加したりと幅広く活躍する。

怪魚ハンター山根ブラザーズ(兄)の記事一覧

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