超軽量リール『アドミラ A』が本当に良かった

筆者がタックルに求めるのは軽さ。
ルアーであっても、エサであってもタックルの軽さによる感度向上の恩恵は高いと感じています。
そんな筆者が船釣り用に選んだリールは、ダイワの『アドミラ A』でした。
ラインナップ

ラインナップは、ハンドルの左右、ギア比が異なる計6機種。
筆者は船の右舷側に座ることが多く、右舷での仕掛け捌きを重視してハンドルは右巻き。
手返しを重視する筆者は、エクストラハイギア仕様を購入しました。
実釣で実感した6つの魅力

半年ほど前、ライトアジ、カワハギ、タチウオ、タコ、スーパーライトジギングなどに使えると思い購入しました。
現在はおもにライトアジで使用していますが、大活躍しています。
午前船・午後船の通し釣りをしたこともありますが、使用感は非常に快適。

山下
半年という短期間ながら、ハードな使用を重ねる中でその実力を実感しました。
軽量かつコンパクトで疲れ知らず

アドミラ Aを購入した最大の理由は、なんといってもその軽さ。

スペック上の自重は175g、PEライン1.5号を200m巻いた状態で計測すると185g。
船釣り用のリールではなかなかない軽さに仕上がっています。


山下
ちなみに、筆者が使用する「極鋭ライトアジ 165テク」と組み合わせると、おおよそ260g(ライン抜き)ほどになります。

また、ボディが非常にコンパクトでパーミングしやすいのも印象的。
その軽さと相まって、午前・午後の通し釣りでも集中力が持続し、翌日の疲労感も大幅に軽減しました。

そして、軽さがもたらす感度についても非常に満足。
重たいリールを使っていたときにはわかりにくかった、重みがかかるだけのモタれるようなアジのアタリ。
そんな難しいアタリをしっかりと感知できるようになりました。

アタリを感知できるようになるとフッキングができ、上アゴに針がかかりやすくなり、バラシの軽減にもつながります。
その結果、体感ベースではありますが、アドミラ Aを使い始めてからライトアジでの平均釣果が1割弱増えました。

山下
リールで釣果まで変わるとは正直思っていませんでした!
ギア比が高くて手返しアップ

エクストラハイギアを選んだ理由のひとつは、回収の速さ。
仕掛けを上げ下げする回数が多いライトアジでは、手返しの良さが釣果に直結します。

山下
実際に使用すると仕掛けの回収速度が速く、手返しが良くなったのを実感しました。
それでいてパワフルに巻ける

コンパクトなリールでギア比が高ければ、巻きが重たくなるのでは? と思う人も多いはず。
かくいう筆者も、「結構巻き重りするんだろうな」と思っていました。
しかし、40号のビシでも巻き重り感はなく、一日仕掛けを上げ下ろししても快適そのもの。

この巻き上げ力を実現しているのが、110mmのハンドルとラウンド形状のEVAノブ。
水やエサで汚れたり、濡れたりした手でも滑らず、安定して巻き上げられるのも印象的でした。

山下
超軽量なリールながらパワー面も安心できるのは大きな魅力です!
ブレーキ調整できるのが意外と便利

船釣り用のリールとしては珍しく、ブレーキがついているのも特徴的。
しかも、ブレーキシステムは、ルアー用のベイトリールにも使われているマグフォースブレーキ。
これにより、シロギスやカワハギなどで仕掛けをキャストする際のバックラッシュを防いでくれます。

キャストしない釣りで使用することがほとんどの筆者にとって、このブレーキは不要だと思っていました。
しかし、意外と役立ったのが仕掛けを底まで落とすとき。

海底にオモリがついたときに起こりやすいバックラッシュを防止。
常にサミングに集中する必要がなく、仕掛けを落としながら手を拭いたり、釣り座を整えたりできます。
40号のビシを落とすときであれば、ブレーキダイヤルを6〜8くらいにしておくとノーサミングでバックラッシュも起こりません。

山下
ちょっとしたことですが、仕掛けを落としている間にほかの作業ができると、さらに手返しがアップ。
数釣りを目指すライトアジでは、こうした細かな部分が釣果の差を生んでいきます。
ドラグ音がしっかりと聞こえる
ドラグ引き出しクリックを搭載し、ドラグが作動すると「チリチリ」と音を出すのも特徴です。
大きなアジがヒットしたときにドラグが作動したかどうかが瞬時にわかり、慎重にやりとりすべきかどうかの判断基準になります。

山下
また、ドラグ音が鳴る際の物理的な引っ掛かりが少なく、スムーズそのものです。
ラインキャパがちょうどいい

PE1.5号を200m、3号を100m巻けるちょうどいいラインキャパもお気に入りポイントです。
ライトアジ、タチウオからエギタコまで、幅広い釣りで使用できます。

山下
ライトな船釣り全般に対応できるため、1台持っておくと幅広く活躍してくれるでしょう。
こんな人におすすめ!

カウンターをなくしてもとにかく軽いリールが欲しい、そんな人におすすめです。
これ以上に軽い155gの上位機種「アドミラ」もありますが、100番サイズではラインキャパが少なく、使用用途が限られてしまいます。
その点、アドミラ Aは軽さとキャパのバランスが絶妙で、ライトゲーム全般を1台でカバーできます。
ライトな船釣りに“ちょうどいい”1台でした!

軽さ・感度・巻き上げ力のバランスに優れたアドミラ A。
半年間の実釣を通して、ライトアジをメインに快適に使えることを実感しました。

山下
ライトな船釣りに挑戦する人や、1台で汎用性を求める人はぜひ手に取ってみてくださいね!
撮影:山下洋太
ダイワ アドミラ A 150P
| 自重 | 175g |
|---|---|
| 巻き取り長さ | 54cm |
| ギア比 | 5.5 |
| 標準巻糸量ナイロン(号ーm) | 3-140/4-105 |
| 標準巻糸量PE(号ーm) | 1.5-200/2-150 |
| 最大ドラグ力 | 5kg |
| 価格 | 38,000円 |
ダイワ アドミラ A 150PL
| 自重 | 175g |
|---|---|
| 巻き取り長さ | 54cm |
| ギア比 | 5.5 |
| 標準巻糸量ナイロン(号ーm) | 3-140/4-105 |
| 標準巻糸量PE(号ーm) | 1.5-200/2-150 |
| 最大ドラグ力 | 5kg |
| 価格 | 38,000円 |
ダイワ アドミラ A 150H
| 自重 | 175g |
|---|---|
| 巻き取り長さ | 71cm |
| ギア比 | 7.1 |
| 標準巻糸量ナイロン(号ーm) | 3-140/4-105 |
| 標準巻糸量PE(号ーm) | 1.5-200/2-150 |
| 最大ドラグ力 | 5kg |
| 価格 | 38,000円 |
ダイワ アドミラ A 150HL
| 自重 | 175g |
|---|---|
| 巻き取り長さ | 71cm |
| ギア比 | 7.1 |
| 標準巻糸量ナイロン(号ーm) | 3-140/4-105 |
| 標準巻糸量PE(号ーm) | 1.5-200/2-150 |
| 最大ドラグ力 | 5kg |
| 価格 | 38,000円 |
ダイワ アドミラ A 150XH
| 自重 | 175g |
|---|---|
| 巻き取り長さ | 81cm |
| ギア比 | 8.1 |
| 標準巻糸量ナイロン(号ーm) | 3-140/4-105 |
| 標準巻糸量PE(号ーm) | 1.5-200/2-150 |
| 最大ドラグ力 | 5kg |
| 価格 | 38,000円 |
ダイワ アドミラ A 150XHL
| 自重 | 175g |
|---|---|
| 巻き取り長さ | 81cm |
| ギア比 | 8.1 |
| 標準巻糸量ナイロン(号ーm) | 3-140/4-105 |
| 標準巻糸量PE(号ーm) | 1.5-200/2-150 |
| 最大ドラグ力 | 5kg |
| 価格 | 38,000円 |




