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電力丸の画像

電力丸10Ahをインプレ!いろんな釣りで充電の保ち具合を検証してみた

電力丸10Ahはシマノから発売されている、電動リール用のリチウムイオンバッテリー。数あるバッテリーの中でも、トップクラスの人気を誇る定番リチウムバッテリーです。そんな電力丸の特徴を紹介し、釣り方別に充電の消費具合を検証しました。

目次

アイキャッチ画像提供:tsuki

定番の電動リール用バッテリー

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電力丸はシマノから発売されている、電動リール専用のリチウムイオンバッテリーです。

コンパクトかつハイパワーで、さらにメンテナンス性の良さが特徴。

高価ではありますが、性能と信頼性が高く、数ある電動リール用バッテリーの中でもトップクラスの人気を誇ります。

電力丸の特徴

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まずは電力丸の特徴を紹介します。

ハイパワー

鉛バッテリーよりも大きな電流を流せるため、電動リールのポテンシャルをフルに発揮します。

シマノは公式に「鉛バッテリーと比べて電動リールのパワーが約20%アップ」と発表。

実際に使っても、船電源や鉛バッテリーとは明らかな違いを体感できるほどです。

見やすい容量ランプ

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シンプルかつ見やすいランプにより、バッテリーの残量が一目瞭然。

充電状況やバッテリーの劣化具合などが確認できて便利です。

複数接続しやすい端子

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端子が大きく、ワニ口クリップを2つ接続できるようになっています。

リールを2台同時に接続したり、リールと探見丸を組み合わせて使ったりするのに最適です。

容量の目安

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探見丸をさまざまな釣りで使い、充電の消費具合を確認しました。

使用環境によって電力の消費量は増減するので、目安程度に参考にしてください。

なお、満充電状態は5目盛です。

タチウオテンヤ

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データ

  1. 使用リール:シマノ フォースマスター401
  2. 使用時間:5:30出船 12:30帰港(実使用5時間程度)
  3. 水深や仕掛け:水深80〜90m程度/タチウオテンヤ 40号
  4. バッテリー残量:4目盛

 

大阪湾のタチウオテンヤで使用。

半日程度の釣行で、残り4目盛と余裕の容量でした。

電動リールが小型のため、消費する電力が少なかったのも要因です。

一日便でもバッテリーは余裕で持ちそうですね。

アマダイ釣り

データ

  1. 使用リール:シマノ フォースマスター401
  2. 使用時間:6:30出船 14:30帰港(実使用5時間程度)
  3. 水深や仕掛け:水深50〜60m程度/天秤仕掛けオモリ 60号
  4. バッテリー残量:4目盛

 

若狭湾のレンタルボートでのアマダイ釣りで使用。

途中使用していない時間もあったので、実使用は5時間ほど。

アマダイ釣りは底だけを探るため、巻き上げる距離が少なく、バッテリーの使用量は少なかったです。

ライト落とし込み

データ

  1. 使用リール:シマノ ビーストマスター2000EJ
  2. 使用時間:5:00出船 11:30帰港(実使用5時間程度)
  3. 水深や仕掛け:水深30m程度/落とし込み仕掛け オモリ30号
  4. バッテリー残量:4目盛

 

和歌山・中紀エリアでのライトな落とし込み釣りに使用。

シオ(カンパチ)やハガツオなどとそれなりにやりとりを繰り返しましたが、消費した電力は少なめ。

消費電力が多いビーストマスターを使ったものの、水深が浅く、オモリも軽かったことで負荷が少なかったようです。

落とし込み

データ

  1. 使用リール:シマノ フォースマスター800
  2. 使用時間:7:00出船 17:00帰港(実使用8時間程度)
  3. 水深や仕掛け:水深70m程度/落とし込み仕掛け オモリ80号
  4. バッテリー残量:3目盛

 

福井・三国沖での落とし込み釣りで使用。

釣果はヒラマサ2匹、ブリ1匹、メジロ3匹と、やりとりに要する時間がわりと多い釣りでした。

オモリが重く、ベイトを掛ける釣りなので巻き上げ回数も多かったものの、3目盛も残っているのには驚きです。

電力丸の画像

データ

  1. 使用リール:シマノ ビーストマスター2000EJ
  2. 使用時間:7:00出船 17:00帰港(実使用8時間程度)
  3. 水深や仕掛け:水深70m程度/落とし込み仕掛け オモリ80号
  4. バッテリー残量:2目盛

 

同じく福井・三国沖でリールだけを変えて使ってみました。

釣果はメジロ2匹とキジハタ1匹でしたが、リールが高出力化したので残量は2目盛。

リールの機種によっても消費電力が大きく違うことを実感させられます。

中深海ジギング

データ

  1. 使用リール:シマノ ビーストマスター2000EJ
  2. 使用時間:7:00出船 16:00帰港(実使用6時間程度)
  3. 水深や仕掛け:水深120〜150m程度/ジグ 300g前後
  4. バッテリー残量:3目盛

 

京都・丹後エリアの中深海ジギングで使用。

沖メバルやタヌキメバルなどの小型根魚がターゲットで、やりとり中の負荷は大きくありませんでした。

中深海は回収距離が長いものの、釣るのは底付近だけなので消費電力は少なかったようです。

寿命を延ばす保管方法

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釣行後にバッテリー残量が少ない場合は、ランプが2〜3個点灯する状態まで充電すると劣化が進みにくいです。

満充電でも問題はありませんが、使用しない時に満充電にすると劣化しやすくなります。

また、充電が空に近い状態で保管するのも劣化に繋がるので注意してください。

長期間使わずに保管する場合は、3ヶ月に1度を目安に充電しておくと劣化しにくいです。

保管はかならず屋内で、高温や低温にさらされない場所で行なってください。

専用ケースがあると便利

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専用ケース(船縁ポーチ BK-031S)があるととても便利です。

持ち運びやすく、プライヤーなどを入れられるポケットがあるので船縁も散らかりません。

高価なアイテムではないので電力丸とセットで購入するのをおすすめします。

電動リールの性能をフルに発揮!

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電力丸を使ってみたところ、ほとんどの釣りで電池切れを起こすことなく釣りを楽しめました。

近年の電動リールは高性能化によって消費電力も多くなっているため、船電源や鉛バッテリーではパワーをフルに発揮できません。

電力丸はハイパワーで使い勝手も良いので、イチオシのバッテリーですよ!

画像提供:tsuki

シマノ 電力丸 10Ah

容量:14.8V×10Ah=148Wh
サイズ:182×90×H100mm
重量:1,300g(バッテリー本体) 

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