代用ロッドでタイラバ!
手軽にタイが釣れるとあって人気のタイラバ。しかし、「始めたいけど専用ロッドを持っていない」という方も多いのではないでしょうか。
でも、安心してください!
じつは、タイラバは専用ロッドじゃなくても楽しめるんです。今回はタイラバに代用できるロッドをご紹介します。
タイラバロッドの特徴
代用ロッドを考える前に、まずはタイラバロッドの特徴を理解しておきましょう。タイラバロッドを知れば代用ロッドを探しやすくなりますよ。
硬さ
タイラバロッドの最大の特徴はその柔らかさ(しなやかさ)です。柔軟に曲がり込むことで、タイラバが海中で安定し、マダイがしっかり喰い込んで針掛かりしやすくなります。
また、柔らかいロッドは風・波による船の揺れを吸収し、タイラバに余計な動きが伝わることを防いで魚に違和感を与えにくくなります。
長さ
一般的なタイラバロッドの長さは、1.6〜2メートル(5フィート後半〜7フィート弱)くらいです。
タイラバに代用できるロッド
前述した特徴に近く、タイラバに代用できるロッドを紹介します!
30号程度の船竿
シマノ ライトゲーム BB 64M200
継数:2本
仕舞寸法:103.5cm
自重:102g
先径:1.0cm
錘負荷:15〜60号
カーボン含有率:81.6%
タイラバに代用できるロッドで最もおすすめなのが、柔らかめの船竿。2メートル前後でオモリ負荷30号、6:4調子の竿がタイラバロッドにかなり近い仕様で、ほぼタイラバロッドと言っても過言ではありません。
船のライトゲームロッドは1本持っていると、かなり幅広い釣りに対応できるのでおすすめです。
イカメタル・ティップランロッド
メジャークラフト ソルパラ イカメタル(鉛スッテ)モデル SPXJ-B662MNS/ST
継数(pcs)完全2ピース
エギ(号)10−20
PEライン(号)0.4−1.0
タイラバロッドと比較すると少しハリがある先調子のロッドですが、イカメタルロッドやティップランロッドも代用可能です。
軽量で高感度が特徴ですが、タイとのファイトは想定されていないので強引なやりとりはできません。
ひとつテンヤロッド
シマノ 炎月 一つテンヤマダイ BB 240MH
自重:115g
形態:並継
継数:2本
仕舞長さ:123.0cm
先径(外径):1.2mm
元径:10.6mm
リールシート位置:398mm
カーボン含有率:83.2%
タイラバと同じくマダイ用ロッドですので、ファイト時の安心感などは抜群。
ひとつテンヤを操作するために若干先調子に作られていますが、代用は十分可能です。
タチウオジギングロッド
シマノ サーベルチューン BB B66ML
全長(フィート):6
全長(インチ):6
自重:112g
形態:グリップジョイント
継数:2本
仕舞長さ:150.2cm
先径(外径):1.9mm
元径:9.5mm
ルアーウェイト:(ジグ)40〜150g
適合ライン1:PE MAX1.5号
グリップタイプ:ベイトリールシート
カーボン含有率:89.7%
タチウオジギングロッドは、少し硬めのタイラバロッドと似たような仕様のロッドです。
重ためのタイラバを使用するのであれば問題なく代用でき、胴調子の物が多いためにバラシの心配も少なくなります。
ライトジギングロッド
メジャークラフト ソルパラ ライトジギング SPXJ-B64ML/LJ
全長(フィート):6
全長(インチ):4
形態:グリップ脱着
調子:先中調子
仕舞長さ:約144.5cm
ルアーウェイト1:60-150g
適合ライン1:PE 0.6-1.5号
グリップタイプ:ベイト
アクション:Regular Fast
タイラバロッドと比較するとかなり硬めなのでアタリを弾くことは増えますが、代用できなくはありません。ただし、今回紹介したロッドの中では一番適性は低いと思います。
最近はスーパーライトジギングロッドも多く発売されていますが、こちらの方が柔軟でタイラバロッドに近い仕様です。
タイラバロッドの代用
上記の様にタイラバは様々なロッドが代用できるわけですが、逆を言うと、タイラバロッドを他の釣りに代用できるということです。
ここからは、タイラバロッドで楽しめる釣りを紹介します。
イカメタル
タイラバロッドは柔らかいので積極的に誘って掛ける釣りには向きませんが、ゆっくり誘って乗せる釣り方であれば十分楽しめます。
特にロングポーズで反応するパターンの時は、スッテの安定感が増すのでタイラバロッドが威力を発揮します。
タチウオジギング
タチウオジギングは激しいアクションが不要のため、タイラバロッドでも代用することができます。極端に柔らかい・硬いロッドを除いては、とくに不都合を感じることは少ないでしょう。
ライトジギング
軽いジグを使用するライトジギングであれば、タイラバロッドでも問題なくアクションさせることができます。
重くて抵抗の大きなジグは動かしにくいですが、小粒のタングステンジグなどとは好相性です。
ひとつテンヤ
同じマダイ釣りで仕掛けの重さも近いため、タイラバロッドで問題なく楽しめる釣りです。
特に遊動式のテンヤは積極的に掛けていく釣りではないので、タイラバロッドが向いているといえます。
代用もアリだけど専用ロッドがおすすめ!
今回ご紹介した通り、様々なロッドでタイラバを楽しめますし、タイラバロッドで色々な釣りを楽しむこともできます。
しかし、あくまで「できる」という話であり、快適さは専用ロッドに勝るものではありません。
近年はリーズナブルなロッドも多数発売されているので、しっかりとタイラバを満喫したい方には専用ロッドをおすすめします。高級なロッドじゃなくても、専用ロッドであれば快適な釣りができますよ!
メジャークラフト ソルパラ タイラバ SPXJ-B692MLTR/ST
全長(フィート):6
全長(インチ):9
形態:完全2ピース
調子:超先調子
仕舞長さ:約106.5cm
ルアーウェイト:MAX120g
適合ライン:PE 0.6-1.2号
グリップタイプ:ベイト
アクション:EX.Fast
筆者の紹介
tsuki
関西出身の元釣具屋。釣具店時代の知識を活かして皆様の役に立つ情報を発信していきます♪
釣りはいろんなジャンルをしていますが、その中でも好きな釣りはタナゴ釣り。