クイックリーダーについて
PEラインを使う釣りでは、欠かすことのできないショックリーダーの結束。しかし、ショックリーダーの結束が苦手な方も多いのではないでしょうか。
屋内ならまだしも、夜釣りの際や風が吹く釣り場で、リーダー結束は一苦労です。そこでおすすめしたいのが、クイックリーダーという優れモノ。
クイックリーダーとは?
クイックリーダーの取り付け方

取り付け方は、PEラインにループを作って、そこにクイックリーダーを通すだけです。所要時間は15秒から30秒。慣れてしまえば、10秒も掛からないかもしれません。
FGノットやPRノットになれていると、このスピードには驚かされるはずです。また、リーダーの先にはスナップが付いているため、ルアーを結ぶ手間もありません。
クイックリーダーをインプレッション!
「実際に使ってみてどうなの?」ってことで、元釣具屋のTSURI HACK編集部がシーバスで実釣インプレ!
ちなみに、普段はFGノットをメインに使用しており、クイックリーダーを使う前は強度とライントラブルが心配でしたが……。
強度は“必要十分”
3号のクイックリーダーで50センチほどのシーバスを釣りましたが、リーダー自体と結び目の強度に、まったく不安は感じませんでした。
根掛かりをしてしまったため、引っ張って強度を確認してみたところ、「シーバスには十分、青物はちょっと怖い」というのが本音。
ラインナップが5号までのため、青物は想定していないのでしょう。しかし、80センチ程度のシーバスでは、まったく切られる気がしません!
2時間の実釣でライントラブルはゼロ
結束部分が大きくなってしまうため、ガイド抜けの悪さを懸念していましたが、2時間の実釣でライントラブルはありませんでした。
あえて、ライントラブルを起こしやすい軽量ジグヘッドを投げてみましたが、まったく問題はありません。どうやら、ライントラブルの心配は無用だったようです。
飛距離も十分
摩擦系ノットと比べると、ガイドを抜ける際の抵抗は増えてしまいますが、実釣中に飛距離の低下はあまり感じませんでした。
ただし、超小径ガイドリングを搭載したロッドとは相性がよくないかもしれません。
釣り場でもセッティングが早い
根掛かりによってPEラインが切れてしまったため、釣り場でクイックリーダーをセッティングしましたが、やっぱり超簡単。
15秒でセッティングしてすぐに投げられるため、「リーダーを結んでいたら時合が終わってしまった」なんてことにはならないはずです。
冬はコレだね
かじかむ赤い手でのリーダー結束は、まさに冬の悲劇。軟弱アングラーの筆者は、「リーダーが切れたから帰ろう」と、何度も心を折られました。
しかし、クイックリーダーならば、冬の釣り場でのセッティングも快適でしょう!
クイックリーダーってめっちゃ便利やん!
当初はクイックリーダーに対して懐疑的でしたが、使ってみると「めっちゃ便利やん」の一言。
絶対的なスペックではFGノットやPRノットには及びませんが、十分すぎる能力です。クイックリーダーで快適に釣行されてはいかがでしょうか。
デュエル クイックリーダー