イワナのルアー釣りについて
イワナのルアー釣りは、川の流れを読んでルアーをトレース。縄張りを守る特徴を利用した高いゲーム性は、イワナをかけるまで、ひとつひとつの行動が奥深い上級者に人気の釣りです。
イワナのルアーで釣るタックル
イワナのルアーで狙う場合、他の渓流魚をルアーで狙うのと同等のタックルを使用します。イワナ専用などはなく、初心者の方でも手軽に釣りを始められるでしょう。
ロッド
ロッドの長さは、5フィート前後。アクションはUL(ウルトラライト)~L(ライト)を使用します。イワナの生息域は、渓流の上流部~源流部。木々が茂り、限られた空間でキャストする場面もあります。そのため、長くて取り回しにくくなるので、短めのロッドが適しています。
渓流ルアーフィッシングに求められる基本性能を凝集!
スミス ビースティッキートラウト BST-HM50L
▼トラウト用ロッドを紹介している記事です。
正確なキャストが求められる渓流ルアーフィッシングのニーズに応える!
フィッシュマン ビームス ブランシエラ 5.2UL
▼渓流用のベイトロッドを紹介している記事です。
リール
スピニングリールであれば、ダイワの1000番台~2000番台、シマノの1000番台のハイギア仕様。ベイトリールであれば、フィネス対応のものがおすすめです。
アップストリーム(下流から上流側へキャスト)の釣りでは、流れより速くリールを巻く必要があります。そのため、ハンドル1回転あたりの巻量が多い、ハイギヤ使用が活躍します。
渓流ルアーフィッシングリールに求められる基本性能を形にしたモデル!
ダイワ フリームス LT2000S-XH
▼トラウト用のリールを紹介している記事です。
渓流ベイトフィネスを始めるならこのリール!
シマノ カルカッタコンクエストBFS HG
▼渓流ベイトフィネスのリールを紹介している記事です。
ライン
ラインはしなやかで扱いやすいナイロンラインの4~6ポンド程度がおすすめです。岩が多く、擦れて切れてしまう様であればフロロライン。飛距離が必要な場面や、ベイトフィネスの場合はPEラインもおすすめです。
渓流ルアーフィッシングでファンが多いバリバスの超低伸度ナイロンライン
モーリス バリバス スーパートラウト アドバンス トゥイッチマスター
イワナ釣りにおすすめなルアー
イワナのルアー釣りは、他のルアー釣りと比較すると、確立された情報が少ない釣り。ルアー選びに迷う方も多いのではないでしょうか。ここでは、渓流で使われるルアー紹介の他、おすすめルアーもご紹介します。
シンキングミノー
シンキングミノーは、リーリングを止めた際に沈み込むタイプ。沈み込むことで、水流に負けずにしっかりと泳ぎ、ルアー本来のアクションでアピールが可能。渓流においてメインとなるルアーです。
渓流ルアーフィッシングの実績豊富なスミスの自信作!
スミス D-インサイト53
フローティングミノー
フローティングミノーは、リーリングを止めた際、ルアーの浮力で浮き上がるタイプ。主に流れに乗せて目的のポイントまで“流す釣り”で使われます。限られたポイントでの使用が主になるため、出番が少ないルアーです。
尺イワナ狙いにオススメ!
デュオ リュウキ
トラウトフィッシングで実績の高いルアーをまとめて紹介しています
スピナー
スピナーは渓流のルアーフィッシングならではのルアー。リーリングを行うことでブレードが回転し、アピールします。止水域や流れの穏やかなポイントで使われますが、フラッシングによるアピール力が強いため、魚がスレてしまうことがあります。
ハッチの多い渓流で抜群のスピナーは信頼のダイワがオススメ!
▼スピナーについて紹介している記事です。
スプーン
スプーンは文字通りスプーンの形状が特徴のルアー。管理釣り場をはじめとし、トラウトフィッシングでは定番のルアー。ある程度の飛距離が稼げることや、流れに負けずにアピールできることで、シンキングミノーの次に活躍するルアーです。
滝壺や深い淵に潜む尺越え狙いに
スプーンの概念を覆すデザインが独特のアクションで釣果をもたらす!
スミス バック&フォース ダイヤ
イワナをルアーで釣る3つのコツ
イワナを含め渓流魚は非常に臆病な性格。アングラーの気配や影を、敏感に察知します。ポイントに入る際は、可能な限り遠くからアプローチを行い、徐々に水面近くへと移動します。その他に、渓流ならではの”流れ”を攻略する釣りにコツが必要です。
アップクロスを攻めるコツ
アップクロスとは、流れの下流側から上流側にキャストを行うこと。渓流では、アップクロスのキャストを繰り返しながら釣り上がっていきます。上流方向に顔を向けている泳ぐイワナ。ルアーを通す際は、流れの速さやルアーが泳ぐラインを計算し、自然に攻める必要があります。釣り始める際は、狙うポイントとは異なるエリアへキャストをし、攻めるポイントのイメージを付けると良いでしょう!
ダウンクロスを攻めるコツ
ダウンクロスは、流れの上流側から下流側へキャストをすること。川幅のある渓流の中流域、開けた場所ではダウンストリームへのキャストが有効な場合があります。アングラーは川上に立つので、気付かれやすいデメリットがあります。可能な限りロングキャストを行い、遠くから攻めましょう!
またダウンクロスでは、流れを利用して、キャスティングでは攻めることができない流木エリアや、流れのヨレにルアーを送ることができます。
クロスストリームを攻めるコツ
クロスストリームは対岸方向のこと。川幅のある渓流の中流域、開けた場所で有効です。対岸にキャストし、流れに乗せてルアーを対岸から扇状に流れを横切らせます。一定のラインテンションを保ちながら流れに乗せ、弱った魚を演出するドリフトなどが行えます。
イワナをルアーで攻略できれば上級者!?
イワナを含め、渓流魚は宝石のような美しい魚体が魅力。その美しさに惹かれて多くのアングラーが多くいらっしゃいます。イワナをルアーで攻略する難しさと、1匹を手にするまでの高いゲーム性をマスターできれば上級者になるではないでしょうか。