元釣具屋が「タイラバ ロッド」の選び方を徹底解説&おすすめロッド10本を厳選

2020/03/26 更新

タイラバで釣果を伸ばすためには専用の「タイラバロッド」を使うことが不可欠です。しかし種類が多く、ロッド選びに迷っている方も多いのではないでしょうか。元釣具屋がタイラバロッドの選び方(長さ・パワー・調子)を解説し、おすすめロッドをピックアップしました!


05アイキャッチ撮影:TSURI HACK 編集部

タイラバロッドの選び方とは?

タイラバロッドの画像
撮影:TSURI HACK 編集部
手軽にマダイが釣れるルアーフィッシングとして近年人気上昇中の「タイラバ(鯛カブラ)」。

タイラバで釣果を伸ばすためには、専用に設計されたタイラバロッドを使用するのがベストです。

今回は、そんなタイラバロッドの選び方を解説し、おすすめのロッド10本を紹介します。ぜひ、ロッド選びの参考にしてくださいね。

タイラバの選び方1. 長さ

タイラバロッドの画像
撮影:TSURI HACK 編集部
タイラバロッドの長さは短いものだと5フィート、長いものであれば8フィートほどのロッドまであります。

長いロッドと短いロッドそれぞれのメリット・デメリットを確認しておきましょう。

操作性重視のショートロッド(5〜6フィート)

ショートロッドは船の上での取り回しが良く、軽量なのが魅力です。持ち重りが少ないため、釣りに集中できます。

また、穂先からグリップまでの距離が短いため、感度が良いこともメリットです。

デメリットとしてロッドの曲がりしろが少ないことがあげられ、波が高い時はロッドが船の揺れを吸収できず、その揺れを仕掛けに伝えてしまいます。

タイラバが不自然に上下すれば魚に与える違和感が大きくなるため、喰いが悪くなってしまいます。

懐が広いロングロッド(7〜8フィート)

ロングロッドは曲がりしろが大きく、波による船の上下運動を吸収してくれるため、仕掛けの安定性が高まることがメリットです。

また、サビキや胴突仕掛けといった長いエサ釣りの仕掛けを扱いやすく、エサ釣りに流用しやすいことも隠れたメリットでしょう。

デメリットとしては、ショートロッドと比較すると重たくなること、感度が悪くなってしまうことが挙げられます。

タイラバロッドの選び方2. パワー(硬さ/適合ルアーウエイト)

タイラバロッドの画像
撮影:TSURI HACK 編集部
タイラバロッドの多くには、パワー(適合ルアーウエイト)を表す表記がされています。

メーカーによって表記が異なる場合もありますが、柔らかいものからL(ライト)→ML(ミディアムライト)→M(ミディアム)→MH(ミディアムヘビー)→H(ヘビー)という記載が一般的です。

タイラバロッドの硬さを大きく3つに分けて、それぞれの特性を解説します。

浅場にはLクラス

40グラムから60グラム程度の軽めのタイラバに適したロッドが多く、重たいタイラバが不要な浅場や潮流の緩い釣り場に適しています。

柔らかいロッドと軽いタイラバを使用することで、魚に与える違和感を軽減できるため、「喰わせ能力が高い」と表現することもできるでしょう。

オールラウンドなML・Mクラス

80グラムから100グラム程度のタイラバに対応したロッドが多いのがMLとMクラスです。

全国的に見てもタイラバのポイントとして多い40〜60メートル程度の水深ではこのあたりタイラバの使用頻度が高いため、オールラウンドなパワーだと言えます。

深場や流れのある場所はMH・Hクラス

MH・Hクラスのロッドは120グラム以上の重たいタイラバにも対応するハイパワーなロッドです。

水深が深いエリア(ディープタイラバ)や潮流が速いエリア、船をドテラで流す状況では、重たいタイラバでなければ底取りが困難になるので硬いハイパワーなロッドが適します。

タイラバロッドの選び方3. 調子(テーパー)

提供:tsuki
調子というのは竿の曲がり方を指し、タイラバロッドは乗せ調子(胴調子)と掛け調子(先調子)の2つに大別されます。それぞれの調子の特徴を把握しておきましょう。

乗せ調子(胴調子)

ロッドの胴部分から大きく曲がる(ロッド全体が大きく曲がる)のが乗せ調子です。タイラバロッドの多くは乗せ調子に設計されており、ロッドの曲がる領域が大きいので衝撃を吸収する能力が高いことが特徴。

そのため、バイトしてきた鯛に違和感を与えずにオートマチックにフッキングさせることができ、ファイト時は鯛の首振りをロッド全体で吸収できるのでバラシが少なくなります。

巻く操作だけで勝手に魚が掛かる調子なので、初心者の方にもおすすめです。デメリットは、潮流が速い場所では少々底取りが難しくなる点です。

掛け調子(先調子)

穂先の方から曲がるのが掛け調子です。曲がる部分が少ないため、仕掛けに力が伝わりやすく、掛け合わせることが可能な調子です。

活性が低い個体はタイラバを追いかけることが少ないため、アタリの初期段階できっちり掛ける必要があり、そのような状況では掛け調子がおすすめ。

また、力が伝わりやすくて手感度が良く、穂先が柔らかいので目感度も優れるため、着底の判断が簡単です。それゆえに、根が荒い場所や潮流が速い場所に適しています。

タイラバロッドの選び方4. スピニング or ベイト

提供:tsuki
タイラバロッドにはスピニングタイプとベイトタイプの2種類があります。基本的にはベイトタックルを用いますが、状況によってはスピニングタックルが有効な場面も。それぞれの利点を解説します。

基本はベイトタックル

タイラバロッドの画像
撮影:TSURI HACK 編集部
タイラバにおいてベイトタックルがメインとなっているのは、以下の3点が主な理由です。

カウンター付きリールを使える

ディスプレイで水深を把握できるカウンター付きリールを使用できます。アタリがあったタナや魚探に魚が映っているタナを精確に釣れるので、初心者の方には特に嬉しい点です。

巻きスピードが安定する

ベイトリールは構造上巻き上げ力が高く、一定速度で巻き続けることが簡単です。このため、深い水深でも軽い力で巻き取りができ、余計な力が入らないために等速巻きを簡単に実現できます。

等速で動くほど鯛に違和感を与えにくいため、大きなメリットです。

着底がわかりやすい

スピニングリールと比較すると、タイラバが着底するとスプールの回転が止まるため、着底の判断が簡単ですぐに巻き上げへ移行できます。

速やかに巻き上げられることで、根掛かりを防止でき、タイラバが着底している時間が短いために魚に見切られるリスクも軽減できます。

以上のようにベイトタックルのメリットは非常に多く、最初の1本にはベイトタックルを選択するのがセオリーです。

浅場はスピニングタックル

提供:tsuki
キャスティングで広い範囲を探るような場合は、スピニングタックルが活躍します。

キャストしやすく、ラインが放出される際の抵抗が少ないために飛距離が伸び、フォールスピードが速いことがメリットです。

浅い場所ではマダイがいるタナも限られるため、広く横方向に探ることができるスピニングタックルが威力を発揮します。

汎用性ではベイトタックルに劣るので、2本目以降にスピニングタックルを検討するのがおすすめです。


おすすめのエントリーモデル(1万円前後)

タイラバロッドの画像
撮影:TSURI HACK 編集部
初めてのタイラバにおすすめのモデルです。入門モデルながら十分な性能のアイテムをピックアップしました。

紅牙 X 69HB(ダイワ)

ダイワの入門モデルで、40〜100グラムまでのタイラバが扱えるオールラウンドなロッドです。センターカットの2ピースモデルなので携帯性にも優れます。

ITEM
ダイワ 紅牙 X 69HB
全長:6.9ft
自重:123g
継数:2本
仕舞寸法:109cm
ルアー重量:40-100g

炎月BB B69M-S(シマノ)

40〜130グラムまで対応可能なオールラウンドモデルですが、100グラム以上のタイラバも使用できるために速い潮やちょっとした深場でも余裕で対応できます。

トップガイドが下向きになるスパイラルガイドが採用されており、ロッドのブレが抑制され、巻き取り時の安定感と感度が高められています。

ITEM
シマノ 炎月BB B69M-S
全長:6.9ft
自重:105g
継数:2本
仕舞寸法:157.9cm
ルアー重量:40〜130g

ソルパラ 鯛ラバ SPJ-B66ML/TR(メジャークラフト)

1万円を切る価格で購入できるメジャークラフトの入門用ロッド。多くの地域で使用頻度が高い60〜80グラムのタイラバにマッチし、活躍するシーンが多いロッドです。

ITEM
メジャークラフト ソルパラ タイラバ SPXJ-B692MLTR/ST
全長:6.9ft
自重:-
継数:2本
仕舞寸法:106.5cm
ルアー重量:MAX120g

おすすめのミドルグレードモデル(2〜3万円前後)

タイラバロッドの画像
撮影:TSURI HACK 編集部
2万円〜3万円程度のミドルグレードモデルの中から、ハイエンドに匹敵するロッドを紹介します。

シーウォーク タイラバ  SWT-60ML(ヤマガブランクス)

細身軽量ながらバットパワーが優れるロッドです。どてら流しなどの負荷が高い中のやりとりでも安心できるパワーが魅力で、さらに汎用も高くてスーパーライトジギングにも最適な1本です。

ITEM
ヤマガブランクス シーウォーク タイラバ SWT-60ML
全長:6.0ft
自重:127g
継数:1本
仕舞寸法:182.5cm
ルアー重量:MAX100g

ビンビンスティック VCM BSC-511M-VCM(ジャッカル)

超粘るブランクスが45〜300グラムまでの幅広いウェイトのタイラバをカバーし、浅場から深場まで対応できるロッドに仕上がっています。

また、粘るブランクスは大鯛とのやりとりにおいても安心感が抜群です。

ITEM
ジャッカル ビンビンスティック VCM BSC-511M-VCM
長さ:5.11ft
自重:-
継数:-
仕舞寸法:-
ルアー重量:45~300g

ソルティステージKR-X タイラバ SXTC-652L80-CMG(アブガルシア)

軽量なカーボンガイドが採用されたロッドです。80グラム前後のタイラバをメインに扱え、掛け調子であることが特徴。

カーボンガイドの軽量・高感度さを活かして、積極的に掛ける釣りが可能です。

ITEM
アブガルシア ソルティーステージ KR-X タイラバ SXTC-652L80-CMG
全長:6.5ft
自重:144g
継数 :1本(グリップジョイント)
仕舞寸法:148cm
ルアー重量:50-100g

おすすめのハイエンドモデル(3万円以上)

タイラバロッドの画像
撮影:TSURI HACK 編集部
性能に一切の妥協がないハイエンドクラスのロッドの中から、評価の高いロッドを集めました。タイラバを極めたい方におすすめのロッドです。

グラビテーションGRVC-LCT60ML(スミス)

ベイトロッドながら、ロングキャストに最適な長さと調子に設計されています。広範囲を広く探り、ショートバイトを素早く掛ける調子ですが、従来の乗せるタイラバにもしっかり対応する万能モデルです。

ITEM
スミス グラビテーション GRVC-LCT60ML
全長:6.0ft
自重:136g
継数:2本
仕舞寸法:141.5cm
ルアー重量:MAX100g(キャスト:MAX60g)

炎月 リミテッド B610M-S(シマノ)

シマノ製タイラバロッドの頂点に君臨するフラッグシップモデルです。外見が特徴的なエクストリームガングリップを採用し、等速巻きからフッキング、やりとりまでが完全にサポートされます。

糸抜けが良いXガイドをスパイラルにセッティングし、ブランクスの性能を極限まで発揮します。

ITEM
シマノ 炎月 リミテッド B610M-S RIGHT
全長:6.10ft
自重:135g
継数:2本
仕舞寸法:159.1cm
ルアー重量:40〜130g

桜幻 鯛ラバーX B69UL-solid.R(がまかつ)

最新のカーボン素材「トレカT1100G」が採用され、剛性を保ちつつ自重105グラムの軽さを達成。柔らかめの設計なので、船の揺れを吸収してタイラバの動きを安定させてくれます。

柔軟なソリッドティップがアタリを大きく表現するため、目感度が優れていることも特徴です。

ITEM
ラグゼ 桜幻 鯛RUBBER X B69UL
全長:6.9ft
自重: 105
継数:2本
仕舞寸法:161.5cm
ルアー重量:30~90g

紅牙 EX K64HB-SMT(ダイワ)

ダイワの最高峰タイラバロッドで、メタルトップ(金属製ティップ)を採用した超高感度かつ軽量な、掛け調子のロッドです。

メタルトップによる目感度・手感度で繊細なアタリを表現し、掛けるタイミングを逃しにくくなっています。104グラムの軽さで操作性もよく、掛け調子のロッドの中ではイチオシです。

ITEM
ダイワ 紅牙EX K64HB−SMT
全長:6.4ft
自重:104g
継数:2
仕舞寸法:150cm
ルアー重量:40~120g

タイラバは専用ロッドがおすすめ!

タイラバロッドの画像
撮影:TSURI HACK 編集部
専用ロッドはタイラバをする上で様々なアクションをサポートしてくれるように設計されています。

他のロッドをタイラバに代用することもできますが、使用感でタイラバ専用ロッドに勝るものはありません。タイラバに挑戦しようという方は、専用ロッドからスタートするのがおすすめですよ!

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tsuki

関西出身の元釣具屋。釣具店時代の知識を活かして皆様の役に立つ情報を発信していきます♪釣りはいろんなジャンルをしていますが、その中でも好きな釣りはタナゴ釣り。

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